ジークフリートとして生きる   作:鉄血

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夜のテンションに任せて書いた為違う所がだいふあるかも?
という訳で二話目どうぞ!!


原作が始まる一ヶ月前の事

オレと十香の関係はあの後にサーヴァントとマスターという関係を通り過ぎた。

オレ自身はあまり何もしていない。ただ、マスターである十香が必要以上に話しかけたり行動で示してくるのだ。

恐らく、ずっと一人だと寂しかったのだろう。

その時にオレというサーヴァントが来たものだからきっと枷が外れて今の状態になったのではとオレは思う。

あの後にオレはマスターと共に様々な場所へ飛ばされた。

だが、飛ばされた場所には誰もおらず十香が言うメカメカ団という、武装集団に襲われるぐらいだった。 

だが、彼らと戦っている時にオレはかなり不味いと確信している所がある。

それは、オレが空を飛べないという事だ。

マスターやメカメカ団は空を飛べるがオレは空を飛ぶことが出来ない。

そうなるとオレは彼らから一方的に攻撃を受ける事になる。それだと逆にマスターに負担をかけることになるため、オレは自分の弱点を相手に教える事になるがある方法を取った。

それは、宝具の連射である。

オレの宝具、バルムンクは少量の魔力で高出力のビーム?を連射することが出来る。

この剣がなければオレはファヴニールには勝つことが出来なかっただろう。

故に今の状況が・・・

「幻想大剣 天魔失墜!!」

 

宝具を撃つたびに彼らは地に落ちていく。

 

「幻想大剣 天魔失墜!!」

 

落ちた彼らをもう一度宝具で吹き飛ばし戦闘不能にさせる。

 

「幻想大剣 天魔失墜!!」

 

銃弾やミサイル等が飛んで来るがそれを宝具で薙ぎ払い消し飛ばす。

対軍宝具を連発したおかげで周りの被害が酷い事になっている。

後で直すであろう彼等には本当にすまないと思っているがこうでもしなければマスターを守る事や彼等に攻撃を当てる事が中々出来ないので許して欲しい。

なお、この光景を見たマスターが目をキラキラさせていたがどうしたのだろうか?

おかげで彼らのオレの呼び名がドラゴンスレイヤーになったとだけ言っておこう。

 

◇◇◇

 

〈プリンセス〉の隣に変わった男が現れた。

〈プリンセス〉よりかなり大きい身長に細身の大剣。そして何より胸から腹にかけての模様が光っているのだ。

新しい精霊かと思ったが、反応は精霊のそれではない。

だが、それでも精霊と一緒にいるのなら敵で間違いないのだろう。そして私たちは彼に攻撃を仕掛けた。

始めは全く攻撃もせずただただ撃たれるだけであったがかすり傷すらつかない。

なら、と思った矢先に彼の持つ剣から青いビーム?みたいな物がでて私たちを飲み込んだ。

私は後に語る。

彼はあの時、バルムンクと言っていた。

なら彼はあの有名な竜殺しなのだろう。

ジークフリート

英雄にして邪竜を殺した怪物。

それが彼なのだろうか?

それは私には分からない。

 

◇◇◇

 

粗方終わった後、オレは此処が何処なのか確認した。

ビルがあり、商店街や住宅地などがあるかぎり、かなり大きな街だろう。とわいっても誰もいないが。

オレとしては懐かしいと言ってももう殆ど覚えてはいない。

行き先はマスターに任せよう。何処へ行くのか分からないがオレはそれに付き従うだけだ。

オレはそう考え、マスターである十香に話かけた。

 

「マスター、時間があるので少し散策でもしないか?」

 

すると十香は不機嫌そうな顔で此方を見た。

 

「十香だ」

 

成る程。オレがマスターと呼んだから不機嫌なのか。

オレは十香が不機嫌そうな顔を見て瞬時に理解した。

 

「すまない。十香」

 

オレは十香に謝るとすぐに機嫌が良くなったのか笑顔で言った。

 

「なんだ?ジーク」

 

「いや、少しこの街を散策でもしないかと思ってな」

 

オレが再度言うと十香ははしゃぎながら言った。

 

「遊びに行くのだな!!」

 

「ああ、そんな所だ・・・」

 

ただの何処なのか確認するはずが面倒な事になってしまった。

自分の言葉が足りなかったせいで彼女に誤解をさせてしまった。

かといって今の十香にそんな事を言えば確実に落ち込んでしまう。それだけは避けたい。

 

では行くぞー‼と言いながら十香は行ってしまった。

オレは手のかかるマスターだと思いながら、彼女の後を追った。

 

◇◇◇

 

予想外にも程がある。

〈プリンセス〉の監視をしていたラタトスクにいる五河琴里は、歯を食い縛りながら苦い顔をしていた。

プリンセスと一緒にいるあの男は一体なんなのか。

精霊かと思ったが、精霊ではない。だからといってただの人間かと思えば間違いなくNoと言える。

それは何故か。まずこの男には精霊にあるはずの霊力がない。あの剣から出たあのビームは間違いなく霊力とは違う物だ。

人間でもないというのは間違いなくその身体能力と頑丈さ。

人間が音速に近いスピードで走れるといわんばかりにあの男は移動してみせた。

そして何より、あの頑丈さ。

精霊用ライフルやミサイルを受けても無傷でいられるその堅さ。素肌にサーベルで攻撃しても逆にサーベルが刃こぼれするその異様さ。

間違いなく人間でもない。

しかも極めつけは、精霊であるあのプリンセスと一緒にはたから見てもデートにしか見えないその行動をしているという事。

自分の兄が本来しなければならない事をこの男はやっている事に対して琴里は・・・。

 

「とんでもない強敵が現れたわね・・・」

 

予定を早めるべきかしらと考えるのであった。

 

◇◇◇

 

そしてジークフリートは目の前の学校を見て、少し目を閉じた。

 

来禅高校

 

主人公である五河士道がいる学校ではなかったか?と思ったがハッキリと思い出す事が出来ない。

 

「どうした、ジーク?」

 

「いや、何でもない」

 

「そうか」

 

いや何でもあるのだが自分の中で此処だったかと若干混乱している状態だ。

 

まぁマスターと五河士道が会うのは後一ヶ月後、それまでにマスターとの関係を始めの時のように戻さねばとジークフリートは考えるのであった。

 

 




ある1日

「そこの男」

「オレの事か?」

ジークフリートは商店街である人物に話かけられていた。

「この写真の男を探している。見なかったか?」

その写真の人物は赤のランサーであった。

「ああ、剣をまじ合わせたことがある」

「どこで会った!?」

「ルーマニアでだが・・・」

ルーマニアで戦ったと言おうとしたが黒髪黒肌の男はそんな事は聞いていないみたいだった。

「カルナ・・・ルーマニアにいるのか・・・待っていろ今すぐ決着をつけに行くぞ‼」

と言って走り去ってしまった。
それを見たジークフリートは・・・。

「一体どうしたのだろうか?」

訳が分からず彼の走り去った方をみていた。

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