申し訳ありません
沖田さんピック来てすげー今喜んでます
では、本編どうぞ
謎のノッブの介入があってから、もう何試合か神経衰弱をやったけど、結局マシュが全部勝った。マシュ、恐ろしい子・・・
「やっぱりこのゲームじゃマシュさんには勝てないです・・・」
「というか沖田さんはさっきから3ペア以上とってないけどね」
「それはそうですけど。あ、他にトランプで遊べるゲームってないんですか?というか沖田さんが勝てそうなゲームってありませんかね」
遂に沖田さんが勝てなくなって逃げた。それにしても聞き方・・・
「そうですね、そろそろ他のゲームもやってみたいですね。なにか教えていただけませんか、先輩?」
「うーん、そうだね。スピードとかはどうかな?」
「「すぴーど?」」
異口同音でなぜかひらがな発音。なんかほぼ毎回おばあちゃんみたいなこと言ってる気がする
「速さのことでしょうか?」
「速さでしたら、敏捷A+の沖田さんにお任せですとも!」
「まあ、スピードってついてるから速さが重要って言えば重要なゲームだね」
「それで、どんなルールなんですか?」
「生憎沖田さんは今回は初耳ですので説明をお願いしますね、マスター」
今回は、なんて言ってるけど前回もほぼ忘れてたじゃんか沖田さん!
「えっとね、このゲームは一対一でやるゲームなんだ。まずトランプのカードを赤と黒の二つに分けて、それぞれのカードを裏返して持って、それを四枚ずつ表向きに自分の場として自分の手元に置く。で、お互いの間の右側に『スピード』の掛け声で最初の一枚を自分の手に持った山から出す。あとは自分の場からカードを最初に置いたカードの上に数字が順番通りに置いていくかんじだね。その時に、空いた自分の場に手に持った山から一枚置いて自分の場に四枚カードが置いてあるようにすること。勝敗は、先に自分の手に持っているカードと、場のカードすべてを含めてカードが置き場に行った方の勝ち。大まかなルールとしてはこんな感じかな」
「はい、マスター!質問です!」
元気よく椅子に座った沖田さんが手を挙げた
「はい、どうぞ」
「カードを置くのは最初の掛け声の時に自分が置いた場所だけですか?」
「いや、相手が置いた場所にも置いていいよ。で、言い忘れたんだけどこのカードの順番は、何も1~13の順番で置かなくてもいいんだ。例えば、置き場に6のカードが置いてあったときに、7のカードを置いてもいいし、5のカードを置いてもいいんだ」
「先輩、お互いがカードを出せなくなってしまったらどうするのでしょうか?」
「その時は、またお互いに『スピード』の掛け声で自分の手に持った山から一枚を自分が最初に置いた方に置いて再開って感じだね。質問はもういいかな?」
「はい、マスター」
「問題ありません、先輩」
「じゃあ、早速やろうか」
そういったとたん、自分が活躍できると確信してるのか、沖田さんがすっごいソワソワしだした
「じゃあ、最初は沖田さん。やろうか」
「本当ですか?!ええ、やりましょう!この沖田さんが大勝利して見せますとも!」
「ほほう、返り討ちにしてあげるよ」
そういいながら、オレはトランプのカードを赤と黒に分けた
「頑張ってください、先輩!」
「なんか応援が偏っているのは気のせいでしょうか」
沖田さんがジト目でなんでかこっちを見てくる。いや、そんな目で見てないで手伝ってよ
「はい、分けたよ。一応ルール上はお互いが相手の山札を切ることになってるから、沖田さんはオレの山札切っといてね」
「はい、ところでマスター不正とかしないでくださいよ?そんなことしたら士道不覚悟で切腹ですからね」
「しないよ、怖いな!ていうか大げさだよ!」
「冗談ですよ。マスターはそういうことをするような人ではありませんからね」
「信用してくれていてうれしいよ・・・」
地味にショックだった。軽く落ち込んでいたら、視界の端っこでマシュが何か不機嫌そうにしてる
「マシュ?」
「い、いえ、何でもありません。先輩、切腹はしないでくださいね?」
「マシュまで?!」
ダメだ、今日一日立ち直れる気がしない
「はいはい、やりますよマスター」
「あ、ああ、ごめん」
もう沖田さんは準備完了していた。なんか待たせてしまって申し訳ない
「それじゃあ、沖田さんやろうか」
「ええ、手加減はしませんとも!」
『『スピード!』』
開始早々、オレは全く自分の場札が切れなかった
(くそっ全然場札切れな、って沖田さんもうそんな切ってんの?!)
オレが躊躇していた一瞬のうちに、沖田さんは場札を全部切って半分くらい場札を整え終わっていた
「ズルいなさすが英霊、ずるい!」
「言ったじゃないですか、沖田さん手加減しませんよって!」
そういいながらオレの三倍の速さでカードをさばいていく沖田さん。汚いな、さすが英霊の動体視力きたない!
結果
勝者:沖田さん
「沖田さん大勝利――!!」
「くっそ、速すぎる!」
「流石ですね、沖田さん」
神経衰弱で負けまくったのがそんなに悔しかったのか、オレのベッドの上まで上がってぴょんぴょん跳びまわってる。てかせめて靴ぐらい脱いで上がってくれ
「こんな感じの展開で進むんですね。面白いですね、先輩!」
「そう。マシュが喜んでくれてよかったよ。でも、本当の面白さはやってこそだからね。次はマシュがやりなよ」
「いいんですか?では、お言葉に甘えて、マシュ・キリエライト、スピードに挑戦します!」
「いや、英霊化までしなくても」
マシュが突如英霊化した。いや、こんなことのために彼は力を貸してくれたんじゃないと思うんだけどなぁ
「それでは、大勝利した沖田さんがスピードの先輩として胸を貸してあげましょう!」
「いや、沖田さんさっきのが初戦だよね」
すげー自慢げに言ってるけど、君ら戦績大して変わんないからね?
「行きますよ、マシュさん」
「はい、お願いします、先輩!」
マシュがオレ以外に先輩って言った?!ダメだ、やっぱり今日一日生きていけない
『『スピード!』』
沖田さんは相変わらずの速さでカードをさばいていく。でも、マシュもシールダーとしての経験からか、沖田さんの次の行動を予測してカードを置いて行ってるから、二人の差はカード二枚といったところかな。ていうか本当に二人はこんなところで英霊の本気を出していいのだろうか
結果
引き分け
最終的に先に終わったのは沖田さんだったけど、途切れることなくマシュもカードをさばききったため引き分けになった
「いい試合でした、マシュさん」
「はい。こちらこそ、ありがとうございました、沖田さん」
試合が終わったからか、いつの間にかマシュは英霊化をやめていた
「よし、沖田さんもう一回やろう」
「あれ、マスターいいんですか?また負けちゃいますよ?」
イラッ!
「ああ、うん。大丈夫、大丈夫。さ、やろ?」
「先輩、お顔は笑っているのに、目が全く笑っていません!」
「じゃあやろうか」
『『スピード!』』
開始早々叫んだ
「ガンド!」
「なっ、グッッ?!」
そう、我らがカルデアが誇る最強魔術、ガンドだぁ!
「あれ、どうしたの沖田さん?敏捷A+ってなんだっけ?あれれれれ?」
そういいながらカードを捌いていくオレ。ようやくスタンから回復した沖田さん
「よくもやってくれましたね、マスター!」
「あ、詰まっちゃったね。せーの」
『『スピード』』
この時点でもうすでにオレの山札は残り3枚。圧倒的勝利を確信した
結果
勝者:オレ
「ぐだ男さん、大勝利――――!!!」
「ズルい、ズルいです、マスター!」
「いやいや、一応沖田さんだって対魔力あるんだから防げたかもしれないんだから、そこの賭けにオレが勝っただけだよ」
「いや、そういう問題じゃないですよ。全く、壬生浪でもやらないことを平然とやりましたね、マスター」
「分かった悪かったよ、ただあまりにも悔しかったからさ。なんか、神経衰弱やってた時の沖田の気持ちがわかったよ。ごめんね?」
「ま、まあ、いいですよ。今回は、沖田さんは許してあげます。でも、次はやらないでくださいね?私も手加減しますから、どうかマスターは正々堂々とゲームをしてください」
「うん・・・」
なんか変な雰囲気にしてしまった。でも、沖田さんは許してくれたし、まあいいか。
・・・またなんかマシュが不機嫌そうになってる
「・・・マシュ?」
「いえ、お二人は仲がよろしいですね」
「え、あ、ハイ」
こっちを向いて話をしてくれない。なんかしたかな?
「そうですね、次はマスターとマシュさんでやったらいいんじゃないですか?英霊化していないマシュさんとならマスターでもいい勝負になるんじゃないでしょうか?」
「そうだね、やる?マシュ」
「そうですね、折角ですし一度先輩ともお手合わせしてみたいです」
「ok、じゃあ決まりだね」
「はい、先輩とでも、手加減はしません!」
「うん、英霊化だけはやめてね?」
流石にそれは勝てないからね
「もちろんですよ。先輩とは、その、一人の後輩として遊びたいですし・・・」
「マシュ・・・」
「あのー、準備できましたよ?」
知ない間に沖田さんがゲームのセッティングを済ませていてくれた
「あ、ああ、ありがとう、沖田さん。それじゃあ、やろうか」
「え、ええ、そうですね、やりましょう」
突然話しかけられて、オレもマシュも二人そろってテンパってしまった。なんか沖田さんがまたジト目向けてくるけど、気にしないキニシナイ
『『スピード!』』
スタートの出だしから、マシュはオレが置きたいと思った瞬間にそこに毎回かぶせてくるようにオレがカードを捌くのを妨害してきた
(やっぱりマシュは頭いいな)
そう思いつつも負けじとマシュがカードを自分の場に再配置している隙にカードを出していく
「「あっ・・・」」
すると、カードを置こうとしてカードが手から落ちてしまい、ちょうどカードを置いたマシュの手にオレの手を重ねてしまった
「あ、ご、ごめん、マシュ」
「い、いえ、大丈夫です。こちらこそすみません、先輩」
「「・・・」」
お互い完全に手が止まってしまい、変な空気が流れてる。なんか恥ずかしくなって、顔が赤くなってきた
「こ、こういうこともある、よね?」
「そ、そうですね。こういうこともあります、よね?」
「「あ、あははは」」
なんか二人して顔が赤いまんまなんか笑うしかなくなった
「じゃ、じゃあ続きやろうか」
「そ、そうですね」
なんかすっげー沖田さんがこっち見てる。なんかもう見すぎて怖いよ。とりあえずその半目やめてくれ。
それはともかく、ちょうどゲームがストップしたところだったから、もう一回掛け声から始めた
『『スピード!』』
再開しても、今までと展開的にはあんまり変わらなかった。けど、今度はマシュの手からカードが落ちて、オレの手の上にマシュが手を重ねてくる形になってしまった。さっきとはちょうど構図的に反対になった
「「・・・・・・!!」」
もうこれトランプやってなかったらどんな場面なんだろうって感じの雰囲気が流れ始めた。
「「・・・・・・・・」」
二人して二回目ともあって顔が真っ赤になってうつむいてしまった。やばい、マシュがどんな顔してるか少し気になるけど、恥ずかしくて見れない
(何でしょうこの空気。すっごい砂糖が解けてそうな感じです。沖田さん甘いもの好きですけどこれはもう水あめみたいに甘いですね)
こんな感じのことを考えてそうな沖田さんが死んだ魚みたいね眼を向けてくる。やめて、怖い。少し落ち着いてきたところで、マシュの顔をちらっと見たら、タイミング悪くマシュの方もこっちをちらっと見てきた
「「・・・!!」」
やめてくれ、そんな涙目で俺を見ないでくれ!なんかこう、あの名曲が流れてくるから!
Mega out k「マスター、それ以上はいけません」
沖田さんがオレの思考を読んで介入してきた。流石沖田さんの沖チョップ、割とマジで頭痛い。でもおかげで再起動できたし、いままでずっと重ねられっぱなしだった手が離れた
「あ、ありがとう、沖田さん」
「イエ、コノクライナンテコトハアリマセンヨ」
いや、君どこの深海棲なんたら?まだ目が死んでて怖いよ
「じゃ、じゃあやろうか、マシュ?」
「・・・は、はい」
もう消え入りそうな声で了承してくれる。ほんとなんかごめんね
『『・・・スピード』』
始まったとたん今度はまた俺がカードを滑らせてマシュの手の上に手を重ねてしまった
「あ・・・」
「・・・!!」
今度ばかりはやってしまったかと思ってとっさにマシュの顔を見ると、案の定見る見るうちに赤みが増していった
「せ、先輩・・・」
なんか涙目のマシュが何かを待つようにしてこっちを見ている。なんだろう、この雰囲気。さっきよりも格段にオレの動悸が激しくなっていく。そして吸い込まれるようにマシュに近づくと・・・
「士道不覚悟―――――――!!!」
沖田さんの剣の打突を食らって、部屋の隅まで吹き飛んだ
「何やってるんですか、マスター!危うく行っちゃいけないとことまで行くところでしたよ!何でただのカードゲームでこんなことになっちゃってるんですか!!」
「痛っててて。お、沖田さん。危ないところだった、ありがとう」
「まったく、お二人はどうしてそうなるんですか」
「いや、別にわざとやってるわけじゃ・・・」
「分かっていますよ、マスターがそういう方でないのは。だからこそ不思議なんですよね」
よかった、ただのセクハラ屑マスターだなんて言われていたらオレもう人理修復どころじゃなかったよ
「でも、本当にわざとじゃないんですよね?」
「あ、当り前だよ。信じてよ沖田さん!」
「い、いえ別にマスターを疑っているわけじゃありませんよ。ただ、そうすると、あとはマシュさんにも聞いてみないことには・・・ってマシュさん?!」
「うわっ、だ、大丈夫か、マシュ?!」
そこには完全にゆでだこ状態になって上の空のオレの後輩がいた。なんか頭から上がっちゃいけない蒸気出てるし
「と、とりあえず、マシュさんをお部屋に連れていきますね。マスター、今日はありがとうございました!」
「あ、ああ、うん。マシュにお大事にって伝えといてね」
「はい、まあしばらくは大丈夫ではないとおもいますけれど・・・」
完全に茹で上がってしまったマシュを沖田さんが背負っていった。なんか今日はいろいろとドキドキすることが多くて心臓に悪い日だった
「はあ、もう寝よう」
その日のお遊び会は、それにてお開きになった
そのあとベッド入ったら、中に静謐ちゃんが潜り込んでいて大変心臓に悪かった
沖田さんピックはもうすでに本能寺復刻の時にお迎えしているので、スルーします
でも、推し鯖のピックがくるとやっぱりテンション上がりますね
今年の夏こそ、夏沖田さんを!
というわけで今後とも『三人のぐだぐだマイルーム』をよろしくお願いします