見滝原2018 作:中島
08:10
〔つーかさ、あんた、のこのこ学校までついて来ちゃって良かったの?〕
〔どうして?〕
〔言ったでしょ?昨日のあいつ、このクラスの転校生だって〕
〔あんた命狙われてるんじゃないの?〕
〔むしろ、学校の方が安全だと思うな。マミもいるし〕
〔マミさんは3年生だから、クラスちょっと遠いよ?〕
〔ご心配なく。
「ん~? どうした~? 地震か~?」
話はちゃんと聞こえているわ〕
〔この程度の距離なら、テレパシーの圏内だよ〕
〔あ、えっと…おはようございます〕
〔ちゃんと見守ってるから安心して〕
〔それにあの子だって、人前で襲ってくるようなマネはしないはずよ〕
〔なら良いんだけど…〕
「なんだったんだ………?」
おかしいな、さっきから二人が挙動不審だ………
「あ」暁美さんが来た。
「?」
08:20:20
「仲澤、なんかいつもより遅くないか?」
「そうか?いつも通りな気がするが・・・
たぶん逆に君が早いんだよ、きっと。」
08:30:00
SHR
特になんもなかった。先生も丸も相変わらずだった。
08:45:00
授業
11:47:30
あれ、あの子、なんか絵を描いてる?
「…で、今まで勉強してきたみたいな、動作を行う人や物を主語にした表現は能動態と呼ばれます。
これに対して受動態というのは、BはAによってどうこうされるみたいに、動作を受ける人や物を主語にした表現なんですね。
そういう受動態の形は、be動詞+過去分詞となります。
たとえば、"He likes me."。彼は私のことが好き…」
ダメだ、授業についていけなくなっちゃった!
12:35
「あ、そうだ!今日は屋上で食おうぜ」
「唐突にどうした仲澤?」
「いやさ、そんな気分だからさ。」
「・・・行きますかねぇ。風に当たるのも兼ねて。」
「さんせー」
「お、白草さんもか。んじゃ、レッツゴー!」
12:50
「はい」
「ねえ、まどか。願い事、何か考えた?」
願い事?何故いま唐突に?
「ううん。さやかちゃんは?」
「私も全然。何だかなぁ。いっくらでも思いつくと思ったんだけどなぁ
欲しい物もやりたい事もいっぱいあるけどさ、命懸けって所で、やっぱ引っ掛かっちゃうよね。そうまでする程のもんじゃねーよなーって」
命懸けで叶えたい願い事か・・・
・・・・・・あるかも。
「うん…」
「意外だなあ。大抵の子は二つ返事なんだけど」
「まあきっと、私達がバカなんだよ」
「え…そうかな?」
「そう、幸せバカ。別に珍しくなんかないはずだよ、命と引き換えにしてでも、叶えたい望みって。そう言うの抱えている人は、世の中に大勢いるんじゃないのかな
だから、それが見付からない私達って、その程度の不幸しか知らないって事じゃん。恵まれ過ぎて、バカになっちゃってるんだよ。
何で…私達なのかな?不公平だと思わない?こーゆーチャンス、本当に欲しいと思っている人は他にいるはずなのにね」
「さやかちゃん…」
なんだかなぁ・・・
・・・"安全平和に暮らしたい。"を
願い事にすれば命懸けではなくなる?
どうなんだろうか?
あ、暁美さんが来た。
「昨日の続きかよ」
「いいえ、そのつもりはないわ。
そいつが鹿目まどかと接触する前にケリをつけたかったけれど、今更それも手遅れだし…
で、どうするの?貴女も魔法少女になるつもり?」
「私は…」
「あんたにとやかく言われる筋合いはないわよ!」
「昨日の話、覚えてる?」
「うん」
「ならいいわ。忠告が無駄にならないよう、祈ってる」
「あ…ほむらちゃん。あの…あなたはどんな願いごとをして魔法少女になったの?」
あの~…… すごく……すごく気まずい上に、
なんか… 忘れ去られている気がする・・・
ともかく、暁美さんは何を言いたかったのだろう?
放課後
「仁美、ゴメン。今日はあたしらちょっと野暮用があって」
美樹さんはともかく、鹿目さんも?
「あら。内緒ごとですの?」
「えっと…」
「うらやましいですわ。もうお二人の間に割り込む余地なんて、ないんですのね~!!」
\(^o^)/オワタw
「あ…あぁ」
「いや、だから違うって、それ」
ですよね。で、野暮用とは?
「暁美さん」
暁美さんと知らない二人が会話してる……
早くスルーしよう。
「今日こそ帰りに喫茶店寄ってこう?」
「今日もちょっと、急ぐ用事があって。ごめんなさい」
暁美さんも?
っと、それよりもロッカーを…!?
「仲澤!? なんだってこんなところに?!」
「いやぁ、つい、ね。」
「「つい」じゃねぇよ!!
…丁度いい・・・」ニヤリ
「えっ」
中島「ダメだ、付いていけなくなっちゃった!」
作者「同じく付いてけないorz」