たんたかたんたか
たんたかたんたか
いつもだ、いつも祖父母の家に来るとこの音がする。
僕はこの音が嫌いだ、夜中にしか鳴ら無い気味の悪い音で正直恐怖でどうにかなる。
母にたまには祖父母の家に行って家事でも手伝ってこい、って言われなきゃ来なかったのに。
いや、ばあちゃんにもじいちゃんにも色々面倒を見てもらっているから手伝うのはいい。
でも、でもだ!この家だけはどうしてもいやなんだ!
この家には絶対何かいる!正直今にも家に帰りたいくらいだよ。
そんな中ばあちゃんにかあさんの部屋の整理と掃除を任された、
色々物は置きたいが置き場がなくなってきたので、
今はいないかあさんの部屋を使うことにしたようだ。
掃除をし終わったらお駄賃をくれるようで俄然やる気が出てきた僕だったが、
正直この時はまさか思いもしなかった。
昔母さんがしたことで僕ら一家が呪われてるなんて。
「おじゃましまーす」
そう言って僕は埃だらけのこの部屋に入った。
「うえっ、随分部屋を掃除してないんだなぁ。帰省した時ぐらい掃除しとけよかあさん」
そう言って僕は呆れ混じりで苦言を漏らす。
「まあ言ってもしゃあないしさっさと終わらせるかな」
そう言ってさっさと掃除を終わらせよう、
僕の気持ちは早めに終わらせたい一心で雑に掃除をしていた。
うん?と僕が不思議に思いながら部屋を全体見回す、
んん?もう一度部屋を見回す。
この部屋何かがおかしい、だが自分にはどこがおかしいのか全く分からず疑問を感じるだけだった。
そうこうしている間に部屋の掃除が終わり、僕はさっきの疑問を忘れることにした。
「ばあちゃーん!部屋の掃除終わったから次物そっちに持っていくわー!」
そう言うとばあちゃんは部屋にある物は僕の自由にしていいと言って居間に戻って行った。
「好きにしていいってこれほとんど母さんの私物なんだけど」
正直これは母さんに聞きながらやるしか無いと僕は母さんに電話をかける事にした。
『もしもし?どうしたの』
母さんが面倒くさそうに電話に出た。
「いやさ、母さんの部屋にある荷物どうしたらいい?」
『ああ、昨日言ってたやつね。別に好きにしてもいいわよ、なんなら捨てちゃっても構わ無いし』
まじか、と僕は思う。
正直古い物は値打ちが高く売れる事がある、それを簡単に捨ててもいいって。
「わかった売れそうなのは売って、残りは捨てちゃうわ」
『・・・あんたって子本当に』
母さんはなぜか呆れていた。
・・・・・・・・・・
そんな中電話しながら押入れを探していると黒くて長い髪の毛がいっぱい出てきた。
「うわぁぁあぁぁっっぁあぁ!!」
素っ頓狂な叫び声を僕はあげる、
母の心配したような声が聞こえるがそんなの気にしてる余裕はない。
なんだよ・・これ、
髪の毛の先にあったのは血の涙を流す日本人形だった。
いや本当にすんません、でもこんな俺でも応援宜しくお願いします( ´ ▽ ` )ノ