とてもお久しぶりです。今回イベントを久しぶりに回ろうと思ったので熱が冷めない家に書こうかなと思い書きました。
「今日も稼げたわね……ん?」
今日も女苑は、人里で富を奪っていた。
その時、背後から何かを感じ後ろを向くと黒い肌に白い服を纏った青年が立っていた。
「……なんか用?」
「いえ、気づいたらあなたの後ろにいたのです」
「突然現れて……あ、もしかしてサーヴァントってやつ!?」
「ええ、私はクラスがアーチャーのサーヴァントです。貴方がマスターですか」
「いや、違うわよ」
「……ならば何故私がサーヴァントと見抜いたのですか?魔術師……でしょうか?」
「私は貧乏神だよ。ここら辺でなんの前触れも無く現れるのはサーヴァントってのが定評になってるから」
「そんなに我々は身近になってるのですか……。すいません、今貴方が知っている状況を教えてくれはくれませんか。たまたま聞いたでも構いません」
「ええ……えっとね」
女苑は、目の前の男に今起きている状況を自分が知っている範囲で説明する。
男は女苑の説明に、頷きながらも半信半疑な表情になってしまう。当然と言えば当然だ。この男にとっては、起こっていることは非常識でしかないからだ。
「にわかに信じがたいですね……。他のサーヴァントに会えれば少しでも信じられるのですが」
「ここら辺にはいないねぇ……。近場だと博麗神社に1人いるらしいよ。なんだったかな……モードレッドだったかな?」
「モードレッド……確か円卓の騎士の1人ですね。嘘はついてないようですね」
アルジュナは頷きながら何かを思い出したかのように、ハッとした表情を浮かべる。
「そういえば、名前を名乗っていませんでしたね。本来は明かさないのですが、ここは周りに合わせましょう。クラスはアーチャー、真名をアルジュナと申します」
「あるじゅな……聞いたことないねぇ。小鈴とか紫なら知ってるんじゃない?」
「ほう……ならばカルナという男を知っていますか?白髪に細身の男です」
「うーん……それも聞いたことも無いや。何その男と何かあるの?」
「……いえ、単に名前を知っているかどうか気になったので」
アルジュナはそう言うと身を翻し、女苑とは逆の方向に歩いていこうとする。
「どこに行くの?」
「どこか……です。このような状況ならカルナも現れるかもしれませんから」
「そう言わないでさ、他のサーヴァントみたく私と一緒に過ごさない?ひとりぼっちだと」
「私は孤独でも構いません」
女苑の言葉を遮るようにアルジュナは、言葉を吐く。
流石の女苑もハッキリと言われてしまっては、何も言えなくなり彼の行動を尊重しようとする。
その時
「あら〜いいお兄ちゃんだね。ほら、これ余ったからあげる!」
「え……は、はい」
アルジュナの歩いていった方から女性と彼の話す声が聞こえてきた。
そちらを振り向けば、八百屋の女性に野菜を押し付けられているアルジュナがいた。
(押し売り?いや、お金を払ってるわけじゃない。余ったとか言ってたな。これはもしや)
女苑は何かを閃いたような顔をする。
「アルジュナ〜うちの所に来ない?その野菜処理するの大変でしょ?」
「確かに腐らせるのは勿体ないですが……私は」
「ここの人達アルジュナみたいなイケメンに弱いから、沢山貰うことになると思うわよ。いくら孤独が好きとはいっても食材腐らせるのは嫌でしょ?」
迫ってくる女苑にアルジュナは遂に
「分かりました……。問題が解決するまで貴女の元で世話になりましょう」
折れた。
「そう来なくっちゃね!とりあえず……今から家に行こうか」
一見真摯に接している女苑だが、本心はタダで食料が手に入るからだ。イケメンに弱いと説明はしたが、あそこまでの量の野菜をあげたことは無い。
この事からアルジュナといれば、自分の能力を使わずともタダでものが手に入ると思えたからだ。
「しっかしアルジュナってモテるね。イケメンだから?」
「イケメンかどうかはわかりませんが……私は授かりの英雄です。私が必要と思った時に必要と思った物が与えられます」
アルジュナの言葉に、女苑は必要だった?問いかけるとアルジュナは現時点では必要ありませんでしたと目を逸らしながら答える。
「しっかし……そんな便利な力があるのは羨ましいわ。何でも欲しい物が手に入るわけでしょ?お金とか色々。人生において不足なしになるじゃない」
「……そんなに良いものでもありませんよ」
アルジュナは、女苑には聞こえないように静かに呟く。
「そういえば貴女の名前を聞いていませんでしたね」
「言ってないっけ。私は依神女苑。さっきも言ったけど貧乏神よ」
「ジョオン……何故貴女は何故私に構うのですか?」
女苑は返答に困った。流石にアルジュナの能力を利用してただ儲けしたいとは言えない。
だが、下手に嘘をつけばアルジュナに何をされるか分からない。女苑は勘ではあるが、アルジュナは現在自分が知るサーヴァントの中でもずば抜けた能力を持っているのではないかと思っていた。
「アルジュナの能力目当てだよ。ほら、私って貧乏神じゃん?貧乏神って無条件に人を不幸にするでしょ?アルジュナの能力があれば不幸になる人が減るでしょ?」
(あくまでも俺を利用するというのか。だが、地の利がない状態で下手に動けば他のサーヴァントの標的にも狙いかねない。ここは時が来るまで従っていた方がいいか)
アルジュナは暫しの思考の元
「分かりました。一時的ではありますが、貴女の元で世話になります」
「ええ、よろしくね」
〜それから数日後〜
「いやぁ今日も儲けた儲けた〜」
「ジョオン、そんなに早く歩きますと濡れますよ」
アルジュナは本日の食材とついでに女苑が欲しがったので傘も授かり、その傘をさして雨の中歩いていた。
「しっかしアルジュナは便利だね。でも、これが生きてる間ずっとだったらアルジュナも辛いわよね」
「……ええ。そうですね」
アルジュナは女苑の言葉にバレないように握りこぶしを作る。
踏み込むな、自分にと。利用するなら利用したままでいいから自分を理解するなと。
「そろそろ着くね。姉さんも雨降ってるから帰ってきてるでしょ」
「でしょうね……おや。あれはシオンと……なに」
「え?家の前に誰かいるの?」
女苑が目を凝らして見ると、家の前に姉である依神紫苑と隣に白髪に長身の男が立っていた。
「あれはだ」
「何故奴がいるのだ。いや居ても不思議ではないが」
アルジュナは女苑に傘を手渡すと、勢いよく2人の元に早歩きで向かっていく。
女苑は何が何だかわからなかった。だが、以前アルジュナが言っていたカルナと言っていた人物と男の特徴は同じなのを女苑は気づいた。
「あれがアルジュナの言っていた」
「カルナ!」
「む……アルジュナか」
男 カルナはアルジュナに気づくなり目が鋭くなり彼を静かに見やる
インドの神話における大英雄がここに集ってしまった。
どうでしたか?
今回はアルジュナと女苑でした。作者はアーチャーの方のアルジュナを所有してないのでwikiを見ながらの執筆となりましたのでおかしな所があるかも知れません。
さて、インド兄弟が揃ってしまいましたね。さて、どうなる事やら
神霊系や誰かを依代としたサーヴァントは出した方がいい?
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駄目
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良い