アヴィケブロン……持ってないのでキャラを掴みにくいのでおかしなところがあった遠慮なくどうぞ!
では本編
とある森の奥にある一軒家。そこに2人の人物がいた。1人は金色の髪を持つ美少女。もう1人は仮面で顔を隠した男性と思われる人物。
「どうしてこんな森の奥にいたのかしら?」
「それは僕にも分からない。気がついたら居たのだから。君と出会わなかったら遭難していたかもしれない」
「遭難していたら、危なかったわよ。普通の人間がこの森にいたら……とてもじゃないけど生きていけないわ。人を惑わすキノコの胞子が待っているのだから」
「ほう、それは危険だ。でも、僕は人間じゃない。サーヴァント故に高度な魔術でない限り僕を惑わすのは難しいだろうね」
「ふぅーん、人間じゃないのね。なら、あの場にいたのに平気そうにしてたのはそれが理由ね」
仮面の人物は少女の言葉に驚きの声をあげてしまう。
「驚かないのかい?」
「人間じゃないなんてこの世界じゃ驚くことじゃないわ。吸血鬼もいれば妖怪……魔法使いがいるのよ、私みたいなね」
「魔法使い……?魔術師ではなく?」
男の問いかけに少女が頷くと、立ち上がり低い声で笑う。
「これは傑作だな。根源の渦にあるとされる魔法を扱うとはね。証拠はあるのかい?」
「どうやって証拠を見せればいいのかしら?」
「なんでもいい。君が魔法だと思うもので構わない」
少女が頷くと同時に、壁際に立て掛けてあった人形が1人でに動き、仮面の男の前に立つ。
表情は仮面で隠されているが、驚きを隠さないのは仕草で分かる。僅かであるが肩が動いたのを少女は見逃さない。
「遠隔操作の魔術の類いか?」
「まぁ、そんな感じね。私は人形を操る程度の能力があるの。魔法の糸で人形達を自我があるように操る事ができるわ」
「なるほど……人形限定のものか。しかし、魔法だとは思えないな……。恐らく複数操れるのだろうが、魔術の域だろう」
「魔術と魔法は同じじゃないの?」
少女の問いかけに仮面の男は首を横に振る。
「簡単に説明しよう。魔法は我々にとって魔術のワンランク上のものだ。ほとんどのサーヴァントや人間は魔法を扱うことが出来ないんだ。……もしかしてではあるが、ここは異世界なのか?」
「異世界……まぁ、そんな感じでいいのかしらね。貴方はここの出身者じゃなさそうだから、そう捉えてもおかしくはないわ」
「なるほど……ならば魔法が魔術のような扱いを受けるのも当然か。……いや、何故僕は異世界にいるんだ?」
男の言葉に少女は、知らないわよと答える。
「そんなことよりも名前を教えてくれる?」
「名前……真名か。普通なら明かせないが、異世界という事は聖杯戦争に関係ないのだろう。僕はアヴィケブロン。ゴーレムの錬成が得意な魔術師だ」
「アヴィケブロンね。私はアリス・マーガトロイド。人形を操る事ができるわ。ゴーレムってアレよね、粘土や煉瓦で作る人形の事よね」
「その通りだ、アリス。君も人形を操るという事で共通点があって助かる。なにせ、右も左も分からない場所に放り出され困っていたところを助けて貰ったのだから。気が合……いや、なんでもない」
「気が合いそうってことかしら。えぇ、同じ人形を操るもの同士よろしく頼むわ」
アリスは微笑みながらアヴィケブロンに手を差し出す。その手を見てアヴィケブロンは戸惑いながらアリスを見つめる。
「……僕は人間が好きじゃない」
「私は人間じゃないわ。魔法使いという種族なの。なら、大丈夫でしょ?」
「そうだね、君となら上手くやれそうだ」
アヴィケブロンはゆっくりとアリスの手を握る。
それを見るとアリスは優しく微笑む。
「早速だけどゴーレムを見てみたいわ。お願いできる?」
「お易い御用だ」
アヴィケブロンは、外に出ると魔法陣を描き、周囲にある土を集め魔法陣の上に置く。
その光景をアリスは楽しそうに見ている。見られているアヴィケブロンは、困ったように頭をかきながら、錬成を続けていく。
「よし、出来た」
しばらくすると、アリスの人形と同じ大きさのゴーレムが出来ていた。
「本来なら、僕よりも大きいのを作るのだけど助けてくれたお礼だ。君の人形と違って可愛げはないがね。しかし、ここはゴーレムの良い材料が多いな。魔法の森の名の通りなのか、土や木に魔力が微力ながらも込められている」
アヴィケブロンは楽しそうに話すのを見て、思わずアリスはその様子を見つめてしまう。その視線に気づいたアヴィケブロンは、ゆっくりとアリスを見つめ返す。
どちらも人付き合いが得意とは言えないのか、暫く無言の空気が流れた。
「あなたはこれからどうするのかしら」
この空気を打ち破ったのはアリスだった。
「そうだな……場所が異世界となれば身勝手には動けないな。下手に迷えば消滅も有り得る」
「なら、私の家に居なさいよ。帰る手段が得られるまでの間」
「その気持ちはありがたいが、僕は大の人間嫌いだ。不快な気持ちにさせてしまうかもしれない。それでもかい?」
アヴィケブロンの言葉にアリスはゆっくりと頷く。
「わかった。それではお言葉に甘えようとしよう。よろしく、アリス」
「ええ、アヴィケブロン。もし、欲しいものとかがあったら言ってね。買いに行くから」
「女性に行かせるのは心苦しいが……感謝する。護衛として君の声に反応するゴーレムを作ろう」
「なら、私は貴方が寂しくないように人形を置いていくわね」
アリスはそう言いながら、人形を操りながらアヴィケブロンの肩に人形を乗せる。
アヴィケブロンはその人形を見つめながら頷く。
人形、ゴーレムを操る者達の奇妙な生活が始まる。
「あ、家の周りがゴーレムまみれになっていても気にしないで欲しい」
「流石にそれは黙認出来ない」
神霊系や誰かを依代としたサーヴァントは出した方がいい?
-
駄目
-
良い