魔法少女リリカルなのは 〜ありがちな転生生活〜   作:妖魔夜行@

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ヘマやらかしすぎな主人公の思案

side碌斗

 

教室に着くと案の定クラスメイトがワラワラと寄ってきた。だが、俺がその対応に困っていると何とアリサが助けてくれた。

 

「ありがとう、バニングスさん」

 

「ええっ!?」

 

「?どうしたのよなのは?あと別に気にしなくていいわよ小鳥遊」

 

「ちょ、ちょっとロクトくん、さっき私と喋ってたみたいに話さないの?」(小声)

 

なのはが小声でそう聞いてくる。

 

「いやいきなり口調が変わったら怪しまれるだろ。それこそ頭打ったせいでおかしくなったのか?とか」(小声)

 

「そ、それもそう…なのかな?」(小声)

 

「ちょっと2人共!何コソコソ話してんのよ」

 

「べ、べつに私はコソコソなんかしてないよ?」

 

「うん、それよりバニングスさん、大丈夫だった?」

 

「え?な、何が?」

 

「あの後神崎くんに何かされたりしなかった?」

 

「それなら大丈夫だよ!私とすずかで先生にキッチリ説明して神崎には蹴りを入れて置いたから!」

 

「わ、私はアリシアちゃんに言われたから蹴っただけだよ?」

 

すずかも蹴ったのか…夜の一族の身体能力の蹴りを喰らうとは…神崎、ご愁傷さま。

 

「そや!小鳥遊くん弁当やろ?一緒に食べへん?」

 

「え?えっーと僕はいいけど皆は大丈夫なの?」

 

「別にいいわよ」

 

「私も小鳥遊くんと話したかったしね(転生者かどうか気になるし)」

 

「私も大丈夫ですよ」

 

「私もOKだよ!」

 

「私も大丈夫だよ」

 

「わ、私も一緒に食べたかったから全然大丈夫なの!」

 

アリサ、御林、すずか、アリシア、フェイト、なのはの順で答える。さいでっか。

 

そんな訳で今俺は屋上でなのは達と飯を食っています。男女比は7対1。うん、肩身が狭いね。使い方あってるか分からないけど。

 

「なぁなぁ小鳥遊くんってその弁当自分で作ってんの?」

 

「うん、まぁ大体は自分で作ってるね」

 

「うわぁ…唐揚げ美味しそう…」

 

「ちょっと姉さん…でも本当に美味しそう…」

 

じっと俺の弁当にある唐揚げを見つめてくるテスタロッサ姉妹。

 

「えっと、良かったら食べる?」

 

「えっ!いいの?」

 

「うん。まだあるし、たまには他の人の意見も聞いておいた方がいいと思って。はいどうぞ」

 

「それじゃ、いっただきまーす!あむっ!むぐむぐ…美味しい!めちゃくちゃ美味しいよこの唐揚げ!」

 

「あはは、それなら良かったよ……ってどうしたの皆?」

 

「いや、小鳥遊くんが今普通にアリシアにあーんをしたからびっくりして…」

 

「あ…」

 

し、しまったぁー!!やっべ、いつもレヴィにやってたからその癖でついやっちまったー!アリシアとレヴィは雰囲気が似てるから……。

 

「えっと…よく家族にもやっててさ、慣れてるんだよ」

 

「へぇー、アンタ弟とかいたのね」

 

「うーん…弟って言うよりは妹の方があってるかな?」

 

「そう言えば小鳥遊くんのご両親って今どうしてるの?」

 

すずかがお弁当(重箱)を食べながら話しかけてくる。豪華ですね。

 

「二人共外国に戻って仕事してるよ」

 

「えっ!じゃあ今子供だけで暮らしているの?」

 

「まぁ一通りの家事や料理は出来るからね。それに分担してるから負担は少ないよ」

 

「分担って、小鳥遊くんの家って今何人で暮らしているの?」

 

「えっーと…僕含めて6人かな」

 

「「「「6人!?」」」」

 

うおっびっくりした。さっきまですずかと喋っていたらすずかだけじゃなくてなのはやアリサ、はやてが会話に入って来た。

 

「ちょ、ちょっと!いくら兄弟でも6人は多すぎじゃない!?」

 

「いや実際は血は繋がってなくて…養子みたいなものでさ」

 

「な、成程ね…それなら納得出来るわ」

 

「その子達って何歳くらいなん?」

 

「殆ど同い年だよ」

 

「「「「同い年!?」」」」

 

またか。

 

「ロクトくんは同い年の女の子と一緒に暮らしているの!?」

 

「あぁまあな。と言っても別に変な事はしてないぞ?第一家族だし」

 

「ちょちょ、ちょっと待ちなさい」

 

俺となのはが話していると御林が手のひらを前に出して話を止めてきた。

 

「何?咲ちゃん」

 

「なんだよ御林」

 

「いや、なのは…あんたいつから小鳥遊くんの事を名前で呼んでいるの?あと小鳥遊くん、貴方喋り方と雰囲気がさっきまでと全然違うのだけれど…」

 

「あ゛……」

 

し、しまったぁぁああ!!!!なのはが普通に名前で呼んできたから普通に話していたー!!ってか俺今日やらかしすぎじゃね!?

 

『《碌斗くん…》』

 

「《やめろぉ!そんな呆れたような声で俺を呼ぶなぁ!》」

 

「で、小鳥遊くん?どうなの」

 

御林のその目は「嘘は言わせねーぞ」と言う迫力があった。

 

「えっとですね……あー!!あんな所に神崎くんが!!」

 

「「「「「「「えっ!?」」」」」」」

 

皆が俺の嘘に気を取られている隙に俺は猛スピードで弁当を片付けて屋上を脱出した。

 

 

 

side咲

 

「何よいないじゃな、いない!?」

 

アリサがホッとした様に小鳥遊くんの方を向くと小鳥遊くんはもうそこにはいなかった。

 

「逃げ足が速いわね…」

 

「まぁでも事情を聞くだけならなのはだけで充分じゃない?」

 

「えっ?」

 

一斉にみんなの目がなのはに向く。

 

「さあなのはちゃん、何があったか話してもらうでー」

 

「え、えっと実は…」

 

それから私達はなのはから話を聞いた。

話を聞いた後、皆(なのは以外)は小鳥遊くんの変わりように驚いてたみたいだけど私は納得した。

 

「(小鳥遊碌斗…彼は転生者!)」

 

なのは、はやて、共に私が会う前に会って友達フラグを建てている所(※碌斗は全くの偶然です)や露骨な性格の変化(※ただ碌斗がヘマをしただけです)、そんなのは二次創作に出てくる主人公以外ありえない…!

転生者という事はつまり…小鳥遊くんは魔導師!

だが、この事実をどうやっと説明する?何故私が彼が魔導師である事が分かるのかって事になる。

私がどうするか思案しているとはやてが話始めた。

 

「うん、やっぱり小鳥遊くんはロクトくんやったんや」

 

「それってはやてが昔図書館であった子のこと?」

 

「そうや、口調といい声色といいロクトくんそっくりやったんやから後は顔見ればもう間違い無いで!」

 

「ま、それは追追聞いてみましょ。というか小鳥遊くん、翠屋の常連だったのね…しかも恭也兄さんや美由希姉さんに稽古を付けてもらうほど仲が良いなんて…」

 

「もしかしたら私達が気づいてないだけで、どこかで会っていたかも知れないね」

 

すずかが微笑みながらそう話す。確かにその可能性は大いにある。だが「P・T事件」や「闇の書事件」で私達は彼とあったことがない。神崎とは鬱陶しいほど会うって言うのに…アレだろうか?原作キャラとは関わらず平穏に暮らしたいと言うやつだろうか。それならば少し悪い事をしたかもしれない。

 

「そうだ!なら今日ロクトと一緒に翠屋行こうよ!」

 

突然アリシアが立ち上がってそんなことを言う。

でも、案外いいかも知れないわね。

もしかしたら彼がボロを出すかもしれない、そんな期待を持ちながらアリシアの提案に賛成した。

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