魔法少女リリカルなのは 〜ありがちな転生生活〜 作:妖魔夜行@
side碌斗
「……くん……とくん……碌斗くん。着いたよ」
「う……アラジンか?」
「うん。もう皆車から降りてるから碌斗くんも降りよう」
「おー」
アラジンに起こされて車から出る。その際に運転手さんに一礼をするのは忘れない。
「あ、ロクトくん!」
「遅いわよロクト!」
「悪い…って俺そんなに寝てたのかよ」
精々5分程度だと思ってたのだが…。
「それよりアンタ荷物は?ユーリ達は自分の持ってるけど…」
「ロクトなら自分のレアスキルで家から取り出せるんですよ」
「それならレヴィ達のも置いてくれば良かったんじゃないの?」
「僕らのはその…し、下着とか入ってるし…///」
「別にお前らの見てもなぁ…」
精神年齢30近くだし…俺ロリコンじゃないし…というかお前ら名前で呼び合うくらい仲良くなったんだな。
「む…じゃあ何さ、ロクトはなのはのお姉さんやはやてのお姉さん達の下着が見たいって言うの?」
「アホか。俺らはまだんなもんに興味持つ歳じゃねぇだろ…」
「でも圭一とかはいっつも言ってるよ?」
「K1ェ…アイツらがおかしいだけで俺は普通だ。つーかさっさと行こうぜ。保護者の人たちも待ちくたびれてるぞ」
士郎さんとか泰三さんとか苦笑いしてるじゃねぇか。
「そうね、じゃあ行きましょうか。鮫島、案内してちょうだい!」
「かしこまりました。では皆様こちらへ」
俺達は鮫島さんに案内されてアリサの家の別荘へ入っていった。
一つ言わせてもらおう、別荘デカすぎだろ…。
俺は3階の1番奥にある部屋でアラジン、ユーノと同じ部屋となった。
「宜しくねロクトくん、アラジンくん」
「宜しく、ユーノくん。あとユーノくんが良ければ呼び捨てでいいよ」
「僕もね!」
「じゃあそうさせてもらうよ。ロクトとアラジンも呼び捨てでいいよ」
「そっか、じゃあユーノ。同じ男同士仲良くしようぜ!」
「宜しくねユーノくん。僕の口調は癖みたいなものだから気にしないでおくれ」
ユーノとも良好な関係を築けたし良かった良かった。同年代の男友達って本当に少ないんだよな…俺……。
因みに他の部屋割りはこうなっている。
3階に、
なのは、フェイト、アリシア、咲の部屋。
はやて、アリサ、すずか、ヴィータの部屋。
シュテル、レヴィ、ディアーチェ、ユーリの部屋。
2階に、
美由希さん、忍さん、アルフ、リニス、シグナムの部屋。
桃子さん、美代子さん、プレシアさん、シャマル、リインフォースの部屋。
恭也さん、士郎さん、泰三さん、ザフィーラの部屋。
因みに1階はフロントと大宴会場などがあり、4階には男女別れた大浴場があるらしい。デカすぎでしょ。
「そう言えばこの後は海に行くんだったか?」
「らしいね。水着でフロントに集合だって。ただ少し歩くらしいから何か羽織るものを着て行った方がいいよ」
「りょーかい。アラジン、水着持ってきたか?」
「勿論!」
どうしよ…俺買ってきてねぇよ。
「ロクトは忘れたの?」
「ああ…どうすっかなぁ」
「〈錬金魔法〉で作っちゃえばいいんじゃないかな?」
「ま、それが一番無難か…〈錬金魔法〉」
俺はポケットから杖を取り出して魔法を発動させ、黒のサーフパンツを作り出す。
「わっ、それがなのは達が言ってた魔法なんだね」
「ああ。なんて言ってたかは知らねぇけどな。上は…半袖パーカーでいいか」
バックから赤いラインが入った白のフード付き半袖パーカーを取り出して水着に着替え、その上に羽織る。
俺が着替え終わるとユーノとアラジンも着替え終わったので、財布を持って三人一緒に部屋を出てフロントへ行く。
「あらら、俺達が1番みたいだな」
「そうみたいだね」
とりあえず休憩スペースの座って皆が来るのを待つ。
2、3分後くらいに士郎さん達と桃子さん達が降りてきて更に5分後に美由希さん達が降りてきた。
残りのなのは達は10分後にやっと全員揃って降りて来た。皆パーカーやTシャツを来たりしている。
そして男性陣がビーチパラソルやシートなどの道具を持って海へと向かった。
歩くこと5分、直ぐに海岸へと着いた。夏休みシーズンという事もあり、そこそこ人がいる。
「じゃ、僕達はパラソルとかを建ててるから子供達は海へ行っておいで」
「あ、俺手伝いますよ。レジャーシートしくのにも浮き輪を膨らますのにも人が必要でしょうし」
「そうかい?ならお願いしていいかな?」
「勿論。ユーノ、アラジン、悪いけど手伝ってくれるか?」
「うん。いいよ」
「任せてよ!」
俺とユーノ、恭也さん、ザフィーラでシートを敷いて、士郎さんと泰三さんがパラソルを建て、アラジンが浮き輪を膨らませる。こうして準備が完了した。因みにその間、女性陣はクーラーボックスから飲み物を取り出したりサンオイルを塗ったりしていた。
「じゃあ僕は泳いでくるよ!」
「ちょっと待てアラジン。先に準備運動をしとけ。途中で足がつったなんて言ったら大変な事になるからな」
「はーい」
「ね、ねぇロクトくん…」
「ん?」
呼ばれたので後ろをむくとそこには水着を着たなのは達がいた。
「こ、この水着…どうかな?」
「どうって言われても…普通に似合ってるけど、全員」
全員元が可愛いからな。何着たって似合う。
俺が素直に感想を述べると皆の顔が赤くなる。日射病か?
「(似合ってるって言われてもーた///)なーなーロクトくん、サンオイル塗ってくれん?///」
「あ?そんなの男子にやらせるか普通?」
「ちょっとはやて!抜け駆けは良くないわよ!」
「そうだよはやてちゃん!はやてちゃんが塗ってもらうなら私にも塗ってほしいのロクトくん!」
「いやだから塗らないからな?「ロクト」ん?」
はやてとアリサ、なのはが何やらサンオイルを塗る塗らないで揉めていると水玉模様が入った赤い水着を着たシュテルと水色のワンピースタイプの水着を着たレヴィ、黒いビキニタイプの水着を着たディアーチェ、エメラルドグリーンのワンピースタイプの水着を着たユーリがいた。
「私達には塗ってくれますよね?サンオイル」
「家族なんだから別に意識することなんてないでしょ?」
「それに前は自分で出来ても背中は手が届かないのでな」
「という訳でお願いしますロクト」
そう言ってズズいっと一斉にサンオイルを差し出してくるシュテル達。なのは達は羨ましそうな目で見るなよ…全く。
「仕方ない…背中だけだぞ?お前らも塗るんだったら来い、面倒だからさっさとやるぞ」
俺はその後、シュテル、レヴィ、ディアーチェ、ユーリ、なのは、はやて、アリサ、そしてそれを見て自分もとやって来たアリシアとフェイトにサンオイルを塗ってやった。連続は辛い…。
そしてサンオイルを塗り終わったみんなは準備運動を終え、泳ぎにいこうとしていた。
「あれ?ロクトは泳がないの?」
「少しは休ませろ…9人連続で塗り続けたんだぞ…間隔開けずにきやがって…」
「にゃはは…ゴメンねロクトくん」
「つーわけでお前らだけで行ってこい。何かあったら咲か俺に念話飛ばせ、すぐ行くから」
「うん、分かったよ」
そう言うと皆海へ行ってしまった。すると先程の様子を見ていたユーノが苦笑いしながら近付いて来た。
「大変だったねロクト」
「そう思うんなら手伝えよ…」
「僕が頼まれた訳じゃないからね。と言うかロクトは気付いてないの?」
「?何がだよ」
「(シュテル達は勿論、なのは達もロクトに好意を持っている事だよ…フェイトとアリシアは微妙だけど…これは神崎とはまた違った意味で鈍感だね)何でもないよ」
変な事を言うユーノだな?
俺は溜息を吐くユーノを不思議に思いながら暫く海を眺めていた。