魔法少女リリカルなのは 〜ありがちな転生生活〜   作:妖魔夜行@

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軟派な男がナンパを仕掛けてきた

side咲

 

「にゃは〜…ロクトくんに体を触られちゃった…///」

 

「なんや凄い上手やったなぁ…///」

 

「気持ちよかったねフェイト!」

 

「う、うん…///」

 

「わ、私としてはもう少しくらいゆっくり塗ってくれても良かったんだけどね!///」

 

なのはもはやてもアリシアもフェイトもアリサも、ロクトくんにサンオイル塗られてから顔が赤くなっているわね…アリシアはまだ分かんないけどフェイトはもう堕ちてるのかしら?あそこのグループは考えるまでもなく堕ちてるわね。

そう思ってシュテル達の方を見る。

 

「はぁ…もう少し堪能したかったです…ロクトの指…」

 

「言い方が卑猥だぞ…シュテル」

 

「でもシュテるんの言ってること分かるよ。ロクってマッサージとか上手いもん」

 

「確かにそうですね。気持ちよすぎて眠ってしまいそうになりますからね」

 

ロクト君はマッサージとかもできるのね…今度やってもらおうかしら?

 

「とりあえず泳ぎましょうか。あんまり沖の方には言っちゃダメよ?」

 

「分かってるって!フェイト!レヴィ!一緒に行こー!」

 

「分かったよアリシア!とおっ!」

 

「ちょっとレヴィ!姉さん!待ってよー!」

 

フェイトの苦労が一人増えたわね…本当にレヴィのオリジナルがアリシアって言われても違和感無いわよ。

 

「王様はどうするん?泳ぐん?」

 

「ふっ、我は子鴉と違いそんな幼稚な行為などせぬわ。このロクトから借りたボートに乗って海上でゆったりと過ごしてくるのだ」

 

「なら私も乗せてーな。そんで家でのロクトくんの事教えて欲しいやけど」

 

「誰が教えるか…って、待て子鴉!貴様勝手に我のボートに乗るんじゃない!」

 

「ケチケチしないで一緒に乗った方が楽しいでー」

 

「それは貴様が勝手に思ってるだけって待て!待つのだ!」

 

はやてとディアーチェはなんだかんだ仲良く?やってるわね。

 

「ねぇねぇシュテルちゃん…私思うだよね、何でロクトくんは私達の気持ちに気付いてくれないのかな?って」

 

「それは私達も殆ど毎日考えている事です。もう態とではないかと思うくらい酷い時もありますからね…」

 

「なら今日折角お泊まりに来てるんだからロクトくんを頑張って振り向かせ…るのは無理だとしても意識させるの!」

 

「…そうですね、幸い温泉には混浴もあるらしいですし…なのは、一緒にロクトと入りませんか?」

 

「ふええええ!!?」

 

へぇー混浴もあるのねここは。流石バニングス家、凄いわね。

 

「アリサとすずかは泳がないのか?」

 

「あっ、ヴィータちゃんとシャマルさん。ゴムボートを借りてきたんでそれに乗ろうとしてたんですよ」

 

「なんならヴィータ達も一緒に乗る?」

 

「いいのか?じゃあ私も乗らせて貰うよ」

 

「じゃあ私もお言葉に甘えて♪」

 

アリサとすずかとヴィータとシャマル。珍しいわね、すずかとヴィータ達なら分かるけどそこにアリサも加わるなんて…。

 

「あの…」

 

「え?あ、ユーリじゃない。どうしたの?」

 

私が皆を見ていると後ろからユーリに声を掛けられた。

 

「その、一緒に泳ぎませんか?」

 

そう言って上目遣いで浮き輪を渡してくるユーリ。

うーん可愛いわね…百合じゃないけど私が百合だったら即惚れている所だったわ。

 

「ええ、喜んで♪」

 

「本当ですか!じゃあ行きましょう!」

 

私はユーリに手を引っ張られて一緒に海へ入っていった。

 

 

sideリインフォース

 

最近、何処か体がおかしい。アイツの事を考えると鼓動が早くなる。逆にアイツが主や咲達と話しているのを見ると胸の奥にチクッと痛みが走る。シャマルに聞いても風邪等の病気では無いと言われた…一体何なのだろう?

 

「おっ、そこのおねーサン。今1人?良かったら俺らと遊ばなーい?」

 

「…失礼、連れと来ているので」

 

「んじゃその連れの女の子も一緒に遊ぼーぜ。こんな海で泳ぐより気持ちいいことさせてあげるからさ!」

 

「…結構だ」

 

金髪に染めた軟派そうな輩とパンチパーマのサングラスを掛けた男達に絡まれた。この様な輩は執拗いのでウンザリしてくる。

 

私が断っても何度も誘ってくる男達を無視してパラソルに戻ろうとすると軟派そうな男に腕を掴まれた。

 

「おいおい、無視とかすんなよおねーサン。ちょっと遊ぶだけだからさ」

 

「…離せ」

 

「怖い顔しないでさー、ほら一緒に行こーぜ?」

 

「…チッ、離せと言ってるんだこの下衆が」

 

「あ?おい…あんま調子乗ってんじゃねぇぞ!?」

 

「女だからって乱暴されねぇと思ったら大間違いだからな!?」

 

「黙れ、先程から下心丸出しで強引に私を連れていこうとした下衆共が口を開くな。不快だ、失せろ」

 

「こんのアマァ!!」

 

難破そうな男が私の腕を掴みながら声を荒らげる。

 

「おい…貴様等、リインフォースに何をしている」

 

「シグナム…」

 

「ん?何だ何だ、また綺麗なおねーサンが来たな」

 

「なーに、俺らはただ一緒に遊ぼうって誘ってただけだよ。何ならおねーサンもどうよ?」

 

「いいからその腕を離せ…さもなくば切り落とすぞ」

 

「ああ?なんだ?気が強いねぇ、まぁアンタも一緒に行こーぜ!」

 

「……」

 

「ガアッ!?」

 

「いつまでリインフォースに触れているつもりだ…行くぞ」

 

「ああ」

 

シグナムが私の腕を掴んでいる男の顔面を殴りそう言い放つ。シグナムと私はそれから目を離してパラソルへ戻る。

すると男達は逆上して殴りかかってきた。

私は咄嗟のことで動けず、このままでは私の顔に男の拳が当たる筈だったのだがそれは当たらなかった。

 

 

「このクソアマァ!調子のってんじゃ!「はいそこまで」なっ!?」

 

「男が女に手をあげちゃだめだろ?」

 

何故なら、以前私の防衛プログラムを壊してくれた少年がその拳を受け止めていたからだ。

 

side碌斗

 

皆にサンオイルを塗り終わってから、俺はパラソルで寝ていた。

 

「ロクトは泳がないの?」

 

「ん?あぁ。俺泳げねぇんだよ、カナヅチだから」

 

「ロクトでも出来ないことってあるんだね」

 

「おいそりゃどう言う意味だ」

 

俺だって人間なんだから出来ないことの1つや2つ、あるに決まってるだろ。それに泳ぐのは前世から無理なんだよ。

 

「いやぁ、なのは達から聞いた話しだとロクトって何でも出来そうだったからさ」

 

「あのなぁ…俺は小学生だぞ?ただちょっと魔法が使えるだけだ」

 

「ちょっとって…」

 

苦笑いするユーノ。

別に間違ったことは言ってないぞ?俺は神から能力を貰っただけで本当は何の力もない一般人なんだからな。

 

俺達が駄弁っていると、人間形態のザフィーラが近づいてきた。

 

「小鳥遊」

 

「あ、ザフィーラさん。どうしたんですか?」

 

「我の事はザフィーラでいい。それに敬語もいらん」

 

「そう?じゃあ俺の事も名前でいいよ」

 

「ならロクト、それにユーノ。今から屋台に行き飯を買おうと思っていたのだが…一緒に行かぬか?」

 

「俺はいいけど、ユーノはどうする?」

 

「じゃあ僕も行こうかな」

 

俺とユーノとザフィーラは近くにあった焼きそばの屋台に行った。因みにアラジンは海で浮き輪に乗って浮いている。

 

屋台に着くと、そこには焼きそばだけではなくフランクフルトやお好み焼きも売っていた。何でも3人兄弟でそれぞれが作って販売しているらしい。

 

「うわぁ、美味そう…」

 

「おっ!見る目があるね坊主!どれにするんだい?焼きそば、お好み焼き、フランクフルト、どれも1つ200円だよ!」

 

香ばしい香りとジュージューとやける音につい呟いてしまった俺の言葉に焼きそばを作っているハチマキをまいた五分刈りの青年が大きな声で話しかけてきた。

 

「じゃあ焼きそばとお好み焼きを2つずつ、それとフランクフルトを3つ下さい」

 

「何だ少年、そんなに食うのか?」

 

お好み焼きを焼いている金髪ショートの青年が聞いてきた。まあ普通はそうも思うよな。

 

「うん、だって滅茶苦茶美味そう何だもん。それに腹減ってるから全然食えるよ」

 

「ほぉー大した少年だ。そこの褐色のお兄さんと大人しめな少年はどうする?」

 

「そうだな…焼きそば、お好み焼き、フランクフルトを1つずつ頼む」

 

「僕はそんなに食べれないから焼きそば1つで」

 

「あいよ!うちは頼まれてから作るから少し時間がかかるんだ、だからそこのベンチで少し待っててな!」

 

「これでも飲んで待っててくれいや」

 

そう言ってフランクフルトを焼いていた坊主にグラサンの青年が俺たちに1本ずつラムネを渡してくれた。

 

「ありがとうございます」

 

「有難いが、いいのか?」

 

「いいって事よ!作るのを待ってて貰うんだからな!まぁゆっくりしててくれいや!」

 

そう言うと坊主の青年はフランクフルトを焼く作業に戻っていった。

気のいい兄ちゃん達だなー、と思い青年達見ているとユーノが俺にラムネを見せて聞いてきた。

 

「ねぇロクト、これってどうやって開けるの?」

 

「ん、あぁそれはなぁ。この蓋をこうやって…ほら開いた」

 

「へぇー面白い飲み物だね」

 

「だろ……ん?アレって…」

 

視界の先に何やら2人の男に絡まれているリインフォースの姿が見えた。片方の男がリインフォースの腕を掴んで話しかけている。

 

「ナンパか」

 

「どうしかしたのか、ロクト」

 

「いや…リインフォースがナンパされて、ってシグナム?」

 

リインフォースが何か話していると何やら男達が怒り始めた。そしてその間にシグナムが仲裁に入った。

 

因みにシグナムの事を呼び捨てなのは、あの戦いが終わって帰る時にシグナムが俺を好敵手と認めたから対等に話してくれと言ってきたのでそうさせて貰っている。

 

「…止めに行った方がいいか?」

 

「あの二人だったら大丈夫じゃないかな?逆にあの男の人達の方が可哀想だよ」

 

「たしかに、っ!」

 

リインフォースが後ろを向いている時、シグナムに殴られた方の男が大声で叫びながら拳を振りかぶっていた。

 

反応できていない、そう思った俺は一気にリインフォースと男の間に入って男の拳を掴む。

 

 

「男が女に手を上げちゃダメだろ」

 

「なっ、何だ!このガキいつの間に!?」

 

「とっとと帰ったら。じゃないとこの手、握りつぶすよ」

 

掴んでいる右手に少し力を入れる。それだけで男の拳はミシミシと悲鳴を上げていく。

 

「イデデデデデ!!!わかった!分かったから!離せ!!」

 

「離せ?」

 

立場を分からさせるために手の力を更に込める。

 

「あぎゃあああ!!??すいません!!離してください!!」

 

「ん、もう二度とすんなよー」

 

「「ひいぃぃぃ!!!」」

 

男の手を離すともう片方の男と一緒に走って逃げていった。ちゃんと力は加減したから折れてもいないしヒビも入ってはいないだろう。

 

「さて、大丈夫か?」

 

「あ、あぁ」

 

「ロクト、今のはどうやったのだ?物凄い速さの移動だったぞ」

 

俺が2人に聞くとリインフォースは戸惑いながら頷いて、シグナムは目をキラキラさせながら詰め寄ってくる。

近い、近いよシグナム。鼻が当たる程近いよ。

 

「し、シグナム、少し離れてくれ…顔が近い///」

 

「む。す、すまない。つい気になってな///」

 

そう言うとシグナムは2歩程後ろに下がる。その隣では何故かリインフォースが俺を睨んでいた。

 

「あのー、何でリインフォースは俺を睨んでるんだ?」

 

「別に…何でもない」

 

「いや、怒ってるよな?何故に?リインフォースになんかしたか俺?」

 

アレか、余計なお世話だったってヤツか?

 

「………フだ」

 

「え?」

 

「リィフだ!」

 

「お、おお。どうしたんだよいきなり」

 

「私は主等からそう呼ばれている。だからお前もそう呼べ。その代わり私はお前の事をロクトと呼ぶ」

 

「えぇ…まぁいいけどさ」

 

確かにリインフォースだと長いからな。

 

後で気になって聞いたのだが、リィフと名付けたのは咲だった。

 

 

 

「おっ!坊主、さっきはカッコよかったぞ!」

 

ザフィーラ達の所へ戻ると焼きそばを焼いていた兄ちゃんが俺に声をかけてきた。どうやら一部始終を見られていたらしい。

 

「そんな少年におまけで1個ずつプレゼントだ」

 

「えっ!いいんですか?」

 

「あったぼうよ!俺達は坊ちゃんの行動に感動した!だからこれはその気持ちだ!」

 

気持ち…気持ち?感動させてもらったからそのお礼って事か?なんかよく分からんがまぁ貰えるなら有難く貰っておこう。

 

「それじゃお言葉に甘えて…ありがとうございます。あ、これ代金です」

 

「あいよ!毎度ありぃ!またのお越しをお待ちしてるぜ!」

 

俺は焼きそばの兄ちゃんにお金を渡してリィフ達と一緒に保護者がいる所へ戻った。

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