魔法少女リリカルなのは 〜ありがちな転生生活〜 作:妖魔夜行@
学校での日常は非日常である
side碌斗
家から歩いて約10分程離れた所に俺達が通う小学校がある。
市立海鳴小学校。1学年2クラスで1クラスに約40人。全校生徒数479人のそこそこ児童が多い学校だ。
学力はそこまで高くなく全国平均から見れば中の中といった所にある。
ただ部活動、特にサッカー部は強豪で全国大会の常連となっている程だ。
ん?俺?俺は何の部活も入っていない帰宅部だよ。というか小学生で部活入っていないのは別に珍しくは無いと思うんだが…。
「ロクト、どうしたのですか?先程からどこか上の空と言った感じでしたが」
「ん…?あぁ、いや何でもない。今日の給食は何だったけなーって思ってさ」
「今日の給食はハヤシライスだよ!」
「お、マジか。これは争いが起きるな……」
ルーの取り合いという名の戦争が。
「男子は凄いですよね、給食であそこまで盛り上がれるんですもん」
「確かにあの盛り上がりようは中々目を見張るものがあるな……たまにレヴィも混じっているが」
そう言ってジト目でレヴィを見るディアーチェ。当の本人は先程から「ハッヤシライス♪ハッヤシライス♪」と言いながらスキップをしているのでディアーチェの視線に気づいていない。
因みにアラジンは待機状態で俺の首にかけている。
「しかし、どうしよっかな。今日の晩飯はカレーにするつもりだったんだが…」
「別に我はいいぞ?気にせんしな」
「私も別に大丈夫ですよ、ハヤシライスとカレーは似て非になるものですし」
「私も大丈夫ですよ、ロクトの作る料理はどれも美味しいので飽きることなんてありませんし」
『僕も気にしないよ!』
ふむ、4人とも別に気にしないみたいだな。レヴィは…多分気にしないだろ。
「じゃあ今夜はカレーだな。辛口でいいよな?」
『「「「それは却下です(だ)(だよ)」」」』
何故だ。
◇
教室につくと半分程生徒が席に座っていた。近くの席の友達と話したりしてるやつが殆どだ。因みに俺とシュテルは1組でレヴィとディアーチェ、ユーリは3組だ。
「おっすおはよう碌斗。そ、それとおはようございます!シュテルさん!」
「おはよう健介」
「おはようございます竹中くん。じゃあロクト、私は日直なので日誌を取りに行ってきます」
「おう、いってらっしゃい」
今俺達に挨拶をしてきたのは竹中健介。サッカー部でエースストライカーをやっている運動神経の良い奴だ。
「そう言えば健介見たか?昨日の体〇会TV」
「見た見た!凄かったなアレ!まさか全部のパネルを打ち抜けるとはな!」
「いやぁ…あの寸分狂わず蹴り抜くキックは流石だよなぁ、引退して10年以上経つのに衰えてないもんな」
「だよなー!すげえよなー…流石伝説のストライカーだよ」
俺と健介が話で盛り上がっていると2人の少年が近くの席に座った。
「やぁおはよう碌斗君、健介君」
「おっす!碌斗、健介」
「悟史と圭一か。おはよう」
「おっす、悟史、圭一」
今俺と健介に先に挨拶したのは北条悟史。金髪のサラサラヘアーでいつもニコニコしている奴だ。成績優秀でこのクラスの委員長をしている。下級生、上級生どちらからもモテるイケメンだ。
そしてもう1人の少年は前原圭一。茶髪のショートヘアーで元気がいいクラスのムードメーカーだ。但しかなり変態なやつでよく学年中の男子達と猥談をしている。
そう、もうお気づきだろうが…こいつらはあの『ひぐらしのなく頃に』シリーズに出てくる主要キャラ、「前原圭一」と「北条悟史」本人達だ。
この世界は『魔法少女リリカルなのは』ににたifの世界…つまり、他の作品のキャラがいてもおかしくない何でもありの世界らしい…と神様が言っていた。因みに2組には「竜宮礼奈」がいて3つ下の学年には「北条沙都子」と「古手梨花」、「古手羽入」がおり、1つ上の学年には「園崎魅音」と「園崎詩音」がいる。
あと余談だがここは海鳴市なのでオヤシロ様の祟りなんかないし、怪奇事件も起こっていない。その証拠に『ひぐらしのなく頃に』キャラ達は平穏に暮らしている。
こんな感じにリリカルなのはの世界に馴染むように修正されているらしい。
「なぁ聞いてくれよ!俺昨日聖小の女神達にあってしまったんだよ!」
「「「「「「!?本当ですか!リーダー!!!」」」」」」
「「「うおっ(うわっ)!?」」」
圭一が話したあとクラス中の男子が全員俺らの方を向いて叫んできたのだ。それに驚いて俺と健介と悟史は揃えて声を上げてしまった。
聖小の女神達と言うのは原作キャラの高町なのは、フェイト・テスタロッサ、八神はやて、アリサ・バニングス、月村すずかの事だ。
「あぁ、お前らにもその時の話を聞かせてやろう!そして戦利品を見せてやろう!!」
「「「「「「おおおぉぉお!!!!」」」」」」
「コレだ!!」
そう言って圭一が取り出したのは……写真?
「コレは女神達の生写真だ!!」
「「盗撮じゃねぇか!!」」
俺と健介が同時に突っ込む。だが圭一はそれを聞いても「ちっちっちっ」と目をつぶって指をふる。
「違うね、コレはちゃんと女神達に断わってから撮らせてもらったものだ!」
「「「「「「おおお!!!!」」」」」」
「そしてコレを!我等が同士にも分けてやろう!」
「「「「「「いええええええいいい!!!!!!」」」」」」
………うるせぇ。
そして授業が終わり放課後になる。 いやなんにも無かったから仕方ないじゃん?
「ロクト、帰りましょう」
「あぁ、じゃあな健介、圭一、悟史」
「おうまたな」
「ちくしょう!何故アイツの周りばっかり美少女がいるんだ!俺のところに来てくれてもいいだろ!じゃあな!」
悪態をつきながらも律儀に返事をしてくれる圭一。でもお前…後ろ見た方がいいぞ……。
「またね碌斗君。それと……圭一君、後ろを見た方がいいよ」
「え?ぎゃぁあー!!れ、れ、レナー!!??い、い、い、いつのまに!」
「圭一くん…少しレナとO☆HA☆NA☆SIしようか…」
「い、い、いやぁぁあああー!!!」
哀れ圭一……ご愁傷様。
圭一の悲鳴を聞きながら俺たちは教室を出るのだった。
◇
「あっ、ロク!シュテるん!」
「何だお前達、態々待っててくれてたのか?」
「そうですよ別に先に帰っていても良かったんですよ?(そうすれば私はロクトと一緒に二人きりで帰れたのに…)」
「ふん、家族を待つのは当たり前だろう(それに我等が先に帰ってしまったらロクトとシュテルが二人きりになってしまうではないか!そんな羨ましい事はさせぬぞ!)」
「それともロクトは私たちに帰って欲しかったんですか?(そんな事したらロクトとシュテルは二人きりに…羨ま、許せません!)」
「いやいやそう言う事じゃねぇよ。確かに言い方が悪かったかもな、すまんすまん」
何やらディアーチェとユーリの顔が急に険しくなったので取り敢えず謝って頭を撫でる。うちの家族は機嫌が悪くなると俺にO☆HA☆NA☆SIと言う名の制裁を受けさせてくる。頭を撫でたりすると機嫌が直るので俺は良く皆の頭を撫でている。
まあ孤児院でも良くちびっ子達を撫でてたからその慣れから来てるのもあるけどな。俺は撫で方が上手いから撫でられてて気持ちいいって言われた事もあるし。
「あっ…えへへ…/////」
「む…ふわぁ…/////」
見ろよこのディアーチェとユーリの蕩けた顔。やっぱ俺の撫で方は上手いみたいだな。良かった良かった…。
と思っていたら今度はシュテルとレヴィまで機嫌が悪くなっていたので順番順番に撫でてやった。でも校門の目の前で撫でていたから男子達からの嫉妬と殺意の混じった視線が酷かった。
感想、評価お待ちしております。
誤字脱字の報告があればよろしくお願いします。