魔法少女リリカルなのは 〜ありがちな転生生活〜   作:妖魔夜行@

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宴の会

sideアルフ

 

 

「恭也さん風呂行きますか?」

 

「そうだな…いや、また風呂に入って待たせるのも悪い。夕食後でいいんじゃないか?」

 

「それもそうっすね。にしても腹減ったなぁ…」

 

「昼間あれだけ食べただろ……」

 

「ソレとコレとは別っすよ。というか恭也さんと試合をすると腹が減ります」

 

先程からあたしの目の前で会話をしているのはロクトと恭也。

 

にしても…やっぱりフェイトやアリシアが言うだけはあるね。生身でアレだけ動けるなら魔法を使えば……何かあたしも闘いたくなってきたよ。

 

「なぁロクト」

 

「はい?何ですかアルフさん」

 

「あたしの事はアルフでいいよ。それに敬語もいらないよ」

 

「いいんですか?」

 

「ああ。別に構わないよ」

 

「それじゃあ…どうかしたのか?アルフ」

 

「いやぁ…さっきのロクトと恭也との闘いを見てたらさ、何かあたしも体動かしたくなってきちゃってさ」

 

「……流石にもう今日は無理だぞ?」

 

「分かってるよ!だから今度魔法もありで一戦やろうよ!」

 

「うーん、まぁ今度な」

 

よしよし!いやぁいつ闘えるのか楽しみだね!

ま、今日はご馳走を楽しもうかなー!肉肉!!

 

 

sideリニス

 

全く…あの子は本当に自由なんですから……あとでロクト君に謝らないといけませんね。

アリシアやフェイトが言うには私やプレシアと同等の実力を持つ魔導師らしいですが…何であの子達は彼が戦っている姿を見た事ないのにそこまで言えるのでしょうか?ああ、そう言えばシグナムさんと戦ったのをはやてから教えて貰ったんでしたっけ。

ですが…フェイト達も成長の余地はかなりある。咲に関しては既にクロノ君レベルの実力を持っている。小鳥遊碌斗…彼は本当にそれ以上の実力の持ち主なのでしょうか?

 

………私も彼の魔導師としての実力を見たくなってきましたね。

 

「後で私も頼んでみますか」

 

どうせならプレシアも誘って一緒に戦って見ましょうかね。

 

 

side碌斗

 

…何か嫌な予感がした気がする。

 

「どうかしたのかロクト?」

 

「いえ、何でもないっす。にしても…広いっすね……流石バニングス、金のかけ方が違うな」

 

下手な小学校の体育館より広いぞこれ……。

料理が置かれている高級そうな小さな机にこれまた高級そうな座布団が敷いてある。形としては丁度コの字を左に90°回転させた様な形だ。

 

「大人の方々はこちらへどうぞ。お酒が用意されているので。お嬢様方はこちら側の席なら自由にお座り下さい」

 

そう言って士郎さん達大人組を席に案内する鮫島さん。さて、俺はどこに座ろうか…。何かなのは達に凄い見られてる気がするけど気にしないでおこう。

 

「なぁユーノ。端のあの場所に行こうぜ。アラジンもこっち来てくれ」

 

「え?でもなのは達がコッチおいでー見たいな感じで手を振ってるよ?」

 

「俺には見えないな」

 

「ね、ねえ碌斗くん……シュテルちゃん達が凄い形相で見てるんだけど……」

 

「…俺には見えない「なら見せて上げましょう」うをっ!?シュテル!?」

 

お前俺の後ろにいたんじゃないのかよ。何で突然目の前に現われんだよ……。

 

「愛の力です」

 

「意味わからんし、心を読むな。で、何だこの腕は」

 

「ロクトは私の隣の席だと決定しています。よって私達はあそこの席にします」

 

そう言って俺の腕をがっしりと自分の腕で組むシュテル。待て、外れねぇ!シュテルの奴どこにこんな力があんだよ!?

目線でユーノとアラジンに助けを求める。

 

「(ゴメンねロクト…僕には無理だよ…)」

 

「(ごめんよ碌斗くん、僕まだ死にたくないんだ)」

 

ユーノとアラジンは目を逸らして合掌していた。

二人ともぉおおお!!!!!

 

「ちょっと待ってなの!ロクトくんの隣は私が座るの!」

 

「なら私は右側に座りますからナノハは左側に座ってはどうです?」

 

「さあロクトくん座るの!」

 

手の平返しが早すぎんだろ!?もうちょい耐えろよ!2人に両腕を組まれながら座らされる。

 

「はぁ…何でそんなに俺の隣に座りたがんだか……」

 

「それは「あぁ〜〜〜!!!シュテるんとなのはが抜け駆けしてるー!!」残念でしたねレヴィ、早い者勝ちですよ?」

 

レヴィの他にもディアーチェとユーリ、はやて、アリサが口々に言葉を発する。

俺は心を無にしてそれを聞き流していた。するといつの間にか話は終わっていたようで今から乾杯をするみたいだ。

音頭は士郎さんが取っている。

 

「えー、今回もこんな豪華な別荘に招待してくれたアリサちゃんにお礼を言って乾杯しましょう!では皆さんグラスを持って…………乾杯!!」

 

「「「「「「乾杯!!!」」」」」」

 

 

sideフェイト

 

「フェイト〜!アリシア〜!どうして貴方達はこんなに可愛いのかしら〜!!」

 

「お、お母さん!恥ずかしいから止めてよー!」

 

「リニスー!アルフー!助けてー!」

 

私と姉さんは今、酔っ払ったお母さんに抱きしめられています。

 

「ほらプレシア、いい加減にしなさい。フェイトもアリシアも困っていますよ」

 

「仕方ないじゃない!2人が可愛すぎるのがいけないのよ!!」

 

「はぁー、この酔っ払いは……ほら子供自慢なら高町さんや御林さんもやっているからそこで話してきてください」

 

リニスはそう言うと私と姉さんを引き剥がして母さんを同じく酔って子供自慢をしているなのはのお父さんと咲のお父さんの所へ連れていきました。リニス、ありがとう。

 

「やっと解放されたねフェイト」

 

「うん…リニスに感謝しなきゃだね」

 

じゃあ解放された事だしロクトの所に行って約束していたマッサージをしてもらおう。

 

「お、フェイト。来たか」

 

ロクトの所へ行くとロクトはご飯を食べながら…いや食べさせられていた。

 

「はいロクトくん、あーん!」

 

「ロクト、こちらも美味しいですよ」

 

「だからお前らは自分で食え!俺は自分の分があるんだから!」

 

「ではこちらを」

 

「だからって俺の分を食わそうとすんな!自分で食えるから!待て俺のを食おうとするなぁ!」

 

……大変そうだから頼むは後にしとこう。

 

 

 

数十分後、2人から解放されたロクトが私の所へ来た。ロクトも私も他のみんなも料理は食べ終わってそれぞれ話したり遊んだりしていて、大人達はお酒を飲んで話している。

 

「悪いな待たせちまって」

 

「ううん。別に大丈夫だよ」

 

「サンキュー。じゃ、やるからうつ伏せになってくれ。痛かったり力が弱かったりしたら言ってくれ」

 

「うん。わかったよ」

 

そしてロクトのマッサージが始まった。

 

 

 

「ほい終了。どうだった?」

 

「ふにゃあ〜………」

 

すっごい……気持ちよかった………。

そのまま眠っちゃいそうなくらい気持ち良かった。というか、本当に眠気が出てきて……。

 

「ん?眠いのか?なら寝ててもいいぞ。部屋に戻る時に起こしてやるから」

 

「じゃあ…そう、させて……もら…う……」

 

side碌斗

 

「すぅ………すぅ………」

 

「……寝たか。ふわぁ…」

 

俺の膝で寝息を立てているフェイトを見てると何だかこちらまで眠くなったきた。

 

「むむむむむ!フェイトばっかりずるいよ!僕にもしてよ!」

 

「コラ、レヴィ静かにしろ。フェイトが起きるだろ」

 

というかお前は家で隙あらば俺の膝の上に頭乗っけてくるじゃねーか。

 

「ぶー、ふこーへーだー…イイもん!シュテルやディアーチェ達にも言ってくるもん!」

 

「あ、おい!待て!……行っちまった…シュテルやなのはに見られたらめんどくせぇ事に「私やなのはに見られたら何が面倒くさい事になるんですか?」なるうおわぁ!?シュテル、いつの間に…!?」

 

「ロクトが「悪いな待たせちまって」と言ったところからです」

 

「めちゃくちゃ最初じゃねぇか!!!」

 

というか何?シュテル達から解放されたと思ってたら実は近くにいたってこと?何それ怖い。

そう思っているとシュテルが何故か顔を近づけてきた。俺はフェイトに胡座の膝枕をしているので身動きが取れない。

 

「な、何だよシュテル」

 

「………いえ、何でもありません。そのままではロクトもキツくなってくると思うので枕の代わりになるものを貰った来ますね」

 

そう言ってシュテルは給仕さんの元へ歩いていった。一体何だったんだ?

数分後シュテルがまくらと水が入ったコップを持ってなのはと一緒にやってきた。

 

「そうっと下ろして……よし、枕の上に頭を乗せて、と…あとは毛布でも掛けとくか」

 

「あ、じゃあこれ使って。さっき給仕さんから一緒に貰ったの」

 

そう言ってなのはが薄めのタオルケットを渡してくれる。俺はそれをフェイトにかけて起こさないように離れた。

 

「どうぞロクト」

 

「ああサンキュー」

 

シュテルから水を貰いそれを飲み干す。と、体に異変を感じる。

 

「あれ?にゃんかこりぇおかしぃ……」

 

俺の意識はそこで途切れた。

 

 

 

翌日、目が覚めると俺は自室のベッドで寝ていた。隣のベッドにはユーノとアラジンが寝ている、時計を見ると短針が5を指していた。

 

「あれ…?俺いつの間に寝たんだ?昨日の寝た時の記憶がないぞ…?」

 

というか頭が痛い。ガンガンと痛む。過去に2回程経験したことのある痛みだ。

 

「……眠いし頭痛いしとりあえず寝とくか」

 

俺はまた布団を被って瞼を閉じた。

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