魔法少女リリカルなのは 〜ありがちな転生生活〜   作:妖魔夜行@

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転校生と転生者

side???

 

「どんな人なんだろうな………小鳥遊碌斗、御林咲」

 

「兄さん、そろそろ出発だってさ」

 

「うん。わかったよ時雨」

 

さて、会うのが楽しみだ。

 

side碌斗

 

夏休みも終わり今日から新学期となる。

 

俺はアリサの別荘へ泊まりに行く旅行を終えてから一度もアイツらと会っていない。と言うか何か避けられてる気がするんだよな……シュテル達に聞いても私達は話せないの一点張りだし。

そんな事を考えているといつの間にか学校に着いていた。

クラスメイトなどに挨拶をしながら教室に入り机の上に突っ伏していると頭を叩かれる。顔を上げるとそこには咲がいた。

 

「久しぶりねロクトくん」

 

「そうだな」

 

「何よつれないわね」

 

「眠いんだよ。察しろ」

 

「はぁ…この分じゃ転校生が来るって言っても反応しないわね」

 

「転校生ねぇ……まさか転生者じゃないよな?」

 

原作では聖小に転校生など来ない。だがここはifの世界なので普通にありえる。

 

「ま、見れば分かるか。ほら神崎くると面倒だからさっさと戻れ」

 

「はいはい。また後でね」

 

そう言うと咲は自分の席へ戻って行った。因みに夏休み前に席替えをしたので席は変わっている。俺の席は窓側の1番最後尾で咲の席は廊下側の1番前だ。

ま、最後尾なのは嬉しいな。授業中寝ててもバレにくいし。

俺がまた寝ようとすると声がかけられる。

 

「お、おはようロクトくん」

 

「はやてか…おっす」

 

隣の席になったはやてだ。いつもの活発な姿とは違い、今日は随分大人しい。

顔も何か赤いし…風邪か?

 

「おいはやて」

 

「ひゃい!な、なんやでしょう!///」

 

「…お前大丈夫か?顔赤いし何か変だぞ?」

 

「べっ、別に何でもあらへんよ!うん、私は大丈夫や!/////」

 

「そうか?ならいいが…」

 

本人がそう言うなら大丈夫か。それじゃ、ホームルームが始まるまで寝てるとするかな。

 

sideはやて

 

「すー………すー………」

 

隣で寝息を立てているロクトくんをチラリと見る。

 

「(ああああぁぁぁ!!!!!顔が直視出来へん!!)//////////」

 

夏休みにアリサちゃん家の別荘に泊まりに行った時のアレが原因や……なのはちゃん達もくらったみたいやしな…私らの中で無事やったのは咲ちゃんとアリサちゃんとすずかちゃん、それと寝ていたフェイトちゃんだけやったらしい。

 

ロクトくんが私の頭に手を置いて、ナデナデして…しかも耳も触られて…そんで、

 

『照れてるの?クスッ、可愛いね』

 

あああぁぁあ!!!!ダメや!あの時の事を思い出すんやない!八神はやて!!

心頭滅却、心頭滅却、心頭滅却、心頭滅却、心頭滅却、心頭滅却………。

あ、そう言えばまつ毛長かったなぁ………ハッ!

 

「…お前、何やってんの?」

 

「うぇっ!?/////」

 

何か私が無意識に拳を机にぶつけてたらしく、その音でロクトくんの目が覚めたって言われた…私の痴態を見られてた……。

 

「たくっ、何で悩んでのか知らねぇがもうちょい静かにしろよ。もうちょい寝れたのによ」

 

「ご、ごめんて……」

 

アンタのせいでこんなになってんやろー!!!って口が裂けても言えんなぁ……。

数分後、先生が教室に入ってきてみんなで挨拶をする。

 

「えー、ホームルームの前に皆にお知らせがあります。今日、新しく皆のお友達になる子がいまーす!」

 

先生のその言葉に皆騒ぎ始める。

 

「先生!女子ですか!」

 

「男子の皆は残念。男の子です」

 

「「「キャーー!!」」」

 

「うっせぇ……」

 

女子の皆の黄色い歓声に顔を顰めるロクトくん。

 

「どんな子やと思うロクトくん?」

 

「……神崎みたいな自己中ヤロー」

 

「へ?」

 

「じゃあ入ってきてー」

 

扉を開けて現れたのは……

 

 

 

「よぉ!我が嫁たち!会いに来たぞ!!」

 

金髪のツンツンヘアーの少年だった。

 

 

side碌斗

 

……やっぱりな。

神崎(2号)は吉田先生(担任)を無視して最前列にいるなのはと咲を口説いている。そしてそれを止めに入ったアリシアとアリサも巻き込まれ、更には目に止まったフェイトとすずかも巻き込まれた。

はやては見つからないように机に突っ伏して顔を隠している。

 

「なんだなんだ、我の嫁達は全員我と同じクラスなのか。まぁオリ主の我には当然だな!」

 

と、神崎(2号)は言っているが当然それを黙って聞いていられない男がいる。

 

「おいてめぇ!!誰が誰の嫁だって!?なのは達は俺様の嫁に決まってるだろぉが!!踏み台はすっこんでろ!!」

 

そう。神崎(本家)だ。

俺?何で俺がキレなくちゃいけないんだよ。

神崎(本家)は神崎(2号)に近づくと思いっきり腕を振りかぶって殴りかかった。

 

「おらぁ!!!」

 

「ぐっ!何をする!雑種の分際で!」

 

それを両手でガードして防ぐ神崎(2号)。いやそれくらい避けろよ。

 

「うるせぇんだよ!俺の嫁を口説きやがって!オリ主は俺だ!!」

 

「ふん、何を言うかと思えば。貴様の容姿は踏み台そのものではないか。まさにオリ主である我にピッタリの踏み台だ」

 

「んだとクソ金髪ヤロー!!!」

 

「いい加減にしなさーーい!!!!」

 

ドゴッ!!!

 

神崎(本家)と神崎(2号)の頭にゲンコツを振り下ろす吉田先生。かなりいい音がしたぞおい……。

 

「神崎君は席に戻って聖君はさっさと自己紹介をしなさい!!ほら、バニングスさん達も戻って」

 

先生に言われて渋々席に戻る神崎とやっと解放されたとため息をついて席に戻るアリサ達。

 

「それじゃあ聖君、自己紹介をして下さい」

 

「聖帝(ひじりみかど)だ。我は雑種等と付き合うつもりはない。あと我の嫁に手を出したものは許さん!」

 

「誰がテメェの嫁だ!!なのは達は俺の嫁だ!!!」

 

「ふん、雑種が何を吠えようが俺の嫁であることは変わらん」

 

「だ!か!ら!誰がアンタらの嫁よー!!!!いい加減にしなさいよね!!!」

 

あらら、遂にアリサがキレやがった。

アリサはそれから凄い勢いでまくし立てて神崎と聖を黙らせた。それを好機とばかりに吉田先生が聖と神崎にラリアットを決めて意識を刈り取ってから席を決めて座らせた。それでホームルームは終了となった。

 

 

そして午前授業を終わらせ放課後、俺は速攻で教室から飛びだした。

 

「逃がさないわよ」

 

しかし逃げきれなかった。

 

「離せ咲。めんどくさい匂いしかしない。俺は帰る」

 

「ダメよ。今から翠屋に行くからロクト君も来なさい」

 

咲に襟首を掴まれるが俺はそれを一瞬で振りほどいて脱出する。

 

「あ、コラ待ちなさい!」

 

「やなこった!」

 

今回ばかりは本当に面倒だから俺は逃げる。タダでさえ神崎とか言う面倒な自称オリ主君がいるのにもう1人増えるとか勘弁してくれ。そしてそれに俺を巻き込もうとしないでくれ。

 

俺は脱兎の如く咲から逃げた。

 

side咲

 

「あー行っちゃった…もう!あんな面倒なのを私一人に押し付けて帰んないでよ!!」

 

「あのー」

 

「何!」

 

気がたってる中で声をかけられ荒れた声で反応してしまった。声をかけてきた少年も驚いていた。

 

「ごめんなさい。何かしら?」

 

訂正して再び聞き直す。

 

「あ、うん。僕今日2組に転校してきた氷室吹雪って言うんだけど…君は御林咲さんで合ってるかな?」

 

この子も転校生?そう言えば2組の子が言ってたわね。

 

「そうだけど……何の用かしら?」

 

「えっと、その前に小鳥遊碌斗君はいるかな?彼もいてくれたら嬉しいんだけど……」

 

「……ロクト君なら帰ったわよ」

 

「え、本当?うーん…じゃあ彼は明日でいいかな」

 

「…そろそろ要件を話してくれるかしら?」

 

私も早くなのは達と帰りたいんだけど、という意味も込めて彼にそう言う。

すると彼は慌てて謝罪して告げてきた。

 

 

 

 

「ごめんごめん。同じ転生者同士で話がしたくてさ、今から時間あるかな?」

 

 

 

 

 

 

「はい?」

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