魔法少女リリカルなのは 〜ありがちな転生生活〜   作:妖魔夜行@

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終わり!へーてー!

side碌斗

 

はぁ…全く、面倒な奴らが残ったな。

 

「おい聖、お前みたいな踏み台が出しゃばるんじゃねぇよ」

 

「ふっ…流石踏み台神崎は考える事が違うな。オリ主の俺が貴様みたいな踏み台なわけないであろう?」

 

目の前で騎馬の先頭で口喧嘩をしているアホ2人。どうにかしてどちらかの騎馬の後ろに回り込みたいのだが2人の騎馬の間隔が絶妙で、下手に動くと逆にフェイトのハチマキが取られる事になる。

 

「ろ、ロクト…どうするの?」

 

「そうだな…これ以上は後ろに下がれないし…どうす「おいテメェ!!モブのクセしてフェイトに話しかけてんじゃねぇよ!!俺のフェイトが困ってんだろぉが!!」はぁ?」

 

「はっ!誰が貴様のフェイトだ。フェイトは我の嫁に決まっておろう!そしてそこの雑種!我の嫁に話しかけるな!!フェイトが汚れてしまうだろう!」

 

取り敢えずあいつらの妄言は無視してフェイトと男子達に小声で作戦を伝える。

 

「フェイト、今から俺達が前進してアイツらに張り付く。だから騎馬同士がくっついたらアイツらの騎馬に乗り移ってハチマキを取れ」

 

「それって危なくない?」

 

「テスタロッサさんが怪我するかもしれないぜ?」

 

「なのはなら兎も角フェイトなら大丈夫だろ。それに万が一落ちたりでもしたら俺らの誰かが支えればいい。あおは神崎と聖(バカ2人)が暴れないように俺が押さえつけておく」

 

「え!?でもそれだとロクトが危ないんよ!」

 

「たかが小学校の運動会に危ないもクソもねぇよ。さ、俺の合図に合わせて行くぞ」

 

「「わかった!」」

 

「ちょ、ちょっとロクト!」

 

慌てるフェイトの事をスルーしてタイミングを図る。アイツらが4歩近づいてきたら動く。

1歩…2歩…3歩…………4歩!

 

「今だ!」

 

「「おっけー!!」」

 

「「何!?」」

 

2つの騎馬との距離を一気に詰める。そして神崎と聖の服をがっしりとつかむ。

 

「フェイト!」

 

「う、うん!」

 

フェイトが神崎の騎馬に飛び乗り女子からハチマキを奪いにかかる。

 

「ちっ!離せクソモブがぁ!!モブの分際でオリ主の俺に触ってんじゃねぇよ!!」

 

「雑種ごときが我に触れるでない!!それに加え我が嫁に命令するとは何事だ!!身の程を知れ!!」

 

「ぐっ!?がっ!?」

 

こ、こいつら…殴ってきやがった!しかも魔力強化した拳で。よく片腕で支えられるなと思ったら魔力で身体強化してるから当然か。

 

「ロクト!?」

 

「気にするな!さっさとハチマキを取れ!」

 

「テメェ…モブのくせにフェイトに話しかけんじゃねー!!」

 

「がはっ!?」

 

神崎の蹴りが脇腹に決まる。ミシッ、と嫌な音が聞こえた。

 

「我が嫁を困らせるとは…雑種の分際でぇ…いきがるな!!」

 

「いぎっ!?」

 

今度は聖の蹴りが右膝に決まる。こちらもメキッ、と嫌な音が聞こえた。

 

「ちょ、ちょっと神崎君。流石にやりすぎじゃないかな?」

 

「聖くん、そんな思いっきりけっちゃダメだよ!」

 

騎馬の上にいる女子達が神崎と聖に話しかける。

 

「大丈夫だよ、ちゃんと加減してやってるからな」ニコッ

 

「安心しろ、調節はしてある。それよりお前はフェイトに鉢巻を取られないようにしろ」

 

「あ、そ、そうなの?なら分かったよ///」

 

「は、はい!分かりました聖様!///」

 

いや…顔赤くして納得すんなよ……。

くっそ思い切り蹴りやがってアイツらぁ……激痛だぜ。

 

「くっ、このぉ!」

 

「キャッ!?」

 

フェイトが神崎が支えてる騎馬の女子からハチマキを取った。だがそれを見て聖側の騎馬の女子がフェイトのハチマキを取ろうと手を伸ばす。

そして聖が俺に向かってまた蹴りを入れてこようとする。

 

「そう何度も…喰らってたまるかぁ!」

 

「な!のわっ!?」

 

「きゃあ!?」

 

俺は聖が蹴ろうとしてきた足の反対側、つまり支えとなっていた逆側の足首を掬うようにして蹴る。すると予想通り聖達の騎馬はバランスを崩して倒れた。

 

「フェイト、今のうちに!」

 

「うん!」

 

フェイトが崩れた騎馬の少女からハチマキを奪いこちらの騎馬へ戻ってくる。

 

『終〜了!!最後は小鳥遊君が華麗な足技を見せて騎馬を崩し、その隙を付いてテスタロッサさんがハチマキを奪い取りました〜!』

 

放送の声の後にピストルの音が続けて鳴る。結果は赤組の勝ちだ。

 

 

sideフェイト

 

「ロクト!!大丈夫!?」

 

騎馬戦が終わって赤組の応援席に戻る時にロクトに声をかけた。

さっきの騎馬戦で神崎や聖に魔力で身体強化した蹴りを受けていたから心配だ。

 

「大丈夫だ、問題ない」

 

「嘘おっしゃい」

 

「ぎがっ!?」

 

ロクトが本当に大丈夫そうな顔をして答えてきたが、咲がロクトの蹴られたところをつつくとおかしな声を上げて仰け反る。

 

「ほらやっぱり…あのねぇ、魔力で強化されたパンチや蹴りを喰らって大丈夫なわけないでしょう?全く…時雨を抑えるの大変だったんだからね」

 

「ぐ、お、おお、それは悪かったな」

 

ヨロヨロと体を屈めながら咲にお礼を言うロクト。

 

「そう言えばその時雨はどうしたの?」

 

「ん」

 

咲が指を指した方を見るとそこにはすずかとはやてに抑えられた時雨がいた。

時雨はロクトと目が合うと直ぐに2人の拘束を外して走ってきた。

 

「碌斗さん!!」

 

「おう時雨。どうした?そんな涙目になって」

 

「何言ってるのさ!好きな人があんな事をされてたら誰でもこうなるよ!!ホントに…あの男達、何度殺してやろうかと………」

 

し、時雨が黒くなってる!

そんな時雨を見てロクトは呆れながらデコピンをしました。

 

「あうっ」

 

「女の子がそういう事を言うもんじゃねぇよ。ま……心配してくれたのは嬉しいけどな」

 

「ロクトさん……」

 

「はいはい、話はそれくらいにしてさっさと治療しに行くわよ。はやて、シャマルに連絡よろしく」

 

「分かったわ。ロクトくん、見られないようにするから着いてきてな」

 

はやてが手招きをしてロクトを連れていきます。目を瞑った辺り、恐らくシャマルに念話をしているのだろう。

 

「でもフェイトもロクトも頑張ってくれたわね。そのおかげで赤組の優勝が決まったわよ」

 

「すずかとはやても頑張ったからねー。今はやていないけどさ」

 

アリサと姉さんがそれぞれ褒めてくれる。何だか照れくさいな……。

 

「あとは結果発表とかして終わりだっけ?」

 

「うん。優勝の組の代表を表彰して解散だよ」

 

私が聞くとなのはが答えてくれた。そう言えば今年もやるのかな?

 

「ねぇなのは、今年も去年みたいに翠屋に集まるの?」

 

「うん!お父さん達が皆のお父さんお母さん達を誘ってたしそうだと思うよ。フェイトちゃんも来るでしょ?」

 

「うん、勿論!」

 

「良かった!さっき吹雪くんと時雨はちゃんも誘ったら来てくれる見たいだからロクトくんも誘おうと思うの!」

 

「じゃあロクト達が戻ってきたら聞いてみよう」

 

「うん!」

 

それから少し経つとロクトとはやてが戻って来た。ロクトに翠屋に来ないか聞いてみたらシュテル達も一緒でいいなら、と言うことで来てくれることになった。

ふふ…今年は去年より大人数だから楽しみだな。

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