魔法少女リリカルなのは 〜ありがちな転生生活〜   作:妖魔夜行@

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買い物終わりのクレープって美味いよね

sideディアーチェ

 

我は小鳥遊ディアーチェ。かつて闇統べる王と呼ばれたマテリアルだ。

今我は近所のスーパーに買い物をしに来ている。

…ろ、ロクトと一緒に/////。

 

「ディアーチェ、このジャガイモのこのジャガイモどっちがいいと思う?」

 

「ふむ、我はこっちの方がいいと思うぞ」

 

「そうか、じゃあこっちにするか。後は何を買うんだ?」

 

「今日は肉じゃがを作ろうと思っているのでな。後は牛肉と糸こんにゃくを買って終わりだ」

 

「牛肉か…そう言えば牛肉は今日確か4割引きだった筈だぞ?」

 

何だと!?こうしてはおれん!

 

「ロクト!早くゆくぞ!」

 

「待て待て走るな!カートがぶつかるだろ!」

 

「む、スマン」

 

少し急ぎすぎたようだ…折角ロクトと一緒にふ、ふ、2人で買い物に来ているのだ…もう少しゆっくり時間をかけて歩いても罰はあたらんだろう…。つ、ついでに手を繋いで歩くくらいしてもいいだろう…。

そう思い我はロクトの手を握る。

 

「?急にどうした?」

 

「そ、そのだな、また我が1人で行かないように…て、手を繋いでて欲しいのだ/////」

 

「え、でも別に手を繋がなくても「い・い・な?」…はい」

 

ふふふふ…二人きりで手を繋いで並んで歩くなどこれは最早、でででデートでは/////!?

 

「ん?ディアーチェちょっと握る力が強くなって、万力に締められるように痛い!?」

 

おっと、嬉しさの余りつい力を強めてしまったようだ。

 

「す、すまない。ロクトと一緒に手を繋げるのが嬉しくて、つい、な?/////」

 

「つい、で骨を砕かれちゃ堪らねぇよ…」

 

むう…そんな強く力を込めれるわけ無かろう?

 

「まあさっさと買いに行くぞ。売り切れたら困るしな」

 

「べ、別にゆっくり歩いてもよかろう?/////」

 

「いやさっきお前早く行こうって言ってたよな?」

 

「い、いいからゆっくり歩くのだ!今はそういう気分なのだ!/////」

 

本当にコイツは我の気持ちに気付いてないのか?偶にわざとなのではないかと思うほど鈍感だぞ…。

 

「はぁー、まぁいいけどさ」

 

こうして我はロクトと一緒に買い物デートをする事が出来た。一歩前進だな。/////

 

 

「じゃあ帰るか」

 

「えっ、もう帰るのか?(もっとロクトと一緒にいたかったのに…)」

 

「当たり前だろ?買う物ももうないし」

 

「むぅぅ…確かにそうだが…」

 

何故コイツは我の気持ちに気付かんのだ!

我が不満げにしている顔が見えたのかロクトは怪訝そうな顔をしたあと我の手を急に握って歩きだした。

 

「な、きゅ、急に何をする!?(ロクトから手を握って来ただと!?)/////」

 

「まあちょっと待てって…おじさんチョコバナナクレープ1つ下さい」

 

「あいよ!560円だよ!」

 

「はい丁度」

 

「毎度あり!少し待ってな!」

 

クレープ屋…まさかロクト…自分の空腹をこんな所で満たすつもりなのか?しかも我の好きな味を1つだけとは……。

我がロクトを睨んでいる間にクレープ屋の店主はクレープを作り終わり、ロクトにクレープを渡していた。

 

「また来てくれよ!」

 

「うん、ここのクレープは美味しいからね、さぁ帰るぞディアーチェ」

 

「……ふん!」

 

「お、おい、ディアーチェ?」

 

我はロクトの事を放って早足でクレープ屋を離れる。だが、やはり荷物が多かったからか直ぐに追いつかれてしまった。

 

「全く…急にどうした。ほら、荷物かせ」

 

「……ん」

 

……こういうさり気無く優しい所がロクトのいい所なのだ。

 

「あとほい」

 

「む?何だ?」

 

「クレープだよ。ディアーチェこの味好きだったろ?」

 

じ、自分の分ではなく我の分だったのか…うぅ、早とちりしていた自分が恥ずかしい…。

 

「どうした?食べないのか?」

 

「食べる!」

 

「じゃあ、ほら」

 

「っ!!??//////////」

 

ロクトから差し出されるクレープ。こ、こ、これは恋人同士がやる「あ〜ん」と言うやつだな!?/////

我は差し出されたクレープにかぶりつく。

 

「いや持って食えよ」

 

「ふぁにっ!?」

 

ま、また間違えてしまった……。だがそれならそれで教えてくれてもいいではないか。

 

「そんな目で見られてもな…」

 

「むぅー…」

「取り敢えず渡すから口離せ」

 

…このまま離せばロクトは我に普通に食べさせるのだろう。

だから我はそのままこの状態のまま食べ続けることにした。

 

「はむっ!」

 

「こらディアーチェ…全く…」

 

「あっ…」

 

ロクトは少し強引に我の口からクレープを引き抜いた。

 

「全く…飯前だしこれくらいにしとけ」

 

「もぐもぐ…んぐ…だがあと半分程残っているぞ?というかクレープを買ったのはロクトではないか」

 

「いやだって何かディアーチェ急に不機嫌になったから腹が減ったのかと思ってな。夕飯までの繋ぎとしてクレープを半分食べれば落ち着くかなーって」

 

「レヴィじゃあるまいし多少腹が空いたくらいで不機嫌になるか!」

 

「じゃあなんで急にあんな不満そうな顔になったんだよ」

 

「そ、それは…」

 

お前の事を考えてたから…等と言えるか!

 

「そ、それよりその半分残ったクレープはどうするのだ?」

 

少し強引だが話を逸らす事にした。

 

「ん?それは、あむっ」

 

「!?」

 

「むぐむぐ…俺が食べる。1つならともかく半分なら夕飯が入らなくなる、ってことは無いからな」

 

そう言いながらクレープを食べているロクト。しかしロクトが食べているクレープは先程まで我が食べていたものなのでこれは……。

 

「(か、かかか間接キス!?//////////)」

 

「ごくんっ、ふぅ。やっぱりあそこのクレープは美味いな。あれ?どうしたディアーチェ?顔真っ赤だぞ?」

 

「う、うるさい!何でもないわ!さっさと帰るぞ!」

 

「お、おい。急に走るなよー」

 

こういう事を天然でやるから…!/////

 

「…少しは自分に対する好意というものに気付け」

 

「はぁ、やっと追いついた…

、何か言ったか?ディアーチェ?」

 

「何も言っておらぬわ……ん…」

 

ロクトの左手をそっと握って手を繋ぐ。するとロクトは首を傾げて不思議に思いつつも握り返してくれた。

 

「どうした?」

 

「別に、ただ手を繋ぎたくなっただけだ…/////」

 

「?変なディアーチェだな」

 

そうして手を繋いで2人で帰った。

 

 

この後、シュテル達に手を繋いで帰ったことがバレて2人揃ってシュテル達のO☆HA☆NA☆SIを受けるのであった。

 

 

 

side碌斗

 

解せぬ。

 

『(相変わらず碌斗くんは鈍感だなぁ)』




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