今回として、Judge EndのBGMをイメージにして色々とやってみました。個人的には悪くないような…
まあ、駄目文なところもありますがそこは温かく見守ってくれるだけでも十分です
次回から少しずつ物語も動き始めてきます。そこからどう動くか、どうぞ最後までご静聴下さりますよう、よろしくお願いします
あれから朝を迎えた。自室にて槍の手入れを行っていた幸村は、部下が戻ってきた気配を察知し手入れを一度終える。
「おお、戻ったか佐助。心配したぞ」
「いやー、悪いね大将。ちょいとばかり色々とあってね」
窓を開けながら自室に入ってくる佐助。無事であることをほっとした幸村は早速出迎える。
「戻ってきて早々であるが…報告のほどを頼む」
「了解っと。いやもう色々と仕入れてきたから大将もビックリすること間違いなしってね」
窓を閉めながら、早速報告に入る佐助。その様子と表情は先ほどまでのお気楽と違ってとても真剣な眼差しであった。
佐助は膝をつきながら報告を始める。
「ではまず、黒の陣営側について。敵勢力に対するマスター並びにサーヴァントによる名前、大半の確認に成功しました」
「この短期間でよくぞ調べる事が出来たな…」
「と言え、先も言った通り全てではないので悪しからず。ではまず…」
そう言い佐助は一つずつサーヴァント・マスターの情報を言い始める。
"黒"のランサーは、地域による影響があるが吸血鬼伝説として有名である「ヴラド三世」。マスターはユグドミレニアのリーダーである「ダーニック・プレストーン・ユグドミレニア」
"黒"のアーチャーは、先の戦いで佐助を大いに苦戦させた人物…賢者として数多くの大英雄を世に送り出してきた「ケイローン」。人の姿をしているが、本来ならば下半身は馬のようなもの。
恐らくであるが、そのままの姿で出れば真名解明はあっという間とされた可能性があるので、力の半分を抑えて召喚を行いつつ人の姿で現界したとされている。
マスターは次期当主候補にもなる「フィオレ・フォルヴェッジ・ユグドミレニア」と言う少女。足が魔術回路に変質した影響で不自由な身で、現在は車椅子生活だと言う。
"黒"のライダーは、お人よしながら破天荒に近い存在である。シャルルマーニュ十二勇士の一人、「アストルフォ」。少女…と本来なら言いたいが男である、男である(大事なこと)
女装に関しては諸説色々とだが、狂った友人の理性を取り戻すべく、そうしたとか何とか…ちなみにシャルルマーニュとは随分と昔からの友人関係らしい。
マスターは黒魔術を扱うとされ、少々危ないイメージがある「セレニケ・アイスコル・ユグドミレニア」。
"黒"のキャスターは、ゴーレムをとにかく極めたとされる魔術師として、かなり有名とされる「アヴィケブロン」。
一般的には「ソロモン・イブン・ガビーロール」が有名かもしれないが、魔術王ソロモンと比べてしまうと、どうにもそちらの方が有名であるため、この名前で一先ず落ち着いたと言う。
ゴーレムに関しては右に出る者がいないが、製作にはほぼ全て自前で材料などを集める必要があるので、黒の陣営側では三割ほどの財力を使ってそれを戦力として使用している。
マスターは恐らく最少年で、そんなアヴィケブロンの影響を受けたのかゴーレム魔術師としてされる「ロシェ・フレイン・ユグドミレニア」。
名前だけでも聞けば、ほぼビックレベルな分類が多いとされている黒の陣営。そんな中、佐助は更に報告を続ける。
「…"黒"のアサシンとそのマスターに関しては生憎と情報が掴めませんでした。恐らく万一に備えてその情報だけは処理していた可能性があるかと」
「念の為そちらの情報も欲しかったが…いや、今は良しとしておこう。後佐助、残りはセイバーとバーサーカーとなるが、そちらの情報は?」
大体のところを聞き終えた幸村であったが、まだセイバーとバーサーカーに関して情報がないとふと思い、問いかける。そんな中佐助は、かなり苦そうな顔をしていた
「…正直これは、俺でも半信半疑なんですが、大将の耳に届くと恐らく居ても立っても居られないと思ったので」
「俺に対して?それは一体…」
?マークを浮かべる幸村。このままでは埒が明かないと思った佐助は、観念して答えるのであった。
「…では答えます。面倒なのでマスターのほうは省略で。"黒"のセイバーは『伊達政宗』。"黒"のバーサーカーは『片倉小十郎』…俺達と同じ側のほうかと」
「な、何と!?政宗殿に片倉殿がこの地にいる!?」
問いを聞いた幸村は思わず立ち上がり、とても驚いた表情を見せた。まさか自分たち以外にも東洋の…いや、それよりもライバルである伊達政宗がこの地にいる事に酷く驚いた。
「あーあ…やっぱりこうなったか。けどまあ、実質本当の事さ。独眼竜に右目の旦那がいるって言う不思議な現象さ。こう言うのはなるべく言いたくなったんだけどなー」
「俺様の苦労が更に倍になっちまうし」と呟く佐助。だが幸村は、心の奥底ではあまり浮かばれてない所であった
そんな幸村の心情を何となく読み取った佐助は、口を動かした。
「もしかして大将、生前での出来事を思い返してた?」
「…ああ。忘れもしないな、この幸村と政宗殿との約束事を。今も尚、脳裏に染みついた心残りだ」
話は少し遡ろう。戦国時代最後の戦場となった「大阪夏の陣」にて、幸村は豊臣軍の生き残りとして奮闘していたが、徳川方により交戦で大阪城の崩壊を受け、急ぎ大阪城に戻ろうとした幸村
だが、その道中を阻むかのように現れたのは、政宗であった。政宗は幸村に対し確かめたい事があったと言う…
その中で刃を交えながら言葉を紡ぎ、戦いを続け終えた後、政宗は餞別としてかつて身に纏っていた覚悟の十字を刻んだ白装束を幸村に託し、昌幸の帽子からの炎を得て不死鳥の装束へと姿を変えた。
そして政宗は先へ行こうとする幸村にこう告げた
『不死鳥なら舞い戻ってこい…次はどっちかが倒れるまでヤリあおうや」
『…心得ましてござる』
誓いを果たした二人は、今度は再戦への約束を誓いあった二人…だが、幸村はその後の大阪城の決戦で信之に言葉と数多の想いを告げ、大軍の徳川軍との戦いに挑み、やがて命を落としたのであった。
幸村にとっての一つの心残り…強いて言うならば、「政宗との決戦の約束を果たせなかった」事である。実際彼は召喚された後でもこの事が強く頭に残っていたのである。
佐助は六文銭の中でその事を知っているためか、今まで深く追求はしてこなかったと言う
「…政宗殿、貴殿との約束を今度こそ果たす時が来たかもしれないでござる。あの時の誓いをずっと守っていてくれた政宗殿ならば…」
朝日を見て、先ほど手入れを終えた槍を握りしめながら、敵の陣営にいるライバルを…否、幼馴染を思い浮かべていた幸村。
しかし、次の報告において幸村は更に信じられない出来事に襲いかかる事になる。
「それと大将…その伊達政宗に関してですが、一つ疑問に思う事があったので報告を」
「ん?政宗殿に関して、何かあったのか?」
「…独眼竜の戦術、六爪流なんですが、2回ほど戦う所を見かけたのですが、どれも大半の戦術が一本の刀でした。六本使っての戦術はそれこそほとんどない状態です」
「ま、誠か!?」
眼を見開きながら驚く。幸村は生前、政宗とは2回ほど戦っているが、一度は弁丸と梵天丸との決闘。二度は先に述べた大坂夏の陣での出来事。
そして情報によると、小田原城の戦いにおいて彼は六爪流で戦ったのである。弁丸の時は最初は木刀であったが、最後は疑似的な六爪流であったが
ともあれ、彼は以後全ての戦いにおいて六爪流で戦場を暴れまわったのだ。それこそ、一本での戦闘なぞ全然ない方だ
「馬鹿な…政宗殿らしくない戦い方だ。豪快ながらも、竜の本質を常に見せている政宗殿とは思えない」
「勿論、生前での独眼竜の戦闘はこっちの耳にもしっかりとしている方なので、大将でも知らない戦場でもアレは常に六爪流でやってましたし」
とてもではないが、嘘をつく筈がない…紛れもない真実であると察した幸村。
ライバルである政宗の戦術に違和感…だが、この時の幸村と佐助はまだ気づいてなかった。その政宗こそ…
「…疑問に思う事がいくつかある。だが、政宗殿については今は置いておこう。片倉殿もいるならば、尚の事黒の陣営はより強固な方になるやもしれん…」
「そこで、次の報告が。こちらは昨日中に起こった事ですが」
更に佐助からの報告が続く。そう、政宗がホムンクルスの少年を救った出来事を語ったのである。
どうやら佐助、あれから密かに政宗が命を張ってまで助けた事を目撃していたのである。それを語り終えると…
「何と…黒のほうでそのような事が。味方による共闘が出来てない感じに見える」
「腹に何かを抱えている、って所でしょうか。恐らく小競り合いか敵側による不和が生じた可能性があるかと」
「政宗殿…無事であればよいが」
「その後の出来ごとに関しても、こちらで整えてます。こちらを」
そう言い佐助は巻物を取り出し、受け取った幸村は広げながら読み上げる。
「…政宗殿、負傷影響故に意識不明。眼がさめるまでは行動は不可能。原因たる政宗殿のマスターは当分の間表舞台での行動を禁止、裏方での対応を最優先とする…か」
「他には、"黒"のライダーは1日ばかりの行動制限・片倉小十郎は独眼竜負傷影響と言え、築き上げた部隊を放置できないので現在はそちらの対応を行っている様子です」
なお、小十郎はゴルドに対して強い怒りと殺意を抱いて本気で殺そうとしていたそうだが、"黒"のランサーに止められ一先ず落ち着いたと言う。だが、次はないと言う事を告げている辺り、容赦はないと言う。
行動系統も完全に制御されており、実質ゴルドのやる事は魔力による調整係だけのような存在になってしまったため、聖杯大戦からの脱落者に近い扱いを受けている。
更に言うならば、政宗のマスター権も変更せざる負えないと言う事も考えているが、現時点でのマスター候補が居ないためこの件は保留となっている。
並びにホムンクルスの少年を巡って一時争いになりかけたが、ジャンヌの名においてこれ以上の事は出来ないと判断し手を引いたのだ。
「そうだ佐助、るーらー殿はあれからどうなった?そちらの話を聞く限り、黒の陣営とは接触したと聞いたが」
「色々と根掘り葉掘り聞いたそうで…まあ、残念ながら有力な話は聞けず仕舞いって所で。あと、黒に対してはやはり中立的な立場を貫くと決めているようです」
ジャンヌもルーラーとしての対応を貫いており、先の通り一先ずこちら側で抑え込んだ。少なからず、ホムンクルスの少年が今後命を狙われる必要はなくなったと言う。
もしも狙うならば、それこそルーラーが黒に対して罰を与える方針を考えると決めたと言う。それほどまで今回の一件はかなり許されざる行為だと言う事だ。
「…そして、こちらも何とかルーラーへの接触は成功しました」
「接触が出来たのか?其は最悪様子見だけでも十分だと伝えたが」
「勿論始めはそのつもりで。と言え、元々は大将自ら希望されていた事…ご勝手ながら接触のほうを致しました」
▽
話を再び少し戻そう。あの後ジャンヌは目を覚ましたホムンクルスの少年と共に移動をしていた。実はあの後であるが、アストルフォから頼まれて少年を安全なところまで護衛してほしい…と頼まれたのである。
無碍にもできず、事情を知るジャンヌはそれを承諾して護衛を受けたのである。
政宗の雷を受けたのか、前までの体力不足がすっかり解消され一般人以上の力を身に付けた可能性があると思われる。
それから、ジャンヌは道中彼に生きる事の大切さを少しずつ教えた。慣れてない感情なのか、まだまだ自分の中で整理がつかない少年の姿が見られる。
一通り安全な領域まで移動出来た所で、ジャンヌは辺りを見渡した。
「どうしたんだ?」
少年は少し前からジャンヌが辺りを警戒しながら見回している様子が気にかかっていた。だが、気配はこれっぽっちも感じてない…敵の様子も見当たらない筈であるが。
「…私の事をずっと見ていたそうですが、もう姿を現しては如何ですか?」
声を放つジャンヌ。誰の気配もないのにそのような呼び声に応じる筈が…
「あーらら、もしかしてバレてた?」
そんな中、どこからか声が聞こえ森の奥から姿を現し彼らの前に着地する…そう、佐助である。
「気配とか消してたんだけどなー。いや、案外どっかで漏れてた可能性もあるかもな」
「…"黒"のアサシンではなさそうですね。ですが、赤の陣営のサーヴァントとも思えない。真名すら見えないとは…何者ですか?」
気配遮断に佐助が持つ影の力をもってすれば、よほどない限り気配を諭される事がなかったが、恐らくであるが先のケイローンとの戦いで魔力を辿られた可能性がある…
しかしながら、ジャンヌはルーラーとしての特権スキル「真名看破」を用いても佐助の真名を見抜けていない模様。
「待った待った、別に俺様はあんたに敵対するつもりもない。寧ろ、ウチの主の命で同盟を築こうと思っただけさ」
「同盟…ですが、素性を知れないあなたにそれが出来ると思いますか?真名の確認もできないほどとなれば、尚の事ですが」
「まあ、それは御尤も。と言え現状あんただって何かしろの解決策が少しでも欲しいところじゃないの?」
「…確かに、それは無くもない事ですが」
佐助自身最もな答え方をする。ジャンヌ自身色々と探りながらであるが情報を集めつつ事態の収拾を考えている方である。
イレギュラーな少年の方もそうだが、ここまで同盟を求めてくる佐助の姿にも少し驚いている方である。
「とまあ、あまり変な話もしてもアレだ。もしも同盟の話を受け付けるなら…こちら側で得ている情報を全て話すつもりだ。一個人としての頼みだと、大将からの伝言さ」
「…ルーラーとして本来であるならば何とも言えませんが、まずは手を貸していただける範囲で構いませんか?同盟の件はその後でも構いません」
裁定者として他の陣営に肩入れすると言う事は難しいが、個人側の対応ならば何とか可能になる…と言う事を利用し、佐助はジャンヌとの同盟の提案を行い、一先ず仮承諾する形にする。
「取りあえずその形で構わないぜ。なら…まず前金代わりになるが俺とその主についてだが紹介しておく。これに関しては大将からも許可を得ている。俺様は猿飛佐助。んでもって、主は"赤"のランサー『真田幸村』だ」
「成程、これはまt…はい?」
自己紹介を済ませると、ジャンヌの目が点になって言葉に出ないほどの表情になる。少年も固まったように見えるジャンヌの顔を見る
「…ルーラー、大丈夫か?」
「おいおい、紹介だけで普通固まる?お館様なら手が出そうなもんだぜ」
しばらく固まっていたジャンヌであったが、やがて動きだし
「ど、どういう事ですかこれは!?"黒"のセイバーが伊達政宗で"黒"のバーサーカーが片倉小十郎!!そして"赤"のランサーが真田幸村、そしてその従者の猿飛佐助!!今回の聖杯戦争はどうなっているんですか!?」
思わず冷静さを捨てたジャンヌが思わずつっこんだ事。冬木聖杯で呼び出された日本英霊がまさかの4人と、本来ならばできる筈がない召喚で予想だにしてない展開に
これには事前情報を知っている者ならば猶の事目を疑い内容でもあった。
「ああ…主よ、今回の聖杯大戦はある意味罰ゲームか何かですか…」
ブツブツといじけてしまったジャンヌ。先ほどまでの凛とした彼女はどこに行ってしまったのやら…
「おーい、ちょっとー。もしもーし?…ああ、ダメだこりゃ」
呼び声にも応じないほど、すっかり気弱になってしまったジャンヌであった。
仕方なく落ち着くまで待つとして、佐助は少年のほうに顔を向ける
「んでもって、オタクがさっきまで命を狙われてたホムンクルスねえ…」
じっと見てた佐助だが、それを見るのをやめた。夜空を見上げた佐助は、月が嫌いな伊達政宗の兜のような月の形をしていた。
「そう言えば、お前さん名前は?」
「…名は無い。元々ホムンクルスとして名を持っていないほうだ」
「なら、今のうちに名をつけた方がいいと思うぜ?何もないより、個人として名を残した方が誰かのためにはなると思うぜ?」
そう佐助は告げると、少年は考え始める
「…『ジーク』」
「お、即興にしては良い名前じゃん?何か理由でもあるの?」
「"黒"のセイバーは、伊達政宗…竜の雷を秘めた武将…と聞いている。そしてそれは、常に勝ちあがる蒼き存在…『勝利』を意味する言葉だと記憶している。だから、この名にしてみたんだ。どう…だろうか?」
「…へえー、良いんじゃない?あんたは勝ちあがって生き延びたんだ。なら、それでいいんじゃないの?」
少年…いや、「ジーク」はこの名を自分の物にした。勝利を意味する意味として、この名を使う事にしたのだ。
「ジーク君…良い名前じゃないですか」
と、いつの間にか立ち直ったジャンヌはその名を聞いて嬉しそうに喜んでいた。
「立ち直り早いな。さっきまで凹んでいたのが嘘のようだな」
「よ、余計なお世話です…こほんそう言えば、まだちゃんとした自己紹介が必要でしたね。私はルーラー『ジャンヌ・ダルク』です。お好きに呼んでください」
「なら一応俺様も。"赤"のランサーの影、『猿飛佐助』だ。ま、そんなに深く覚えなくていいけどな」
自己紹介を終えた所で、佐助はゴソゴソと懐から一つの勾玉を取りだす。それは、一つの印…「武田菱」の紋所が刻まれた方である。
「ルーラーさん、もし今後情報が欲しいならこいつを持っていてほしい。それがあるだけで、ウチとの同盟関係を記せる証拠にもなるからな」
「…分かりました。では今後、何かありましたらこれを通して連絡してみます」
受け取ったジャンヌは仕舞いこむと、佐助は用件が済んだと告げ立ち去ろうとする。
「取りあえず、大将から一つの伝言を伝えておく。『るーらー殿、この度の聖杯大戦は何かがおかしいと踏んでおります。くれぐれもおひとりで解決されないよう』…てな。確かに伝えたぜ。そんじゃ、またどっかで会おうぜ」
そう言い飛びだって行き、夜空に紛れて消えていった…
▽
「…成程、そうであったか。御苦労であったぞ佐助。そして、かのホムンクルス…ジーク殿であったか。なら、彼の安全はもう大丈夫そうか」
「そうらしいぜ。恐らく聖女さんが安全圏内に運んだんだ、当分は大丈夫そうだと思うぜ」
報告を終えたのか、いつもの対応に戻った佐助。ジークのほうは今後大丈夫と告げたのだ。
「さて、報告はこの辺にしておくぜ。そろそろ一度、俺様も休んでおきたいからな」
「うむ、しばらくの間ご苦労であったぞ佐助。また何かあり次第すぐに報告する」
対応を終えた佐助はそのまま霊体化して去って行った。幸村は輝く太陽の風景を背を向けながら、未だ目に見えるライバルの存在を思っていた。
「…政宗殿、貴殿の戦い方に何かあったか分かりはしませんが、どうか其と出会うまでご無理はなさらぬよう」
日があけた時間、幸村はシロウ神父と会談をしていた。その内容とは…
そして、黒の陣営は新たに発生したトラブルと対面をしていた。
別行動中の獅子劫と"赤"のセイバーもまた、時計塔からの指示で新たな戦いへと足を運んでいた。
それらが交差する時、再び新たな舞台の幕が開こうとしていたのであった…
--to be continued--
"黒"のライダーの次回予告
「ドロドロに塗れた展開だったよねー。うん、次からどうなっていくのか楽しみでしかたないよ!あの子、ジークもこれから自由に生きていってほしいぐらいだよ。さてさて、赤と黒の陣営と色々と動きがあるけどそこからどうなっていのか、今後とも是非ご期待下さいってね!
皆からの感想に意見、色々と待ってるよ。バイバーイ!」