BASARA/Apocrypha   作:立花総司

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初めまして。pixivの方でこの作品を投稿させている者です。名前は都合で同じのが使えないので、若干変えている方です。

割かとありそうで、実はなかったとされるクロスオーバー作品を序章として、ある意味予告の方をこちらで投稿させていただきました。

あちらでも検索すれば出てくると思いますので、もしよければお願い致します。
色々と指摘部分があるならば、今後の参考部分になれればと思います。もしも反響があればいずれかはこちらでも投稿を考えています。その際は恐らく修正など含めたリメイク系統になるかと思います。

色んな意味で温かい目で見てくれると嬉しい限りです、はい。




※この作品において、BASARA側の武将が一際強い分類に入っています。と言え完全無双やチートとは別物なのでご注意を。尚、BASARA側一部アニメ等の設定を用いて対応しています。幸村伝は基本歴史通りの流れに沿って動いてますが、それだけでは何ともなので、一部採用しています。てか本編でも中途半端に語ってるから訳がわk(省略


本編・1部
【序章】


慶長15年(1615年) 5月 大阪城

 

 

 

 

 

群雄割拠する戦国時代。それは多くの兵共が競い合った戦いの舞台。それは誰しも一度は天下を取る、永遠に続くかのように戦であった。それはまるで、血塗られし歴史象徴そのものであった。

 

しかし、それもついに終焉の時が来る。

 

夕焼けに染まる、落城した大阪城…その天守閣にて、一人の武将が最愛の兄との別れを告げ終わった事から物語は始まった…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その戦は、日の元における歴史上戦国最後の大戦となった「大阪夏の陣」。既に敗北扱いとなり、完全に後が無くなった豊臣軍と、絆の力で天下を治まる江戸幕府…徳川軍との戦である。

 

始めはお互い互角であったが、徐々に戦力差に追い詰められ、守りの要であった大阪城の堀を崩され、そこから一気に総攻撃を受けてしまい、ついに豊臣方は全滅…実質、豊臣は滅びを迎えてしまったのである。

 

だが、そんな光景になってしまったも、一人の武将が最後の最後まで足掻き、袂を別った兄との約束を果たすべく、落城し制圧された大阪城を…「ただ一人」で目指し、挑んだ男がいた。

 

 

 

 

 

赤色の衣装を身にまとい、まるで不死鳥をイメージしたその姿に二槍を振るい、光見えぬ時代を焔の如く燃え滾る熱き魂を持つ、その男の名を「真田源次郎幸村」と言う。

 

 

 

 

 

 

真田幸村…戦国屈指の食わせ者と評され、やろうと思えばその智勇を駆使して天下を取れたともされる、既に亡き武田信玄の家臣「真田昌幸」の次男。

 

さらに、もう一人の兄がおり、信州の獅子と呼ばれた豪の者「真田信之」がいる。

 

そんな親子3人、固い絆で戦国時代の荒波を受けつつも必死で戦ってきたが、ある時信之が、父である昌幸の方針に我慢できず、本来継ぐはずであった真田家を出奔してしまう。

 

残された幸村と昌幸は、既にこの時天下取りに最も近いとされていた、豊臣軍総大将、「豊臣秀吉」に屈し配下となる道を選ぶ。

 

秀吉のやり方はまさに力による天下統一。覇王と呼ばれし男の活躍を見つつ、その魂が如何なるものなのか、幸村もまた見定めつつ天下取りに尽力を尽くすことになる。

 

 

 

…だが、その戦いも少しずつ終わろうとしていた。

 

それはまさに、かつて信之が真田家を出奔したかのような再現を取るような形で起こり、豊臣軍に所属していた男、「徳川家康」が謀反を起こしたことが始まりであった。

 

家康は、小田原城での戦い方に疑問を抱いていた。彼は少しでも犠牲を減らすべく、絆による方法で乱世を終わらせようとしていた。不遇であった少年時代が彼の考え方を変えることにもなったが。

 

今まで秀吉の天下布武に異を唱えることはせず、新しい天下を目的に動いてきた。だが、度重なる皆殺しを続ける秀吉のやり方に、このままいけば、たとえ乱世を終えたとして、また新たな戦いが始まってしまう…そんな予感を感じ取り、小田原城制圧あと一歩のところで謀反を起こすことになる。

 

結果として、家康と秀吉による一騎打ちの末、家康が秀吉を倒し勝利を得る。

 

 

 

 

家康が光を得たというならば、残された者たちの怒りは頂点を達する。秀吉の懐刀にして左腕と称された「石田三成」は尚のこと、家康の裏切りを容認できなかった。それもそのはず、彼らは友人関係でもあった。

 

そんな彼を許すまじと、大勢力を上げて徳川軍との大戦に乗り切る。対する家康も、かつての友との決別…そして戦なき世を実現させるため同じく大勢力を上げて三成と戦うことを決意。

 

両者は日の元の中枢…美濃国中心である、関ヶ原の地にて決戦が始まった。それぞれ、家康率いる軍勢を東軍と…三成率いる軍勢を西軍と呼んだ。

 

 

 

 

そして決戦は時を掛けずに終わり、大局は家康率いる東軍の勝利に終わる。西軍は不和が生じたり連携が取れず、挙句の果てに裏切りが相次いで起こり、その隙を狙われることとなった。

 

 

幸村と昌幸は、義により西軍である三成側で活動していた。だが、出奔していた信之は家康率いる東軍に参加しており、既に彼はその家康の補佐として回っていた。

 

戦の後、幸村と昌幸は本来であるならば敗軍の将として死罪になりかねない所であったが、家康の決定の元、高野山である九度山に配流することになる。

 

 

 

九度山に送られた二人はそこでのんびりと、生活面は苦しかったが地元の民に触れながら、平穏な世を過ごしていた。だが、昌幸は度重なる戦いと年による影響で病に陥ってしまう。幸村もなんとかその昌幸を介抱しているも、後先がないと判断した昌幸は、幸村に最後の教えを託すことにする。

 

昌幸は、かつての友であり教えを受けた最大の師「武田信玄」を己が力で現世に呼び出し、幸村に武田の教えを説いた。

 

その教えもかなりの物であったが、後の幸村にとってとても大事な…熱き魂を身に宿すきっかけになった。

 

信玄への教えを終えし後、昌幸は天命にて世を去った。去る前、幸村に信之に伝えてほしい言の葉を託していった。

 

 

 

 

それから幸村は、配下である忍「猿飛佐助」と共に九度山を密かに抜け出す。どうやら外では、家康が幕府を開き太平の世へと日々奮闘していた。だが、そんな家康に抵抗している豊臣の生き残りがいることを知る。

 

幸村は、そんな彼らと共に大阪城へと入城。兄信之にどうしても伝えなければならない事を伝えるため、戦国最後の戦場へと動きだす。

 

 

 

 

 

…そして、その時が遂に訪れる。豊臣残兵と徳川軍との戦いも終止符を飾る形になる。幸村らの奮戦も空しく、情報網でもあった佐助を失い、やがて大阪城は落ちてしまう。だがそれでも、信之がいることを察し、豊臣最後の生き残りとして決戦の場に赴く。

 

数多くの武将たちの想いと声を届けに、幸村はただひたすら前へ前へと進む。

 

崩れ完全制圧された大阪城へと入場する幸村。その最上階に家康と遭遇し戦い、これからの日ノ本の未来を拾い上げる心を家康に告げ、遂に幸村は、信之と再会し昌幸の言葉を…そして、己が想いを全て信之にぶつけた。

 

 

 

 

「待て幸村!俺は…重さを、痛みを知った。今の俺とならば、共に歩めるはずだ!」

 

 

 

 

幸村から託された、六文銭を握りしめ、痛みを耐えながら幸村に話す信之。そんな彼は、今まで昌幸の背中を見て歩んできた。それが真田の為でもありそれを信じ続ける心を持っていた。だが、かつて第六天魔王と呼ばれし男「織田信長」の圧倒的な力を見せつけられ、信じて着いて行った背中が揺らいでしまう。

 

その為、今まで昌幸の教えを大事にしていた信之であったが、徐々に正しいことなのか迷い始めてしまい、やがて背を向けてしまう。道を踏み誤ってしまった。

 

そんな昌幸も、奇術(魔術)で今まで信之を騙し続けていたことを強く責任を取ってしまうことになり、先の病の影響もその一つとなる。それでも、まだやり直せると信じ、幸村に後を託した。

 

彼が伝えたかった本当の真意は「背中を追うな」。そして幸村自身も信之に伝えたかった想い「見るべき者を、見ていなかった…後ろを、振り向けばそこにいる者がいる。後に続く者たちの、顔」を伝えた。

そう、今までずっと伝えたかったことは先頭を歩く者がずっと前へと進むことではない。これから先、そんな自分を信じついて行く彼らの「顔」を見ていてほしかったのである。

 

それが伝わり、信之も今まで見ていた背中を騙して進んでいたことを気づいた。そして自身にとって恐れていた「死」を、ひたすら届かない後ろ背中を見ず、死の恐怖から逃げていた…そんな己が弱さを認めた。

 

 

 

 

「兄上が共に歩むは、其でなく…徳川殿にござる!」

 

 

 

 

数多の兵達の想いと声を、持っていた六文銭を握りしめ、幸村は信之に対し放った…そう、重さを、痛みを持って。

 

そして幸村は、その六文銭を信之に渡した。真田を継ぐ者として、今の信之ならばこそ相応しいと託した。

 

全てを伝え終えた幸村は、武器を持って夕陽を見つつ信之に背を向け「ただの幸村に戻る」ということを告げる。もう、戦乱の世は終わろうとしている…だが、その生き様を最期の瞬間まで刻む事を決めていた。

 

武人がこの先、太平の世で生きていく事は恐らく無理と判断したのか、それとも別の意図があるのか…それは本人にしかわからないことだった。だが、少なからずこの先の世の中を見ることを辞めていた。

 

 

 

 

「寝そべりゃ、誰の目にも映るもんがある…親父様の、最期のお言葉にござる」

 

 

 

 

そして最後に、幸村は今生の別れとし昌幸が最期に放った言葉をかけ、天守閣から幸村は飛び立ち地上へと戻った。そして、最後の一兵となった幸村は大軍勢の徳川軍と戦う

 

もう既に身もボロボロ。身体も既に限界を迎えていた。だが、それでも最後の最後まで戦い続けた幸村であった…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「真田!日本一の、兵なり!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

こうして、100年にわたる戦国時代に幕を落とした。これは、語られずにいた一つの「if」の戦国時代の物語であった。

 

だが、これを見た抑止力が一つの感銘を受けたのか、はたまた何かを見出したのか否か…彼を座に迎え入れたのであった。これが、新たな戦いの兆しになろうとしていたがそれを知る者は恐らくこの時点で誰もいなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

舞台はそんな戦乱の世から幾時をかけた、現代へと進む。ここルーマニアと呼ばれる地は、現在聖杯戦争と呼ばれる戦いが起こっていた。

 

奇しくも戦乱は終わったかのように見えていたが、密かに戦いは裏でも続いていた模様。それは、7人のマスターと呼ばれし魔術師が、7人の英霊「サーヴァント」と呼ばれる者と共に、願いを叶える「聖杯」を手にする戦いである。

 

だが、ここでは何らかの作用が働いているのか、それを更に2倍にした数…14人のマスターとサーヴァントによる大戦争が起こっていた。それを聖杯大戦と呼ぶ。

 

それぞれ、赤の陣営・黒の陣営に分けて戦いが今にも起きようとしているほど、接戦は近い状態である。そんな折、赤の陣営にて一つの波長の揺らぎが起こっていた。

 

 

 

 

 

 

赤の陣営では、教会側からの少年マスター「シロウ・コトミネ」がメインとして動いていた。どうやら他のマスター達は会話をする気が無く、シロウにマスター代理人を任せる…という立場になっていた。

 

突然のことでシロウ自身も大変であったが、現状はそれを受け入れて活動していた。

 

彼が活動している「シギショアラの教会」では、そんなシロウと一人のサーヴァントがいた。そのサーヴァント、黒髪の美女である"赤の"アサシンが新たなサーヴァント召喚の反応があったため、その対応をしていた。

 

 

 

 

 

 

「…一先ず、ランサーによる召喚で赤側のサーヴァントは、セイバーを除けば大部分揃いつつありますね。いやはや、結構苦労しましたが」

 

 

シロウ神父は、少し気楽そうな表情で対応していた。まだ年若い神父の割にどこか「違和感」らしいところを感じるが…

 

 

「全くマスターよ、大体この計画を起こすのに我が力が必要不可欠であっただろうに…まあ、後は結果を出せばよいがな?」

 

 

アサシンは、そんなシロウ神父を見て楽しそうに口元を隠しながら話していた。話の内容からして、何か企んでいる節があるように見えていた。

 

 

 

 

二人はそんな会話をし終えると、一人のサーヴァントの現界を感じ振り向く。だが、その瞬間シロウ神父の顔が若干驚くような表情を見せていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「御呼ばれに参りました!其、サーヴァントランサー!導きの声を聞き申し、この地に現界致し申した!よろしくお願い致す!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

呼ばれし男、それこそかつて日本一の兵と称された男…「真田源次郎幸村」が異国の聖杯大戦へと足を踏み入れたのであった。




如何でしたでしょうか?個人的に幸村伝の物語はとても良い感じだと思ったのですが、何分と評価が悪すぎる…という事を知り、少しでも盛り上げたい!という一心で作ることを決めました。

色々と設定を盛り込んでいたり、もしかしたら不評頂くことも重々承知しています。ですが、もしも続けてほしい…というコメントとか頂けたのならば、今後の参考や活動内容を色々と変えていくかもしれません。

皆さまからのエール等、色々とお待ちしてます!
(予告なしに序章は編集していくつもりなので、ご注意ください)
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