BASARA/Apocrypha   作:立花総司

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お待たせしました。幸村VSアキレウスの戦闘になります。
クソ文才弱い戦闘場面なので、過度な期待はお許しください(土下座

地味に疑問に思う方々もいると思いますが、BASARAだから!という事もありますが、地味にちゃんと理由もございます。ただし、今は語らずにいる状態です。

では今回もご静聴よろしくお願いします


【第2章 槍兵と騎兵 後半】

教会内を、一人の女性が歩いていた。緑色の衣装が目立ち独自の猫耳や尻尾を持つ彼女は、""赤のアーチャー""、アタランテである。

 

特にやることがなかったが、あるとき代理人であるシロウ神父から、合流した赤のランサー…真田幸村の紹介を皆にするため呼びに行って欲しいと頼まれたのである。

 

 

「全く…呼びに行くならば私ではなく他の者でもよいことを」

 

 

 

少々不満げに、アタランテはシロウ神父から指示された幸村がいる部屋に辿りつき、ノックもせずにドアを開ける。だが、そこに幸村の姿はいなかった。

 

 

 

「おまけに不在とは…だが、少し前までここにいたようだな。魔力の痕跡が少し残ってるか」

 

 

 

誰もいない部屋を閉め、アタランテは残っている魔力の痕跡を探りながら、幸村を探している。その魔力痕跡に、自らを「姐さん」と呼んでいるライダー、アキレウスの魔力も感知しながら。

 

 

そして、2人がいると思われる場所に辿りつく。そこで目にしたのは

 

 

 

 

 

 

 

「…な、なんだこれは!?」

 

 

 

思わずその光景を見て驚くアタランテ。いや、無理のないかもしれない。その光景の内容とは…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「うおおおおお!!!!」

 

「燃えよ!!我が猛りし魂!!」

 

 

 

 

壮絶な打ち合いを繰り返しながら、上空で槍同士ぶつけ合っている幸村とアキレウスの姿であった。2人とも、属性に合わせたオーラに身を包みながら、ぶつかり合いもしている

 

 

 

「い、一体これはどういう事だ…」

 

 

 

状況が全く分からずなアタランテであるが、狩人としての目を見つつ状況を見極めていた。どうやら、本気の戦いではないようだが、見るからに激しくぶつかり合っている光景がそこにあった。

 

 

 

「流石でございますな、アキレウス殿!その幸村、誠感服致しました!」

 

「へっ、あんたに言われるとますます暴れたくなっちまうな!」

 

 

 

槍を打ち合いつつ、辺り一面ぶつかり合うたびに真空波を起こしながらひたすら戦い続けている。

 

 

 

「これは…止めるべきか?あまり騒がれても困る身だ」

 

 

 

流石にこれ以上暴れていたら、周辺の被害が半端ないと判断したのか、アタランテは弓を取り出しすぐさまやめるよう警告の弓を放とうとしたとき

 

 

 

「おっと待ちな、大将が戦っているんだ。止めるのは無粋な方だぜ?」

 

 

 

と、そう言いながらアタランテの影の中から突然と佐助が現れる。気配が全く読み取れず、思わず後ろに下がるアタランテ。

 

 

 

「読み取れかなかっただと?汝…何者だ?」

 

「おっと失礼。赤のランサー、真田幸村の家臣、猿飛佐助だ。ちょいと訳ありで大将の力を借りて一緒に現界してる身さ」

 

 

 

そう言い自己紹介し、手を上にあげながら戦う意思はないと意思表示する佐助。怪しい…と思いながらも、一先ず弓を収めるアタランテ。

 

 

 

「汝、サーヴァントに近い分類か?それ相応の気配遮断を用いているようだな」

 

「まあ、忍びの本分ってもんさ。悟られないのも仕事の一つってね」

 

 

 

気配遮断とは、アサシンクラスのサーヴァントが所持しているスキルの一つ。使用することで気配を遮断して行動するので、隠密行動や暗殺に向いているほうである。

 

ただし、攻撃やこれから殺す者に対してこの恩恵は薄れてしまい、ランクダウンを起こし結果的にバレてしまう事である。ただ、条件を満たすことで攻撃する際もランクが落ちずに対応できるという。

 

 

 

「…それに、ここいらで大将の実力を見せておくのも一つってもんじゃない?恐らく、あの代理人とやらもこの騒ぎを勘づいていると思うぜ」

 

 

 

周辺を見ている佐助。どうやら、何かしろの気配に察知している模様。と言え、何かしろ企んでいるように見えてないので、特に何もしていないが。

 

 

 

「ランサー…真田幸村と言ったか。あの男、ライダーと戦って勝てる分類と思えないが」

 

「その言い草…あんた、まるでウチの大将じゃ勝てないって腹に聞こえるけど?」

 

 

 

打ち合いを見つつ、アタランテがふとそう呟いたのを佐助は見逃さなかった。幸村の実力をずっと見てきた佐助にとって、少しばかりプライドが許さなかった。

 

 

 

「無論、あの男から並々ならぬ力を持っている事は分かる。だが、あのライダーは特殊な力を身に宿している…いわば不死の肉体だ」

 

「不死って…おいおい、それってシャレにならないっての!」

 

 

 

佐助は冗談かと思いたいぐらいであったが、アタランテの言う事は本当であった。

 

アキレウスには、生前から凄まじいほどの武勇を見せており、数多くの宝具を所持しているとされている。本来ならば召喚されるだけで多数の宝具が手元に現れるが、召喚の都合上制限はされている模様。

 

 

その中でも、代表格とされている宝具がある。その名を「勇者の不凋花(アンドレアス・アマラントス) 」という。

 

この宝具は、アキレウスの母である女神テティスが彼に与えた不死の肉体。特殊な儀式を受けており、全身に不死の祝福がかかっており如何なる攻撃を受けても無効化にする、通常ならば攻略不能の大要塞となる。

 

しかしながら、欠点はありこの宝具は神性スキルを持つ者ならばダメージを与えることが可能。そして、その恩恵を唯一受けてない踵を攻撃すれば、その恩恵を解除し無敵の要塞を破ることができる。

 

 

 

ここまで言えば、神性スキルがある、もしくは踵を攻撃すれば勝てる…と思う者も多く居るだろう。しかし、アキレウス自体戦闘能力は非常に高く現時点でのサーヴァントの中でも速度は非常に高い分類…そも、捉えることも難しい方である。

 

加えて言うならば、そうたやすく攻撃を通す事もできない…対策をもって挑むにしても、アキレウスを突破するのは扱く無理な分類である。

 

 

 

当然、幸村は神性としてのスキルを持ち合わせておらず、弱点の踵を集中的に攻撃する…という考えは恐らく無いであろう。いくら聖杯の知識があったとしても、全てが全てではないのである。

 

恐らくそれが弱点とは考えもしないだろう。色々と攻め続けるということであろう。

 

 

 

「…確かにそう考えれば、あのライダーの旦那がある意味規則外になりそうだな。だがまあ、ウチの大将を…真田幸村を舐めてかかっちゃ困るぜ?」

 

 

 

少しばかし、殺気溢れる声つきをする佐助。その様子に、少しだけアタランテは驚くも、再びその戦闘光景を見守ることにした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

打ち合いを続けてしばらく続く二人。やがて地上に降り立つ。もう周辺は完全にボロボロである。

 

 

「流石…でござるな。この幸村、久しく忘れていた熱き魂の滾りでござる!」

 

「俺もだな、ここまですげえ戦いをしたなんざそう多くねえのにな!」

 

 

 

地上でも再び武器を交わしながら戦う二人。そんな中、何とあのアキレウスにダメージが入っていた。幸村自身に神性もなく、ましてや踵に集中攻撃されているわけでもない。

 

何故ダメージを浴びせているのか…幸村自身も分からなければ、攻撃を受けているアキレウスも分からずじまいに

 

 

 

「(どういうこった…ランサーの奴、分類に関しては元は普通の人間だったはず。なのにこの身体に対してダメージを与えるはできない筈っ)」

 

 

 

思ってる以上にダメージを受けながら、耐えつつ攻勢に応じるアキレウス。一方の幸村も所々傷を負いつつも、手を休まず様々な攻撃方法を繰り返している。

 

 

 

「(…考えても仕方ねえ事か。今わかる事はただ一つ、現状俺の身体にダメージを与えることが可能ってことになってる事だ。ならそれに付き合うまでだ!)」

 

 

 

両者もボロボロに近い分類。手を抜けば即座に倒れるぐらいまでになる。

 

 

 

「…そろそろ、決めにしようぜ。お互い身体がボロってる頃合いだ」

 

「そうでござるな。この一振りにて雌雄を決しましょうぞ!」

 

 

 

槍の混じり合いをしていたが、そこで2人とも一旦距離を取り、最後の力を振り絞りそのまま一気に駆け上がる。

 

 

 

「お受けくだされアキレウス殿!この幸村の熱き魂の一撃を!!」

 

「上等だ!お前の魂を見せてみろ、真田幸村!!」

 

 

 

勢いよく2人は近づき、最後の一撃を武器同士にぶつけ、恐ろしいほどの真空波を生み出し、辺り周辺を一気に瓦礫と活していく。

 

 

 

「っ、そこだ!!」

 

 

と、一瞬の隙をついたのかアキレウスはすぐさま幸村の左槍を強く弾き返す。思わず幸村も手を離してしまい槍が手元から離れる

 

 

 

「貰った!!」

 

「そうは…ございませぬぞ!!」

 

 

 

そのまま早い速度でもう一本の槍を落とそうとするアキレウス。幸村自身、その速度にギリギリに追いつき槍で防御するも、既にダメージの影響で反撃がしづらくなり、動けない状況になる。

 

 

 

「この距離と傷じゃ、これ以上を槍を振う事も出来はしないぜ」

 

 

 

アキレウスの言うとおり、既に幸村の手はボロボロ。おまけにもう一本の槍を振おうにもアキレウスの槍で止められており、これ以上槍を振うのは限界とされていた。だが…

 

 

 

「確かに、この幸村…ここまでされては身動きもとれませぬ。だが!この幸村、まだ最後の一手が残っておりますぞ!」

 

 

 

なんと幸村、すぐさま持っていた槍を手放した。これには思わずアキレウスも一瞬判断が遅れたのか、すぐに幸村がアキレウスの懐に入り込み

 

 

 

 

 

「受け取り下され…アキレウス殿ぉぉぉぉぉ!!!!!!!」

 

 

 

 

 

そのまま幸村は、右手の拳にてアキレウスの腹にストレートをかます。これには思わずアキレウスもクリーンヒットをし、思いっきり吹き飛ぶ

 

 

 

 

「ぐおおおおおお!!!!!!!」

 

 

 

 

 

そのまま壁まで直撃し、跡が残るほどの壁跡が出来上がりそのまま倒れ込むアキレウス

 

 

 

 

「はあっ…はあっ…」

 

 

 

最後の一手と言える一撃…そう、幸村の武器は何も槍だけではなかった。かつて九度山にて武田信玄より学んだ武田流「殴り愛」をその身に受け、拳による一撃を可能にしたのである。

 

熱き拳をその身に宿し、相手に与える…教え・痛み・愛がそこにあるからだ(BASARAならばの日常展開)

 

 

 

「ってて…やるじゃねえかランサー。俺とした事が、ここまでボロボロになるなんてな」

 

 

 

フラフラになりながら、幸村に近寄るアキレウス。自身の槍と幸村の2槍を持って近づく。

 

 

 

「…『参った』。今回は俺の負けだ」

 

「アキレウス殿…お手合わせと言え、見事な腕前でござった」

 

 

 

武器を受け取りながら、感想を述べる幸村。アキレウスも、久々にいい勝負ができたと評価している。そんな折に、佐助とアタランテが近寄る

 

 

 

「お疲れさん大将。それにライダーの旦那もな?」

 

「全く…汝らやりすぎだぞ」

 

「おおっ、佐助!見ていたのか?手合わせと言え、この上なくいい勝負でござったぞ!」

 

 

 

気が抜けたのか、会話を始める一行。ちなみにこの段階でまだ出会ってなかった幸村とアタランテ、佐助とアキレウスは自己紹介を済ませた。

 

 

 

 

「いやまさか、ここまで白熱した戦いをしたのはトロイア以来か?これが本場の戦だったらまた違う感じかもしれなかったが」

 

「にしても…ライダーの旦那程のお人がウチにいれば、真田の天下は確定だったかもしれないねー?」

 

 

 

素直にアキレウスの実力を評価する佐助。あれほどの実力に並はずれた防御力…それさえあれば、戦国時代においてもまさに一騎当千の実力であると同時に天下に最も一番近いとされる。

 

 

 

「だが、ランサーよ。あのライダーにダメージを与えるとは…汝のスキルはまだ完全に確認していないが、一体何をしたんだ?」

 

 

 

そんな中、アタランテは先の一戦での出来事を冷静に分析していた。そう、先にも言ったがアキレウスは神性が無ければダメージを負わす事は出来ないほうである。なのにそんなこと関係なしにダメージを負わせていた。

 

 

 

「…流石な其も、その点はよくわかり申せぬ。アキレウス殿の宝具を破る程、今の其では到底難しい身でございますが。少なからず、神性はない身でござるが」

 

 

 

幸村も、やはり原因のほうはわかっていなかった。ただ、佐助は何となく察してはいたがあえてそれは表情に出さずであったが

 

 

 

 

「ま、その話は良いんじゃないの?それより、アタランテの姐さんが来たって事はそろそろ残りの面々の自己紹介でもするってわけ?」

 

「そうだな。ほら、案内するから付いてこい」

 

 

 

そう言いアタランテは先に行き、後ろに幸村たちも付いていくことにした。そんな中幸村は、考え込んでいた

 

 

 

「(…アタランテ殿の言い分が確かならば、神性も持たずましてやアキレウス殿の踵に一度も攻撃を与えていない。なら、それに傷つけることが出来たのは一体)」

 

 

 

考え込んでいたが、やがて頭を振い、今は味方同士であることを悟った幸村はその考えを放棄し気にしないことにしていた。だが、この段階で気付けなかったことが、後の幸村にとって大きな選択を狭まれることになろうとは、思いもしなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「…凄い、これほどの腕前だったとは。やはり、私の目に間違えはなかった」

 

 

 

そんな中、シロウ神父はとある空間にて幸村とアキレウスの一騎打ちの光景を見ていた。魔力による映像でこっそりと覗いていたが。

 

発端は丁度何らかの魔力と武器の波動を感じ取り、すぐにその光景を映させたのがきっかけ。思わずその光景をじっと眺めていたシロウ神父。

 

 

 

「間違えない。これなら、私の…俺の悲願は必ず訪れる。俺とランサー…いや、幸村殿ならばきっと」

 

 

 

映像を閉じ、一先ずその場を後にするシロウ神父。その顔は、まるで純粋にそして勝利を確信したかのような表情であった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

聖杯大戦は、目前だ




最後までご静聴ありがとうございました。さて、次回から本編軸に入らせていただきます。

猶、次回の投稿は30日(水)の予定となります。調整などを行って投稿するつもりなので、お気軽にお待ちください。

キャラクター設定はその前に投稿するつもりです。

あと、なぜ幸村がアキレウスにダメージを与えることができたのか…その解答にはお応えできませんので、ご了承ください(

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