BASARA/Apocrypha   作:立花総司

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FGOではようやく帝都イベが始まりましたね。
さて、沖田さん大好きな私にとっては魔神セイバーも当然ながら全力で引くぞー!で行きました。

…ええ、とても苦労しました。貯蓄の石に呼符使ったら過労死孔明・汎用高いオジマンが来て(ともに宝具3)、そのあと李先生やらバサランテとなんか違う!違う!!と否定をしてました。

んで、残された貯金を崩して再チャレンジし…限界ぎりぎりのラスト10連の最後のカードでようやく引き当てました。もうねえ…マインドクラッシュします(

と言え小説に影響したらシャレにならなかったので、気合いで書きました。今回もどうぞよろしくお願いします。



※時系列が少しハチャメチャですが、気にせずご覧ください


【第6章 定めの扉は開かれた】

もうどれだけ打ちあったのか…時刻はまもなく明朝を迎えようとしている。そんな中、政宗とアキレウスの打ち合いが未だに続いていた。

 

 

「どうしたどうした!勢いが衰えてきたんじゃねえのか!!赤のライダーさんよ!」

 

 

ひたすら勢いある雷を宿した刀を振い続ける政宗。対するアキレウスは槍で捌きつつ、攻防を繰り返していた。

 

 

「何言ってやがる!こんなにいい勝負できておいて、衰えるなんてあり得ねえよ、黒のセイバー!!」

 

 

武器同士の衝突、魔力があちらこちらとまき散らしながら、初戦とは思えないほどの激戦を繰り広げる2人。

 

 

「(つええ…こんなに熱い奴が真田幸村以外にもいたのか。面白いじゃねえか!)」

「(英雄としての誇り、こいつには十分伝わってくるぜ!)」

 

 

武器を交わしながら、言葉を交わさずとして分かり合う二人。強い一撃を加えつつ、お互い距離を取りあうと、気づけば朝になっていた。

 

 

「ったく、ここまでやりあいながら傷をよく受けながら刀一本で動けるな?残りの刀が留守番状態だ」

「HA、それを言うあんたこそ、不死身の英雄って呼ばれてる割に結構ボロボロじゃねえか、You See?」

 

 

両者とも、姿を改めてみるとある程度傷を負いボロボロとは言わないが手傷に衣類に鎧とダメージを受けていた。余程凄まじいほどの接戦を繰り広げていたことがよくわかった。

 

 

「(…こいつもランサー同様に俺に対してもダメージを与えてやがるか。どうなってるんだ、戦国武将って奴は?何か俺達でも知らねえ何かでもあるのかこりゃ…)」

 

神性も持たず、ましてや踵にすらダメージを与えてないにも拘らずダメージを受けているアキレウス。幸村同様政宗にすらダメージ判定があるこの出来事の真相は果たして…

 

 

 

 

「朝か…これ以上はルール系統にも支障が出るんだったな。悪いな、あんたとの勝負は一旦お預けだ」

 

そう言うとアキレウスは距離を取って政宗と話す。基本的聖杯戦争は夜にやるのが暗黙の了解とされている。日中でやるのは色々と問題があるからとされる。

 

「…ま、しょうがねえか。ウチのマスターもなんか知らねえ間にまたイライラしちまってやがる。ここまでだな」

 

チラっと何かにイライラしているゴルドを見た政宗は、スッと刀を鞘に納め、戦う意思を消した。どうやら、初戦の戦いはここまでのようだ。

 

「と言え、久方ぶりに熱くなる戦いぶりだったぜ。次にまた会う機会があれば、そんときは遠慮なくやりあおうぜ。OK?」

「ああ。にしても、ウチの『ランサー』と言いお前さんと言い…つくづく面白い聖杯大戦になりそうだな。こりゃ」

 

そう言い、アキレウスは口笛を吹くと、突然と凄まじい勢いで戦車を出現させる。3つの馬を同時に引きつける戦車に乗るアキレウス。

 

「覚えておくぜ黒のセイバー!次こそ、この赤のライダーが倒すべき相応しい相手とさせてもらうぜ!この名とオリンポスの神々に誓ってな!」

 

そう言い残し、アキレウスは戦車を操りそのまま撤退して行った。あまりに速い速度で完全にアキレウスの姿は見えなくなったのである。

 

 

 

 

 

 

 

「…お二人とも、見事な戦いぶりでした」

 

戦いを今までずっと観戦していたジャンヌが前に出て、礼を出してきた。そんな中政宗は

 

「なぁに、これが本場の聖杯戦争の前哨戦みたいな感じだったろ?これぐらいどうってことはねえさ」

 

と、クールに対応しながら接する政宗。既に傷は癒えておりすっかりダメージも回復済みである。

 

「それにしても…黒のセイバー、いえ。伊達政宗公…貴方は一体」

「おいおい公付けはよしてくれ。ここは聖杯戦争、ましてや今のおれはサーヴァントの分類。もう既に一国の主とは無縁の身だ、You see?」

 

普通に呼んでほしいと頼む政宗。それを与したのか

 

「わかりました。では政宗、一つあなたにおたずねしたい事があるのですが…」

「Hum…まあ、答えられる範囲でなら遠慮なくな」

 

どうやらジャンヌは聞きたい事がある様子。ゴルドも近くに来るが、今はジャンヌに話を優先させるのか少々面倒そうな顔つきで対応している。

 

「では。政宗、今回の聖杯大戦において、冬木の聖杯を使用しての戦いである事はご存知ですよね?」

「ああ。その点は聖杯やらマスターに色々と聞いている身でな。そして…あんたの言いたい事はアレだろ?『日本の英霊がどうして冬木の聖杯で召喚されている』のか」

「っ、流石にご存知でしたか」

 

その点流石に馬鹿ではなかった。政宗自身本来ならば冬木の聖杯では召喚できない分類とされている。ならば、手掛かりは召喚したゴルドに影響しているとされるが

 

 

「…一応聞いておきます、黒のセイバーのマスター。如何にして彼を召喚したのですか?」

「本来だったら機密事項なのですが…実は我々にも詳しい事はわかっておらぬのです。元より、召喚するのはもっと別のサーヴァントにするつもりだったのですが」

 

 

ゴルドはそう言いながら語り始める。

元々彼が召喚しようとしていたのは、ニーベルングの大英雄にして最強の竜殺しとされる「ジークフリード」を呼ぼうとしていた。当然ながら触媒も用意した、準備も万端であった。

そしていざ召喚当日になって呼びだしたら…何故か政宗が召喚されたという。その際に違和感とかは特になかったのだが

 

 

 

 

「きちんとした触媒があり、召喚に対しての不備が特にない…確かにイレギュラー的な事も当然ある事はありますが…いや、英霊の座で何か問題が?」

 

 

途中から小言になって呟くジャンヌ。どうやらこの聖杯大戦において、自身が召喚された理由に日本側のサーヴァントが混じり込んだ事が一つ加わった可能性があると思われる。

しかしながら、先の戦闘を見てジャンヌは政宗に悪意が無い事を既に感じ取っている。では何が原因とされているのか。

 

 

考えても結論が出なかったジャンヌは、一先ずこの話を置くことにした。その際ジャンヌは黒の陣営に対して中立的な立場であることを告げ、一先ずゴルドには引くように告げた

 

「ぬっ…わ、分かりました」

 

ゴルドとしても、ルーラーであるジャンヌをこちら側に引き込めば戦況も随分と楽になると思ったが、中立である彼女はそうはいかないとされる。更に言えば、今回の召喚についても独自で調べる必要があると判断した。

思う以上に戦果を上げれず、良い結果を見いだせなかったゴルドは帰り様に用意してた迎えの車に乗り、姿を消した。

 

 

「全くあのおっさんは…ま、お互いEvenにならないと始まらねえか。んじゃルーラー、精々その異常とやらには気をつける事だな」

 

気楽そうに呟きながら、政宗は霊体化してこの場を去った。

 

 

「…それにしても、黒のセイバーがあそこまで英語を喋れるとは思ってなかったのですが、これはどう言えば良いのでしょうか」

 

溜め息つきながら、今後の事をどう考えるか悩むジャンヌ。実は先のアキレウスとの接触で持っていた荷物類全てが駄目になってしまい、これから徒歩でトゥリファスに向かわなければならない事態に

 

「最悪な状況ですね。はあっ…」

 

そう呟きながら、これからの事を考えつつ移動を再開することにしたジャンヌであった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「おいおい、色々と予想外な事が続きすぎでしょうが。え、伊達の旦那がいるって…」

 

そんな中、気配遮断を通してここの戦いを観察していた佐助。しかしながら、彼自身が驚いているのはジャンヌのことではなく、伊達政宗のほうであった。

何を隠そう、幸村の好敵手とも言える存在で、しかも敵側のサーヴァントとして戦っていた事がわかってしまった。

 

 

「それに、あの様子じゃ恐らく…『右目』の旦那もいる可能性があるな。いや、間違えなく高いか」

 

ふむっ…と足場にしている木の上で少し考え事をする。

 

 

「(いろいろと情報を掴めたが、まずはルーラーの確認。どうやら正規での召喚と言うより何かを媒体にしての召喚か…しかし、戦闘面は一通り可能にしているから、俺様みたいな疑似サーヴァントみたいな感じか?)」

 

既にジャンヌについての情報を的確に掴んだ佐助。

 

「(次に黒のセイバーが、伊達政宗…独眼竜ときた。こりゃ旦那が知ったらさぞ驚くだろうなこりゃ。けど…戦闘面が少しおかしいのが気かがりだったな)」

 

 

佐助は、前世での記憶を思い返す。政宗の戦闘は刀6本を利用した戦術「六爪流」と言う分類を使い、豪快に敵をなぎ倒しているスタイルである。

だが、刀一本だけで戦い残りの5本の刀を使わずにしたその戦術に、少なからず違和感を抱いたのだ。

元いた所では常に六爪流を展開して戦っていた。戦場において刀一本で戦うという話は全然聞いた覚えはない方だ。

 

 

「(そして最後…アキレウスの旦那がルーラーの抹殺をとった。マスター命令だとか言ってたが…どういう事だ?)」

 

これに関しても疑問を浮かんだ。中立立場であるルーラーを倒そうとしたアキレウス。曰くマスターの指示でそうなったと…

だが、赤側のマスターはシロウ神父を除いて全員顔を合わせずの対応をしている。何故今になって連絡が届いたのか

 

「(…こりゃ赤側になんかあるな。だが、思う以上に黒側の情報を集めておく必要があるか。そして大将からのルーラーとの接触も…なら、一部分は分身に任すか)」

 

そう考え、印を作り影分身の術を用いて分身体を2体分作りだす。

 

 

「よし、まず1つは真田の大将へ伝令を。2つは赤側の方で何かおかしい事が無いかの調査。そして俺様は黒側の調査、並びにルーラーとの接触を考える。以上、散!」

 

 

そう言い、佐助とその分身たちはそのまま姿を消していった。この領域には、誰一人として残っていなかったのだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

時間はそのまま流れ、夜になろうとしていた。黒の陣営側、ミレニア城塞のほうでは次の準備に備えて忙しくしていた。

 

 

まず、先に捕えた""赤のバーサーカー""であるが、マスター権を剥奪しこちら側で使役することを決めたのである。ただ、狂化EXの都合上まともに対応しても危険なので、ある意味赤側における爆弾として活用することを決めたのである。

現状数名のマスターとサーヴァントによる儀式を行っている段階である。""黒のキャスター""は生憎と生前魔術師らしい要素はほとんどないため、魔術面対応は少し時間がかかる模様。

 

 

次に、黒のセイバーは配下らによる訓練を続けていた。ホムンクルスであろうとも、十分に通用するぐらいの力量と判断力を身につけるためにと続けていた。

傍らには、トゥールと""黒のバーサーカー""もおり、彼らもまたサポートを行っている。

マスターであるゴルドは、頭を悩ませながら次はどうするのか考えており、バーサーカーのマスターはある意味どうしようもないと、半分放任主義になっている。

 

 

""黒のアーチャー""、そしてリーダー格でもある""黒のランサー""は情勢を確認しながらマスターらと共に交流関係を続けていた。

 

 

 

 

…だからであろう、人知れず黒側はほとんど忙しい状況下になっており、場内における者達も大分少なくなっている。

そんな中で、可憐な格好をしている""黒のライダー""はとある部屋を開けた。

 

 

「ヤッホー!」

 

 

ライダーが部屋を開けた先には、一人の少年が机にしがみついていた光景であった。そう、彼こそ先に逃亡したとされるホムンクルスであった。

元々魔力供給の為だけに生かされてた彼であったが、偶然にも自らの意思で覚醒し、なんとか逃げてきたのである。そんな中、ライダーに発見され救助され、現在はかくまわれているのである。

しかしながら、ホムンクルス故に短命で、事情を知る""黒のアーチャー""からは、3ヶ月しか生きられないと宣告されていた。

おまけに日常生活における動き方もほとんど得ていない状態で、ろくに歩くことすらできない…そんな状況である。

 

 

「ら、ライダー…どうした?」

 

突然と訪問して来たライダーに驚く少年。

 

「時が来た!今のうちに逃げようじゃないか」

「…逃げても、良いのか?」

 

 

そう発言した少年に、ライダーは嬉しそうにつぶやき「うん!」と答えた。

 

 

「それじゃ、しゅっぱーつ!」

 

 

彼の手を掴んでこの場を離れるライダー。何とか離さないように、弱った身体を耐えようとする少年は城塞を離れようとしていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その一方で、暗闇に紛れ込みミレニア城塞に近づこうとしている者が2人いた。

それは先に激戦を繰り広げた赤のライダーと、そんなお目付け役として派遣された赤のアーチャーであった。

 

「やれやれ、こんな時間帯にまた黒の陣営での調査とはねえ…佐助の奴に任されば良いって所をよ」

「仕方あるまい。あの神父からの提案だ、やむ負えないが従うしかあるまい」

 

 

実は分身の佐助からの伝令で、「黒側の情報を探ってきてほしい。勿論俺様も行くけど基本別行動って奴で」とのこと。

その為、動きやすく注意深く動けるサーヴァントが良いとの事だったので、ライダーとアーチャーに任されたのである。

尚幸村も動きたかったのだが、何かの完成品の総仕上げに取りかかる段階であったので、今回は同行する事が出来なかったのである。

 

 

「内容も『なるべく馬鹿騒ぎできたらよろしく。そうすれば俺様も活動しやすいって所だし』か…何とも言えんが」

「まあ良いんじゃねえの?密偵の活動を少しでもしやすいようにすれば、情報のほうも集めやすいって感じさ」

 

 

速度をほとんど変えず、ミレニア城塞へと続く2人。

 

 

 

 

 

この夜の出来事が、両陣営に対する新たなる出来事の始まりになろうとしていたが、それに気づく者は現時点では誰もいなかったのである…

 

 

 

--to be continued--




""黒のライダー""の次回予告的なノリ


「やっほー!ライダーだよ。今回から後書きの担当は僕が担当することになったから、よろしくねー。さてさて、迫りくる赤の陣営に色々と忙しい僕ら黒の陣営。ひょんなことからとてつもない現場との鉢合わせ!果たして、僕らの逃亡劇の行方は!?

あ、この後にでもキャラ紹介ページでちょっとした更新行うつもりだから、よかったらよろしくねー。んじゃ、感想後書き待ってるからね。バイバーイ!」
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