カオスクロススクールD×H 変人紳士な青龍帝 英雄王とアーサー王に育てられし元ニート物語   作:zeke

12 / 36
第十二変人:俺、義兄が出来ました(泣)

俺――――――兵藤一誠は今、中学校の入学式に参加中だ。

やっと、鉄ちゃんとおさらばしたぜ!

鉄ちゃん短い様で長い付き合いだったぜ。さらば鉄ちゃん。もう会う事が無いように祈ってるぜ~

酷い奴だ?知るか!んなもの!!

手前らは、そんなに補習室という名の調教部屋に入りたい真正の変態なのか!?

お前ら補習室がどんな場所か知ってるか?

捕宗死都だぞ?誤字ではないぜ。

いいか、俺はあんなドMが行くような所に行きたいと思うほどの性癖を持ち合わせちゃいねえ!

 

 

「~~~~~~以上で校長先生の話を終わりにします」

 

あ~、やっと終わった。クソ長くうざったい、ハゲ長のありがたくもない話を洗脳のように聞かされること5分。やっと洗脳が終わったみたいだぜ。

 

「これから皆さんの中学生活を支えてくれる新しい先生をご紹介します」

 

アナウンスが流れ視線をステージの方向に向けると

 

「マジかよ」

 

そう呟かずにはいられなかった。

何故なら前方に鉄人がいた。

 

「どうも新しく皆さんの学年主任を任されることになりました西村です」

 

早くも俺の中学生活が終わりを告げたようです。

さようなら俺の中学生活。

 

 

「皆さんよろしくお願いします」

 

お願いされたくありません!!

パチパチと拍手が鳴る中俺の目からは汗が溢れていた。

新しく迎えた学園生活も初日から死刑宣告を受けちゃったようです。

ああ、黒歌と白音に今すぐに抱き着いてこの壊れた心を癒されたい!

 

 

そうそう、ペットと言えばナル、ジョー、レックスの三匹かなり大きくなっちゃいましたよ。

レックスは全長:約1900cm 全高:約489cm 足の大きさ:約187cmと成人っていうんですかね?成龍?並みに大きくなりました。まあ、その分かなり餌を食べるように成ったんですけどね。

ナルはなんと!全長:約2000cm 全高:約530cm 足の大きさ:約153cmに成りました。やっぱり皆大きくなりますね~。うん、よく寝ているけど。

ジョーは全長:約2857.9cm 全高:約640.4cm 足の大きさ:約141.5cmと3匹の中で一番大きくなってます。その分食いしん坊なんですよジョー。今度セイバーとどっちがよく食べるか競わせたいと思います。

皆の強さはゲームのモンハンと同じくらいと言いたいんですが実際ゲーム以上に知識がついているのでゲーム以上に強いです。3匹仲良くしてくれているのでお兄さん助かります。

 

 

お兄さん今日も3匹に会いに行き仮想の草原で無から有を作る力で創ったパトカーを走らせながら3匹と仲良くお散歩します。

なんでパトカーなのか?んなもの決まってます。

乗ってみたかったからですよ!!

サイレン鳴らしながら3匹とお散歩する。最高じゃないですか!

大体1300KM位を目安にお散歩してます。肥満に成っては大変なので運動させますよ。

お散歩した後は3匹の食事タイム。

ナルは30

ジョーは50

レックスは大体30位ですかね

何の数字か?餌ですよ!高級和牛霜降り肉の牛の頭数ですよ!!

毎日これだけあいつら食べるので、下手な金持ちでも一発で破産しますよ!

あいつらの食事代馬鹿になりませんから。

俺だけが飼う事の出来るペットですよ、あいつ等は!!

もう、あいつ等は最高ですよ!

特にジョーの背中から見る壮大な景色。そうそう味わう事が出来ませんねえ。

まあ、ギルだったらあいつ等を飼う事が出来るかもしれませんけど……どうなんでしょう。

 

 

まあ、暗い気持ちに成りながら今日の帰ってからの予定を建てているといつの間にやら鉄ちゃんの挨拶が終わってました。

しかし、鉄ちゃんが俺と同じ中学に配属に成ると言うのは俺を転生させた女神アテネのイレギュラーなんでしょうか?

まあ、もうどうでも良いですけど。もうどうしようもないので。

 

 

そんなこんなでバッドニュースが中学校入学初日から飛び込んできて最悪の気分のまま家に帰って可愛いペットに慰めて貰おうと、いつもの人気のない場所に行ったんです。

悪いことはどうやら更に悪くなるようで今まさにバッドニュースが俺の眼に飛び込んで来ました。

居たんですあいつが!来ちゃったらしいんです。あのお方が!!そう、幾つものパラレルワールドを征服したあの方

………白蘭が!!!

白蘭は俺に近づくと

 

「は~い、兵藤一誠君だね?」

 

と質問して来ました。

 

一体この人の真意は目的は何なんでしょうか?

俺のいるこの世界を征服しに来たと言う事ならあり得ます。あの人の事です。

征服したかったから征服したみたいなノリでこの世界を征服しに来たと言うならあり得そうです。

だが、それなら俺に声を掛けずにとっとと征服し始めればいい。その方が手っ取り早いし、万一の可能性で俺に勝つ事が出来る。この男ならそう言う事は分かっているだろうと思われる。

しかし、こうして俺に声を掛けて来た。

ならば、この男の真意は、目的は一体何なんだ?

 

 

「ああ、そうだ。幾つものパラレルワールドを征服した白蘭さん」

 

「わ~お、やっぱり僕って有名人なんだね~」

 

楽しそうに言うがこの男一体何を考えているんだ?

 

「んで、あんたは何をしに来たんだ?俺とのバトルか?それなら悪いが断るぜ。俺はバトルに興味ないからな。他をあたってくれ」

 

白蘭にそう言って踵を返してこの場を去ろうとすると

 

「ちょっと待ってくれない?」

 

白蘭に止められた。

 

「何だ?こっちは気分が悪くて苛立っているんだが?」

 

「僕はね、君と兄弟に成りに来たんだよ」

 

…………は?

 

「は?今なんと仰いましたか?」

 

「だから兄弟。いや、この場合義兄に成るのかな?」

 

この男の真意が解らない。理解できない。兄弟?家族の兄と弟の関係の事か?

 

「何故だ?」

 

「僕が気に入ったからだよ」

 

「?どう言う事だ??」

 

「とあるパラレルワールドでね、君と真剣にバトルしたんだ」

 

「それで?」

 

「結果は僕のボロ負け」

 

「あっそ」

 

「気に成らないんだね」

 

「別に興味ないからな」

 

「まあ、その後も似たようなパラレルワールドで君と戦ったんだけどさ、結果は全敗」

 

「………そう」

 

「しかも、似たようなパラレルワールドで君と会ったけど皆、今の君と同じ反応するんだ」

 

「だから?」

 

「強いけど戦いに全く興味がない。そんな君に興味が湧いてね。だから、もっと良

く君の事が知りたいんだ」

 

なんでこいつ、わざわざBL的な言葉を選ぶんだ?

 

「断れば?」

 

「この世界を消そうかな?」

 

「させると思う?気に入ったこの世界をわざわざ消させると思う?」

 

殺気を白蘭に向けて放つが白蘭はニコニコフェイスのままだった。

 

「今、君と戦ったら僕は確実に負けるだろうね」

 

「ああ、お前はそこにいるなら俺の掌の中にあるも同然だ。容易く殺すことも可能だ」

 

「でも、僕も只じゃやられないよ」

 

一触即発のこの状況。先に破ったのは

「まあ、あんたが俺の家族に成りたいだけなら別に構わないけどな」

俺だった。先に折れたのも俺。

喧嘩なんて無駄なエネルギーの使い方だし面倒臭いから。

 

「それじゃあ、宜しくね義弟君(おとうとくん)

 

「ああ、宜しくな義兄(あにき)

 

 

こうしてこの世界を掛けた戦いは白蘭が義兄と成る事で決着がついた。

俺はその後いつも通り無から有を創る力で何処でもドアを創って帰ったのだが、関門が待っていた。

そう、家族会議だ。

グレイフィアも入れて何故かリビングで家族会議が始まった。

 

 

「あの~、義兄が出来たんですが……」

白蘭が隣に立った状態で俺は皆に事後報告と成ったこの現状を報告しなければならない。

 

「「「は?」」」

リビングにいる家族全員が頭に?を浮かべながら俺と白蘭を交互に見る。

 

「いや、だから、義兄が兄が出来ました」

その事を聞くとセイバーは頭を押さえ、ギルは珍しく困った顔をしていた。

白音と黒歌は未だに理解が出来ずにいるご様子。

 

「事の起こりは、数分前です。俺が何処でもドアを使用しようとして何時もの人気の無い場所に行くと、この白蘭が立っていたのです。何やらパラレルワールドで俺と戦い敗れて興味を持ったらしく、俺の兄と成りたいといってきたんです。それで、まあ、了承してくれないならこの世界を消すといわれまして、能力をフルに使えば勝てたかもしれませんが喧嘩で無駄なエネルギーを使いたくなかったので兄に成る事を了承しちゃいました」

 

「「「…………」」」

 

暫し無言のみんな。

まあ、行き成り兄が出来ましたとか言われたら反応に困るだろうしね。

 

「よろしく♪」

隣で楽しそうに言う白蘭。

よろしく♪じゃねえよ!

皆反応に困っているじゃねえか!!どうするんだよこの状況!

俺を頭痛が襲ってくる。

 

「まあ、問題無いから良いか………」

ギルさん!良いのそれで!?

 

「主様が決めたらそれに従うのがメイドです」

グレイフィア!?

 

「「兄様(一誠)がそれで良いなら」」

黒歌、白音………

 

「もう良いでしょう」

セイバーさん諦め!?うん、ごめんなさい。

 

「と言う事で宜しく♪」

にこやかに挨拶する白蘭

 

「白蘭、一つ言っておくけど、俺はこの世界が気に入ってるんだ。支配や滅ぼそうとするなら消すから」

隣にいる白蘭に忠告しておく。

この人が暴れるなら能力をフルに使ってこの人を消す。

 

「そんな事に興味無いよ♪それよりお兄ちゃんって言ってごらん」

 

「断る」

 

「はあ、白兄(びゃくにい)って呼んでごらん」

何でこいつが溜息ついてるんだ?溜息つきたいのはこっちだぞ。

 

「了解、白兄。これで良いか?」

 

「うん♪」

ハア、頭が一気に痛くなって来た。今日は早く寝よう。

この日はナルやレックス、ジョーに会い、パトカーで散歩して餌をやると俺は部屋に帰って寝た。

 

 

翌日、起きたら急に白蘭が「遊びに行こう」とか言い出してきましたよ。

一体どういうつもりなんでしょうか?

学校は祝日で休みですが一体何故祝日に遊びに行かなければいけないんでしょうか?

 

「嫌だ。寝る」

再びベッドで布団を羽織ると

 

「強制的にご案内♪」と白蘭が言い俺は別次元に飛ばされました。

 

 

 

 

 

「一体ここは何処なんだ?」

気が付けば、眼の前に大きな樹があり、戦国時代の様な風景。

何処かで見た事が有った気がする。

もしかしたら、教科書の資料で見た事あるのかな?

まあ、ここが何処だか知るために状況把握を兼ねて俺は歩く。

 

 

シュウウウウウウウウウウ

 

 

突如何かが近付いてくる音がしたので俺はその方向を見ると白いロングヘアーの犬耳が生えた赤い着物を着た男が矢を受けていた。

男はそのまま後ろの樹に激突し、矢が放たれた方向に向かって叫ぶ

 

「桔梗!!」

 

矢が放たれた方向に巫女が一人おり、弓を持ち巫女服は血で少し汚れていた。

巫女は近くに落ちてあるガラス球を手に取ると矢を受けた男に向かって言う

 

「犬夜叉、お前がこんなものに魅了されなければ」

 

この言葉を聞き俺は確信した。これは犬夜叉の世界だ―――と

俺は巫女と矢を受けた男の間に入ると手を叩いて注目させる。

 

「ハイハイ、そこのお二人さん。喧嘩するほど仲が良いのは分かったけど俺の話を聴いてね」

 

「「!!!」」

 

突然俺が現れた事に驚く二人。

 

「手前、人間一体何の用だ!」

敵意むき出しで俺を睨み付けてくる白いロングヘアの白い犬耳が生えた男 犬夜叉。

取りあえず五月蠅いから黙らすためにタライを犬夜叉の頭上に創る。

 

ゴオオオオオオオオオン

 

タライは鈍い音を発するとともに犬夜叉の意識を刈り取った。

かのように見えたが彼は頭を打っただけだった。その証拠に今現在、頭を押さえている。

 

「いてええええええええええ!!」

 

「あれ?意識を刈り取れなかった!?これは珍しい」

 

「手前の仕業か!」

激怒して襲い掛かってくる犬夜叉に俺は雨のごとく沢山のタライを降らせる

 

ゴン ゴン ゴンゴン ゴン ゴン

 

雨の様に降るタライに犬夜叉は俺に向かって来るのを一瞬で辞めてバックステップを取った。

 

「落ち着け犬夜叉」

 

「手前!!!」

俺が宥めようとするが、ますます怒り浸透のご様子。

面倒臭いから俺は幌金縄を無から有を創る力で創り命令する。

 

「あの者を縛れ」

幌金縄は命令を受け犬夜叉を素早く縛る。

 

「こんな物」

犬夜叉は自慢の怪力で幌金縄を引きちぎろうとするが引きちぎれない。

 

「無駄だよ」

 

「あ~、クソッ!」

落ち着きが無い犬夜叉。

 

「まあ、とにかく人の話を聞けって」

やっとの事で犬夜叉は落ち着いた。

俺は桔梗の方を向くと彼女に話しかける。

 

「なあ、桔梗さん。あんた、野盗 鬼蜘蛛って言う奴を助けているだろう?」

 

「!どうしてそれを!!」

 

「まあ、俺が何故知っているかは気にするな。今から、鬼蜘蛛が居る洞窟に行ってみな」

 

「生憎だが、もう私には時間が無い」

 

「そこの犬夜叉に受けた傷でってか?」

 

「ああ」

 

「う~ん。まあ、良いか」

 

「?」

 

「鬼蜘蛛は、死んだよ」

 

「!!!」

 

「自ら命を妖怪に差し出してあんたを手に入れる為に動けない自分の身を妖怪に食わせ、あの洞窟から出ようとした。そうして出来上がった者が半妖 奈落」

 

「奈落」

 

「あんたらが戦う羽目に成った人物だ。奈落は妖怪たちの意思が強く鬼蜘蛛のあんたを手に入れると言う願いは叶わなかった。そして、奈落は犬夜叉に化けて桔梗、あんたを襲い、犬夜叉の前では桔梗に化けてお互いを憎しませ殺し合うストーリーを描いて残った四魂の玉を手に入れる。今まさにそれが成されようとしているんだ」

桔梗は真相を知ると複雑そうな表情を浮かべる。一方、犬夜叉は「奈落!絶対に許さねえ!!」と怒りを露わにしていた。

 

 

「桔梗、あんたはどうしたい?全ての真相を知ったあんたは犬夜叉が憎いか?さっきまでのあんたなら犬夜叉が憎かっただろう。だが、真相を知った今はどうだ?犬夜叉と一緒に居たいと思わないのか?」

 

「……私は………犬夜叉と共に居たい」

 

「やはりな。犬夜叉、あんたはどうなんだ?桔梗がこう言っているんだぞ?お前の惚れた女がこう言ってるんだが?」

 

 

犬夜叉は幌金縄に縛られた状態で迷わずに返事をした。

「俺も桔梗と居たい!!お互いに誤解だと解けるなら桔梗と共に生きたい!」

 

「了解した」

 

 

俺は桔梗の前まで移動すると無から有を創る力で右手に方式・法則殺しの剣(ルール・ブレイカー)を創る。

方式・法則殺しの剣(ルール・ブレイカー)を持った俺は桔梗の体に突き刺す。

 

 

「!!!」

 

「桔梗!」

桔梗と犬夜叉は今現在起こっている事に驚く。

 

「手前!」

憤怒の表情で縛られていながら俺の方に歩み寄る犬夜叉。

そんな犬夜叉に構わずに俺は

 

「この者の死を老いを拒絶する!ぶち壊せ方式・法則殺しの剣(ルール・ブレイカー)!!」

 

【break】

ルール・ブレイカーで桔梗の死を拒絶した。

これにより桔梗+傷を負った現状+年齢=死ぬ+老化 と言う状況が 桔梗+傷を負った現状+年齢≠死ぬ+老化 と言う風に成り桔梗が死ぬことは無くなった。しかも、老いも拒絶したため一生老化する事は無いだろうね。

桔梗を不死にした俺は再びルール・ブレイカーに命令する。

 

 

「この者の今現在の傷を拒絶するぶち壊せ方式・法則殺しの剣(ルール・ブレイカー)!」

【break】

 

再びルール・ブレイカーから声が発せられると桔梗の傷が嘘の様に無くなっていた。

 

「これは……」

 

「まあ、気にするな」

桔梗は今現在の事を必死に理解しようとしているらしいがまあ、無理だろうな。

俺は桔梗から離れ犬夜叉の方によると幌金縄に命令した。

 

 

「幌金縄、もう拘束をやめろ。そのものを自由にしろ」

幌金縄は素早く犬夜叉の拘束を解くと地面に蜷局を巻いた蛇の様に待機する。

 

「桔梗!」

犬夜叉は拘束を解かれると桔梗の許に駆け寄った。

 

「桔梗、大丈夫か?」

 

「犬夜叉、大丈夫だ」

 

「怪我とかは、してないのか?」

 

「否、逆に怪我が治ったのだ」

 

「は?」

理解に苦しんでいる二人に俺は声を掛けた。

 

「そうそう、桔梗、あんたは死ぬ事は無くなったから」

 

「え!?」

 

「だから、もう死ぬ事は無い。どんなに重傷の傷を負っても死ぬ事が無い様に成ったんだ」

 

未だに理解が出来ない二人。そんな二人を見かねた俺は

「理解しなくてもいい。理解する必要が無い。目の前の現実だけを受け入れたらいい」とだけ言っておく。

 

まあ、理解をしようとすること自体が間違ってるからさ、現実だけを受け入れたら良いだけなんだよ。

 

 

「まあ、兎に角俺が言った事が本当かどうか確かめてきたら?野盗鬼蜘蛛を助けていた洞窟に行ってみたら全てが分かるよ」

 

俺に指摘され二人は洞窟に向かって行った。

一人と成った俺はこの事の原因 白蘭をどう料理しようか考えていた。

あの人の性格だから、女装させてインターネットに流しての公開処刑も楽しみそうだし、だとしたら拷問か?

否、あの人がドMに成ったらそれこそアウトだ。

手が付けられなくなる。

ヤバい全然良い処刑方法が思い浮かばねえ。消すのは簡単だ。

だが、それだと俺のこの鬱憤は晴らされない。

クソッ、あの人に此処まで悩まされられるとは思わなかった。

帰ったら兎に角この鬱憤を晴らさねえと気が済まない。

否、帰ったら先ずは白音と黒歌を可愛がって、ナル、レックス、ジョーの3匹の餌やりとパトカーでの散歩だ。

 

 

それより、犬夜叉と桔梗はどうするんだ?俺についてくるのか?

まあ、一人や二人が増えたところでもう大して変わりはしないから良いんだけど。

後、犬夜叉は鉄砕牙を持って無かったから鉄砕牙をやらなきゃな。

あいつは鉄砕牙を持ってこそだし。

 

 

俺は無から有を創る力で漫画[犬夜叉]の原作通りの鉄砕牙を創る。

風の傷、爆流破、結界破りの赤い鉄砕牙、金剛槍を無数に放つ金剛槍破、敵の妖力を吸い取ったり妖穴を切る竜鱗の鉄砕牙、冥道残月破の能力を付属した鉄砕牙だ。男なら惚れた女を守れるくらいの力を持たないとね。

 

 

「やはりお前の言ったとおりだった」

声のする方向を見ると犬夜叉と桔梗の姿があった。どうやら洞窟から戻って来たみたいだ。

 

「一部だけ草が生えてなかった。そこには鬼蜘蛛が寝ていたはずだが彼もいなかった」

桔梗がそう説明する。

 

「強烈な瘴気が発せられた証拠だ。奴は妖怪に自分の命を食わせ桔梗を手に入れようと企んだが結果は、奴を食らった妖怪たちの方が一枚上手だった。鬼蜘蛛の願いは叶うことなく終わったわけだ。なあ、お前らこれからどうするんだ?奈落が犬夜叉の姿を借りて村を暴れた為居場所が無いだろう?桔梗、お前も死ぬ事は無くなった為妖怪と思われても仕方ないし。無論、元に戻せと言うなら戻すが、それだと犬夜叉とずっと共にいる事は出来なくなるぞ」

 

「旅先を転々としながら犬夜叉と共に生きます」

そう言って桔梗は犬夜叉を見つめる。

おお、お熱いバカップルな事で

 

「桔梗」

犬夜叉も桔梗を見つめ返す。

あれ、俺って居ない方が良いの?

ふと、そんな事を思いつつも二人に声をかける。

すんません。空気読めなくて。

 

「犬夜叉、お前にこれを渡しておく」

俺は犬夜叉にさっき創った鉄砕牙を渡す。

渡された鉄砕牙を見ながら犬夜叉は俺に訪ねて来る。

 

「これは?」

 

「妖刀 鉄砕牙。一振りで千の妖怪をなぎ倒すと言われている。お前の父親が使っていた刀だ」

 

「親父の刀」

 

「だが、これはレプリカ。つまりは贋作だ」

 

「贋作!」

 

「だが、これは本来の鉄砕牙以上の強さを持つ。だから使いこなすのは難しい。これはお前に渡しておく好きな人を守れるように強くなれ」

 

「人間の餓鬼の癖にかなり上からの目線での発言だな」

不満そうに口を叩く犬夜叉に俺は苦笑する。

 

「だって、俺はお前以上に総合的に強いからな。体術ならば、お前が勝つかもしれんがお前がそこに有る時点で俺の勝ちは決まっている」

 

「どういう事だ?」

 

「俺の力の一つ、有を無に変える力 これはそこに有るあらゆる存在を消す、無に変える事が出来る。だから、お前がそこに存在するならば俺のこの有を無に変える力によって無に帰される事に成る」

 

「成る程。次元が違うな」

 

「まあ、そうそう使わないけどな」

犬夜叉に鉄砕牙を渡すと桔梗と犬夜叉の両方を見て尋ねる。

 

「お前ら俺と一緒に来るか?」

 

「あなたと一緒に?」

 

「お前と?」

怪訝そうに俺を見る二人。

 

「ああ、お前ら俺が不思議な奴だと思ってるだろう?」

 

「ええ」

 

「ああ」

 

「俺は本来この次元に生まれてはいないし存在していない」

 

「どういう事だ?」

 

「俺は、よその次元からやって来たと言う事だ」

 

「よその次元」

 

「異世界と言った方が正しいのかな?まあ、そこならお前らがこの世界でいるよりは、マシだと思うんだが?どうだ来るか?」

 

「異世界か」

 

「犬夜叉」

 

「俺は桔梗と共に居られたら良いさ」

お~、見せつけてくれるね。このバカップル

今ならデスソースを一気飲みできそうな位だよ。

 

「それに、面白そうだ。行ってやるぜ異世界」

どうやら一緒に来る事に決まったようです。

 

「義弟君み~つけた♪」

声のする方向を見ると白蘭が背中から白い翼を生やして飛んでいた。

取りあえずO★SI★O★KI★として無から有を創る力で金のタライを創って放置。

 

ゴン

 

金のタライは白蘭の頭上から彼を襲い、白蘭は地面に真っ逆さまに落ちて行った。

 

「痛いな。もう」

タライから出てくると白蘭は頭をさすりながら近づいてくる。

 

「こっちとら急に犬夜叉の世界に連れてこられたんだから、こうでもしなきゃ割に合わん」

 

「それについては悪かったと思うよ。いや~予想よりもずれた位置に召喚しちゃったからさ。それに、途中邪魔が居たからさ」

 

「邪魔?誰だ??」

 

「確か奈落とか言ったかな?もう消しちゃったけど」

 

「「奈落!!!」」

驚いた様子の桔梗と犬夜叉。

まあ、白蘭なら今の時期の奈落ぐらい瞬殺かもね白指とか白竜とかで

 

「ふ~ん、まあ消したならしょうがないや。この二人も連れて帰るから白兄宜しく」

 

「はいは~い♪」

白蘭はそう言うと辺りが眩しくなり俺は朝と同じベッドの上に居た。

周りを見ると白蘭と犬夜叉、桔梗の姿もあり家に帰ってきたことが分かる。

 

「やっと帰って来たな。白兄、今度からは急に召喚するのを辞めてね」

 

「ん~、どうしようかな?」

 

「やったらO☆SI☆O☆KI☆で特大のタライを降らすからね」

 

「ハハハ、あれは痛かったから受けたくないね~」

 

「大丈夫、あれの比じゃないくらい痛いから」

 

「それは受けたくないね絶対」

 

「受けるかどうかは白兄(びゃくにい)次第なんじゃない?」

 

「あはは、気を付けます」

 

「宜しい」

白兄とそんなやり取りをし終えると桔梗が訊いてきた。

 

「ここは?」

 

「あ~、俺の家って、もう時間だ」

時計を見れば朝の8時。幾ら休日だからと言ってもジョーとレックス、ナルは腹を空かせている筈だ。

 

「ちょっと出てくる」

俺は何処でもドアを無から有を創る力で創ると開く。繋げるのはジョー、ナル、レックスの世界だ。

扉を開くといつもの草原。そして、俺は角笛を吹くとナル、ジョー、レックスが来た。

 

「腹減った」

 

「御免御免ジョー」

 

「飯~」

 

「ハイハイ」

俺は無から有を創る力で高級和牛を20頭ずつ創る。

 

「飯♪飯♪」

普段とは思えない位燥いじゃってるよナル。飯の時はかなり燥ぐんだよな此奴。

 

「へ~、龍を飼ってたんだ」

 

「そうそう、龍をって……」

声のする方向を見ると白兄が居た。

いや、白兄だけじゃなく犬夜叉や桔梗までいる。

何でこいつら居るのかと疑問が生じたがすぐに理由が分かった。

原因は俺だ。俺が何処でもドアを創ってそのまま開けっぱなしにしといたのが理由だ。

 

「白兄は、分かるとして何でお前らまでいるんだ?犬夜叉、桔梗」

 

「その人に連行されて」

そう言って桔梗は白蘭を指さす。

 

「納得」

ハア、ばれたくない人にばれちゃったよ。頭痛い

 

「此奴らは」

犬夜叉が俺にナルとジョー、レックスを見ながら聞いてくる。

 

「此奴らは俺のペット」

 

「ペット?」

 

「う~ん、お前らの言葉で言うなら使い魔かな?」

 

「使い魔」

う~ん、別に犬夜叉の世界でも龍が居たから驚く事じゃないだろうに。

しかし、此奴らよく食べるよな~。うん、食欲があって良い事だ。

散歩は…………まあ、良いか。夕方にすれば。

 

「帰るよ」

皆にそう言って帰らせると何処でもドアを閉めて終わる。

俺は犬夜叉と桔梗を見ると尋ねた。

 

「まあ、お前らこれからどうするんだ?」

 

「私は巫女を続けようかと」

 

「俺は桔梗と一緒にいる」

 

「そうか。まあ、暫くこの家にいろ。客人として扱うから暫くこの家で過ごせ」

 

 

こうして犬夜叉と桔梗は暫く過ごしていたのだが、桔梗の力が強かったため京都へと巫女として行く事になった。

出発の日に携帯電話を犬夜叉に渡し、使い方を教えておいたので何かあれば連絡を寄越すように言った。

まあ、鉄砕牙もあるしあの二人ならば問題ないだろうと思う。

 

「なあ、一誠」

 

「ん?」

 

「何故お前はあの時、俺と桔梗を助けた?」

 

「俺が助けたわけでは無いよ。お前らが俺と言うイレギュラーに勝手に助かっただけだ」

 

「………ハハハ、なんだそりゃあ」

 

俺の隣で可笑しそうに笑う犬夜叉。

 

「まあ、2人でイチャラブしろよ」

 

「煩え。一誠」

 

「なんだよ」

 

「友達に成ってくれねえか?」

真剣な表情で頼んでくる犬夜叉。

 

「バ~カ。もう友達だ」

 

「………は、そうだな。友達だ」

 

「またな犬夜叉」

 

「ああ、またな一誠」

俺と犬夜叉は互いに拳をコツンとくっつけた。

そして、犬夜叉は桔梗の手を取るとバス停にとまった京都行のバスに乗り込んだ。

こうしてバカップルを乗せたバスは京都へと新婚旅行を思わせる雰囲気を出しながら出発していった。

うん、バスの乗車客が砂糖を吐かないかすごく心配だ。

あのバスにブラックコーヒーを持って販売しに行ったら飛ぶように売れるだろうな。

 

 

ピピピ

 

ん、何やら携帯が鳴っているので見てみるとそこには

 

[彼女つくれよ 犬夜叉より]

 

と書かれていた。ちゃっかりメールを送っている犬夜叉。

 

「余計なお世話だ。犬夜叉あああああああああああああああああああああああああああ!!!」

 

俺の雄叫びが誰もいないバス停に響き渡った。




犬夜叉、順応性が高いですね。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。