カオスクロススクールD×H 変人紳士な青龍帝 英雄王とアーサー王に育てられし元ニート物語 作:zeke
第十七変人:俺、告白されました
コードギアス 反逆のルルーシュからルルーシュ達をこの世界に連れてきて一週間がたち、俺は高校1年生から2年に進級した。
そして、今、新しい教室で一年の時友達と成った松田と元浜、材木座、比企谷、戸塚それに友達のフルチンが同じクラスと成り、朝のHRで俺は衝撃の事実を目撃する。
「何故お前らがここに居るんだ?」
そう呟かずには居られなかった。
何故なら、教卓に
「え~、急遽外国から転校して来る事に成った皆の新しい友達だ」
鉄ちゃんの紹介によって自己紹介する人物に凄くと言うかかなり心当たりがあったのだ。
「ルルーシュ・ランペルージです。皆さんよろしくお願いします」
爽やかな笑顔で挨拶するルルーシュ。
「枢木スザクです。これから宜しくお願いします」
軽く頭を下げるスザク。
「枢木ユーフェミアです。皆さん宜しくお願いしますね」
ピンク髪で笑顔のユーフェミアが挨拶する。クラスの何人かはユーフェミアに見とれている。まあ、元皇女様だもんな。仕方ないっちゃ仕方ないよ。ばれたらスザクに殺されそうだけど……。
「シャーリー・フェネットです。皆さん宜しくお願いします」
はきはきとした喋り方で自己紹介をするシャーリー。うんうん好印象な挨拶だねシャーリー。
「C.C.だ。よろしく頼む」
あ~、C.C.まで来ちゃったのね。
ルルーシュ、ナナリーはどうした?
「「「うおおおおおおおおおおおおおおおお!!!美少女来たああああああ!」」」
「「「きゃあああああああああああああああ!!!イケメン!!」」」
クラスで少ない男達の野太い声と教室の8割を占める女子の歓喜の声が教室に反響する。
正直かなり五月蠅い。何故に此処まで熱狂するのか俺には理解できない。このクラスには、恐らく俺には理解出来ない何かがあるんだろう。
「静かにしろ!」
拳聖様こと、鉄ちゃんの覇王の一声でクラスが静まりかえる。
相変わらず凄いな鉄ちゃん。
鶴の一声成らぬ覇王の一声だよ。
「因みに私はスザクの妻です♪」
ユーフェミアはそう言うとスザクの片腕に抱き着く。
「ちょっとユフィ!?今ここで抱き着くのは駄目だよ」
ユーフェミアの爆弾発言に慌てるスザク。
スザク、ユーフェミアの爆弾発言は放っておいて良いのか!?
「「ハア」」
同時に溜息を吐くルルーシュと鉄ちゃん。
やめろよユーフェミア。数少ない、うちのクラスの男子が凄い眼でスザクを見始めたぞ。松田と元浜とフルチンなんか血涙を流しながらスザクを見ているぞ。
「こらブリタニア!お前は何を言っとるか!枢木はまだ18歳来ていない為結婚も出来んし、お前ら結婚しておらんだろうが!」
「先生?私達は外国で結婚しましたよ」
鉄ちゃんはスザクの方を見るとスザクに尋ねる。
「枢木、本当か?」
スザクを凄く良い顔で見るが眼が笑っていないユーフェミア。
ユーフェミア、それは半分脅しだぞ。
「……はい」
「その長い間が気に成るがそういう事なら仕方ないな」
鉄ちゃん!それで良いの!?
転校の時の提出書類にはブリタニアって書いてなかったの!?
「それじゃあ、ランペルージは兵藤の横に空いている席、フェネットは古市の右後ろに空いてある席、C.C.は松田の左後ろ、枢木スザクは元浜の右横の席、枢木ユーフェミアは桐生の前だ」
ルルーシュ達は鉄ちゃんの指示された席に着き、鉄ちゃんは全員が座ったのを確認すると
「一限目は自習とする」
と言って教室を出て行った。
まあ、取りあえずルルーシュに何でいるのか聞いてみるか。
横に座っているルルーシュに話しかける。
「なあ、ルルーシュ」
「何だ一誠」
あ~、もう一誠って呼ぶのか。
まあ、俺が一誠って呼べと言ったからな。
「何でここに居るの?枢木夫妻やシャーリー共々。しかも、C.C.までいるし」
「事務処理をしに来た銀髪のメイドに俺らが高校中退に成っている事を知られてな。こっちでいろいろ根回しをしておくから学業に専念しろと言われてこの学園に転入と言う風に成ったわけだ」
あ~、グレイフィアね。
グレイフィアって色々気が利くし、優しいところが良いところだよね~。
他にも裁縫や家事とか出来るし、事務処理も出来て料理も美味しいし美人だし。
グレイフィアの旦那さんに成る人はすごく幸せ者だろうな~
そんな事を思っていると隣でルルーシュが質問攻めにあっていた。
ルルーシュだけでなく、教室を見渡すとユーフェミアやスザク、シャーリーやC.C.も質問攻めにあっている。
まあ、転校してきたら逃げられない定めだしガンバ~。
俺は机に伏せ、腕を枕にして寝る体制を作りながら心の中で応援する。
さてさて、一限目は睡眠学習としますか。
俺は眼を瞑り、ネバーランドへと入って行った。
「お・・きろ・・せ・」
ん?何だ五月蠅いな~。もう少し寝かせやがれ
「お・!・きろ・っせ・」
「あと一時間~」
「おい!起きろ一誠」
声がはっきり聞こえた。
俺が眼を開けるとそこにはフルチンと呆れ顔のルルーシュが居た。
「あれ?おはようフルチン」
「お前な~、今日一日中寝てたぞ」
フルチンは呆れ顔で俺に向かって言う。
「マジで?」
ルルーシュに尋ねるとコクリと首を縦に振り、肯定の意を示した。
「……そうか」
「あ、そういえば鉄人がお前が起きたら補習室に来るように言っとけってさ」
フルチンがそう言うが面倒臭い。
「え~、面倒臭い」
「逃げたら家に電話+補習時間を倍に増やすってよ」
フルチンにそう教えられ俺は顔から血の気が引くのを感じた。
「マジか?」
俺の問いにルルーシュとフルチンは同時に首を縦に振った。
「……そうか~。今日が俺の命日か」
ついつい眼を遠くしてしまう。
「大袈裟だな~。たかが補習位だろう?」
舐め腐った事を言うルルーシュ君。
「お前は補習室に行った事が無いからそんな事を言うんだ!一度補習室に行ってみろ!そんな事を二度とほざけなくなるから」
俺は椅子から立ち上がり、机の横に引っかけてある学生鞄を取ると荷物をまとめる。
「黒歌と共に先に帰っていてくれ」
「了解」
俺はフルチンにそれだけ言うと学生鞄を持って教室を出た。
そして、補習室に入ると
「待っていたぞ兵藤。welcome」
鬼、いや悪魔がいた。
椅子に座りどっしりと構える鉄ちゃん。
その前には教科書や教材などが机の上にびっしりと並んでいる。
「鉄ちゃn……西村先生」
「今、鉄ちゃんと言ったか?」
「言ってません!!」
言ったら殺されるし…
「そうか、気のせいか」
「はい!先生の気のせいですよ。ほら、疲れが溜まっているんですよ。きっと」
「……そうだな。お前の所為で疲れが溜まっているんだろうな~」
あ、墓穴を掘ったかも。
「さて、早速楽しい楽しい補習をしようか」
「先生!拒否権は!?」
「あるわけないだろう!」
きっぱり宣言されました。
こうなったら男 兵藤一誠 腹をくくり、補習と云う名の悪魔を討伐します。
「先生早くやりましょう!」
「補習時間は6時までだ。後2時間だ。早速今日の全ての授業の要点をきっちりかっちり濃密に教えるからな!ついて来い!!」
「はい!」
いつの間にか熱血漫画の主人公みたいになってるけど、まあ気にしないでおこう。
2時間後……結論から言おう。俺は死んだ。見事に真っ白に燃え尽きた。
「今日の補習はここまでだ」
「うぃ~す」
机に伏せた状態で俺は返事を鉄ちゃんに返す。
「次からは授業中寝るなよ」
「が、頑張ります」
「頑張るんじゃなくてやれ」
鉄ちゃんはそういうと俺の頭に拳骨をする。
痛てええええええええ!!
鉄ちゃん!貴方は鬼か!?
補習で真っ白に燃え尽きている俺に拳骨するなんて死体に鞭打つ様なもんだぞ!
「努力してみます」
鉄ちゃんは、ハアと溜息を一つ吐くと補習室を出て行った。
暫く机で干からびていると体力もそこそこ回復してきたので机の上にある教科書やノートを纏めて学生鞄の中に入れると補習室を後にして下駄箱に行き靴を履きかえて校門を出る。
「あ、あの!兵藤一誠君ですよね?」
声は背後から聞こえた。
うん、誰か校門の所で待ち構えている事は修行で気配を読めるように成ったから分かっていたけど、その相手が俺だったとは……。
振り返ると黒いロングヘアーの美少女がいた。おそらく彼女が俺に話しかけて来たんだろう
「そうだけど?え~と~、君だれ?俺、君に会った事無いと思うんだけど」
「私、天野夕麻って言います!隣町の高校に通っています」
「フムフム、それで?」
隣町?もしかしたら年賀状シーズンの時の郵便局の短期バイトの時に何処かですれ違いで会ったかもしれんな。
俺、あちこちのバイトに手を出してるからな~。バイトにも色々と種類があって楽しいし。
「私の町であなたの姿を見て一目惚れをしまして、今付き合っている人が居なければもしよければ付き合って下さい!!」
一目惚れって。あんた、それでわざわざ俺の通う学校調べて待ってたん?しかも下校時間が4時で今が6時。4時から待ってたんなら2時間は待ってた事に成るぞ。
しかも告白が地味に怖い。
俺みたいな奴と付き合うなんて碌な事が無いぞ?性格は自分で言うのもなんだけど悪い方だろうし。
それに、人を見た目で判断するのは良くない!
「嫌だ!」
「え!」
驚く天野夕麻ちゃん。
告白してNOの可能性を考えてなかったんか!?
「え!じゃないよ。あんたが俺の事を何から何まで知っているか知らんが、俺はあんたの事を一切合切何も知らない。そんな状況で告白してOK貰えると思ったのなら世間を知らなさすぎだよ?フェアに成ってこそ人は物事を判断でき、信用を得ると俺は思う」
がっかりした様子の天野夕麻ちゃん。
「だから、君にチャンスだ。君と僕がお互いに都合の合う日にデートをしよう。そこで俺を惚れさせてみせなよ」
自分で言うのも何だが、俺って性格悪いな。惚れさせなきゃ、ふるんだからさ~。
『ククク、確かにお前は性格が最悪だがな。いや、存在自体が最強で最凶だな』
おだまり、この駄龍!
お前、ドラゴンの竜田揚げにされたいの?してあげようか今すぐに!
今晩のメニューが一品増えてセイバーも大喜びだろうし
『御免なさい!』
精神世界で綺麗に土下座する駄龍。
今日は寝る前に駄龍を使って遊ぼうかな~
真青に成る駄龍君。
しかし、勿の論で許さないけど。
「分かりました!これ、私のメールアドレスと連絡先です!!」
天野夕麻ちゃんはそう言うとメールアドレスと連絡先が書かれた紙切れを俺に渡してきた。
俺はそれを受け取ると彼女に言う。
「それじゃあ、またこっちからメールするからお互いに都合の良い日にデートをしよう」
「はい!」
「そう。まあ、女子が一人で帰らせるのも気が引けるし、送って行こうか?」
「あ、いいえ。ここで大丈夫です!」
まあ、無理強いをする気なんて全く持って無いから、ここで良いって言うんなら良いけど。
「そう?それじゃあ、またね」
俺は校門で天野夕麻ちゃんと別れた。
俺が彼女と付き合う確率は限りなくゼロに近いだろうな。
いきなり知らない、接点が無かった人に告白されても付き合う事なんて出来やしないし。
天野夕麻ちゃんと別れ、別荘に行くと俺は別荘で待っていた黒歌と共に本家に行く。
因みに、本家と言うのはギルやセイバー、グレイフィアや綾崎夫妻が居る所だ。
安全に移動できる通学の移動手段として、別荘を去年ギルが購入した。
たま~に、購入したのに使わないのが勿体無いから別荘で生活している。
何処でもドアを創って本家の前に繋げると本家に到着。
「「ただいま~」」
「お帰りなさいませ」
黒歌と共に帰宅すると、一足先に帰っていたハヤテ君が出迎えてくれた。
「早いね、ハヤテ君」
「そうでもありませんよ」
「別荘で待っていてくれたら一緒に帰れるから距離が短くて楽だよ?」
「それは出来ませんよ。グレイフィアさんの負担を少しでも減らすべく早く帰らないと」
「う~ん。まあ、そう言うなら別に良いけど一緒に帰った方が早いと思うよ」
「それは、そうですが、助けて頂いたのに何も出来ないと心が痛みますので早く帰ってグレイフィアさんのお手伝いを少しでもしたいのですよ」
「フムフム、良い心がけだね~」
「恐縮です」
「執事の鏡だよハヤテ君は。だけど!」
「?は、はい」
「彼女さんの相手もしてあげないとね」
俺はハヤテ君の後ろに居る天王州アテネにアイコンタクトをする。
「え、あ、はい!」
「今週の日曜日に二人に暇をあげるからデートをしてきなよ」
「え、でも」
ハア、ハヤテ君は全く分かってない様子。
「あのね、ハヤテ君。彼女さんに愛想を尽かされても知らないよ?」
「わ、分かりました!今週の日曜アーたんと共にお暇を頂戴します!!」
俺はハヤテ君の隣を通り過ぎ、彼の背後に居るアテネに声をかける。
「良かったね。アテネさん」
「ありがとうございます」
「それじゃあね」
俺は黒歌と共に玄関を後にし2階に行く。
階段を上っている時に
「ハヤ~テ❤」
「ちょっとアーたん!?こんな所で急に抱き着かないで!」
「私の事が嫌いに成ったんですの?」
「そんな事無いよ。大好きだよアーたん」
等と玄関先から超甘い会話が聞こえて来た。
兵藤家は今日も平和だなと思いながら2階に上る。
自室に荷物を置くと俺は部屋に置いて1階のリビングに行く。
「ただいま~」
「お帰りなさい、一誠」
リビングで待機していたセイバーと今日の鍛錬をしなきゃいけないのだ。
「グレイフィア、何時も通り8時に晩飯をお願い」
キッチンで料理をしていたグレイフィアにお願いする。
「畏まりました」
グレイフィアの返事を聞くと俺は庭に出る。
俺は庭に出るとセイバーと対峙しを無から有を創る力で鉄砕牙の大きさの刃を潰した剣を創ると構える。
「成る程。それでは鍛錬を始めますよ」
セイバーはそう言うと風王結界(インビジブル・エア)を纏わせたエクス・カリバーを構える。
「うん。それじゃあ行くよ」
俺はセイバーに走り寄ると剣を真正面から受け止める。
マジで!?これ、鉄砕牙と同じ重さと威力があるんだけど受け止めるか!なら、
俺はセイバーに向かって走り寄ると更に剣を振る速度を速める。
真正面の上段から下段にかけて剣を振るい、下段から右上にかけて振る。そして、クルリと右に体を廻し、左上段から下段にかけて剣を振るう。
セイバーはそれを全て受け止める。
が、鉄砕牙と同じ重さでの連撃により徐々にセイバーの反応に遅れが生じる。
「フム、一誠私も参加するぞ」
背後に視線を向けるとフェリス姉が俺の方に走りながら剣を抜き、俺に剣を振るう。
「OK.いつも通りだ!」
そう、俺は何時もフェリス姉とセイバーと共に剣の鍛錬をしている。
この武神二人に、ギルが時たま参戦する。
もう最悪だよ。
フェリス姉とセイバーの近距離戦に、離れるとギルの中、遠距離攻撃が来るんだもん。
最早一方的な戦争だよ。
一番最悪だったのはギル、セイバー、フェリス姉、白兄との4コンボ。
普通の修行じゃ在り得ないぜ。
史上最強の弟子 ケンイチの師匠らの修行や闇の師匠らの修行も此処まで酷くは無かった筈だ。
下手をすれば死ぬ。
知ってるか?
ギルってば、俺がセイバーとフェリス姉と離れると隙をついて
普通考えられないよね。
しかも、白兄も悪乗りしてさ~ミニ龍と白龍を俺に目がけて撃って来るんだよ。
信じられる?
おかげで庭は何時も滅茶苦茶。
そして、何時も俺が
いや~、良く生きているよね。俺ってさ
人間死ぬ気に成れば何でも出来るんだね~。
俺ってさ、この4人との戦闘の結果、自分で好きな時にSEEDを発動できるように成ったんだよ。おかげで今まで生き残ってこれたよ。転生してくれたアテナ様に感謝感謝だよ。
ハハハ、涙がちょちょ切れる位イレギュラーが多くて嬉しいぜ。
おかげで笑う日が日に日に多く成って来たよ。
まあ、今日はフェリス姉とセイバーだけだから良いけど。白兄もプラスされたら、まあ対処できるけどギルが参加したら死ぬ。ライナ兄も参加したら能力をフルに使う。
玄武で守るか、有を無に変える力で無にしないと俺死んじゃう。
「行くよセイバー、フェリス姉!」
俺は剣を握りしめ、セイバーに向かって走ると剣を思いっきり上段から下段にかけて剣を振る。
セイバーはエクス・カリバーで受け止めるけど少し表情にゆとりが無いように見える。
横からフェリス姉の剣が振られ、俺は受け身を取りながらフェリス姉に振るわれる剣を回避する。
俺が回避した事でフェリス姉の剣は宙を切るが、フェリス姉は俺に追撃を掛けるべく俺に向かって走ってくる。そして、俺に上段からの攻撃を振るってくる。
俺は上段からの攻撃を剣で受け止める。
お、重い!フェリス姉から振るわれた剣の力+上段からの攻撃の高さと俺の剣までの高さの差の攻撃を受け止めるが重い!
しかも、剣を受け止めた衝撃が俺の手を襲う。
正直、剣を握りにくい。
俺はフェリスから振るわれた剣を俺が持つ剣で押し返すとフェリス姉の懐に入る。
フェリス姉は押し返された衝撃で仰け反っている為反撃できない状態だ。
そして、フェリス姉に目がけて剣を振るう。
俺は剣をフェリス姉の首で寸止めをする。
「こ、降参だ一誠」
「やった!フェリス姉から一本取った!!」
喜んでいると背後にセイバーが居た。そして、セイバーから剣が振るわれようとしていた。
「危ない!」
回避をしようとするが俺が居るのはフェリス姉の懐、背後にはセイバーから振るわれる剣。つまり、回避場所は普通前しかない。
気付いた時には俺はフェリス姉を押し倒す形と成っていた。
しかも、俺の手はフェリス姉のむ、胸に!
ギャルゲーや漫画じゃねえんだぞ!!マジでリアルでこんな事が起こるとは思わなかった。
「なっ!」
セイバーさんは驚く声を出し、俺は顔面蒼白に成る。
だって、フェリス姉ですよ!?フェリス姉!押し倒しちゃった相手がフェリス姉なんですよ!
怖い、超怖い。後が凄く怖い。
「は、始めてなんだからな!優しくしろよ」
フェリス姉!あんた、自分で何を言ってるか分かってますか!?
何を優しくすれば良いのか訊かねえぞ!絶対に!!
フェリス姉の貴重なツンデレシーンを見ちゃったけど、すぐさま現実に戻る。
今の状況と経緯をもう一度おさらいすると、
1.フェリス姉とセイバーとバトル
2.俺がフェリス姉にフェリス姉の懐から剣を振るい、フェリス姉を降参させる
3.フェリス姉を降参させた後に喜んでいると背後からセイバーに剣を振るわれる
4.それに気付いた俺、回避の為にフェリス姉を押し倒す形に成っちゃう
5.顔面蒼白の俺、フェリス姉を押し倒したリアルに戻る
以上
俺、もう顔面蒼白で冷や汗がダラダラ出るのが自分でも分かる。
「ご、御免なさい!」
すぐさまフェリス姉から退き、剣を置き頭を地面につけTHE DO☆GE☆ZAをする。
「美人と言うのは罪だな一誠」
上半身を起こしながらフェリス姉は言うけど、
「やめて!もうこれ以上俺のガラスのひび割れたハートを傷付けないでくれええええええええええええええ!!!」
所詮俺はチェリーボーイなんだよ!
それに、良く良く考えたらフェリス姉の台詞だと俺が美人みたいじゃねえ!?
いや、分かってますよ。
うん、フェリス姉の言った美人がフェリス姉だと言う事は分かってますよ。
「一誠?後でO☆HA☆NA☆SIがあります」
凄い声で仰るセイバーさん。
「あい!分かりやした!!」
俺は悪くない!フェリス姉を押し倒しちゃった事実はあるけど俺は悪くない!!
だって、修行に一生懸命だったんだもん!情状酌量の余地はあると思います!
結局この日の修行はお開きに成りました。
そして、ただ今家に入って和室でDOGEZA中。
俺の前には仁王立ちのセイバーさん。背後には無言で体中から魔力を放出するグレイフィア。何故か俺の横に立って俺を見る黒歌と白音。緊張感パネエ!
俺、ただただDOGEZAするのみ。
「一誠、顔をあげて下さい」
「はは~仰せのままに!」
「それでは遺言を聞きましょう」
「行き成り遺言ですか!?セイバーは、一部始終を見てたよね!?俺、修行に集中してただけだよ!俺のあの状況に非があると仰るんですかセイバーさん!」
普通、弁解とかから始まるよね!?行き成り遺言って、俺死刑確定じゃねえか!
「……そうですね。私が間違っていました」
やっと解ってくれたか。
「セイバー」
「先ずは罪状を読み上げるのが先ですよね」
「……ファ!」
い、今なんと仰いましたか!?う、嘘だよね!?
「被告 兵藤一誠は、先程修行中、私を押し倒すのではなく被害者 長女フェリスを押し倒すという何とも羨ましい状況を被害者にしました」
もう嫌!セイバー、本音を隠す気なんて全く無しじゃん!
背後からグレイフィアの殺気が凄く濃く成って来てるし、俺の隣に立つ白音と黒歌も凄い眼で俺を見て「羨ましいにゃ」「ええ、羨ましいですね姉様」とか会話しているし。
この空間、何かが色々と可笑しいよ!
「もう嫌!ギル~!!」
俺は土下座から立つと和室を出てギルの部屋まで走っていく。
和室にいる人達が色々と可笑しいもん!
「ど、どうした一誠!」
ギルの部屋に着いた俺はギルに泣きつき、ギルは俺が泣きついた事に驚く。
そこから俺は和室での一件とその原因をギルに話した。ギルに話している間に俺の眼から涙と言う名の汗がかなり出たのは気のせいでは無いだろう。
ギルは俺の話を黙って聞いてくれ、全てを聞き終わると俺にアドバイスをしてくれる。
「一誠、我に育てられたのならその位で泣くな!……確かにセイバーは色々と変わった。別人の様に変わってしまった」
ギルは遠い眼をし、一呼吸開けて続ける。
「だが、所詮は乙女の嫉妬なのだ!男の我々が知る由もない!!女はそれに気付かないだけだ!嫉妬で周りが見えなく成っておるだけなのだ!」
「うう、俺の味方はギルだけだよ!」
暫く俺はギルの部屋で泣いた。
男とは、時として耐えねば成らない理不尽に悩まされる事をギルの部屋で俺は悟った。
俺はギルの部屋で暫く泣きついた後に自室に戻ると部屋の鍵をかけ、何処でもドアを創るとナル、ジョー、レックスのいる草原へ行く。
「遅い~」
食いしん坊のジョーがブー垂れる。
ああ、すごく癒される。和室での一件が無ければ今日は白音と黒歌に慰めて貰い、モフりながら寝てたのに……今は、白音と黒歌に会いたくない。
「ごめんごめん。それじゃあ、飯にしよう」
俺は松坂牛の生肉を無から有を創る力で35kg創るとジョーにあげる。
「飯飯~♪」
ジョーは松坂牛の生肉にかぶりつく。
「俺も俺も!」
「飯!」
レックスとナルも俺に早く飯を出せと催促する。
「待て待て、今日は何時もより多めの餌をあげるから」
俺はレックスとナルの前に松坂牛の生肉を30kgと25kg創る。
レックスとナルは、松坂牛の生肉に勢いよくかぶりつく。
良い食べっぷりだ。
ああ、やはりペットは良い。俺の傷付いた心を癒してくれる。
俺はナルやレックス、ジョーが食べ終わるのを待つと食べ終わった3匹を連れて草原をサイレンを鳴らしながらパトカーで爆走した。
優に時速130kmは出ていただろう。だが、ここに道路交通法は関係ない!何故ならここは俺の土地で俺が創った仮想空間だからだ!よって、ここでは俺が法律!俺が正義!……自分で言うのも何だが、なんと言うジャイアニズムだろうか。
まあ、良いか。だって誰もいないし事故る心配ナッシングだし!
気分をパトカーで爆走してストレスを発散した後、俺は自室に戻るとベッドに寝転がる。
………何か忘れている気がする。
……何だっけ?
『気のせいでは無いか?』
……あ!ドライグで遊ぶの忘れてた!!
『チッ!忘れてなかったか!』
あっ!?何?確信犯かよ!
よ~し、そんなにこの駄龍はお兄さんと遊びたかったのか!なら遊んであげよう!!
俺は精神世界に潜り込むと駄龍と対峙する
『や、やめろ!!来るなあああああああああああ!!!』
先ずは、駄龍をしこたまぶん殴って駄龍の肉を柔らかくする。
『ぎゃあああああ!!!俺の関節はそっちに曲がらないいいいいいいいいいい!!』
そして、駄龍の首をコブ結びにする。この時無理に曲げてはならない。硬ければ再び殴り、肉を柔らかくしてコブ結びにする。
そして、翼を縛って飛べなくし手足を纏めて縛ると仰向けにし、所々に鮮やかなペイントをする。
完成!俺風THE 愉快なドラゴンのペイントオブジェ。
あ~楽しかった!ストレスも発散できたしスッキリ!
片付けは面倒臭いから良いか。
うん、疲れたし今日はもう寝よう。
俺はベッドに戻ると寝た。
一誠が和室を出て行った後、和室で残ったガールズ達がガールズトークをしていた。
「しかし、しくじりましたね。ハア」
一誠を逃がした事に溜息を吐くセイバー
「はい、そうですね」
悔しがるグレイフィア。
「そうにゃ!もう少しで」
黒歌が首をうんうんと縦に振りながら言う。
「そうですね。もう少しで兄様と」
何処か普段と雰囲気が違う白音。
「「「一緒に寝れましたのに!!!」」」
一同が一斉に呟く。
どうやら彼女らは罰として一誠と一緒に寝ようとしていたらしい。
「こうなったら今から一誠の部屋に行きましょうか?」
先程のやり取りを忘れているのかと思う様な事を呟くセイバー。
「しかし、鍵が掛っているのでは?」
先程のやり取りを見ていたグレイフィアは最もな事を言う。
「そうなったら強行突破です!!」
強行突破を提案する白音。
そんな白音を見ながら黒歌は白音に言う。
「白音、あんたも随分と大胆に成ったにゃ!昔じゃ考えられなかったにゃ」
妹の成長にしみじみとする黒歌。
しかし、黒歌の雰囲気が一変した。
「白音、あんた何で悪魔に成ったんだにゃ?」
白音はうつむきながら黒歌に言葉を漏らす。
「……弱いからです。姉様や人間の兄様よりも弱いから」
黒歌はハアと溜息を一つ吐くと白音に言う。
「兎に角!一誠にこの事は内緒にゃ!!このあたりを管理する悪魔はグレモリーにゃ」
「グレモリーは眷属想いと伺います。グレモリーの眷属なら少しは安心します」
グレイフィアの言葉に黒歌はうんうんと頷く。
「そうにゃ!兎に角、一誠や他の皆には内緒にゃ!!下手な心配をかける必要も無いにゃ」
3人のやり取りを黙ってみていたセイバーが口を開く。
「悪魔やグレモリー、眷属が何かは知りませんが、何かあれば私達を頼りなさい白音」
「…はい!」
白音が悪魔に成っていた事について話し合っていた。
「そう言えば何でグレイフィアは魔力を放出していたのかにゃ?」
黒歌の疑問にグレイフィアは答える。
「特に出そうと思って出してたわけでは無いんですよ。フェリス様が一誠様に押し倒されて羨ましいと考えてただけなんですよ。どうやら無意識のうちに出してしまったみたいですね。そんなに出てましたか?」
黒歌は首を縦に振り肯定する。
「かなり出てて怖かったにゃ」
白音もうんうんと頷く。
「そうですか……一誠様と一緒に寝たいですね」
一誠が出て行った後で、とあるメイドがポツリと呟いた。
そして、残りのガールズ達もうんうんと頷いたとさ。
普通だと考えられないですよねギルガメッシュが修行につきあうなんて。
ギルガメッシュの王の財宝開いて宝具ぶっぱ+フェリスの剣撃+セイバーの剣撃の攻撃を回避するなんて至難の業ですよ!
一誠君、良く生きてますよね。
一誠君これからも色々とやらかしちゃいますので