カオスクロススクールD×H 変人紳士な青龍帝 英雄王とアーサー王に育てられし元ニート物語 作:zeke
翌日の放課後、俺は教室で天野夕麻ちゃんにメールをした。
『来週の土曜日と日曜日に自分は特に予定はありません。そちらの予定と都合が合えばデートをしませんか?』
フム、メール内容はこんなもんで良いのかな?
分からん。誰か的確にアドバイスをしてくれる人は…………居ない。
白兄は面白がりそうだし、それにあの人に彼女とか居るのか?
ライナ兄は……駄目だな。
それじゃあ、フェリス姉は…昨日の一件があるから話せない。
黒歌と白音、セイバーは無理。話せない。
枢木夫妻はイチャラブしながら帰っちゃったし、ルルーシュもC.C.と共に帰っちゃってシャーリーは家庭クラブで部活中。戸塚もテニス部で部活中。八幡は、何処かに行っちゃったし、材木座はパクリ小説を執筆中で忙しそうだし…どうしたものか?誰か的確なアドバイスをしてくれる奴は居ねえかな?
「よう!一誠!!帰ろうぜ」
考えに耽っているといつの間にかフルチンが俺の前にいた。
フルチンか~………松田と元浜らにも聞いてみるか。的確なアドバイスをしてくれたら御の字だ。
「なあ、フルチン」
「何だよ一誠」
「デートって、どこに行きゃ良いかな?」
「あ~デートな………デート!?」
「あ~言い間違えた。女の子と買い物」
「それは普通デートと言うだろうが!誰だ!相手は誰なんだ!?グレイフィアさんか?セイバーさんか?黒歌か?それとも白音か!?」
眼を見開き、俺の胸倉を掴みガタガタと俺の体を揺らしながら尋ねてくるフルチン。
俺はフルチンの頭にチョップをする。
「痛っ~~~~~~~~!」
チョップされた頭を手で抑え、しゃがむフルチン。
「発情するな発情市」
「発情なんかしてねえええええええ!!」
全く見境無しに発情するなんて流石だ発情市。
学校の自分の所属する教室で発情するなんて見上げた発情根性だよ。お兄さん悲しすぎて涙が著久切れだよ。
教室内に女子が一人も居なかったのが不幸中の幸いだよ。
教室に居るのはパクリ小説を書いている材木座とエロトークをしている松田、元浜位だ。
「松田、元浜すまんが相談に乗ってくれ!」
「何だ一誠?」
「どうした一誠?」
二人が俺の傍によると二人は俺の前でしゃがんでいるフルチンに視線を向ける。
「あ~、それは気にするな。単なる発情中のフルチン、発情市モードだから心配するな」
「まあ、それなら」
「やはり、エロは素晴らしい」
松田と元浜はうんうんと頷き、一方フルチンは涙目。
「それで本題は何だ兵藤氏」
何故に氏扱いなんだ元浜よ。
「ああ。お前らにデートコースをおs「「死ねええええええ!!!」」おわ!」
突如松田と元浜が俺を目掛けて殴ってくる。
俺は二人の拳を避ける。
「一体なんだ!?突如殴ってくるなんて!」
「五月蠅い!死ねリア充め!」
「そうだ!同じく松田氏に激しく同意!!」
一体如何したんだ?こいつらは病気か?
「何だよ突然殴ってきて!」
俺は二人に抗議の意を示す。
こいつ等が憤慨している理由が全く解らん。
「五月蠅い!リア充め!!爆ぜろ!」
「お前が爆ぜなきゃ俺らの頭が怒りで爆発してしまうわ!」
ハア?理解不能だ。何を言っているんだこいつ等は
『すまんが相棒』
ドライグが申し訳なさそうに俺に話しかけてくる。
一体なんだよ!こっちはこの馬鹿の相手をするから凄く忙しいのに!!
『さっきから歴代の赤龍帝の殆どの奴らが暴走状態なんだが……』
クソが!この超忙しい時に何でだよ!理由は何なんだ?
『凄く言いにくいのだが』
おいこら!さっさと言いやがれ!こっちは目の前の馬鹿共の相手をしなきゃいけないんで糞忙しいの!年間暇人糞ニートのお前と違ってこっちは色々と忙しいんだよ!
『怒らないか?』
理由による
『頼む!絶対に怒らないと約束してくれえええええええええ!!!』
………分かったよ。早く話せ
『理由は、な』
理由は?
『嫉妬だそうだ』
………ハア!?
『ヒイイイイイイイイ!怒らないでくれえええええええええええ!!』
精神世界で縮こまるドライグ。
嫌々、待て待て。今、何て言った?確認確認。repeat after me
『嫉妬だそうだ。頼む!俺に怒らないでぐだざい』
最早涙目で鼻水垂らしながら土下座するドライグ。
え~と~、嫉妬?あの嫉妬するとかの嫉妬?
コクコクと頷くドライグ。
………よし!分かった。ありがとよドライグ。
それで、嫉妬の原因が分かるか?
『何でもデートをするとか俺らの気持ちを考えた事あるか?独り身の俺らに対する嫌がらせか!?らしい』
ハア!?一体どういう事だ?
『つまりだな。独り身の自分らの前でイチャラブしやがってふざけんじゃねえ!独り身で見守る俺らの気持ちを考えろと言う事だな』
傍迷惑な奴らだな。今まで好き勝手に生きてたんだろう?
『ああ、まあな。過去にハーレムを作った奴も今では暴動に参加している』
なんだそりゃあ!?今まで散々周りに迷惑を掛けながら好き勝手に生きといていざ死んで独り身に成ったら俺がデートをしようとしたら暴動を起こすだぁ!?
ふざけんのもいい加減にしろよ!
舐め腐った事を言う馬鹿共にゃ、少しばかり拳を交えた話し合いが必要そうだなドライグ?
『お、俺は何もして無い!単なる伝言係なんだよ!』
大丈夫だ。この怒りの矛先はお前じゃねえ!
歴代の残念思念の馬鹿共だ!!
ドライグ、残念思念の馬鹿共の所に案内しやがれ!!今すぐにだ!
『りょ、了解!!』
ドライグと共に精神世界に行くと壊れた机に脚が折れた椅子、床に転がる割れたティーカップ。
そして、絶賛暴動中の残念思念の馬鹿共が居た。
馬鹿共は俺を見るとこっちに襲ってくる。
『あ、後は頼むぞ!』
ドライグはそう言うとさっさと退散した。
「OK.来いよ有象無象の雑魚共が!!」
俺は向かってくる残念思念共の頭上にタライを創り、落下させる。
グシャリと4~5人潰されれば良いのだが残留思念は残念思念。
愉快なタンパク質オブジェに変わる事も無く眼を廻すのみ。
チッ!これだから思念体は、やり辛え。
俺は無から有を創る力で幌金縄を創ると命令する。
「馬鹿共を出来る限り縛れ!」
幌金縄は蛇の様に蛇行しながら素早く動くとあっという間に馬鹿共の大半を締め付け、縛り上げた。
縛りきれなかったのは片手で数えられるほどの数名のみ。
「よ~、先輩?おいたがち~とばかし過ぎたな!」
拳を鳴らしながら幌金縄で縛りきれなかった先輩に近づくと先輩らは、後ずさりをする。
俺はニコリと笑うと先輩らは笑顔で、「ハハハハハ」と乾いた笑いで誤魔化す。
「待てやごらあああああああああ!!!思念体如きが、今日こそ誰に刃向かったか骨の髄まで叩き込んでやる!!」
「「「ぎゃあああああ!!!」」」
数名の先輩らは蜘蛛の子を蹴散らす様に逃げるが、俺は伊達に毎日セイバーやフェリス姉と2対1のバトルをしてた訳じゃねえ!
俺は先輩らを追い掛ける。先輩らはあちこちに逃げ回るが次第に全員の脚が遅くなって行く。
しかし、俺は先輩らを追い掛ける度に更にスピードを上げる。
絶望的な表情を浮かべる先輩ら。
笑顔で追い掛ける俺。
先輩を一人捕まえると馬乗りに成って顔面を連打する。最後に〆で俺にぶん殴られ横たわっている先輩の腹を目掛けて踵落としする。〆終わった先輩を見て他の先輩ら顔面蒼白に成るが俺はそこまで優しくない。
「さて、更にギアを上げるぞ先輩♪」
顔面を真青にして逃げる先輩を一人、また一人と捕まえていく。
そして、捕まるたびに俺にしこたまぶん殴られ、止めに踵落としを食らう先輩らと増えるだけの屍。
俺は最後に逃げる先輩を掴まえる。
「つ~かまえ~た♪」
この世に救いなど無い。絶望的な状況だと言いたい表情の先輩の顔に拳の連打を食らわし、更にボディーを渾身の一撃でぶん殴ると身体をクの字にする先輩。
俺はその状態の先輩にアッパーカットを食らわす。
先輩はノックダウンをし、ピクリとも動かなくなった。
止めに先輩のボディーを踏みつける。
その様子を見た幌金縄に縛られている先輩は「うわあ」と漏らす。
俺は、そんな先輩らの方を笑顔で見ると宣言する。
「次は、あんたらだからね♪」
それを聞いた先輩ら幌金縄から逃げ出そうとするが逃げ出せない。
あんたら、俺が創った幌金縄の耐久性を舐めてるの?
ゴリラにも劣る筋力で、ブーステッド・ギアが無いあんたらがそれを引きちぎれるわけ何てnothing。
エヴァンゲリオン初号機でもその幌金縄は、引きちぎれないよ。多分
その位の耐久性があるのにゴリラ以下のあんたらの筋肉でどうにか出来るほど世の中、角砂糖みたいに甘くないっつ~の!
俺が一歩、また一歩と近づく度に顔が蒼く変化する幌金縄に縛られている先輩ら。
無から有を創る力でタライを創り、タライを握りしめる。
そして、幌金縄に縛られている先輩らの傍に行くとタライで思いっきりぶん殴る。ひたすら殴り続ける。何回も何回もひたすらタライで先輩らの顔面を連打する。
殴り続けている途中、返り血が顔についたりしている気がするが気にしたら駄目絶対。
だって、残念思念共は所詮、残留思念だもん!血なんて出るわけnothing!
よってこれは単なる幻なわけで、気にしちゃ駄目駄目、絶対駄目。気にしたら負けな訳っす。
「もう駄目じゃないか先輩♪あんたら死んでんだから血なんて出したら駄目だよ♪所詮残留思念は残念思念♪」
俺の前にピクリとも動かなくなった残念思念の先輩方の山。
あちこちの屍の頭から血が出ているのは気のせい、気のせい。
俺の顔に着いている血も幻覚幻覚。
「ふう、平和の為の少量の犠牲は付き物だな。いや、この場合憑き物かな?だって残留思念だし♪」
『凄いな。こうもあっさりと、こいつ等の暴走を止めるとは……』
何時の間にやらドライグ君が帰って来てた。
まあ、どうでも良いけど。
「何言ってるの?所詮腕力が物を言うんだよ?こいつ等が弱くて俺が強かっただけ」
『こいつ等も凄く強かったんだぞ?』
「もう、ドライグったら頭の中スポンジでも入っているの?」
『酷っ!何故に行き成り罵倒されなきゃいけないんだ!?』
「だってさ、俺の能力を忘れたの?俺の前じゃ、こいつ等だって有象無象でしか無いんだよ?」
『何故にお前の様な存在が生まれたんだろうな?』
「世界の神秘の一つだね」
『お前こそ悪魔と呼ぶに相応しいな』
「もう!この駄龍ったら酷いな~。俺は正真正銘の純人間だよ?黒歌やグレイフィアは悪魔だけど」
『例えだ!例え!』
「知ってるよ」
『悪魔よりも邪悪だな』
「にゃっはっは!二天龍の片割れのお前に褒められるとは、誇れるかもな」
『お前は本当に悪魔じゃないかと思うよ』
「どうして?単に俺は平和を愛する一般市民♪」
『……お前がそう思うなら良いさ』
ドライグ君との会話を終え、俺は現実世界に戻る。
「おい、一誠!!」
「んにゃ?」
何時の間にやら元浜に肩を揺すられてた。
「どうしたんだ一体?」
「何が?」
「だって、話しかけてもボーとしてたぞ」
「あ~、うん。ちょっと考え事をね」
「エロか!?エロい事か!?」
あ~、此奴を今、全力でぶん殴りたい。
嫌、待てよ。
……そうだ!
「あ~、うん、そうだ。エロい事を考えてた」
「「おお!遂に枯れてた一誠にも春が来たか!」」
松田と元浜が感嘆する。
俺はそれを聞くと松田と元浜に尋ねる。
「おい、俺ってそんなに枯れてたか?」
「うむ!」
「かなり!」
「え~と~、どん位?」
全く持って枯れてた要素が見当たらないんですけど
毎日リア充ライフを満喫してたぞ?
朝は早くに起きて新聞配達のバイトして。
季節が変われば期間限定のバイトをしたりしてたぞ?
そんな俺がリア充じゃ無いなんて考えられねえ。
「俺らが折角持って来てやったエロ本を見なかったり、アダルトビデオに興味を示さなかったりとだな色々と心配したぞ」
ニヤリと笑う松田の顔にワンパン入れて強制的に黙らせる。
地べたで眼を廻す松田に向かって謝罪しておく。
「すまん。色々と我慢の限界が来てた」
「ハハハ、一誠。お前も色々と溜まる物が溜まってたんだな」
俺の隣に立ち、右肩をポンポンと軽く元浜と左肩をポンポンと叩き頷くフルチン。
「……」
俺は何も言わずに二人の顎に裏拳を食らわし、強制的に黙らせる。
俺の周囲にエロの三人衆の死体が転がった。
俺は転がっているエロの三人衆に向けて言う。
「すまん。色々と我慢の限界だった。俺は悪くない。堪忍袋の緒を切らした手前らが悪い」
俺は三人にそれだけ言うと机の横に引っかけている学生鞄の中に荷物を纏め、教室を後にし帰宅するために下駄箱に行く。
途中、補習室に行き鉄ちゃんに松田と元浜を更生させるために泣く泣く、二人が先程俺が気絶させる前にアダルトビデオの貸し借りをしてた事を報告した。
鉄ちゃん、鉄腕アトムの様にすぐさま補習室を出て行く。
「お~い!鉄ちゃ~ん!廊下は走っちゃ駄目だよ~」
空しくも誰もいない廊下に俺の声が反響する。
鉄ちゃんを見送ると俺は帰宅した。
プルプルプル
one pieseのデンデン虫の着信音という事はメールだな。
帰宅すると同時に成った携帯電話を操作して受信したメールを見ると天野夕麻ちゃんからの返信だった。
『私もその日は特に予定はありません。お互いに楽しい一日にしましょう』
フム、自分勝手ではなく少しは相手の事を考える様に成ったか。好感度は+だな。
さてさて、デートは如何したら良いかな?
べたなデートコースだと映画に行ったり、カフェでお茶をしたりとする。
まあ、それが普通だよな。
う~ん、今度のデートは如何したら良いかな?
今の所、候補として考えられるのは此処から新幹線で1時間ぐらいで着ける隣県の人気で超有名な水族館か、この前この町に出来た絶叫ジェットコースターで有名な遊園地かだな。
う~ん。今から沖縄デートって言うのも無理では無いけど色々と一般常識範囲で言えば無理。
俺の能力をフルに使えば出来なくもない。ただ、ドン引きされそうだし、一般に知られ渡ったなら色々な勧誘その後の記憶改ざんなどの処理が面倒臭い。
まあ、成るように成れば良いか。
● ○ ●
デート当日、俺は結局新幹線のチケット+予約した遊園地のチケット+水族館のチケットを持って待ち合わせの公園で天野夕麻ちゃんを待っていた。
いや、だってさ~。俺が選ぶのも何だし、ど~せなら二人で選んだ方が良いんじゃねえ?
って、思ったわけよ。うん
俺だけの時間じゃねえし、彼女も折角の休日の時間を潰しているわけで俺だけが選ぶのって何か変じゃねえ?と思ったんだ。
普通の考え方じゃねえ?
まあ、折角の休みだしパーっと遊びたいしな。
あ~、そう言えば何時も休日は新聞会社のバイトをしてたんだけれども、久しぶりに休みにしてもらったら質問されたな~。
『兵藤君、何かあるんですか?』
『あ、はい!女の子と出かけますね』
『それは、俗に言うデートでは無いでしょうか?』
『デート?何でしょうか?』
『兵藤君にも春が来たんですね~』
あの時の生暖かい眼で見る女上司は何とも言えなかったな。
不快感だったり、こそ痒い気分だったりと変な気分だった。
ただ今の天気は快晴!ハハハハハ、何とも言えない気分だぜ☆
「お、お持たせしました」
考えに耽っていると天野夕麻ちゃんが来ていた。
おお!早いな~。約束の待ち合わせ時間まで後9分以上はあるぞ
こういう時のやり取りは確か………
「大丈夫!高々30分待った程度だから!!」
「………」
あ、あれ?天野夕麻ちゃんが黙っちゃって、凄んげえ気まずい雰囲気に成ったんですけど!?
俺、こんな状況に耐えられるほどのメンタル強くないっスよ!
「ご、御免なさい!もう少し私が早く来ていれば!!」
必至で謝ってくる天野夕麻ちゃん。
「大丈夫!初めてのデートだったから色々考え事をしてたから眠れなくて気付いたら朝6:00だったし、特にそんなに待ってないよ!!」
クスリと笑う天野夕麻ちゃん。
『子供か!?初めて遠足に行く子供か!?子供なのか!?』
ドライグが突っ込んでくる。
五月蠅いよドライグ!メス龍に告白する順番をかけて辺り構わずガチバトして封印されたお前に言われたく無いっつ~の!おまけに告白も出来てないのに
『もうやめて!!御免なさい!それ以上は言わないで!!』
だったら、黙ってらっしゃい!見てらっしゃい!!
『あい!分かりやした……』
ドライグを黙らせた所でリアルに戻る。
「え~と~、何処か行きたい所ある?」
俺は懐から予約した遊園地のパンフレットと水族館のパンフレットを取り出し彼女に見せる。
「え!あ、それじゃあ映画館で……」
何か彼女の声が暗かった様な気がするが気のせいかな?
映画館に行くと選んだ映画はラブストーリー。
主人公の女性がとある男性を好きに成り、お互いの両親に反対されながらも、両親の反対を押し切り結婚する。
両親はその事に腹を立てて離縁宣言をする。
そして、その後子供が出来るが突然離縁したはずの両親からの電話。
そこで、彼女は初めて結婚した相手が血の繋がった兄であると言う事が発覚。
何でも、二人の本当の両親は昔死んでおり二人は赤子の時に養子として両家に引き取られ別々で育ったと言う事。
その事にショックを受ける主人公。
そんな中、兄は優しく主人公を励ます。
最終的に主人公、世間の眼がなんじゃ!こん畜生!!好きに成った相手が、結婚した旦那が実の兄で悪いか!?と両家に殴り込みまがいの事をして説得。兄、旦那は温かい目でその様子を子供を抱えながら見守り、主人公の両親と兄の両親渋々納得。
結果、孫を両家とも溺愛して爺バカに成ったりして皆仲良く一つ屋根の下で過ごそうぜ!的な展開に成って終わった。
この映画は見ごたえあった。うん
今まで見た映画で一番だった。
超大人しい主人公が、豹変して両家に殴り込み。
これ、普通じゃ考えられない。
べたな恋愛映画っぽいのにそうじゃない。
主人公相当悩んで何かを悟ったんだね。世間の眼?気にしちゃ駄目。気に成るんならぶっ壊そうぜ☆的な感じでさ~。
うん、この主人公の考え方最高じゃね?
映画も捨てたもんじゃねえな。
天野夕麻ちゃんも途中ちょっとアダルトなシーンがあって赤面してた。
その様子が初々しくて可愛かったのは言うまでもない。
っていうか、あれR18に分類されてもおかしくねえぞ。良くR15で通ったな。
映画が終わり、お互いに何とも言えねえ雰囲気と成る。
だってよ、適当に選んだ恋愛映画がR18に分類した方が良いんじゃねえ?って思う様なシーンが多々あり~の、予想外の結末に成り~のだぞ。
「「………」」
超気まずいんですけど。
如何したら良いですかね?
会話すら出来ないぜ。デートだぞデート。ただ今デート中だぞ。信じられるか?
最早お通夜みたいな雰囲気に成ってるんですけど……。
「お、一誠!!」
「およ!あれは一誠氏では無いか!?」
「お~い!一誠」
声は前方から歩いてくる3人組。松田、元浜、フルチンの3人衆から聞こえてくる。
良くぞ来てくれたお前ら。この状況を打破する手はお前らを紹介する以外無い。
「お~、お前らか。何だ?男3人で遊ぶのか」
「死ねええええええ!!」
「くそ、リア充めが!!」
松田と元浜の心からの雄たけびが聞こえてくる。
他人の不幸は蜜の味と神様も言ってたけど本当だな。
『そういうお前は悪魔だな。それと、神はそんな事を言ってないぞ』
俺が神なの、仏なの。俺こそ正義で、俺こそ悪。それが俺なわけなんだよ。
分かる?ドライグ
『分からないが、何とな~く分かる気がする。だが、矛盾してるぞ』
だからお前はド阿呆なのだよドライグ君。
俺の力は有を無に変える力と、無から有を創る力。相反する二つの力を持って生まれた矛盾点。矛盾した存在の俺に矛盾を指摘したって意味ないよ。
『ハア。規格外すぎて頭痛い』
お休みドライグ…………永遠に
『永遠!?俺殺されるの!?』
五月蠅いよドライグ。あんまし五月蠅いとプチッとお前の命が……これ以上は言わないでおこう。
『言って!そこまで言うなら言って!!』
嫌だ!言わないって言ったら言わない。俺の決定は絶対♪
ドライグとの会話を一方的に終えリアルに戻ると、俺は松田、元浜、フルチンのエロの3人衆に囲まれていた。
「おい、一誠!貴様裏切りおって!」
「そうだぞ!我々は童貞同盟を結んでた筈だ!!」
俺は、詰め寄って来る松田と元浜に向かって言う。
「俺、そんな同盟を結んだ覚えも加入した覚えも無いんですけど」
「「当り前だ!駒王学園の男子生徒は強制だからな」」
「最悪だな」
そりゃあ、知る由も分け無いよ。強制って
「松田、元浜。お前らはそんなんだからモテないんだぞ」
俺の言葉を聞くと松田と元浜は地に伏せた。
その様子を見ていた俺の袖をフルチンが引っ張ってくる。
「何だよフルチン」
フルチンは周りを気にするのか、俺の耳に囁くように話す。
「お前、一体どういうつもりだよ!」
「何が?」
「何がじゃねえ!黒歌ちゃんや白音ちゃん。グレイフィアさんやセイバーさんも居ると言うのに他に女を作って!俺にも分けろ!!」
フルチン……お前、結局最後のが言いたかっただけじゃねえの?
最初の方は良かったのに最後で台無しにしたのが凄く残念だよ。
「自分の力で何とかしやがれ!」
俺はフルチンにそれだけ言うと天野夕麻ちゃんの傍に行き、彼女に紹介する。
「此奴らは、俺の友達の松田と元浜。そして、古市ことフルチンだ」
「よろしくね松田君と元浜君。そして、フルチン君」
笑顔で挨拶する天野夕麻ちゃん。
その笑顔に呆けている松田と元浜。
俺らを背に泣きながら走っていくフルチン。
多分、初対面の美人にフルチンって言われたのがそんなにもショックだったのかな?
一部の人にはご褒美だったのかもしれないけど、あいつはそこまでの聖なる領域を改め、精なる領域に至ってなかったと言う事か。あいつも修行不足だな。何が修行不足かわからんが。
「それじゃあ、行こうか」
俺は天野夕麻ちゃんの手を握り、彼女も「それじゃあ」と挨拶だけすると松田と元浜を背にして歩く。
それから俺らはファミレスで昼食をとり、午後からショッピングモールで買い物をした。
ごく普通の在り来たりで王道的なデート。
まあ、それで彼女が楽しんでくれたなら良しとするべきかな。
夕方、夕日が赤くなり、もう時間としては5時ぐらいだろう。
俺らは今、最初の待ち合わせ場所の公園の中にある噴水の近くを歩いている。
「今日はありがとうね」
噴水をバックにし、彼女はそう言う。
「ねえ、一誠君」
「どうした?」
「一つお願いがあるんだけど良いかな?」
「まあ、内容にもよるけど出来る範囲なら良いよ」
「……そう。それじゃあ……死んでくれないかな」
……ふう。どうやら俺は日ごろの疲れが溜まってたようだ。
死んでがお願いだとよ。ハハハハハ
「何故に?」
本心からの疑問。
俺、彼女に恨まれる様な事をしたかな?
此処は歴代の先輩らに聞いてみましょう。人生経験豊富な先輩らカモ~ン!
無理やり先輩と精神世界でお話しします。
『何だ?』
今の彼女の心境はどうだと考えますか?
『あんたなんか大っ嫌い!でも、好き好き大好き!!』
成る程ツンデレキャラですね。はい、ありがとうございます。あなた、頭に蛆でも湧いてるんじゃないでしょうか?この状況でツンデレキャラは在り得ません。他に考えられるパターンがある人は?
『はいはい!』
それでは、どうぞ。
『貴方の事が大好き!あなたの事を離したくない!!だから、一緒に死のう?死んで一生永遠に二人っきりに成ろう?』
あ~、典型的なヤンデレパターンですね。だとしたらお断りします。
他になんか考えられるパターンのある人は居ますか?
『ハイ!』
どうぞ~
『私、暗殺者に成るのが夢だったの。だから、私貴方の事好きだし私のターゲットとして一番最初に殺してあげる。みたいな』
暗殺者が夢って終わってるじゃん!駄目だよそりゃあ。
まあ、色々な考え方が出たけど、この状況を打破できる考えは見当たらないんですけど!
再び現実世界に戻る俺。
そこには噴水をバックに微笑んでいる夕麻ちゃん。
彼女の背中から黒い翼が生え、宙に黒い羽が舞う。
ブゥンと聞いた事も無い音が聞こえ、彼女の手には赤紫色の光の槍が握られていた。
「仕事なのよ。上からの命令でね、あなたを殺せとの命令が私の所に来たのよ」
そう言いながら彼女は手に握る槍を投合する姿勢と成る。
「STOP!!」
そんな彼女に待ったをかける俺。
「へ?」
鳩が豆鉄砲を食らった表情と成る夕麻ちゃん。
「勿体無い!非常にこのシーンが勿体無い!!」
「え~と~」
最早電車に乗り遅れた子供の様にあたふたする夕麻ちゃん。
「特に君の服!」
「服!?」
「そうだよ!そんな素晴らしい物があるのに何で隠してた!緑の服と全然似合わない!!」
俺は彼女の背中に生える黒い翼を指さしながら力説する。
「勿体無い!非常に勿体無い!!素晴らしい物を、翼を持っているのにそれを使わないなんてどうかしている。ましてや、隠すなんて愚の骨頂だよ!!」
「え~と~、あ、ありがとう!」
「明日、今日のこの時間!夕方5:30にこの場所に来て!それじゃあ!!」
「え?あ、ちょっと!」
俺は、脱兎のごとく公園を走って後にする。背後から彼女の声が聞こえたがそれどころではない!俺は公園から出ると先程デートの時に行ったショッピングモールへと向かった。
「何なのよおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!」
公園でポツリと残された黒い羽を持つ少女の叫びが公園中に響いた。
俺は昨日言った噴水の前に走っていく。右手には昨日あの後ショッピングモールに行って購入した絹のワンピースを買い物袋に入れて持っている。
この後の準備も抜かりなくしているぞ。
俺は、この後死ぬだろう。まあ、死ぬ事ぐらい幾らでも回避できる。
自己中心的なつまらぬ女と判断すれば消すのみだ。
まあ、同情の余地があるなら生かすし。
さて、鬼と出るか蛇と出るか。楽しみだ。
俺が約束の噴水の所に行くと彼女は、天野夕麻ちゃんは来ていた。
彼女は俺を見ると驚いた表情と成るが、悲しそうに俺に言う。
「本当に来たんだね一誠君」
「まあ、約束だからね。はい、これ」
俺は昨日あの後買ったワンピースを夕麻ちゃんに渡す。
彼女はそれを受け取るが、受け取る手は震えていた。
「なn」
何かを言ったらしいが、俺には聞こえなかった。
「如何した?」
「何でよ!」
彼女は、眼に涙を浮かべ怒号の様に俺に言う。
「如何して来たのよ!昨日何があったか、貴方なら知っているでしょう?私は、普通じゃないの!異質な存在なのよ?それに、私は貴方を殺そうとした。昨日貴方を殺そうとしたのに何で今日来るのよ!貴方を殺そうとした相手なのになぜ会おうとするの!?」
俺はそんな彼女の台詞をバッサリと切り捨てる。
「つまらん。つまらねえよ」
「え?」
「約束しただろう。今日この時、この場所に来るって。ただ約束を守るのに理由なんかいるか?困っている人を助けるのに理由なんていらねえのと同じ質問をするなよ」
俺は、一呼吸空けて彼女に問う。
「天野夕麻ちゃん、君は君が所属する組織の新人か?」
「ええ。そうよ初任務」
「だろうな。手前は優しすぎる。人を殺す裏の仕事にゃ向いてねえ」
ハア、何か萎えた。まあ、良いか。
「殺せよ」
「え?」
驚く夕麻ちゃん。
「だから殺せよ。俺を殺しても構わねえ。だが、約束しろ。もう殺しはしないって」
「貴方は眩しいくらい優しすぎるよ」
そう言う彼女は、眼から涙を流して辛そうな表情をして手には昨日見た赤紫の光の槍が握られていた。
俺は彼女の傍に寄ると腹に槍の矛先が刺さり、腹に穴が開く。
自ら槍に刺さりに行った。まあ、気休めだ。これで少しでも彼女が苦しまなければ良い。
腹から生温かいものが服に広がる事が分かる。恐らく血だろうよ。
景色が一変する。
いや、見方が変わったのか。倒れちまったのか。
「なあ、夕麻ちゃん。一つお願い良いか?」
「出来る事なら何でも良いわよ」
「死ぬまで見守っていてくんねえ?最後に一人寂しく死ぬっつ~のも嫌だからよ」
「馬鹿!如何してきたのよ!!」
「まだ言うのか。それより約束だぜ。もう二度と殺しはしないって。組織も抜けてくれ。俺と違って優しい手前にゃ、全く似合わねえ」
「ええ!約束するわ!!一誠君、私の本名はレイナーレって言うの」
「そっか。それじゃあ、レイナーレ子供みたいだが、指きりだ」
「分かったわ」
それから俺らは指切りをした。
指切りしたら彼女の指に俺の血が付いちまったぜ。ハア、何やってんだろうな俺。
あ~、今、眼を瞑ったら死ぬんだろうな。色々な事がムービーみたいに俺の頭ん中に流れる。これが走馬灯って奴か。何か知らねえが気持ち良く成って来て瞼が重くなって来た。
兵藤一誠はレイナーレに見守られながら息を引き取った。
レイナーレは死んだ一誠の唇に涙を流しながらキスをする。
そして、彼女は黒い翼を羽ばたかせ涙を流しながらその場を後にした。
途中、彼女は嗚咽していた。最初は任務の為に一誠に近づいたが、触れ合って行くうちに好きに成ったのだろう。
誰も居なくなり、一誠の亡骸が横たわるのみと成った公園の噴水前。そこに一人の白いロングコートを羽織った人が現れた。
「お前に死んで貰っては困るのだよ。兵藤一誠」
その者は腰に差してある白い剣を抜くと一誠の亡骸に向けて突き刺した。
「我が名において命ず。この者の死を拒絶する!」
その者の持つ剣は白く輝きを発するとその者は剣を抜いた。
忌々しそうに白い剣を睨みつけるとその者は剣を鞘に納める。
「チッ!」
舌打ちをするとその者は噴水に横たわる一誠を背にし、公園を出て行った。
こんにちは、リアス・グレモリーよ。
上級悪魔が眷属を作る時に与えられる悪魔の駒が去年私が所持する兵士の駒が全て変異の駒に変わったのだが、今、その駒が
「変異の駒が振動している!?」
遊びに来ていた同じ上級悪魔でこの学園の生徒会長を務める友達のソーナがそう呟く。
そう、振動しているのよ。まるで何かを求めているかのように駒が振動を始めたのよ。
「部長、堕天使の気配です」
部室のソファーでどら焼きを食べていた眷属の塔城小猫の報告を聞き、私は立ち上がるとソーナに一言。
「御免なさいソーナ。もう行かなくちゃ行けないわ」
「仕方ありません」
コンコン
不意に部室の扉がノックされ、視線を部室の扉に向けると扉が開かれ一人の女性が入って来た。彼女の名前は真羅 椿姫。ソーナの眷属悪魔でランクは女王よ。
「如何しましたか椿姫?」
「会長、これを見てください」
彼女はそういうと手に持っていた物をソーナに見せる。
私もそれを見ると驚いた。
何故ならソーナの兵士の変異の駒が私の今、振動している兵士の駒と同じく振動していたのだ。
「これは、一体?」
ソーナがそう呟くと彼女の女王、椿が持っていた変異の兵士の駒が浮かび上がった。
「部長!あれを!!」
私の眷属でナイトの木場裕斗の声で視線を彼が指差す方向を見ると私の兵士の変異の駒が全部空中に浮かんでいた。
ソーナと私の兵士の変異の駒は、開いていた部室の窓から自ら出て行った。
「追いましょう」
ソーナの言葉に一同は頷き、駒の後を追う。
一体何が如何なっているのかしら?
「部長、堕天使の気配が消えました。!この気配は!!」
突然小猫の眼が見開かれ、驚いた表情と成った。
「如何したの小猫?」
「兄様」
小猫はそう言うと走る速度を速めた。一体何が起きているのかしら?
一誠の亡骸に9つの赤いチェスの駒が集う。
それらは一誠の亡骸の上空でふわりふわりと浮かぶ。
チェスの駒の後にソーナ・シトリー、リアス・グレモリー、木場裕斗、姫島朱乃、塔城小猫、真羅椿姫が駒を追い公園の噴水に集まった。
「嫌あああああああああ兄様!兄様!!」
小猫は、噴水前に横たわる一誠の亡骸に寄ると泣きながら兄、一誠の名を呼ぶ。
「小猫、落ち着きなさい!それに、彼は助かる可能性があるわ!」
リアス・グレモリーが小猫を落ち着かせようと一先ず一誠から小猫を離すと一誠の上空で浮いていた悪魔の駒が全て一誠の中に入って行った。
「「「!!!」」」
一同は突然の出来事に驚く事しか出来なかった。
「一体何が?……」
突然の事に状況を呑み込めない小猫。
リアス・グレモリーは一誠の傷が塞がり、
「と、兎に角、彼の傷は塞がったみたいだわ。裕斗、彼を家まで運んで」
「はい、部長」
木場はリアス・グレモリーの指示を仰ぎ一誠を担ぐ。
「裕斗先輩こっちです」
小猫が自宅まで木場を案内するため一誠を担いだ木場と共に公園を出て行った。
小猫が一誠を案内したのは兵藤家の別荘。
一誠を別荘のリビングにあるソファーに木場は降ろすと「それじゃあ」と言って帰って行った。
小猫はリビングにある電話で本家に電話する。
『はい、兵藤ですが』
『グレイフィアさんですか!?』
『はい』
『兄様がお腹に穴をあけて倒れてて、それで、それで悪魔の駒で生き返ったのですが、未だに眼を覚ましません!!』
『落ち着いてください白音さん。取りあえずそちらに黒歌さんと共に行きますので貴女は待機してて下さい!』
電話を終えて白音はべたりと床に脱力した形で座り込む。
5分後、魔法陣がリビングに現れ魔法陣からグレイフィアと黒歌が現れた。
黒歌は床に座り込んでいる白音の傍に寄ると彼女に尋ねる。
「一体何があったんだにゃ?白音」
「分かりません。去年出来た会長の持つ変異の兵士の駒と、部長の持つ兵士の駒が全て変異の駒に成ったあの駒が突然浮き、部室の窓から出て行ったのでその後を皆で追うと堕天使の気配の方に行き、私達が着いた頃には兄様のお腹に穴が開き、横たわる兄様の姿がありました。駒は、兄様の亡骸の上で浮いていると突然兄様の中に入って行ったんです。まるで自ら意志を持っているようでした」
「成る程。分かりました黒歌さん、白音さん。一誠様は今日こちらでお休みに成られた方が良いでしょう。私は隣の部屋で布団を敷きますので黒歌さん、すみませんが一誠様を運んで戴けますか?」
「分かったにゃ」
黒歌はグレイフィアに二つ返事で返事すると一誠を抱えた。
「私も手伝います」
白音に支えられながら黒歌は、一誠を抱え隣の部屋へと向かった。
黒歌が隣の部屋に行くと先に部屋へと向かったグレイフィアが布団を丁度敷き終わっていた。
黒歌は一誠をそっと布団に降ろすと一緒に布団の中に入って行く。
「姉様、何をしているんですか?」
白音の問いに黒歌は顔だけ白音の方を向けると答える。
「これから仙術を使って一誠の中の気を活性化させるんだにゃ」
「私は本家に戻り、一通りの事をしてこちらに戻ってまいります」
グレイフィアはそう言うと魔法陣を展開し、本家へと帰って行った。
白音はただ今は一誠を触れたくなり、一誠が寝る布団の中へと潜った。
布団に潜ると白音は一誠に触れた事で安心したのか眠りについた。
スヤスヤと寝息を立て、眼から少し涙を流すが安どの表情を浮かべる白音の頭を姉猫の黒歌は優しく撫でる。
「おやすみ白音」
黒歌はそれだけ言うと再び一誠に仙術治療を再開した。
一通りの事を終え、後の事はハヤテとアテナに任せたグレイフィアは本家から再び別荘へと戻って来た。彼女の手には、一誠が起きた時様のご飯と黒歌と白音、それに自分用のご飯を入れた袋が握られており、一誠が寝ている部屋へと向かう。
グレイフィアが部屋の扉を開けると黒歌と白音が一誠の隣で寝ており、白音の眼には涙が少し流れていた。
グレイフィアは二人に布団を掛けると自分もメイド服を脱いで一誠の寝る布団の中へと入って行った。
感想、アドバイスをお待ちしてます。
一誠君、カリスマスキルをextraにしたいな~。
次回、あのキャラが出てきます。