カオスクロススクールD×H 変人紳士な青龍帝 英雄王とアーサー王に育てられし元ニート物語 作:zeke
ここは何処だ?
俺、兵藤一誠は何も無い世界に居る。
周囲を見渡すが何もない。360°見渡す限り何もない真っ白の世界。
一言で現すなら本当に無の世界なのだ。
味気無い。まあ、取り敢えず創るか。
俺は無から有を創る力でビーチパラソルとワイングラスにソーダ、そしてビーチチェアを創り、観葉植物を創る。
ん?無から有を創る時に何か違和感を感じる。この違和感は一体………
まあ、良いか。どうでも良いや。考えるだけ面倒臭え。
ワイングラスにソーダを入れて、ビーチパラソルを広げ、その下にビーチチェアを設置してワイングラスを片手に寝転がりながら観葉植物を眺める。
ああ、至福の時。これぞ俺だけに許された特権。素晴らしい。もう一生このままゴロゴロしたく成って来た。ペットボトルの中にあるソーダを全部空にしたのでゴミ箱に…無い。ごみ箱が無い。
仕方ないので有を無に変える力で無に帰す。
あれ?有を無に変える力に違和感が無い。どういう事だ?
『死んだというのに呑気ですね』
「あん、誰だ?って、アテナ様じゃねえか!おっひさ~。でも何か前と違う」
そう、何時の間にやら俺を転生させた長い金髪でスラリとした体形で括れと胸が出ていたアテナ様が、今では胸と身長が残念に変貌したアテネ様がすぐ傍に居た。
『まあ、前の不祥事が上にばれちゃいましてこんな姿に成っちゃたんです』
「へ~そうなんだ。でも、さっすが神様。全く持って気付かなかったぜ」
『それは存在感が薄いと言う事ですか?』
「にゃっはっは!ちげえよ。手練れだなってこったあ
俺、これでも強くなった方だし気配もある程度読めるように成ったんだが、こうも容易く横を取られるとは凹むぜ」
『あなたよりも早く生まれてるんですよ。貴方よりも、それなりに経験がありますので』
無い胸を張ってえっへんとばかし仰るアテナ様
それって年増ってことじゃ……
『あん?何か仰いましたか?いえ、言いましたよね?年増って、胸が無いってペッタンコだって、地平線みたいだって』
にこやかに仰るアテナ様超怖い。
眼が笑ってない。眼に光が無いんだよ。
ハッキリ言って、軽くトラウマ物だ。
しかもナチュラルに心を読んできやがる。
「一つ言わせて貰おう。ペッタンコとも地平線とも言ってねえ!!それにだな、チビがペッタンコじゃなきゃ色々と変だ!」
『チビ?チビですか?チビと仰いましたか貴方は?』
「え、まさかブロックワードだった!?」
『貴方には肉体的に教えてあげましょう。誰が上かと言う事をね!!』
「ロリババアが吠えてんじゃねえ!!上等じゃ!手前を倒して誰が上か教えたろうや無いけ!」
俺はビーチチェアから立ち上がり、アテナの方に歩いて行く。
『ロリババア?貴方、言ってはならない事を言ってしまいましたね。……殺します!!』
「吠えるなロリババア!」
ロリババア、俺に向かって青い魔法陣を展開して俺に水の魔法をぶっ放してくる。
俺は、それを有を無に変える力で無に帰そうとするが魔法が消えない。
「一体どういう事だ?」
『貴方のその力、誰が与えたかもう忘れましたか?』
「成る程。手前から貰ったもんは、手前にゃ刃向えねえ様にしてた訳か。このロリババア!」
『再び言いましたね!?もう許しません!』
ロリババア更に魔法陣を展開して、まるでギルの王の財宝の様に無数の魔法をぶっ放してくる。それぞれが、火、水、氷、雷。他にも確認できないが恐らく毒とかもあるだろう。
舐めんなよババア!たかだか、その程度の数の魔法で俺を舐めるな糞ロリババア!!
パリーン
俺の中で種子が割れ、俺はSEED発動状態に成った。
直接的じゃなく、間接的な技ならどうよ!
俺は無から有を創る力で俺専用の鉄砕牙を創ると鉄砕牙を握り、無数に放たれる魔法に目掛けて鉄砕牙を思いっきり振る。
喰らえロリババア!風の傷!!
鉄砕牙から放たれた風の傷は、易々とロリババアが放った魔法を魔法陣ごと呑み込んだ。流石鉄砕牙。一振りで百の妖怪を薙ぎ倒すと言われる妖刀。これで、あのロリババアも年貢の納め時……マジか。
煙の中から長い金髪のロリババアが咳をしながら出てきた。
『けほけほ。なんて事をするんですか!?』
「チッ!ゴキブリ並にしぶとい生命力だなこのロリババア!!」
『ゴキブリ!?……良いでしょう。この腐れニートが!二度と刃向えないように調教してあげますよ!!』
ロリババア、俺に向かって何時の間にやら鉄砕牙を創って俺に風の傷をぶっ放してくる。俺は、ロリババアに調教される趣味は無え!!喰らえ爆流破!!
俺が放った爆流破は、ロリババアが放った風の傷を巻き上げ、再び攻撃がロリババアに襲い掛かる。
「死にさらせロリババア!!人間様舐めんじゃねえぞ!この糞ババア!」
『糞ババア!?……そんなに死にたいなら望み通りに殺してあげますよ!腐れニート!!こちらも爆流破!!』
糞ババア、俺が放った爆流破を爆流破で返してきやがり、爆流破が俺に襲いかかって来る。舐めんな糞ババア!竜鱗の鉄砕牙!鉄砕牙を竜鱗の鉄砕牙にしてロリババアが放った爆流破を吸い取ると鉄砕牙の刃が黒くなった。チッ!限界容量を超えるほど吸い取ったか。だが、これで終わりだロリババア!
俺はロリババアに向けて刃が黒くなった鉄砕牙を振る。
鉄砕牙は、ロリババアに向かって膨大な妖気を発しながら襲い掛かる。
これであのゴキブリ並の生命力を持つ糞ロリババアも死に晒しただろう。アーメンってね。俺はロリババアを巻き込んだ衝撃で出来た煙を背にして、ビーチチェアまで移動するとビーチチェアに寝転んで再びワイングラスに残っているソーダを飲み干すが、不味い。糞不味い。炭酸が全部抜けてやがった。炭酸が抜けた炭酸飲料は飲みたくねえ。ワイングラスに残ってある炭酸が抜けたソーダ共々ワイングラスを無に帰す。
ふあああああ。寝みい。寝るか
瞼を閉じ寝ようとすると殺気を感じた。
殺気は先程倒したアテナ様の所から感じる。
………まさか!?
『フフフ、良くもこの私に色々してくれましたね?』
煙が収まるとアテナ様が出て来た。
髪を逆立て怒り満々のご様子。でも、ロリババアだから怖くねえ。むしろこんな小さな子にぶち切れてた自分に今更ながら罪悪感がわいてくる。
と言うか情けなく感じてしまう。
「うん、ごめんね君。お兄ちゃんが悪かったよ」
『え、あ、ちょっと急に何ですか!?』
「うん、マジで御免。全部お兄ちゃんが悪かったよ」
『え、あ、こちらこそ御免なさい。急に攻撃したりして』
「ほら、おいで」
『え、あ、は~い』
アテナ様が俺の膝に乗っかると俺は、この子の頭を撫で始める。
「それで結局俺は死んだのか?」
『はい!ぶっちゃけ死にました。そりゃあ、もうお腹に綺麗な穴が開いて惨たらしく見るも無残に死んじゃいました』
「あっそ」
どうでも良いし。あの時の選択に満足しているし。あっ!でも、TUTAYAの借りたCDを返却し忘れてた。うわ~マジか。期間は明後日までだぞ。誰か返却してくんねえかな?
その様子に呆れた表情でアテナは言う。
『死んだというのに随分と余裕ですね』
「阿呆、何事も余裕を持たなきゃ駄目だよ」
『はあ、その余裕が凄く羨ましいです』
「計画持って何事も取り組めば余裕が出るんじゃない?」
『そんなに上手く行きませんよ。糞爺共マジうぜえ』
うん、何かキャラが違う気がする。最後のは聞かなかった事にしよう。
『聞いてくださいよ!私未だに処女なんですよ。処女』
「STOP!」
『何ですか?文句あるんですか?処女で悪いですか?あん?何とか言ってみろよこの童貞腐れニート!』
アテナ様、俺の膝に乗ったまま、俺の方を向くと俺の胸倉を掴んでメンチをきって来る。
あの~、さっきまでの良い子キャラは何処に行ったんですか?
『んなもん単なる貴方の幻想です』
きっぱりと言われました。もうハッキリと仰られちゃいました。
『このままじゃ、処女から喪女に成っちゃいますよ。ハハハハハって、事で貴方私を抱いてくれませんか?』
「………ハア?」
ふう、どうやら俺は幻想を見ているようだ。ロリババアと成ったアテナ様に抱いてだとよ。ハハハハハ。面白くねえ
アテナ様に一言
「貴女、頭に蛆でも湧いてんじゃねえの?」
この一言に限る。マジで此奴の頭の中に蛆でも湧いてんじゃねえか?久しぶりに会ったら自虐ネタに走って次は、行き成り抱いてだとよ。
『貴方に解りますか!?この年で一回も告白された事が無いんですよ?キスもした事無いんですよ?人間のカップルを沢山見ながら一人寂しく過ごす私の気持ちが分かりますか?分からないでしょうよこの包茎童貞腐れニート』
「おいこら!この腐れロリババア!喧嘩売ってんのか?」
『大体貴方なんて人が居るから私がこんな目に合うんですよ!誰がこんなロリ姿の女神を好きに成りますか!?こんな姿に成ったのも全部貴方が生きてたからです!』
「手前、自分の失敗棚に上げて人を責めるたあ、良い度胸だな糞喪女ロリババア!」
『フフフ、言いましたね。言ってはならない3コンボを続けて言いましたね。上等じゃこの腐れ包茎童貞野郎!!』
「その言葉遣いが悪いから彼氏の一人も出来ないんだろうが!先ずは自分を見直しやがれ喪女女神。略して喪女神!!」
『喪 女 神 ?』
「あ~そうだ!戯けが!!神も仰られただろう。鏡を見て自分を見つめ返せと」
『んな諺ありません!』
「当り前だ!今、俺が創ったんだから!!」
『暴君ですね』
「褒め言葉と受け取っておこう」
『あの~、すごく申し訳ないんですけど』
「何だ?さっきの抱いて発言を撤回するのか?」
『いえ、後で貴方を美味しく戴きますが、実は貴方はまだ死んでません』
「おいこら!喪女神。手前、今さらっと重大な事を二つ言わなかったか?」
『黙って聞きなさいこの包茎童貞腐れニート!貴方はこれから生き返ります。ただ、他の神々の戯れとして転生者がそちらの世界に行きます』
「戯れだと?」
『ええ。勝手にあなたの住む世界に何名か送ったらしいんですよ。送ったゴミ神は、去勢させて反省文を一万枚そろばん責めの状態で書かせてますので』
「……そうか」
うん、ご愁傷様だな見つかった神様。
「それで転生者は今の所何人なんだ?」
『確認出来ているのは2人ですね。後で転生者発見器を送ります。これで能力や名前等の詳細が分かります』
「そりゃあ、便利アイテムをどうもありがとさん」
『まあ、それでですねここからが本題なんですけど、ぶっちゃけ言いますと他の神々の勝手な影響で貴方の住む世界が限界容量を超えちゃいまして、世界が滅びそうだったんですよ。なので、もう一つの物語の世界を合わせて限界容量の上限を増やしました。まあ、そのせいで二つの世界が今、一つに成っていますけどね』
「今、あんた、さらっと凄い事を言わなかったか?」
『まあ、その合わせた世界がですね【だから僕はHが出来ない】というライトノベルの世界なわけですよ』
「あ~、あの世界ね。それで今までとどう変化するんだよ」
『まず、主要人物が全て出てきます。詳しくはウィキペディアで検索してください』
「説明が超適当だな」
『黙って聞きなさいこの包茎童貞腐れニート!』
在り得ねえ。金髪ロングのペッタンコ幼女が包茎童貞腐れニート!って言うんだぜ。俺だけじゃねえ。この人、世界中の人々の幻想をぶち壊しまくってるよ。
普通、ここはお兄ちゃんとか言うと思うんだが、どうやら俺の幻想だったらしい。ハハハハハ。笑いがこみあげて来るぜ
「んで、俺が居た世界はどういう事に成るんだよ」
『先ず、加賀良介を始めとする彼を取り巻くヒロイン達が貴方が所属するクラスに転校してきます』
「フムフム、それで?」
『乱橋先生が赴任してきます』
「はあ?あのロリ婆教師が赴任してくんのかよ」
『加賀良介の母、加賀さとみが教員として入って来ます』
「待て待て待て!」
『何か?』
「何かじゃねえ!何で加賀さとみが学校の教師に成ってんだよ!あの人、教員免許を持って無かった筈だぞ?」
『細かい事を気にしてるとハゲますよ。それと、ガルダーブロウグとダルニア・イアハートも世界史と科学の教師として入ってきますので』
「はあ!?ガルダーブロウグって、仮面付けた男であの世界でラスボス的な存在じゃねえか!?無茶苦茶だな」
『まだマシに成った方ですよ。レストール家の皆様も介入してきますのでよろしくお願いします』
「なあ、他に合わせる物語の世界候補って無かったのかよ」
『候補としてはとなりのトトロ、魔女の宅急便、天空の城ラピュタ位でしたね』
「トトロ!?トトロの方が良かったよ!しかも、全部ジブリ映画だし」
『それではトトロも混ぜておきましょうか』
「混ぜるな!もうこれ以上カオスにするな!」
『無理です』
「何故だ?」
『ネタバレに成りますが白蘭がONE PIECEとPSPのゲーム、無双OROCHI魔王再臨と、いつか天魔の黒うさぎの世界に貴方を連れて行きますので。あ!ご安心を。ネタバレ防止の為にここで聞いた事は後で大半は記憶消去をしときますので』
「何かもう疲れた」
『後ですね』
「何だ。まだ何かあるのか?」
『貴方の世界は3大勢力で主に覇権争いが如何とか成ってますが、宇宙人が来ます』
「宇宙人だと?」
『はい。貴方がイレギュラーをご所望だったので【這いよれ! ニャル子さん】からニャル子とクー子をぶち込みました』
「よしよし。ハス太をぶち込んでたら今頃簀巻きにして屈強な男たちが居るスラム街にでも投げ込んでたぞ。真尋はどうした?」
『ハハハハハ。その時は貴方を含め全員去勢してますね。真尋は居れてません。貴方が真尋ポジションです』
「マジかよ……まあ、いいや。他には無いよな?」
『いえ、あります。後は【ケロロ軍曹】からドロロ以外のケロロ小隊が出ます』
「何故にドロロが居ないんだ?」
『私が存在事忘れてましたので入れれてません』
「ドロロおおおおおおおおおおおおおおお!!!」
『五月蠅いですよ』
「手前の所為だろうがああああ!!!」
『まあ以上ですね質問は?』
「【だから僕は、Hができない】のメンバーの武器はどうなってるんだ?使えるのか?」
『使えますね。後、これから毎晩貴方とこうして触れ合いに来ますので思う存分乳繰り合いましょう』
「来んな!ってか、仕事しろ」
『これもお仕事です♪まあ、夜のサービス業だと思って下さい』
「黙れ!良いか、俺は断じてロリコンじゃねえんだ!確かに手前にゃ感謝してるが、今の自暴自棄の手前は味の無いガムやドライグ並みに俺の中で価値はねえよ。そんな手前を抱きたいとは思わねえし、何より抱きたいと思わなきゃ抱く気も起きねえ。むしろ萎える。それにだな、俺がお前に惚れたとか思ってんなら勘違いすんなよ小娘。手前にゃ感謝はしてるが惚れちゃあねえ!そこら辺を履き違えるな!!」
『フフフ、そう言うあなたに私は惚れたのかもしれませんね。良いでしょう。今日の所は大人しく引き下がるとしましょう。これからの人生長いんですから宜しくお願いしますね』
「今の手前の面は二度と見たくねえ!二度と現れるな!!」
俺は女神アテナとの会話を終えると視界がぼやける。これは、生き返ると言う事か?
まあ、だが俺を転生させた女神アテナ様があんな人物だとは思わなかったぞ。
他の転生者がこの世界に来るとは面倒臭え。平和に過ごしたいが無理なら、相手が争いをする気なら有無を言わさず殺す。いや、消す。無に帰す。ただ、それだけだ。
再び眼を開けると見慣れた光景が飛び込んでくる。
これは……そう、別荘の一室。
首だけ動かし視線を横に向けるとスヤスヤと寝息を立てる白音と着物がはだけている黒歌。そして、何故か裸のグレイフィアが隣で寝ていた。
俺は、……確かあの時夕麻ちゃん、レイナーレの槍に自ら刺さって死んだ筈だ。何故死にきれていないんだ?
俺は無から有を創る力で眼鏡を創る。特に何の効果も付けていない眼鏡だ。
だが、無から有を創る途中違和感に襲われる。痛いとも痒いとも言えない、今まで経験した事も無い違和感。
次に有を無に変える力で創った眼鏡を無に帰す。
有を無に変える力は、特に問題無く使える。
無から有を創る力のみが違和感を感じる。一体何故だ?もしや、保険が上手く作動しなかったのか?
やはりあの後、保険がどうなったか保険を今日見に行くべきだな。
もし不具合が起きていたら大変な事に成る。
まあ、取りあえず力の現状確認だ。白虎の力は感じられる。朱雀と玄武もOK。ドライグも大丈夫か。あるのは分かる。ただ応答が無い。
今は圧倒的に情報が足りない。何故俺は生きているか?そこが分からないと色々と今現在の問題が解けない。
まあ、今は皆が俺を抱き枕にした状態で寝てるし、起こすのも気が引けるから寝るか。
「一誠……」
隣で寝ている黒歌の寝言が聞こえる。
「結婚しようにゃ」
……はあ、早く兄離れして欲しいものだな。
黒歌ももう高校2年生だ。出る所は出てきてるし、見た目も兄の俺から見てもかなり良い方だろう。そんな妹が兄と一緒に寝ると言うのも少々問題だろうな。このままじゃ、マジで婿候補が居なくなりそうだ。早く彼氏の一人でも作ってお兄ちゃんを安心させてくれ黒歌よ。
最悪、お前の寝言通りお前と結婚とかに成りそうだ。結婚は血は繋がってないから出来るけど世間の眼とかあるからな~。
可愛いっちゃ、可愛いんだよ。俺の妹達は全員自慢の妹だ。
他の人に見られたらシスコンと言われそうだが、偶に見せるちょっとした仕草が凄く可愛い。まあ、何時も可愛いんだけどよ。不貞腐れた顔をしたりした時には萌え死にそうになる。
これも此奴等を拾った時の定めかも。俺は後悔をする事が死ぬほど嫌いだから後悔の無い様に出来るだけ考えて最善の選択をしているつもりだ。
まあ、時たま後先考えずに突っ走る事もあっけど、それでもその時の選択に後悔は無いと思う。だって体が真っ先に動くから思った通りに行動してんだろうよ。
ただ、あの時のレイナーレの辛そうな顔は見たくなかった。
あの時初めて後悔したかもしれない。やっぱ女にゃ笑っていて欲しいと思う。花は元気で綺麗に咲いてた方が良い。萎れた花なんざ見たくねえ。
レイナーレに惚れちまったか?…………考えてみたが分かんねえや。やっぱ自分自身を知る事を、考える事が出来ねえ様に成ってらあ。
レイナーレが生き返った俺を見たらどう思うだろうか?安心するかな?それとも更に苦しむかな?
分からねえや。でも、女にゃ笑ってて欲しい。ただ、それだけだな。
もう寝るか。今日も朝からバイトだし。
俺は再び眼を閉じた。
「お○○く◆▽い!」
ん?何だ?何か言ってるが声がぼやけて聞こえて何を言ってるか分かんねえ
「おき○く◆さい!」
くさい!……何か匂うのだろうか?
「起きて下さい!」
今度は声がハッキリと聞こえた。この声、グレイフィアか。
でも、辺りにグレイフィアの姿が見当たらねえ。何処に居るんだ?
「退くにゃ!こういう時は……こうにゃ!」
黒歌の声が聞こえたと思ったら今度は突然俺の周囲が地震の様に揺れ、腹部に衝撃が走った。
「痛え!」
俺は眼を開け飛び起きた。
周囲を見渡すとメイド服姿のグレイフィアと俺のすぐ横で寝ている白音とにんまりした表情の黒歌がいた。
そして、俺の腹部に未だ痛みの余韻が残っている。
「こら黒歌!お兄ちゃんにドMの性癖や趣味は無いぞ!普通に起こしなさい!!」
「一誠が起きないのが悪いにゃ!それにそんなに怒るならもう二度と起こしてあげないにゃん」
そっぽを向く黒歌を抱き寄せると頭を撫でながら言う。
「起こしてくれてありがとうな黒歌。でも、これからは普通に起こしてくれないか?お兄ちゃんもこれからは起きる様に努力するからさ」
「………分かったにゃ」
そう言う黒歌の尻尾は左右に揺ら揺らと揺れていた。
直後、俺は背中から突然抓る様な痛みに襲われる。
「痛っ!」
俺は痛みの許を見るとグレイフィアの手があった。
どうやらグレイフィアが抓ったみたいだが何故に?
無表情の様な少し頬を膨らましているような何とも言い難い表情をするグレイフィア。
「え~と~、グレイフィア?」
「何でしょうか?」
「あの~手が」
「手が如何致しましたか?」
「……うん、何でもない。御免なさい」
「何がでしょうか?」
グレイフィアはそう言うと俺の背中を抓るのを止めてくれた。
地味に痛かったです。でも、可愛かった気がします。完璧主義だと思ってたグレイフィアが年頃の女の子みたいに嫉妬?か分かんないけど、抓るといった可愛い反応が見れて良かったです。寧ろ儲けものかな?断じてドMでは無いが。
「そろそろ時間です」
グレイフィアはそう言いながら俺に目覚まし時計を見せてくれる。
時計には4時30分と時間が刻まれており、バイトの時間だ。
「起こしてくれてありがとう。二人とも」
身体を起こし立ち上がると、布団を整頓して身支度を整えバイトに行く為家を出る。朝日が眩しいし、何時もより体が凄くだるい。もう一回布団の中に入りたい。そして、寝た………く無い。あの自暴自棄中の喪女神と会うリスクを考えたら布団の中に入りたくない。自転車に跨り、何処でもドアを創るといつも通り人気の無い場所に繋げ扉を開くとペダルをこぐ。
一通り今日のノルマの新聞配達を終え、バイトを終えると別荘に帰宅する。
「ただいま」
「お帰りなさいませ」
グレイフィアの出迎えを受けながら彼女に尋ねる。
「黒歌や白音はもう行った?」
そう、白音は今年、俺や黒歌が通う駒王学園に入学してきた。
白音が着る制服がとても似合っていたのが印象的だった。
まあ、あの可愛さだから古市談曰く校内の可愛さランキング一位を直ぐに獲得したらしく、学園のマスコットに成っていると言う事だ。その時、古市に自慢の妹ですからと言ったら「ちきしょおおおおおおおおおお!!!」と涙を流しながらどっかに行った。それと、白音と共にナナリーも入学してきたな。駒王学園の制服を着たナナリーを見たルルーシュが嬉しさのあまり入学式の途中、鼻血を出しながら気絶して倒れて入学式が一時中断に成った。まあ、俺とスザクでルルーシュを保健室まで運んだけど。スザクがルルーシュを運んでいる時に「ルルーシュのドシスコンも困ったものだ」とぼやいてたので激しく同意した。
後日、松田からナナリーが校内の可愛さランキング二位を取ったとルルーシュと共に聞いたらルルーシュが「何故一位では無いんだ!?他の奴らは眼が腐っているのではないか?」との事。相変わらずの重度シスコンを見て俺も松田もその時、苦笑いと成った。
「黒歌さんはまだですが、白音さんは部活があるらしくもう行きました」
「そう分かった。ありがとうグレイフィア。ご苦労様」
俺はグレイフィアのそう言うと食堂で朝食をとって黒歌の部屋に行く。
部屋の前に行くと黒歌の部屋の扉をノックをする。
「はいにゃ。ちょっと待ってにゃ。一誠」
フウ、今日も黒歌はルーズだな。見た目は兄の俺から見ても可愛い方だと思うが、ルーズなところが残念でかなり腕が痛いいいいいいいいい!!!いつの間にか黒歌に腕の関節技を掛けられていた。
「一誠。何か私に言いたい事でもあるのかにゃ?仙術で一誠の考えている事なら大抵分かるにゃ」
何 だ と !?
………こうなったら
「うん。今日も黒歌は可愛いなと思ってさ」
「さっきの考えてた事と違う事を言って誤魔化そうとしても無駄にゃ」
「いや、黒歌は何時も可愛いもんな」
「そんな事を言っても誤魔化されないにゃ」
だが、黒歌の着ている制服からいつの間にか出た尻尾は左右に揺れている。
「そんな可愛い黒歌が何時かお嫁に行くなんてと思ったら切なくなって。そりゃあ、可愛い黒歌の事だからウエディングドレスとか、日本風の結婚式とかの花嫁衣装もそりゃあ勿論似合うだろうけど。と言うか見たいけど、でも可愛い自慢の妹がお嫁に行くと成るとちょっと寂しいなと思ってさ」
「気が早いにゃ。一誠。まだ結婚しないにゃ」
「でも、何時か結婚してお嫁さんに成るんだろ?やっぱり、花嫁衣装は黒歌の事だから似合うだろうけど……あああああああ!悩む!黒歌には幸せに成って欲しいが、黒歌が居なくなると寂しい気もする!!だが、花嫁衣装は是が非でも見たい!!このジレンマを何とかしたい!」
黒歌は呆れ顔で俺に言う。
「まだ先にゃ。それよりも早く学校に行くにゃ」
「ああ。そうだった」
黒歌は俺の手を取ると上機嫌で学校に行く。
家を出るまでの間黒歌の制服から出ていた黒歌の二つの黒い尻尾が左右に揺れて黒歌が上機嫌だった。
放課後、俺は保険を創った場所に行ってみた。
学校の裏山の木々が生い茂り、人気が全くない場所。そこに、昨日レイナーレと会う前に保険を創ったおいた。だが、俺は生きている。考えられるとしたら何らかのトラブルにより保険が作動しなかったか、その他の要因で俺が生きているという事だ。………何らかの要因。そう言えば、朝は強い方なのにライナ兄みたいに今日は布団の中に無性に入りたくなった。漫画の様に力が体の底からみなぎる気がする。…中二病でも発症したのか俺は?だとしたら大変だ。歴代の先輩方を亡き者にしなければ、俺の中二病は治らないかもしれない。先輩方……今まで大変お世話にn…なってない。お世話になってない!じゃあ、遠慮なくdeleteしちゃいましょうか。
まあ、先輩方のdeleteは追々やるとして保険は……無くなってる!跡形もなく消えてる。何処に行った?あれが正常通りに作動してるなら良いのだが、全てを知っていればOKだが、あれは人に、しかも知り合いに見られたら少々拙い。いや、かなり拙い。
あれが何処に行ったかも気になるが、そんな事よりも色々と分からない事が多々ある。
レイナーレに関する事だ。携帯を見たが、レイナーレのアドレスやらが全部消えていた。恐らくこれは、一時的な催眠術的なものかもしれないし、コードギアス反逆のルルーシュで、ルルーシュの父親、シャルルが持っていた記憶改ざんのギアスの劣化版のような力を彼女、レイナーレ自身が持っていていつの間にか俺にかけていたのかもしれない。死ぬことで、その効果が切れて教えられていたアドレスが消えていたのかもしれない。もしくは、俺が死んだあと、彼女自身が俺の携帯から履歴をすべて削除したのかもしれない。松田、元浜、古市にもあの時出会ったから聞いてみたが彼女の事を覚えていなかった。と言うより、初めから俺とレイナーレとのデートと出会わなかったような口調だった。記憶改ざんのギアスの劣化版のような力か、あの時彼女に催眠術でもかかったか分からないが、彼女がそういう系統の力を持っていたのなら古市や松田、元浜が覚えていなかったのも頷ける。
あらゆる考えられる可能性を考えながら学校の裏山を降りると
「ほう、数奇なものだな。こんな所ではぐれ悪魔に出会うとは。貴様の主は誰だ?」
黒いロングコートを着た
「答えぬというのか。ならば、はぐれと見てやっても構わんだろう」
夢遊病患者の様にブツクサ言ってる
ブウンと重たい音が前方から聞こえると
此奴は色々とヤバい。俺のケツの
こうなったら先手必勝!!!
「ぎゃああああああ!!!眼が、眼があああああああああ!」
「ぎゃあああああああああああああああああああああ!!玉が!玉が!!!」
「………」
俺が
俺は、埋め込んでいる
「戯け!時と場合と相手を考えろ!このド変態!!」
俺は携帯を取り出すととある所に電話する。
数回のコール音でそこは出てくれた。
『はい、こちら警察です。事故ですか?事件ですか?』
こういう時は警察に限る。
「あ、すいません。事件です!全裸で男が喚いていたのですが、急に襲いかかてきたので抵抗したら、相手が気絶しました。もう一度暴れられると困るので今すぐ来て頂きたいのですが」
『分かりました。現場に目印のような物はありますか?』
「駒王学園の裏山の入り口付近です。急いで派遣してください!!!学校が近いので起き上がって逃げられると更に被害が出る可能性があります!!」
『分かりました。直ぐに派遣します』
俺は電話を切ると気絶している
数分もしない内にパトカーがサイレンを鳴らしながら来た。ずいぶんと速いことだ。やはり、日本の警察は素晴らしい。
「ご苦労様です」
俺は敬礼をしながら二人の警察官を迎えた。
二人とも筋肉ムキムキの男性警察官。恐らく、ここからは俺の予想だが俺の通報を聞きつけた人が、ここら辺を管轄している部署の屈強の警察官を寄越してくれたんだろう。感謝感謝である。
「あなたが、通報してくれた方ですか?」
「はい。自分が裏山に何時も散歩コースとして歩いているので今日も歩いて、裏山から降りてくるとこの人がそこの槍を持って喚きながら自分に襲い掛かってきたんです。自分、少々武術を習っていたので更に被害が出るといけないと思いまして、少々強引ですがこの方を気絶させました。周囲に他の人がいなくて良かったです。人がいたら、更に被害が出る所でした」
「そうですか。大体の事情は分かりました。後はこちらで対応しておきますのでご安心を」
「あの~、こういう場合自分も署に行って書類の記入を行うと思うのですが……」
「あ、その点はご安心ください。見た所状況証拠でもあなたの仰られた通りだと思います。何より、槍が傍に落ちているのが動かぬ証拠です。あなたが書類を書かなくても大丈夫ですよ」
「そうですか。分かりました」
警察官二人は、地面に全裸で横たわっている
パトカーが見えなく成ると、敬礼を止めて家に帰ろうとするとカアアアアアアアアという音と共に赤い魔法陣が前方に現れ赤の長い髪をし、胸がデカく腰が括れ、いかにも私、マドンナです的な女が現れた。フルチンだったら喜びそうだけど、俺興味ないからな~。彼女が来ている服から推測するに駒王学園の生徒だろう。彼女が来ている服が駒王学園の制服であるのだからそうなのだろう。まあ、目の前の女性が卒業生の誰かがコスプレショップや何でも屋みたいな所に売ったり物を買っていなければの話だが。
畜生。こういう時に女子に詳しいフルチンや松田、元浜が居れば目の前の女性が誰だか聞けるんだが、まあ良いか。別に目の前の女性に興味なんてないし。俺、コミ障だし。インドア派だし。
早く帰宅してゲームしたいのでそそくさと帰ろうとすると
「待ちなさい」
呼び止められちった。
絡まれるのって嫌いなんだけどどうしよう。
……記憶を改ざんするか?面倒臭いの嫌いだし。だが、記憶改ざんは始めてやるから記憶に不具合や綻びがあって、俺に行きつくことがあれば面倒だ。
まあ、話を聞くだけなら別に問題無いか。うん。
「何でしょうか?俺は今、超忙しいんですけど」
「あなた、兵藤一誠君ね」
おい!何でおれの事を知ってんだ此奴。個人情報保護法は如何した!個人情報ダダ漏れじゃねえか!この場合、政府に訴えればいいのか?それとも警察に相談か?取り敢えず
「人違いです」
これに限る。うん。俺、面倒な事超大嫌い。目の前の彼女から面倒臭い雰囲気がプンプン臭う。構わない方が賢明。お利口さんだ。うん
「貴方、兵藤一誠君でしょう?」
「しつこい女は嫌われるよ」
凄くしつこい。油汚れやカビキラーで除去した筈なのにまた出て来たカビ並にしつこいよ。構ってちゃんか?だが断る!俺は絶対に断る。
俺は懐から煙玉を出すと地面に叩きつける。
煙玉から黙々と煙が出て周囲が煙に包まれ、彼女が見えなく成ると退散させてもらいます。
「けほけほ。ちょっと!」
何かむせる彼女が五月蠅いけど面倒事はご遠慮願いたい。
俺は背後から聞こえる、彼女の大声をBGMにして帰宅した。
ドナさん ドナドナされました 警察に
一誠 作