カオスクロススクールD×H 変人紳士な青龍帝 英雄王とアーサー王に育てられし元ニート物語   作:zeke

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第三十一変人:修行とお風呂と呪いの石

「さて、一誠。明日からあなたのバイトまで私たちの修行につきあって貰うわよ!」

 

 ライザーが帰った後の部室でリアスは一誠に宣言していた。

 

「ハア!?何でまた唐突にんな事やんなきゃならないんだよ!面倒臭いから却下」

 

 即答の一誠の言葉にリアスは嘆息すると姫島朱乃に指示を出す。

 

「朱乃。お願い」

 

「はい、部長。うふふ、一誠君。ごめんなさいね」

 

「……」

 

 

 バチバチと姫島朱乃の手に魔力で作った雷が発生し、朱乃は一誠に向けてそれを放つ。

 その様子に一誠では無く白虎が瞬時に反応した。

 

『父よ!!!』

 

【beast】

 

 嵐の様な暴風が発生し、オカルト研究部の窓を全てぶち破りながら風が部室内に入ってくる。一誠を中心とした風の球体を作ると一誠に向けられた雷は一誠が纏う風の障壁によって一誠の周囲を加速しながら走ると、そのまま割れた窓の外へと勢いを衰えさせる事無く駆け抜ける。

 一誠はその様子を無言で睨みつけながら見る。

 そして、眉をピクリと動かして重い口を開いた。

 

「……何の真似だ?リアス・グレモリー」

 

当然の問いにリアスはアリアンナと一誠の鋭い視線を浴びる。

 

アリアンナからしてみれば一誠にリアスが喧嘩を吹っかけているようなものだ。

余りにも無謀すぎる。

何時でも動けるようにしておこうと気構える。

 

「やはりね。あなた、下手をしたらライザーよりも強いわよね?」

 

「……」

 

リアスの問いに一誠は無言と成る。

 

「沈黙は肯定とみて構わないかしら?」

 

 一誠は、ハアと溜息を吐き、最近溜息を吐く回数が多いな~、かなりの量の幸せが逃げてしまってんだろうな~と思いながら答える。

 

「無論だ。あんなチキンボーイに負ける気がせんわ。俺は相手が自分より強いか弱いか今までの戦闘の中で生まれた野生の感の様なものがある。自分より強い相手と戦わないが、あの状況で俺が全員と戦う羽目に成ったとしても勝ち残る自信があった。確実にあのチキンボーイを仕留めれる自信と実力がある」

 

それを聞くとリアスはやっぱりねと言いながら頷いた。

 

「通りであのライザーを相手に恐れ無かった筈よ。あなたには、修業期間中、手合わせをお願いしたいのだけれども構わいかしら?」

 

「やだ。面倒臭い」

 

「そこをお願い。ね、なんとか」

 

リアスに懇願され一誠は迷ってしまう。

ここで嫌だと拒絶するのも出来るのだが、男が女に懇願されて助けないのも気が引ける。

というか、男が廃る。困ったな~とぽりぽり頬を掻いていると更に白音も一誠に懇願する。

 

「兄様、お願いです。部長さんに協力してあげて下さい」

 

「……解った、協力しよう」

 

 渋々おれて一誠が協力することを約束すると木場は、おお~と驚きの声をあげ、朱乃は眼をまん丸くし、アリアンナに至っては信じられないといった表情で一誠を見ており、リアスは一誠が協力してくれる約束をしたが、傍から見て自分ではなく白音のお願いで協力に応じてくれたかの様に思えてうれしさ半分悩み半分と言ったところで素直に喜べずにいた。

 

「んで?具体的に俺は何をすれば良いんだ?期間は限られている。すぐに結果は出せるとは思わんが、まあやらぬよりはマシだろうな。うん」

 

一誠は予定帳をポケットにしまい、うんうんと頷きながらリアスに問う。

 

「あなたは私達と手合わせしてくれたら良いわ」

 

リアスの返答に顎に手を置きながら暫し考えた後、

 

「………それは構わんが、全員で俺を相手にするのか?それに俺は本気で応じれば良いのか?それとも手加減した方が良いか?」

 

一誠の返答にリアスはカチンときた。

幾ら強いとはいえ見下され手加減が必要かと問われているのだ。流石のリアスも堪忍袋の緒が切れかけた。

 

「いいえ。けっ「手加減ありでお願いします」アリアンナ!!!」

 

リアスの言葉を遮りアリアンナが一誠に向かって言う。

リアスはその様子を見ると眉を吊り上げる。が、アリアンナは逆にリアスを叱りつけた。

 

「リアス!貴女、目標を見失ってない!?あなたの相手はライザーでしょう!?修行であなた達が使えものに成らなくなって試合にも成らなくなれば本末転倒だわ!」

 

 それはメイドとしてではなくリアスの義姉としての言葉だった。

 リアスもその真意を分かったのか叱りつけられたからか解らないが、それ以上何も言わなくなった。

 一誠はその様子を見るとパンパンと手を叩き全員を注目させる。

 

「ハイハイ。解った解った。使えなくなる一歩前程度にまで修行させりゃあ良いんだな。OK.それ以上争うな!鎮めるのが面倒だ」

 

 アリアンナは、何たる傍若無人!と言葉が喉元まで出そうになったがグッと言葉を飲み込んだ。

 

「つっても、俺もそんな修行をしてるわけじゃねえからな~。ただ、毎日死にそうになるぐらいまでの戦闘をしているだけだから修行とか全然してねえんだよなあ。ま、それに詳しそうな奴がいるからそいつを呼んでも構わねえか?気乗りはしないけど」

 

「構わないわ。ただ悪魔の事を秘密にして貰えるなら」

 

リアスの返答を聞くと一誠はポケットから携帯を取り出し電話をかけ始める。

 

「因みに何方かしら?その方」

 

「……俺のクソ兄貴だ。あまり好きじゃねえけどな!」

 

 一誠の耳にあてた携帯電話が兄の白蘭に繋がりはじめた瞬間、着信音が部室の前で鳴った。

 ハアと溜息を吐き、手足をブラブラさせ準備運動を軽くするとクラッチングスタートで助走をつけ、部室の扉の向こうに居る相手に目掛けて扉ごとドロップキックを食らわす。

 

 相手は床に倒れ、その上に一誠がドロップキックで壊し「く」の字型に割れた扉が乗っかり、更にその上に一誠が乗っかっている。

 

「よお、白兄。……何してんだ、こんな所で?」

 

一誠は扉の上から降りると床に倒れている兄の白蘭に問う。

 

「あはは。義弟君の愛が痛いな~」

 

 自身の上に乗っかった一誠に破壊された扉をのけながら立つ白蘭。

 

「気色悪い!殺すぞ!」

 

 一誠は、 犬歯をむき出しにして睨み付けるように白蘭を見るが

 

「あはは。義弟君もとうとう反抗期に入っちゃったか~」

 

 当の白蘭は、楽しそうにけらけらと笑っている。

 

「もう良い。殺す!」

 

 現れて早々の激しい攻防戦にリアス達は唖然とした。

 余りにも攻防戦が激しかったのだ。

 騎士の木場ですら眼が追い付かないほどの激しい攻防戦が眼下で繰り広げられおり、リアスはその様子を見ると白音に尋ねた。

 

「ねえ、小猫。あの二人は何時もああなの?」

 

「……はい。兄様は、白兄様に何時も振り回されているので険悪しているんです。なので、白兄様が兄様を起こした時なんかは、これ以上の凄い戦いで白兄様は血祭りに会ったのですが、懲りないようです」

 

「……そう。因みにあの白兄というのは、一誠のお兄さんなの?」

 

「……はい。私同様、血の繫がってないお兄さんです。何でも兄様が街に出ていると出くわして引っ付いてきたとか。本名は白蘭と言うんですが……その」

 

 やけに言葉を渋る白音を見てリアスは問う。

 

「どうしたの?」

 

「……一応、人間なんですが。ご覧の通り人間離れしているんです」

 

 白音とリアスのやり取りなぞ知った事か!と言わんばかりに一誠と白蘭の攻防戦は更にヒートアップしていった。

 

「白兄!いい加減当たれ!それもパラレルワールドの知識を共有する力の恩恵か!?」

 

 一誠は、幾ら殴りかかろうとも全然当たる気配がない事にいい加減しびれを切らしていた。

 

「まあね~、最近は未来が解っちゃ面白くないからマーレリングの力を使っては無いけれども今まで知識は体に身についているからね~」

 

 ひょうひょうと一誠の攻撃をかわす白蘭を見て一誠は、

 

「OK.吹き飛ばしてやる!!!」

 

 再び弱芭蕉扇を握りしめ白蘭に向かって扇ぐ。

 強風が発生し、全員眼を腕で隠し、脚に力を入れて踏んばらなければ飛ばされそうな威力の風。

 白蘭は弱芭蕉扇によって旧校舎の窓から外へと吹き飛ばされる。

 その様子を見ると一誠は弱芭蕉扇をしまいながら白蘭を吹き飛ばした旧校舎の窓に視線を向ける。

 

 

「はあ。なあ、何時までそんな茶番をしているつもりだ?白兄」

 

 一誠の言葉で部室にいる全員が白蘭が出て行かされた窓を見るとそこには、白い翼を生やして空中から窓に降りてくる白蘭の姿があった。

 

「ふふ、義弟君はやっぱり強いね~。僕の兄の威厳なんて形無しだよ」

 

 面白そうに呟く白蘭。

 

「安心しろ。最初から威厳なんて、あんたには持ち合わせちゃいないから」

 

 一誠の言葉を聞き白蘭は、あらら手厳しいと肩をすくめ、落胆の演技を見せるが一誠は微動にもしない。

 そして、リアスの方向を向くと口を開いた。

 

「んまあ、こういう奴だ。俺の代わりにこき使ってくれ。んじゃあな」

 

「「「待て!!!」」」

 

 自然と白蘭に全てを押し付けて踵を返し帰宅を試みる一誠の肩をがっしりと掴む者がいた。

 白蘭、リアス、アリアンナだ。

 

一誠は、気だるそうに振り返る。

 

「んだよ。俺の役目は終わっただろう?白兄に全てを押し付けt……じゃなくて、アドバイスを貰って全員パワーアップ。これで俺の役目は晴れてお役目ごめんで解放されるんじゃないのか?」

 

「いえ。誰もその様な約束はしておりません!!」

 

 アリアンナは腰に手を置き、一誠を叱りつけるように言う。

 その様子を見た一誠は何かと問題を起こすたびにセイバーとグレイフィアに叱られていたのでピンッと背筋を伸ばし、指先まで神経を研ぎ澄まし気を付けをした状態でアリアンナの説教を聞く。

 

 更にリアスがアリアンナの横で続く。

 

「あなたとの約束は、修行期間中からバイトまでの間、私達の手合わせをすると言う約束よ!!」

 

「そうだよ、義弟君。僕に全てを押し付けないでよ。義弟君も少しは協力してよ」

 

 アリアンナとリアスの言葉に一誠は、「はい」「解りました」の2つの言葉しか言わず、最後の白蘭に至っては、「了解」と言うが、内心後でしばく!と決意を固めた。

 

 「明日から部員全員で山籠もりをするわよ!修行と言えば山ね」とやる気を出して張り切っているリアスを横目に一誠は、ハア、マジで面倒臭え~。どこぞの熱血少年漫画だよと不満を漏らすのだった。

 

 かくして、オカルト研究部全員の特訓が白蘭も交えた猛烈特訓を行う事に成った。

 

★☆★

 

「うう、一誠君。重いんだけども」

 

「頑張れ~木場。男だろ根性見せろや~」

 

 リアスが個人的に保有する山の麓に連れて来られたアーシアを含めたオカルト研究部の部員全員+白蘭。

 空は朝日が昇るか昇らないかという位の明朝。

 山は青々とした木々で生い茂り、小鳥がちゅんちゅんと鳴いており、セミが一匹、二匹位何処からともなく鳴いている。

 そして、山の頂上へと続く斜面を木場祐斗は尋常じゃないほどの荷物を背負っており、更にその荷物の上に一誠が乗っている。

 

 事の起こりは、オカルト研究部の部員全員と白蘭が集合した時の事だ。

 白蘭にひとしきりの自己紹介の後、一通りリアスから事の顛末を聞かされた白蘭が木場に向かって指摘をしたのだ。

 

「木場君。君は体力が無いね。騎士で、俊敏な脚を持っているのに体力が無いせいでその特性を生かせてない。だから、目的地に着くまでの間、皆の荷物持ちね」

 

まさに鶴の一言ならぬ、白蘭の一言。

 木場もその指摘に、一言反論した。

 

「しかし、そうは言いますけど僕だって体力くらいありますよ!悪魔に成ったんですから」

 

と言ったが、逆に白蘭は木場に質問した。

 

「ふうん。それじゃあ、3時間ぶっ続けで走れる?一秒も休まずに」

 

 その言葉に木場は出来る筈がない!と白蘭に向かって言いそうになったが、白蘭は視線を一誠に向けると一誠に質問した。

 

「義弟君はどう?3時間ぶっ続けで走れる?」

 

 白蘭の問いに一誠は即答した。

 

「3時間と言わずに12時間は最低でも走れるだろうな。うん」

 

 ここで一誠の説明をするなら、一誠の師匠はセイバー、フェリスの名剣士二人+白蘭+時たまギルガメッシュなのだ。

 伝説の勇者の伝説で剣の一族と呼ばれる名門エリス家で幼い頃から異常な戦闘訓練を強いられ光すら剣で切り裂くほどのスピードで剣を振るう長女フェリス。

 更に真名がアーサー王であるセイバーは騎士王とも言われる程の剣のスペシャリスト。

 ここまででも二人の剣士を相手にする事は並大抵の剣士や剣豪では、無理であろう。そこに、あらゆるパラレルワールドの知識を共有する能力を持つ白蘭、古今東西あらゆる宝具を集め、それらを弾丸のように射出するギルガメッシュが一誠を相手にするのだ。

 それらを相手にして、ここまで生き残って来れただけでも奇跡である。

 だが、これも一誠の持つ能力のおかげである。

 

 RPGで言うなら最早ラスボスキャラである4人を幼少期から相手にすることで一誠は、人の身でありながら神ですらも相手に出来るほどの体力を身に着けたのだ。

3時間ぶっ続けで走れる程の体力がなかったら今頃ギルガメッシュの宝具で串刺しに成っていただろう。

 一回の修行が、ほぼ命を懸けた戦闘であり、一片の油断もあれば死にはしないかもしれないが、重傷を負う事にもなるのだ。 

 故に一誠は、大概戦闘において油断も慢心もしない。

 体力が無いなど言語道断で、体力がなければ即重傷を負うので体力は有りまくっている。

 

 ぶっちゃけオリンピックのフルマラソンに出れる程の体力を持ち合わせており、悪魔に転生した事に実感が無いのも当然と言えば当然である。

 

 一誠の言葉に木場は、「ハハハ。悪魔ってなんだろうね」と自嘲気味に笑っており、木場が背負う全員の荷物の上に乗っかっている一誠は、膝に三食団子を一箱乗せ、雲一つない満天の青空を見ながら義姉のフェリスに渡された三色団子を頬張っていた。

 

「木場さん。私も少しは持ちますよ」

 

 木場の傍で一緒に山の斜面を登っているアーシアが木場を心配そうに見ている。

 

「ダメダメ。アーシア、これは木場のための訓練なんだから。甘やかしたら此奴の為に成らないよ。それに頂上までは長いんだからアーシアは自分の体力の心配をしてなさい」

 

 フェリスに渡された三食団子の一本をたいらげ、次の団子へと手を付けようと箱から新たに団子を出しながら一誠は言う。

 

「そうですか。……解りました。それじゃあ、木場さん。お先に失礼します」

 

 アーシアは、そういうと山の斜面を木場よりも先に進み、遥か先に居るリアスと姫島朱乃、白音を目指して駆け上がっていく。

 が、すぐに体力が力付き、足どりがゆっくりに成った。

 

「ハア。言わんこっちゃない」

 

 その様子を見ていた一誠がため息交じりに呟く。

 

「祐斗。早く来なさい!」

 

「ほら、木場。部長さんがお呼びだぜ」 

 

 遥か前方に居るリアスが檄を飛ばし、ニヤニヤと笑みを浮かべながら一誠が煽る。

 

「うおおおおおお!!!」

 

 木場は渾身の力を入れ、騎士の力をフルに使って駆け上っていくのだった。

 

「頑張れ~」

 

 背後でニコニコフェイスの白蘭が白い羽を生やし、空中に木場の後を追っている事すら気が付かないくらい集中していた。

 

 そんなこんなで2時間くらいかけて一同は目的地に着いた。

 

★☆★

 

木場との修行

 

 

「はい、それじゃあ義弟君は銃を出して」

 

 白蘭に指示されるがまま一誠は完全武装の状態で愛銃のデザートイーグル2丁を両手に持ち、胸のショートホルスターにコルト・パイソン2丁を待機させておくと木場の方を見る。

 

 木場の手には神器(セイクリッド・ギア)である魔剣創造によって創られた西洋剣が握られており、一誠に剣先を向けて構えている状態。

 

「これからやって貰う事は単純。単なるリアル鬼ごっこだよ。木場君は義弟君から放たれる銃弾を躱す成り斬るなりする。義弟君に攻勢に入るもありだけど、それじゃあ、まずやられるからね。義弟君は木場君に攻撃する。あ、神器(セイクリッド・ギア)と剣は使わないでね。殴る蹴る、銃で撃つはありだけども、それをやられちゃあ木場君が死んじゃいそうだからね」

 

ニコニコ顔で言う白蘭。

 

一誠と木場の両者は構えると

 

「始め」

 

 白蘭の声と共に一誠は右手のデザートイーグルの撃鉄をおこし、引き金を引く。

 それと同時に、左手のデザートイーグルの撃鉄をおこし、右手のデザートイーグルの銃弾が発射し終えると同時に引き金を引く。

 

 これを用いて、左のデザートイーグルを撃てば右のデザートイーグルを、と次々と連射していく。

 

 改造していない単発使用のデザートイーグルは戦争用の銃であるAK47の様な連射性は無くとも、それでも十分の連射性はこの方法を用いれば確保できるのだ。

 

 流石の木場も最初は銃弾を剣で斬っていたりしていたが、銃弾を剣で斬って防ぐたびに刃こぼれをし、一誠の両手に持つデザートイーグルの銃弾が撃ち終わる(つきる)までに回避した。

 

 一誠も木場の後を走って追いながら銃弾の補充をする。

 

 一誠が追い付くころには木場は新たな剣を創っており、再び剣と銃の銃撃戦が始まる。

 銃口から銃弾を吹き続ける一誠のデザートイーグル。

 その銃弾を絶え間なく防ぐ木場の剣。

 

 おかげで木場の剣は再び刃こぼれをし始め、その様子を見た木場は瞬時に騎士(ナイト)の能力を全力(フル)に使って一誠に近づくと刃こぼれをした剣で一誠に向けて振るう。

 騎士(ナイト)の力を全力(フル)に使った木場の姿は第三者視点から見れば見えなかったが、一誠は背後に回り込んだ木場に向けて裏拳の要領で握ってい銃のグリップを木場に叩きつける。

 木場もそれに反応して一誠に向けて振るおうとしていた剣で一誠の攻撃を防ぐ。

 

「あめえんだよ!タコ!!」

 

 攻撃を防いだ木場の剣を一誠は蹴って木場の体勢を崩すと再びデザートイーグルの銃弾を木場に浴びせる。

 

 木場は体勢を崩しながらも騎士(ナイト)の力を全力(フル)に使って攻撃を回避すると再び一誠から距離を取った。

 

この様なやり取りが行われ、倒れるか倒れないかと言う瀬戸際まで木場は休む事無く一誠に追われる事に成ったのである。

 

■□■

 

白音との修行

 

「さて、何すっか?と言うか、そろそろ離せ。修行が出来ん」

 

「……もう少しこのまま」

 

 現在、一誠は妹の白音に抱きつかれたままで白蘭は何処かに行っており、困っていた。

 妹が甘えてくる事は、しばしあったのだがそういう時は存分に頭を撫でてやったりして可愛がってやるのだが、よりにもよって修行の時に甘えてきたのだ。

 無論、頭を撫でてペットを愛する飼い主の様に白音を一通り可愛がったのだが、未だ甘えてくる妹に頭を悩ませている。

 しかも、頭を悩ませる問題はそれだけでは無く、一誠は女性に手を出すことをしないのだ。セイバーやフェリスとの剣劇はする事はあっても、せいぜい狙うは防具の部位破壊。直接的な攻撃はしない。

故に妹の白音との修行をどうしようか頭を悩ましている。

 

「お待たせ~。それじゃあ、義妹ちゃんは義姉ちゃんとの修行ね~」

 

 一誠と白音が視線を声のする方向に向けるとひらひらと白蘭が背中から翼を生やして空中浮遊をしており、その隣に白音の実の姉である黒歌が悪魔の翼を広げて飛んでいた。

 

「!?何ともうらやまけしからん状況にゃ!一誠、後で私の頭も撫でるにゃ!」

 

 地面に降り立ち、悪魔の翼を収めて白音の腕をつかむと黒歌は白音と共にその場を後にする。

 その様子を見て一誠は「はいはい。後でいっぱい撫でるから」と言いながら微笑ましそうに暖かい笑みを浮かべる。

 

「やっぱり、猫又は猫又同士じゃないとね~」

 

 地面に降り立ちながら白蘭が一誠に近づく。

 

「んで?この後、どうするのよ?」

 

「この後は、アーシアさんと姫島さん、リアス・グレモリーの3人で魔力のお勉強さ」

 

 白蘭の魔力という言葉に一誠は顔をしかめた。

 

「あんさ~。俺、それに参加しなくちゃダメか?俺、魔力が魔王様並らしいから下手に魔力を使いたくないんだけど……」

 

「う~ん。それじゃあ、別に参加しなくても大丈夫かな?ここで事故を起こして修行の成果を出せなかったら意味がないからね~」

 

「そうか。それじゃあ、俺はこの辺で」

 

 失礼すると言いかけて一誠の肩に白蘭が腕でがっしりと掴む。

 

「ごめんけど、一回家に連れ戻すようにヒルダさんに言われてるんだよね~。勘弁してね」

 

 そして、白蘭は一誠を後ろからホールドすると背中から羽を広げ一誠をホールドしたまま本家へと運ぶのだった。

 

★☆★

「びええええええん!!!」

 

 耳をつんざくような赤ん坊の泣き声。

 その声は一誠の寝室から発せられていた。

 一誠が部屋の扉を開くと赤ん坊、ベル坊がベッドの上で泣いて電流を放電しており、ヒルダがその様子をみて何とか宥めようとするも宥めれずオロオロとしていた。

 

「何やってんだ?お前たち」

 

 呆れたように一誠がヒルダに声をかけるとヒルダは背後にいる一誠をキッと睨み付ける。

 

「見てわからんか戯け!悔しいが、貴様がいない所為で坊ちゃまが泣いてしまったのだ!このヒルダをもってしても坊ちゃまを宥める事は出来なかったのだ!」

 

 悔しそうに拳を握り訴えるヒルダ。

 ヒルダの言葉を聞き、一誠は重要な点を置いて脳内変換するとベル坊が寂しくて夜泣き→電流バチバチ→ヒルダ、オロオロ→俺、帰宅(今現在)と言う方程式になった。

 

「フム、そうか」

 

 一誠は致死量の電流を放電しながら鳴くベル坊に恐れる事無く近寄ると

 

「すまなかったな、ベル坊。寂しかったのか」

 

 優しく抱いた。

 途端、ベル坊から放電が止んだ。

 

「……ダアブ」

 

 ベル坊は、目から涙を流しながらつぶらな瞳で一誠を見る。

 ベル坊を抱えた状態でヒルダのすぐ傍まで歩くと、ヒルダを抱きしめた。

 

「悪りいな、ヒルダ。お前にベルを任せっぱなしだった俺の落ち度だ。今日は一緒に寝るか?親子三人でよ」

 

 耳に囁くように呟くとヒルダは赤くなった顔を一誠に見られないように俯くと小さく頷いた。

 

「そっか。もう少し待て、修業があっから今は寝れないが夜には帰ってくるからよ」

 

「そうか。解った」

 

「ベルは連れていく。また泣かれたりしたら困るからな。それにベルも山に連れて行って鍛えてやんぜ!!!」

 

「ああ。行って来い」

 

 一誠はヒルダを離すとベル坊を背中に乗せ、【無から有を創る力】で【何処でもドア】を創ると扉を開き、ベル坊と共に扉の中へと消えていった。

 ヒルダは、前方に創られた【何処でもドア】が消えていくのを眺めながら一誠とベル坊を見送った。

 

 

 

 

「さて、いっちょ修行をするか。ベル坊」

 

「アイダ!」

 

再び、リアス・グレモリーと共に修行をしている山に戻ると一誠はベル坊に尋ねる。

やるぜ!的な感じで一誠の背中にくっついているベル坊が腕を上げていると、

 

「あなた、何処に行ってたの?」

 

リアス・グレモリーに声をかけられた。

 

「んなもん決まってる。家だ!こいつが泣いちまったみたいで家族からわけよ!」

 

 一誠は、背中にくっついているベル坊を指さしながら説明するが、当のリアスは「フ~ン」と何処か疑いの表情を浮かべている。

 そして、背中にくっついているベル坊は何故かリアス・グレモリーを敵視している。

 

「それで、その子。あなたの子供なの?全然似てないけれども……」

 

リアスの尤もな質問に一誠は、

 

「あ~、血は繋がってないが俺の子だ。俺の可愛い息子だよ」

 

背中にくっついているベル坊を引っぺがすと腕に抱きかかえ、うりうりとベル坊の頭を撫でながら答える。

 

「……そう。アーシアは魔力に秀でてるみたいよ」

 

「実践で使えそうか?」

 

「まだ何とも言えないわ」

 

嘆息しながら言うリアスを見て一誠はリアスに尋ねる。

 

「リアス・グレモリー。木場と俺の妹はどうだ?」

 

「裕斗は、ダウン中。小猫は、お姉さんとの修行中よ。……一誠、あなた。何者なの?彼女は昔ははぐれ悪魔だった。それがあなたの知り合い。いいえ、家族になっている。あなたのお兄さんも普通じゃないわ」

突然のリアスの問いに一誠は虚を突かれた表情をするも、にやりと笑いながら答える。

 

「青龍帝。否、支配王だよ。そして、」

 

ベル坊を見ながら続ける。

 

「こいつの父親だ」

 

「………そう」

 

 心ここにあらずといった表情のリアス・グレモリー。

 そんな彼女の口から「結婚」「子供」「リアス」「グレモリー」と訳の解らない言葉が出てベル坊と一誠は首をひねった。

 

「何だろうな?」

 

「ダア?」

 

しばらくして元に戻ったリアスを引き連れて一誠は山の頂上に立つ今回の修行でお世話になる予定の他一同が待つリアスの別荘に向かった。

 

 

 

「うん。中々美味いじゃねえか」

 

別荘についてからの一誠はベル坊と共にリアスと姫島、木場、アーシア、小猫+黒歌、いつの間にか帰ってきていた白蘭と全員で夕食をバクバクと食っていた。

 ベル坊にはひと肌温度にまで温められた野菜スープが与えられおいしそうに飲んでおり、アーシアと白音、黒歌、白蘭以外はバクバクと食べる速度が衰えない一誠を見て目を真ん丸にしている。

 

「これは、アーシアが作ったのよ」

 

目の前に出された肉じゃがをバクバクと食いながらリアスに教えられ、一誠は口の中に頬張った肉じゃがをゴクンと飲み干してから口を開く。

 

「うん、普通に旨かったぞアーシア」

 

「喜んで頂いて良かったです!初めてだったので緊張しました~」

 

思わず笑みを浮かべるアーシア。

 

「ここには、温泉もあるの。ゆっくり体を休めて明日に備えましょう」

 

リアスの言葉に一誠は瞬時に「温泉!?」と反応した。

 

「温泉、何処にあんだ!?すぐに教えてくれ!」

 

一誠の反応にリアスは苦笑しながら答える。

一階の階段を下りて左手の通路を渡ったところよ。

 

「こうしちゃいられねえ!」

 

一誠は料理を口の中に掻き込むと一気に料理を完食させる。

すでにベル坊は野菜スープを飲み干しており、その眼は「何時でもいけるぜ。兄貴」と言いたげな様子だ。

 

「あら。一誠は、私たちと一緒に入りたいの?」

 

クスクスとリアスは笑うが、一誠は

 

「あ、う~ん。魅力的っちゃ魅力的なお誘いなんだが、んな感じじゃねえんだわ。うん。それじゃあ、一番風呂お先に失礼するぜ」

 

颯爽と食器を下げ、ベル坊を抱きかかえると温泉めがけて駆けていった。

 

 

 

 

 

 カコンと鹿威しが程よい音色を露店風呂場に響かせ、一誠とベル坊は露天風呂の中に入っていた。

 

「あ~、気持ちいな。ベル坊」

 

「ダーブ」

 

 肩までと言わず頭までどっぷりと浸かり、星空を見ながらの温泉。

 

「癒されるぜ。ふう」

 

 露天風呂には女子風呂との竹で出来た塀の仕切りがしてあり、露天風呂の周りには岩が設置されている。

 

「しっかし、全然疲れねえな。こりゃあ、毎日が充実しすぎているせいだな。うん」

 

 一人頷き納得しているとガラガラと脱衣所と風呂場を仕切る扉が開かれ、風呂場に木場が入ってくる。

 

「お、木場が生きてた」

 

「勝手に殺さないでよ」

 

「ダ?」

 

 誰だこいつ的な視線で木場を見るベル坊。

 そんなベル坊を抱っこしながら一誠は露天風呂からあがり、別の温泉に入ろうと移動する。

 

「ま、生きてんなら上々。明日も楽しい鬼ごっこが出来んぜ。ククク」

 

 木場の体を見ながら面白そうに呟く一誠。

 

「あ、あまりじろじろと覗かないでね」

 

 花を恥じらう乙女の様に顔を赤く染める木場に一誠はキレた。

 

「ダッ!」

 

 やっちゃいましょう!的な声を発するベル坊を湯船に一旦浸からせ、無言でかつにこやかな笑顔で+額に青筋を浮かべながら木場の傍まで歩くと、木場の腕を掴み――

 

「ふざけんじゃねええええええ!!!野郎の体なんぞ、一ミクロも興味ねえんだよ!」

 

 木場を隣の塀の向こうに分投げた。

 

「ケッ!何が嬉しくて野郎の羞恥に染まった顔を見なくちゃいけないんだ。なあ、ベル坊」

 

「アイダ!」

 

 ケケケと愉快そうに笑うも暫くして賢者タイムに入った。

 

「……そういえば、俺が木場を分投げた場所ってもしかして」

 

 そうは、呟くも時はすでに遅し。

 

「祐斗!?あなた、まさか堂々と女子風呂に入っているだなんて!?」

 

「……祐斗先輩、見損ないました。最低です」

 

「木場さん!?」

 

「にゃ!?一誠に触らせてもいないし、見してもいない乙女の柔肌を!!」

 

 リアス、白音、アーシア、黒歌の悲鳴に近い声が塀の向こうから一誠の耳に聞こえてくる。

 

「あちゃ~、やっぱ女子風呂だったか~。敷地外だったら良かったんだが……まあ、これも木場君の運が悪かったって事だな。うん、アーメン。あいた!」

 

 露天風呂につかり、木場に同情して十字をきるも悪魔の為ちゃっかりダメージを受ける一誠。ベル坊も巻き添えで若干ダメージを食らい涙目に成る。そして、バチバチといつもの放電が起こり、湯船に一緒に入っていたため感電する。

 

「あぎゃあああああああ!!!すまーん!ベル坊」

 

「ビエエエエエエエエン!!!」

 

 ベル坊がちょっとしてから泣き止むと隣の塀の向こうからバチバチと雷が迸る音が聞こえる。

 

「ち、違うんだ!皆、聞いてくれ!!」

 

「うふふ、少しおいたが過ぎましたわね。木場君」

 

 怖~い姫島朱乃の声が塀の向こうから聞こえ、直後何かに雷が落ちる音が聞こえた。

 約2名が風呂場で黒焦げになった。

 

 

 

 

 

「さて、牛乳牛乳♪」

 

 風呂場で黒焦げになるなど、少々?問題が起きたりしたがのぼせ上がるほど風呂に入った一誠は、袴に着替え風呂場のすぐ隣のマッサージ機と自動販売機がある部屋でベル坊を抱えながらビン牛乳を購入し、ビン牛乳をグイグイと飲んでいた。

 

「プハ~、美味す美味す」

 

 牛乳で白い髭を作りながら一服。まさに至福の時。

 

「ダ~ダ~」

 

 ベル坊も俺にも寄越せと言いたげな様子で一誠が飲んでいるビン牛乳を欲している。

 

「お!お前も飲みたいか、ベル坊?」

 

「アイダ!」

 

「お~、よしよし。ちーくと待ってろ~、今飲ませてやっから」

 

 マッサージ器に腰かけ、手慣れた手つきでベル坊に残り僅かと成った牛乳を飲ませる一誠。

 

 ゲプッと牛乳瓶の牛乳をすべて飲み干したベル坊がゲップをすると一誠はベル坊と自分の口を拭く。

 

「ふああ、美味かった。さて、本家に帰るか」

 

 ベル坊を抱え、マッサージ器から立ち上がり部屋を出て廊下に出ると、先程までいなかった女子風呂の入り口に木場が正座させられており首から反省中と書かれたプレートを下げている。

 

「……」

 

 その様子を見た一誠。ベル坊を抱っこしているのに、ニヤリと邪悪な笑みを浮かべる。

 ベル坊を背中に移動させ、何故か油性ペンを【無から有を創る力】で創ると油性ペンを片手に木場に歩み寄る。

 

「よお、木場。反省中か」

 

 そして、ケケケと愉快そうに笑う。

 

「一誠君!女子風呂に放り込むなんて酷いじゃないか!!」

 

 もう抗議する木場だが、一誠はニヤニヤと笑みを浮かべて木場を見る。

 

「まあまあ、そう怒んなって。俺も反省してるんだからよぉ!だ か ら、お前が部長の怒りをすぐに鎮めさせれるようにnice ideaが閃いたからお前にしてやろうと思ったんだよ。これで、女子の怒りも直ぐに鎮火するぞ」

 

「内容がすごく気に成るんだけれども…」

 

 木場の不安がる様子を見て一誠はハアと嘆息し、大袈裟に肩をすくめる。

 

「そうか~、俺は木場に嘘をついた事が無いのに不安がられるのか~。良いよ。俺の信用なんて元から無かったんだろうな~」

 

 そして、木場に背を向けヤンキー座りをして、床に「の」の字を書き始める。

 最早、無茶苦茶な理屈を言っているが実際に妙に説得力があるのが一誠の腕なのかもしれない。

 

「あ、うん。そこまで落ち込まれるくらいならして貰おうかな」

 

 木場もその様子に負けて承諾する。

 

 その言葉を聞いた一誠。木場に背を向けた状態で黒い笑みを浮かべ「計画通り」と呟くと小さくガッツポーズをする。

 そして、クルリと木場の方を向くと木場の肩を掴み、

 

「それじゃあ、早速するから木場く~ん。眼を瞑ってくれる?」

 

「え?」

 

「眼 を 瞑 っ て く れ る ?」

 

「……はい」

 

 木場が眼を瞑ると額に油性ペンで猛反省中と書き込む。

 そして、無から有を創る力で10Kgの直方体の呪いの石を木場の正座している膝の上に創る。

 

「うぐ!!」

 

 突然の事に木場は驚いて眼を開けるも、時はすでに遅し。

 木場の膝の上には一誠によって創られた呪いの石が置かれている。

 驚いて除けようとするも木場の腕を一誠が掴んで静止させる。

 

「やめといた方が良いぜ 木場君。そりゃあ、呪いの石だ。お前が除けようとすればさらに重く感じる石だ。それに呪いの対象者じゃ絶対にその石をどかす事も出来ないよう創った」

 

「か、解呪方法は!?」

 

「んなもの超 簡 単。女子の誰か2名以上にどかして貰えば即座に消えるぜ。お前が立ち上がれないのもその呪いの石の所為だから。退かそうとすると更に重く感じる。まあ、実際は10Kg程度だから元の重さは変わらねえんだが、退かそうと手を石に乗せると何倍もの重さに感じるって呪いよ。呪いを受けたお前の様子を見たら女子もきっとお前の事を許してくれんぜ」

 

 ケケケと笑いながら立ち上がり、背中にくっついたベル坊を抱っこすると踵を返し、手を横にバイバイと振りながら一誠は廊下を渡り、本家へとベル坊を抱っこした状態で帰宅した。

 

「誰かああああああ!助けてえええええええええ!!」

 

 一誠の忠告を無視して退かそうと石に触った木場が呪いに掛かり、もとは10Kgの石を何倍もの重さに感じた状態でSOSを出し、オカルト研究部女子部員によって救出されたのは、SOSを出して15分位経過してからだった。

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