上里友海は勇者である   作:水甲

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最終話 上里友海は勇者である

少しさかのぼり……

 

「お願いします。ウミ、どうか私達を……」

 

「お願いします」

 

めぐみんとゆんゆんの二人が友海と牡丹の二人を助けに行くのに一緒に行かせてほしいと頼み込んでいた。二人からしてみれば弟子の危機を僕らよりも助けたいと思っているに違いない。でも……

 

「お前ら……何言ってるんだ?わざわざ頼まなくっても僕は来てくれるって思ってたんだけど……」

 

「「えっ?」」

 

僕はてっきり何も言わずについてきてくれるって思ってたんだけど……

 

「今回の件、二人がいないと駄目だと思ってたんだけど……特にめぐみん、お前が来てくれないと……」

 

「ウミ……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

友海SIDE

 

めぐみん師匠とゆんゆんさんが私達の前に立ち、邪神を睨みつけていた。

 

『き、貴様らは……』

 

「では終わらせましょう。ゆんゆん、サポートお願いしますね」

 

「任せて、めぐみん」

 

師匠は詠唱を始めると、邪神は慌てて止めに入ってきた。

 

『さ、させるかぁぁぁぁぁぁぁ!!』

 

邪神は大漁の星屑を生み出し、師匠に向けて放ってきた。だけど師匠は焦るわけでもなく、笑みを浮かべていた。

 

「ライトオブセイバー!!」

 

ゆんゆんさんが放った魔法で、星屑をすべて撃破され、邪神は更に焦り始めていた。

 

『ぐ、ぐうう、お前みたいなネタ種族でネタ魔法を使うやつにこの私が……』

 

「甘く見ないほうが良いぞ。めぐみんは今は本当に最強のアークウィザードだからな。爆裂魔法を食らったら、一瞬で終わらせられるくらいにな」

 

『ぐううう!?わ、私が悪かったな。もうこんな事は止める……天の神も神樹から奪った力もすべて返す。だから殺すのは……』

 

必死に命乞いをする邪神だけど、師匠は詠唱を止めない。

 

『こうなったら……』

 

邪神は逃げ出そうとするが、パパが樹おばちゃんの武器で邪神を縛り上げた。

 

「逃がすわけ無いだろ」

 

『ぐううううう!?』

 

「邪神とやら、あなたは私の大切な弟子を騙し、挙句の果てには弟子を利用し……殺そうとしました。許す許さないの問題ではありません………」

 

師匠はとびっきりの笑顔で邪神に向かって……

 

「魂すら残すつもりはありません」

 

『うぐうううううう!?私はこんなところで……』

 

「エクスプロージョン!!!」

 

師匠の爆裂魔法が放たれ、邪神を包み込み、世界は光りに包まれるのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「これで今回の件は終わりですね」

 

『よくとまぁ暴れまくったみたいだけど……この世界はどうなるのかしらね?』

 

「邪神が食らった天の神は生き返り、神樹も力を回復したみたいね。まぁ私がおまけに世界をもとに戻しておいたわ。これからは外敵が来ても対応できるように手を組むみたいね」

 

「本当に良かったですね」

 

『とはいえ、あちらの世界の彼女たちは友海たちがいたという記憶はなくなったみたいですね。まぁ邪神に利用されたこともありしょうがないとしか言いようがないですね』

 

「それでは天の神、守り神、私達は私達の世界へと戻りましょう」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

赤嶺SIDE

 

気がつくとあの世界に戻されていた。

 

「全部終わって、戻ってきたっていうことね」

 

彼女たちと一緒に戦うっていうのは悪くなかった。だけど……

 

「望み……叶えてもらえなかったか……」

 

最初から嘘だと分かっていたけど、やっぱり魂ごと消された彼を生き返させることなんて無理よね。

一人屋敷に帰ろうとした瞬間、誰かが後ろから抱きついてきた。

 

「友奈……」

 

「……その声……幻とかじゃないよね」

 

「あぁ、気がついたらここに戻ってたんだ。そしてお前を見つけた」

 

「全く……どの神の仕業かしら……」

 

願い叶えてもらえたんだ……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

友海SIDE

 

「ここは……」

 

「戻ってきたんだね」

 

私と牡丹は元の世界に戻ってきた。何だかんだパパたちに助けてもらちゃったな……

 

「私達、まだまだだね」

 

「うん、でも目標が決まったよ」

 

「何?友海?」

 

また似たようなことが起こるかもしれないし、もしかしたらこの世界が滅亡する危機を迎えるかもしれない。だからそのときは……

 

「今度こそ、私達で世界を救ってみせようね。牡丹」

 

「もう……そうね。一緒に救いましょう。友海」

 

「だって私達は………」

 

「「勇者だから!!」」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「やれやれ、気がついたらここの来ていたけど……」

 

蒼は友海と牡丹の二人を見つめながら、彼女たちの決意を聞いていた。

 

「二人が言うようなことがあったら、手伝ってやるか。勇者たちの従者としてね」

 

「それは別にいいけど……」

 

声が聞こえ、振り向くとそこには海、めぐみん、ゆんゆんの三人がいた。海は蒼に近寄り……

 

「娘と付き合うなら、僕を倒してからにしろよ」

 

「その後は私が相手します」

 

「あ、あのウミさん、めぐみん、素直に祝福してあげようよ……」

 

「駄目だ!?友海にふさわしい相手をだな」

 

「そうです。悪い男に騙されたら嫌ですから」

 

「何だかごめんね。二人ともユミちゃんのこと大好きだから……」

 

「分かってるよ。これからよろしくおねがいします」




というわけで無事に完結しました。さて次回作ですが……タイトル未定 主人公 別世界の海 ヒロイン……園子のいちゃいちゃものを書く予定です。予告として……























「ほら、海、彼女が君の婚約者だよ」

「上里海くんだよね~私は乃木園子。よろしく~」




「戦うの辛くないのか?」

「辛いけど……勇者だから……世界を、みんなを、わっしーとミノさんと一緒に守らないとね」

「……僕も一緒に戦いたいよ」






「そのっち、好きだよ」

「私も大好きだよ。カイくん」





スタートは未定です。とはいえ戦いもなくただひたすら二人がイチャイチャになる展開です。
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