上里友海は勇者である 作:水甲
私たちの前に現れたの赤嶺友奈。とある世界でパパをたぶらかしていた人だ。私は勇者に変身し、殴りかかるが、赤嶺友奈は私のパンチをいとも簡単に受け止めた。
「いきなり殴り掛かるのはどうかと思うわよ」
「パパをたぶらかしてるんだからしょうがないでしょ」
「友海、落ち着いて……その人は最終的に諦めたはずよ」
「だけど……」
「あんまりここで暴れないでほしいんだけど~」
園子おばちゃんが怒った口調でそういった瞬間、私は変身を解くのであった。おばちゃんから感じた殺気は凄すぎて従うしかなかった。
「あかゆ~だっけ?伝わってるよ~英雄だって」
「まぁ各時代の勇者たちの逸話よりかなり有名だからね。バーテックスじゃなくって人間相手に戦ったって……」
「それで三人がここに着た理由って何かな~」
「実は……」
牡丹は園子おばちゃんに説明した。邪神と呼ばれる人から悲しい運命を変えるために私達がここに来た事を……
そして私達は別世界から着たということを
「なるほどね~別世界か……とりあえず二人の名前は?」
「上里友海です」
「と……神宮牡丹です」
「……神宮。それだけで十分別世界から着たって証明になるね」
「あ、あのそれはどういうことですか?」
「上里は代々巫女の家系で、大赦では私のお家と同じくらい偉いところだっていうのは知ってるよね」
「は、はい」
「でもね。神宮って名前の人は大赦にはいないの」
園子おばちゃんの言葉を聞いた瞬間、私達は本当に別の世界から来たということを改めて認識した。そしてこの世界にはパパたちがいないということも……
「とりあえず三人はこれからどうするの?」
どうするって運命を変えるために何かをするんじゃないのかな?あれ?でも、そのためにはどうすればいいんだろう?
「まぁとりあえずは住む場所を探さないとね。そこら辺は貴方がどうにかするんだよね」
「そうなるよね~幹部の人達にお願いしておくよ~」
園子おばちゃんは仮面をかぶった人たちを呼び、しばらくしてから私達は仮面の人たちにある場所に案内されるのであった。
案内された場所は前に私たち家族が一時的に滞在していたマンションの一室だった。もしかしてここが……
「上里様、神宮様、赤嶺様。お三方が滞在している間の拠点はこの部屋になります。そして近々お隣に勇者様も引っ越してくる予定です」
それってもしかして夏凛おばちゃんのことだよね。やっぱりそこら辺は変わらないんだ……
「何か御用がありましたら、連絡をして下さい。それでは」
幹部の人はそう言って帰っていくのであった。とりあえず私達は今後について話すのであった。
「ママたちと合流すればいいのかな?」
「でも、牡丹。私達のことは話せないけど、どうするの?」
「あれでも、さっき園子おばちゃんには事情を話したのは……」
「あなた、何も聞いてないのかしら?今の彼女は神と似たような感じ。だから世界への影響は受けない感じなのよ。邪神はそこらへんの説明はしなかったのかな?」
「はい、されませんでした」
う~ん、いまいちルールが良くわからないけど、神様に近い人には私たちの事情は話してもいいってことなのかな?
それにどんなことをしたら運命を変えられるのか……
「とりあえず何かが起きるまでの間は大人しくしてましょう」
赤嶺はそう言って、床に寝っ転がるのであった。そういえば一緒に暮らすんだよね……
「あの赤嶺さん」
「何かしら?牡丹」
「貴方はどうしてこの世界に?邪神に何を言われて……」
「……それなら分かっているはずだよ。あの世界で私は死んだ海くんを蘇らせることが目的だった。それと同じ」
「それじゃまたパパを利用して……」
またパパのことを利用するなら、私はこの人のことを味方だと思えない。だけど赤嶺は首を横に振った。
「そのつもりはないわ。邪神は約束したから私の世界の海くんを復活させるって」
それじゃ信用してもいいのかな?でも、私と牡丹からしてみれば彼女と戦ったのは一ヶ月前のことだから、うかつに信じるっていうことはできない
「わかりました。一応は貴方のことを信用します」
牡丹は信用すると告げるけど、本当に大丈夫なのかな?
「まぁお互い頑張りましょう。友海、牡丹」
短めですみません。
次回くらいには勇者部と合流させるつもりです