極限の名を冠するIS   作:赤枠改

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第1話 自己紹介と男性IS適正者1号

 

 

 

 

 

俺の名前は巴 楠木(ともえ くすき)

 

この春高校生になり新しい学び舎、新しい教室、そして見知らぬクラスメイト達と青春を謳歌する普通の学生だ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

だったはずと言った方がいいかな…

 

 

(それにしてもこの視線は辛いなぁ…)

 

 

IS〈インフィニット・ストラトス〉という本来ならば女性にしか扱えない代物を男である俺はなんと動かしてしまった。

そのせいで俺はIS学園というISについて学ぶ高校へ強制入学させられた。

元々ISは女性にしか扱えないので回りは女子だらけだ。

そして物珍しさにこちらをチラチラ見てくる。視線が辛い通り越して痛い。

気分は動物園のパンダだ。

 

(ごめんなさいパンダさんあんなにジロジロ見てしまって…今ならあなたの気持ちが痛いほどよくわかります…

あっそうだ。気を紛らわさるためにお菓子でも食べるかな…)

 

そう思いバッグからお菓子を3種類ほど出す

全部出し終わったと思ったら目の前に2本のケモミミが…えっなにこれ?

 

「じーっ」

「え…えーっと」

「じーっ」

 

よく見たらケモミミのある着ぐるみを来た女子だった

えっ着ぐるみ着て登校しても大丈夫なの!?

いやそれよりこの子めっちゃお菓子見てる!

欲しいのかな!?

 

「よ、よかったら食べる?」

「良いの!?」

 

持ってきたお菓子はト○ポとハ○チュウとあと色んな味の入ってる飴だ

どれが好きなのかな?

 

「じゃあどれが良い?」

「全部!」

「……えー」

 

わかったこの子俺と同じで大のお菓子好きだ!

しかもえーって言ったらめっちゃ涙目で訴えてきた!

ええいそんな顔されても俺は乗せられんぞー!

 

「…じゃあ○ッポ一袋とハイ○ュウ3粒と飴は全種類1つずつね」

「わーいわーい!」

 

はいダメでした。

俺ああいう顔されるの苦手なんだよね…

 

「ありがとうともぴー!」

「と、ともぴー?」

「うん!巴くんだからともぴー!」

「あだ名かー、ところで君の名前は?」

「布仏本音だよーみんなからはのほほんさんって呼ばれてる~」

「そっか、じゃあこれからよろしくねのほほんさん」

「よろしく~」

 

早くも友達ができたぞ!これは幸先いいぞー!

とのほほんさんと一緒にお菓子食べていたら

゛男子゛が声をかけてきた。

 

「お前男だよな!!?」

「…男だけど」

 

開口一番に男かどうか聞いてくるとは…

確かに俺は童顔で背も小さいけど俺は男だよ!

と怒鳴りたいと思ったけど相手も動物園のパンダさん状態だったのを思ってぐっとこらえました

 

「織斑一夏だ!これからよろしくな!」

「巴楠木、これからよろしく織斑」

「一夏でいいぜ。男は俺たち二人だけだし仲良くしようぜ」

「そうだね。ならこっちも楠木でいいよ、改めてよろしく一夏」

「おう!よろしくな楠木!」

 

そうこの゛織斑一夏゛こそ男性IS適正者1号だ

男がISを動かしたとあって全世界は他にも男性適正者がいるのではと男性を対象にIS適正検査が全国で行われた。

そして俺にもIS適正があったらしい

らしいというのは検査の時に俺がISに触ったと思ったら気絶していたからだ。

目が覚めたときは病院のベッドの上、その後身体検査をしてもらったが特に異常は見当たらなかったらしいし、IS動かしたのは変わらないのでこうしてIS学園に入学させられた。

でもたしかISに触った時ずっと身につけているブレスレットが光ったような気がしたが…気絶する直前だったしまぁ多分気のせいだろう

 

一夏と男同士の熱い握手を交わしてたらちょうどよくチャイムが鳴った。

 

 

 

 

一番最初の授業とかSHRって自己紹介が定番だけどIS学園でもそこは同じみたい

チャイムが鳴ってから入ってきた先生は副担任である山田真耶先生

見た感じしっかりというよりかはおっとりしてて生徒に好かれそうな印象だ。あとデカイ…どことは言わないけど

自己紹介も名前が逆さで読んでも同じ読みという分かりやすく覚えやすい自己紹介でさすが先生と思った。(小並感)

とまぁ先生のお手本の後に出席番号順で自己紹介していき次は一夏の番だ。

…みんなの視線が尋常じゃないが大丈夫かな?

 

「じゃあ次は織斑一夏くん」

「は、はい!」

 

声裏返ってるー

あの尋常じゃない視線にやられてしまったか…

ええいやってしまったことはしょうがない!

ファイトだ一夏!自己紹介で挽回だ!決めてやれぇ!!

 

「え、えっと織斑一夏です。」

「「「「……………………」」」」

 

なにこの間!?

それよりも一夏さんなにか他ないの!?

趣味とか好きな食べ物とか!!

 

「以上です!」

 

ズコォォォォォォ

 

と一夏を除くみんなが椅子から転げ落ちた。もちろん俺もだ

とみんなが椅子に座り直してたら新しく先生が教室に入ってきた。

第一印象はすごく綺麗な人だなと思った。

山田先生がかわいい系ならこの先生は美しい系な感じ。

あとこの人もデカイ…どことは言わないけど

 

そして一夏が出席簿で叩かれた。

 

スパァァァン!!

 

出席簿ってあんな音出たっけ…

もっと軽い音だと思ってたんだけど…

 

「げぇ司馬宙!?」

「誰が鋼鉄ジーグだ!」

 

また出席簿による一撃が一夏に炸裂した

女性に対してそれはないと思うぞ一夏…

 

「お前はまともに自己紹介もできんのか」

「ち、千冬ねぇ…」

「織斑先生だ馬鹿たれ」

 

追い討ちのようにまた出席簿が放たれた

 

「はい織斑先生…」

 

やだこわい…

わかった!あの人の馬鹿力によってあの出席簿は鈍器になってるんだ!

 

「巴。今なにか言ったか?」

「いいえ!なにも!」

「次は無いと思え」

 

なんでこの人さらっとこっちの考えてること読んでくるの…

とりあえず余計なことは考えないで無心でいよう…

 

「諸君、私が担任の織斑千冬だ。君たち新人を一年で使い物になる為のIS操縦者に育てるのが仕事だ。私の言うことはよく聴き、よく理解しろ。出来ない者には出来るまで指導してやる。私の仕事は若干十五歳を十六歳までに鍛え抜くことだ。逆らっても構わんが、私の言うことは絶対に聞け。いいな?」

 

それ逆らえないんじゃないんですかね…?

ん?ちょっと待て今織斑千冬って言った?

確か織斑千冬って第一回モンド・グロッソの優勝者でブリュンヒルデって呼ばれてるあの?

そして顔立ちといいさっきのやり取りといい二人は姉弟かな?

 

「キャーーーー! 本物の千冬様をこの目で見られるなんて!」

「お目にかかれて光栄です!」

「私、お姉様に憧れてこの学園に北九州から来ました!!」

「あの千冬様にご指導いただけるなんて嬉しくも本望です!」

「私、お姉さまの命令なら何でも聞きます!」

 

ほえースッゴい人気

確かに有名人に会えて嬉しいのはわかるけど騒ぎすぎでは?耳痛い…

 

「……はぁっ。毎年毎年、よくもこれだけ馬鹿者共がたくさん集まるものだ。ある意味感心させられる。それとも何か? 私のクラスにだけ馬鹿者だけを集中させるように仕組んでいるのか?」

 

毎年こんな歓声が起きるの?

有名人って大変だなぁ

 

「きゃあああああっ!お姉さま!もっと叱って!罵って!」

「でも時には優しくして!」

「そしてつけあがらないように躾をして~!」

 

憧れ通り越して変なことになってない!?

ドM発言してる人いるけど大丈夫!?

 

「ええい黙らんか!時間がないから最後に巴。お前が自己紹介しろ」

「あっはいわかりました…」

 

いきなり振ってきた!

順番通りならまだしも急に指名されたら緊張するに決まってるでしょ!

ええい落ち着け!考えた通りにやるんだ!

 

「…巴楠木です。趣味はアニメや特撮、マンガ鑑賞です。好きな食べ物は甘いものかな?右も左もわからない状態なので仲良くしてもらえると嬉しいです…以上です。」

「及第点だな。お前ならもう少し良いのができたと思うが…まぁいい。ではこれから授業を始める!」

 

なんとか及第点をもらえました

しかしなぜ初対面の織斑先生が俺に期待しているんだ?

ま、いっか!これで出席簿で叩かれずに済む!

 

 

と心の中でガッツポーズしてたらその程度で調子に乗るなと出席簿で叩かれました。

以後気をつけます…てか痛すぎて死ぬぅ!





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