極限の名を冠するIS   作:赤枠改

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ちなみにこの世界には他のロボット作品とかはありますけどガンダム作品だけはありません



第2話 友人の幼馴染みとイギリス代表候補生

 

 

 

「ここまでで何かわからないところはないですかー?巴くんは何かわからないところとかありませんか?」

 

それから授業が始まりある程度進んだところで山田先生が俺に問いかけてきた。

今やっているのは参考書に書いてあったところだからまだなんとかついていけてる

 

「いえ今のところはわからないってところはないです」

「さすが巴くんです!では織斑くんはどうですか?」

 

ん?さすが?ここ参考書に書いてあったところだよね?

さっきの織斑先生しかり山田先生もなんか俺のこと過大評価してないか?それとも男子だから特別視されてる?

それはあるかもしれないけど今の部分は参考書見ればわかるはずだから男女は関係ないはず…

うーん考えても答えにたどり着けない。保留にしとこう…

 

まぁ俺の次は一夏に聞に顔を向けたら一夏の顔が真っ青になっていた

…あれ?どうしたの一夏、体調でも悪いの?

 

「すいません山田先生…全部わかりません……!」

「ぜ、全部ですか!?えっと他にわからない人はいませんか?」

 

良かった体調が悪いんじゃなくて全然わからなくて真っ青になっていたのかー

てか全部か…もらった参考書って電話帳並みに厚かったから今やってたところはど忘れしちゃったのかな?

と一夏がなぜわからないのか考えていたら織斑先生が一夏の前に立っていた

 

「織斑、参考書はどうした?今のところは参考書を読んでいればわかるはずだが」

「電話帳と間違えて捨てました!」

 

えーマジかよ一夏…

確かあれど真ん中に≪必読!≫ってでっかく書いてあった気がしたんだけど…

 

「必読と書いてあっただろうが馬鹿者!」

 

と案の定織斑先生による出席簿アタックが一夏に叩き下ろされた。

さらにそのあと再発行するから一週間で覚えろと無茶ぶりを言われた一夏であった…

自業自得だがかわいそうに…

 

「…貴様、自分は望んでここにいるわけではない、と思っているな?」

 

さらに畳み込むように織斑先生からの一言

その言葉を受けて一夏がビクッと動く

わかりやすいね一夏…

確かに望んではいないしこれから大変だろうけどIS乗れるしロボット好きの俺は悪くはないと思うけどなぁ

 

「望む望まないにかかわらず、人は集団の中で生きなくてはならない。それすら放棄するなら、まず人であることを辞めることだな」

「…わかりました。織斑先生…」

 

これは社会人…いや人間として生きていくためには必要な力ですね?

さすがはブリュンヒルデ、言うことが深い…

 

 

 

「ねぇ一夏ってもしかしなくてもうっかりさん?」

「いやそんなはずはない…はず…」

「ともぴーもその辺で~おりむーもそのことは反省してるんだし~」

「それもそうだねのほほんさん」

 

休み時間になり一夏と俺、そして俺の前にひょこっと現れたのほほんさんと一緒にお菓子を食べながら過ごしていた。

 

「でもさ一夏、自己紹介もあれだったけど趣味とか好きなものとかないの?」

「そうだな…家事全般は得意だしその中でも料理は好きだぞ」

「へーてっきり何かスポーツやってそうだからそっちかと勝手に思ってたけど意外と家庭的なんだね

…てかそれを言えば良かったんじゃ?」

「いや緊張しててそれどころじゃ…楠木は普通にできてたよな?緊張しなかったのか?」

「急に指名されて緊張はしてたけどある程度考えてたからね…初日だし多分自己紹介するんだろうなーとは思ってたし」

「準備してたわけか…」

「そういうこと。まぁあんましいい感じにはできなかったけどね」

「少しいいか?」

 

と一夏の趣味を聞いていたら1人の女子が声をかけてきた。

長い黒髪をポニーテールに結んでいて凛としていて見た感じ現代の大和撫子って感じの印象の子だった。

 

「…箒?」

「一夏の知り合い?」

「あぁこいつとは幼馴染みで箒っていうんだ」

「…篠ノ乃箒だ」

「俺は巴楠木。よろしくね篠ノ乃さん」

「箒でいい…」

「じゃあこっちも楠木でいいよ。よろしくね箒さん」

「よろしく頼む。ところで一夏を借りてもいいか?」

「えっここじゃダメなのか?」

「ダメではないが…」

 

幼馴染みだって言ってたけど、一夏の反応を見るに久しぶりに会ったって感じかな?…箒さんを見る限り間違っては無さそうだな

久しぶりに会う幼馴染みだし話したいことは色々あるんだろうか?

なぜか一夏は渋ってるけど…まぁ俺と話していたし先客が大事なんだろう

でもここで変に拗れて言い争われでもされたら空気が悪くなるしここは箒さんに加勢しますかな

 

「まぁまぁ一夏、箒さんとは多分久しぶりに会うんでしょ?」

「そうだけどよくわかったな?」

「二人の会ったときの反応が最近会ったようには感じなかったからね。それよりも一夏、箒さんは久しぶりに幼馴染みに会ったんだから幼馴染みとして色々と話したいことがあるんじゃない?

「ん、そうなのか箒?」

「あ、あぁ!そうなんだ一夏!」

「そっか、じゃあ行くか箒」

「あぁ!楠木、お前はいいやつだな!」

「大げさでは?まぁ二人ともいってらっしゃーい」

「いっへらっふぁーい!(もごもご)」

「口に物を入れながらしゃべらないの」ポスッ

 

うーん箒さんのあの反応からみて一夏に片想いしてるのかな?しかし一夏を見るに全然気づいてない模様…

一夏ってイケメンだしライバル多そう…こりゃ大変だぞ箒さん

あと食べながらしゃべってたのほほんさんをほんの軽くチョップした

 

「あいた!ムー!」

「ムーじゃないムーじゃ、あと痛くしてないでしょ…食べながらしゃべらないのはご飯でもお菓子でも変わらないよ」

「それはそうだけどー…ムー…」

「……お菓子あげるから機嫌直して」

「わかったー!」

 

困った顔とかってやっぱり苦手だな…

それにしてのほほんさんはお菓子好きだなー

 

 

 

そして次の休み時間

先ほど一夏を連れ出した箒さんも混じって4人で俺の机のところに集まっている

最初の1人に比べたら3人も増えて賑やかになったなぁ

しかし朝から変わらず視線を感じる

視線を感じるからか話がなくお菓子だけを食べている状況だ

見た感じ違うクラスの人たちは廊下からこっちを見てる

違うクラスだからねわかるわかる。

でも同じクラスの人たちもこっちを見てるんだよなぁ

話しかけていいよオーラ(?)って感じにだいぶオープンにしてるはずなんだけど誰も声を掛けてこない…

気兼ねなく話しかけてほしいんだけど、やっぱりこっちから声をかけるしかないのかな…

 

「ちょっとよろしくて?」

「へ?」

 

声をかけるべきか否かを考えていたら声をかけられた

顔をあげると金髪で縦ロール、そして綺麗な碧眼を持つ女子が立っていた。

 

「何ですのその呑気な返事は?この私に話し掛けられるだけでも光栄なのですから、それ相応の態度というものがあるのではなくて?」

「ごめんなさいちょっと考えごとしてて…ところであなたは?」

「知らない?イギリスの代表候補生にして入試首席の、このセシリア・オルコットを!?」

「は、はい…」

 

そしてオルコットさんは一夏にも聞いたが知らないと言われ、そんな馬鹿なと言いたげな顔をして固まってしまった

固まってしまったオルコットさんをどうしようかと考えていたら一夏が俺を指でつっついてきている。何かあったのかな?

 

「どうしたの一夏?」

「なぁ楠木、代表候補生って何だ?」

 

ズコォォォォォ

 

本日2度目のずっこけが教室の周りに起きた…

みんながずっこけるようなことが1日に2度も起きるなんて今後無いんだろうなぁ

しかし言った本人は本気でわかっていないようだ

 

「い、一夏。代表候補生っていうのは読んで字の如くISの国家代表のその候補だよ…」

「そうなのか、サンキュー楠木」

「字面でわかる気がするんだけど…」

「信じられませんわ!」バァン!

 

オルコットさんが怒りに任せて俺の机を思いっきり叩く

叩いた衝撃でお菓子が落ちそうになったがのほほんさんがすかさずキャッチ!

ナイスのほほんさん!とサムズアップをしたらのほほんさんは笑顔で答えてくれた

のほほんさんのおかげで大事なお菓子が床にぶちまくという惨事は回避できたのでよかったよかった

 

「代表候補生のこともわからないでよくこの学園にこれたものですわ!まぁでも?貴族として下々に手を差し伸べるのがわたくしの務め。泣いて頼めば特別に最初からご教授してあげても良くってよ?何せ私は入試で教官を倒したエリートですから」

「それなら俺も倒したぞ、教官」

「「「えっ」」」

 

その一言で周りのみんなが反応した

オルコットさんも「私だけと聞いたのですが?」と震えながら一夏に聞いたが「女子の中ではってことなんじゃないか?」と言われひどくショックを受けた

しかしそれだけでは終わらなかった

 

「その試験、楠木はどうだったんだ?」

「お、俺?俺も勝った…はず?」

「はずってなんだよ?」

「いやISにさわる直前と試合が終わった後のことしか覚えてないんだよ…でも担当してた人が『まさか負けるなんて思わなかったわ』って言ってたから多分勝ったんだと思う」

「なんで記憶がないんだ?」

「…さぁ?」

 

と入試について話していたらオルコットさんや周りのみんな、箒さんやのほほんさんまで口を開けてポカンとしていた

えっどうしようこの状況…

と困惑していたらちょうどよくチャイムが鳴った

そしてチャイムが鳴ったことで我に返ったオルコットさんが

 

「後でまた来ますわ!逃げないことね!」

 

と言い放ち席に戻っていった

それに合わせてみんなも席に戻っていく

そして先生が来るまで俺は

 

『なぜ試合している時の記憶がないのか』

さっき話したからかこのことが頭から離れなかった






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