System Mind──── 機械の少女は涙を流す 作:feel0330
冬樹が機械少女の後を追って、屋上から最上階に行くと、機械少女の姿はどこにもなかった。
「どこに行ったんだろう…?」
フロアーには人影は一切ない。
まぁ、最上階には僕以外の人は住んでないから、あの機械少女以外が、いるはずないんだけど。
冬樹は両親の死後、最上階とその一階下、十四階には人を入れないようにした。
これは、人を見たくないからと言う理由が大きかったし、音楽を聴くときにイヤホンやヘッドホンをなるべくつけたくないからと言う理由もあった。
冬樹は機械少女を探すのを一旦諦めて、自分の部屋に入った。
冬樹の部屋はエレベーターから一番遠い1505室だ。
この部屋に住んでいる理由は先のものと同じだ。
冬樹が部屋に入ろうとカードをポケットから出そうとすると、ポケットに入れたはずのカードがないことに気付いた。
おそらく、飛び降りた時に国道に落としたのだろう。
冬樹が諦めて管理人室に呼びを取りに行こうとすると、ドアが勝手に開いた。
「どうして、ドアが…」
あっけにとられていると、ドアの中から機械少女が顔を出した。
「そんなところで立ってないで、入ったらどうですか?まさか、飛び降りたショックで自分の部屋も忘れてしまいましたか?」
「なんで、君が僕の部屋の中にいるんだ?」
冬樹と機械少女は出会ってから一時間も経っていないし、自分の部屋のことなんて一言も話していない。
それなのに、機械少女は冬樹の部屋を知っている。
さらに、自分の部屋の中から現れた。
冬樹が困惑していると
「未来の機械少女なら、カードなんて無くても開けられますよ」
機械少女は少し、自慢げに言うと、部屋の中に入って行った。
冬樹はオートロックのドアが閉まる前に、急いで部屋の中に入った。
◇◇◇
部屋に入ると、キッチンの方から物音がした。
その音の正体を確かめに行くと、機械少女がなにかしているのが見えた。
「何、してるのかな?」
「キッチンですることなんていくつもありますか?」
機械少女はこちらを見ずに、応える。
キッチンですること…。
普通は料理だろうけど、両親が死んでからコンビニでご飯は済ませていたので、食材は何も入っていない。
となると、答えは一つ
「カップラーメン…?」
機械少女は無言でカップラーメンの入っている棚を開くと
「がっふ!」
冬樹の顔に投げつけた。
「大事な食料に何するんだ!?」
「女の子がこんな時間に、そんな美容の天敵を食べると思いますか!?」
機械少女に言われ時計を見ると、時計の針は二時を指していた。
確かにこの時間にカップラーメンは太るけど、機械少女って太るのか?
そんなことを思ったが、口にすると今度はナイフが飛んできそうなので、胸の中にしまった。
「そこに居ても邪魔になるだけなので、ソファーにでも座って待っていてください」
機械少女が本気で不機嫌に見えたので、言われた通りにリビングにあるソファーで待つことにした。
そんなに、カップラーメンが嫌いなのか?
しばらく待っていると、機械少女がトレイを持って、リビングに入ってきた。
機械少女はそのトレイを冬樹が座るソファーの前の机の上に置いた。
トレイの上には紅茶が置かれていた。
「紅茶なんて買った覚えないけど…」
「棚の奥にしまっていたので、出しました。どうせ残していてもダメになるだけでしょうから」
きっと、母さんが買っていたやつだな。昔はよく飲んでいたから、その残りだろう。
でも、確かにわざわざ紅茶を飲もうとは思わない。
「君は紅茶、好きなの?」
「いえ、どちらかと言うとコーヒー牛乳のほうが好きですね」
「じゃあ、なんで紅茶を?」
「紅茶を飲むのに、いちいち理由がいりますか?」
なるほど、あったから飲むというだけのことか。
「まぁ、しいて言うなら紅茶を飲むとリラックスできるからでしょうか」
理由、あるじゃん…。
でも、確かに紅茶から漂ってくる甘い香りをかぐと、心が落ち着く気がする。
紅茶の入ったティーカップを手に取り、顔に近づけると、さらに香りが濃くなった。
十分に香りを楽しんだ後、口に入れると紅茶の味と温かさで、思わず顔がほころんだ。
機械少女はその顔を懐かしそうに、眺めていた。
「紅茶ってこんなにおいしかったっけ…」
今までの紅茶は不味くはないけど、おいしいとは言えないものだった。
けど、この紅茶はなんだか心が癒されていくような味がした。
味の感想ではないかもしれないけど、とても優しい、包み込むような味がした。
「紅茶一杯でそんな顔ができるなんて、幸せ者ですね」
機械少女に話しかけられて、初めて自分が泣いているのがわかった。
「あれ、どうしてこんな…」
泣く要素なんて一つもなかったのに、なのに、どうして涙が止まらないんだ。
冬樹の目からは一つ、また一つと涙の粒が床に落ちて行った。
「いつまでも泣いてないで、話をしませんか?」
機械少女が困ったような顔をして、冬樹に話しかける。
「そ、そうだった。なんで、僕の自殺を止めたの?」
「どうしてだと思います?」
機械少女が意地悪そうな表情で冬樹に聞き返す。
「まさか、僕を学校に行かせる気?」
「面白い冗談を言いますね」
別に、冗談のつもりはなかったんだけど…。
「私はあなたに、私のお手伝いを頼んだんですよ?それがなぜ、あなたの更正を手伝うみたいなことをしなくちゃならないんですか?」
そういえば、屋上で会った時にお手伝いがどうとか言っていたな。
「私は別にあなたが不登校になろうと、廃人になろうとかまいません。ただ、生きて私のお手伝いをしてくいただければそれで」
廃人にはならないと思うけど…。
「それで?そのお手伝いって何?」
「それを話すにはまず、私のことを少々理解してもらわないとだめですね」
そう言って、機械少女は語りだした。
読んでいただきありがとうございます!
そろそろ、後書きを何書けばいいのか分からなくなってきました...(早すぎる行き詰まり
と!いうことで私の小話でもしていこうかな、と思います!
暇つぶしにでも、読んでみてください!
ある日
私 (餃子が食べたい!)
(そうだ、友人Aなら基本いつでも暇してるから誘ったらokしそうだな)
プルルルル、
A 「どしたー?」
私 「餃子食べたくないですか?」
A 「そういや、最近食べてないなー」
私 「だったら──」
A 「今晩、うち来いよ。餃子食べようぜ」
私 (Aの家から店に行くのかな?)
「わかりました。では、時間になったら行きますねー」
午後6時頃
ピンポーン
私 「A-きましたよー」
A 「おう、待ってたぞー。はよ上がって」
私 「お邪魔しまーす」
家に入ると、
私 なんかホットケーキ焼くような奴が置いとる!
A 「始めようぜー」
私 「もしかして、食べに行くんじゃなくてここで焼くんですか!?」
A 「そうだけど?」
私 まじですか...。
私 「材料とかは、あるんですか?」
A 大量のビニール袋に入った食材たちをもって
A 「おう、昼間に買ってきた」
私 「準備いいですね...」
A 「さっさと焼いて行こうぜ」
こうして餃子パーティーが始まった。
私 (まぁ、餃子食べれればなんでもいっか)
餃子はとってもおいしかったです。