「は~」
今日は疲れた。
西片と自転車の二人乗りの練習をしているのだが、まだ下手くそ。
後ろに乗っているだけでも、バランスをとったり、飛び降りたり。
なかなかヘビーな運動になるのだった。
制服のままソファーに埋もれる私。
「どうした、残業しすぎたOLみたいだぞ」
お父さんがリビングにやってきて、声を掛けてくる。
OLみたいと言われるのはそれほど嫌な気がしなかった。
大人の女って感じがする。
「残業しすぎたOLさんはどうやって疲れを取るの?」
そう聞いてみると、お父さんは人差し指を立てて、こう言った。
「マッサージだ」
マッサージ……。
なんという魅惑的な言葉。
リゾート地でうつ伏せになり、女の人から全身を揉んでもらうイメージが浮かぶ。
「お父さんがやってやろうか」
あぁ……思い描いていたイメージが壊れていく……。
そして裸の私をモミモミしようとするお父さんのイメージが……。
セクハラだ……。
疲労困憊の私は、想像して更に眉根をよせた。
「結構みんな、足裏とか手とかのマッサージをやってるぞ」
なるほど、なるほど。
そういうやつか。
なんかお手軽でいいかも。
「お願いします」
軽く頭を下げつつ、マッサージを依頼した。
すぐにお父さんは、私の足元にどっかりと座った。
カーペットの上に直に座っている格好。
急いで私は広げていた脚を閉じる。
「じゃあまずは、足からだな」
お父さんは私の靴下をするすると、ゆっくり脱がせていった。
靴下を脱がされるなんて自分の記憶にはないことなので、変な感じ。
でも私が小さいころはお父さんは普通にやっていたんだろうなあ。
お父さんは脱がし終わった靴下を置いて、足の裏を手にとった。
大きな手が優しく左足を揉んでいく。
「んっ……ふぅうっ……」
思わずこれが漏れる。
凄く気持ちいい。
足指の間を揉まれるのも初めてだし、土踏まずを押されるのも初めてだった。
「あっ、あ~~」
思わず声が出てしまう。
お父さんは指でアキレス腱を伸ばしていく動きを繰り返した。
なんという快楽。
これがOLの楽しみなのかぁ。
左足が終わると右足へ。
もはやお父さんのテクニックの虜だ。
次は腕周りらしい。
腕も気持ちいい。
うっとりと半眼になっていく私。
この世にこんなに気持ちいいことがあったなんて……。
自転車の二人乗りの練習、絶対続けよっと。
「手足はもう終わりだが、どうする」
えっ、もう終わり?
そんなのやだ。
もっと、もっとして欲しい……。
お父さんにねだるような目線を送る。
「肩も揉むか」
その言葉を聞いて、私は思いっきり首を二回縦に振った。
心なしか嬉しそうなお父さん。
きっと褒められてるような気がして気分がいいんだろうな。
肩と首を撫でるように、優しく押される。
肩こりなんてなってないと思うけど、それにしたって気持ちがいい。
首の骨の周りを二本の親指でぐいぐいと指圧するお父さん。
少しだけ強めのマッサージがまた、うっとりとするほど快感だった。
「はぁ……んっ……」
押されることで声が漏れる。
「どうだ、痛くないか、初めてなんだろ、無理するなよ」
優しい声をかけてくれるお父さん。
いつも格好いいけれど、今日は一段と素敵な父親に見える。
なんというか、まるで恋人を見るような目つきと言うか。
後ろから顔を覗き込んでくるという状況もあって、ちょっとドキドキする。
「痛くないから、んっ、続けて」
首が終わったのか、そのまま指は下の方へ。
背骨を中心に揉んでくれる。
はぁぁぁ。
これは……。
「ちょっとまって、これ座ってるより寝たほうがいいんじゃない」
私は思わず提案する。
絶対その方が気持ちいい。
「そうか、じゃあベッドに行くか?」
「う、うん」
私の部屋に移動する。
ベッドに寝そべる私に覆いかぶさるように、お父さんが跨った。
背骨の周りを指圧されていく。
もう身体に力が入らない。
「次は臀部だがどうする」
臀部……?
どこだっけそれ。
いや、もう何も考えられない。
とにかくマッサージを続けて欲しい。
「おねがい」
それだけいうと、すぐにお父さんはおしりの方に指圧を開始する。
あぁ……お尻を揉まれて気持ちよくて仕方ない。
臀部ってお尻かぁ。
中学生にもなってお父さんにお尻を触られるなんて……。
いや、そんな細かいことどうでもいい。
こんな気持ちいいことしないなんて信じられない。
お尻と太ももを丹念に揉み込まれていく。
この時間が永遠に続いて欲しい……。
「リンパマッサージもするか?」
なにそれ……。
もうよくわかんないけど、マッサージしてもらえるなら何でもいい。
「して」
「じゃ、仰向けな」
一度お父さんが私の上からどいた。
仰向けになるんだ……。
くるりと身体を回転させる。
いつも寝るときに見える天井。
そこに慣れない感覚が発生する。
私の太ももを包み込むようにお父さんの太ももが当たる。
「リンパは脚の付け根に集中しているからな」
そうなんだ……。
お父さんは膝から上に沿って手を滑らせていく。
スカートがほとんど捲れ上がってしまった。
太ももから股間の方へと何度も何度もマッサージが行われる。
くすぐったい。
くすぐったいけど、とっても気持ちいい。
なんかもう、何もかもどうでもよくなってくる。
スカートが完全に捲れてしまってることも。
はしたなく脚が開いていることも。
ああ、絶対ぱんつ丸見えだよ……。
でも、マッサージをやめて欲しくない……。
今日はどんなぱんつだったっけ。
エメラルドグリーンの水玉のやつだったかな。
あれはお気に入りだからいいか……。
「じゃあ、次は胸だな」
次は胸かあ。
お尻や太ももがこれだけ
胸を揉んでもらったら気持ちいいんだろうなあ。
「ってお父さんの馬鹿ー! セクハラー!」
お父さんは私の投げた目覚まし時計を顔面に食らって吹っ飛んだ。
まったくもう。
あやうく胸も揉んでもらっちゃうところだったじゃない。
お父さんはマッサージが上手すぎるから用心しないと駄目みたい。
今度、西方にもマッサージしてもらおうかな。
同じ順番だったらどこまで行くだろう。
お尻の時点で照れちゃいそう。
ふふふ、楽しみだな。
ううっ、そろそろネタが切れそう……。
感想でなんかヒントいただけますと幸いです。