灰と幻想のグリムガル 難易度Hard   作:這いよる深淵より.闇の主人

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それではどうぞ


"目覚めよ"《アウエイク》

"━━目覚めよ(アウエイク)。"

 

 

 

俺は誰かの声が聞こえたような気がして、目を開けた。

 

 

...暗い。ああ、なるほど始まったのか 

 

 

とりあえず回りを見渡す。小説の通りだ

 

壁には小さな蝋燭が間隔をあけていくつもあり、ずっと先へと並んでいる。こんなにあるのに意外と上の方にあるらしく、俺の回りの状況が(うっすらとなので)よく分からない

 

 

手を伸ばし、壁に触れると硬くてゴツゴツとしている。壁ではなく岩のようだ

 

 

原作と全く同じだ。

とうとう来てしまったようだ

 

"グリムガル"に・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

何故俺がこんなところ(グリムガル)にいるのか、という疑問は今から大分前(・・・・)にあった出来事を話すことで説明するとしよう

 

 

俺は気がつくと見知らぬ空間にいた。

簡単に言うと周り一面が真っ暗で、しかし俺の半径1メートル内は弱い光のスポットライトで照らされているかのごとく少しだけ明かるい

 

そして俺は黒い椅子に拘束されている。

 

「はて、誘拐でもされたかな?でも普通の一般家庭である俺の家に金なんて今月の生活費しかないぞ?」

家族はみんな死んでいないしな、と付け加えるように言うと...

 

「ようこそ、此処は"転生の間"!貴方は神々の娯楽の為に二次創作の世界に転生して貰います!」

いきなりテンションが高い男の人が現れた

 

「は?」

突然のことに驚いた俺はそんな返ししかできなかった

 

 

 

□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□

 

 

 

 

冷静になった俺は目の前の男性に詳しい話を求めた。そしてわかったことが三つ

 

一つ目、俺は今から二次創作のテンプレ小説のように異世界へ特典をもらい、転生するということ

 

二つ目、これは目の前の人含めて神様の退屈をまぎらわせる恒例イベントのようなものらしいので拒否権はないとのこと

 

最後に、俺が選ばれた理由はいなくなっても誰にも迷惑がかからない人間を調べてくじ引きで選んだ結果らしい

 

 

「はあ、そうですか。というかいなくなっても誰にも迷惑がかからないって酷くないですか?」

 

「ん?引きこもりバイト生っていなくなっても困らなくない?

あー店長とか他の人が迷惑するか。ま、いいだろ」

 

「確かにそれぐらいにしか迷惑かからないか

学校にもいってないし」

 

 

「そうそう。

それで転生する世界と特典なんだけど...はいこれ!」

 

ズイッと、目の前に差し出されたのは弓と矢六本

そしていつの間にか的が準備されている

 

「俺、弓矢使ったことないんですが...」

 

「まあいいから!」

そう言われて射った矢は検討違いの場所に行かず、高速で回転する"行き先"と書かれた的に当たる

 

「さ~て!転生する世界は~

おおっ!"灰と幻想のグリムガル"だね!」

 

あぁ、あれね。原作小説、漫画、アニメ全部みたわ

 

あの世界ってなかなかにヤバい世界だよな

 

 

「じゃあ次!どんどんいってみよう!」

 

 

 

 

 

 

 

 

どんどん射った結界がこちらです

 

"行き先"

灰と幻想のグリムガル

 

"容姿(二次キャラから選ばれます)"

ハルヒロ(出典"灰と幻想のグリムガル")[憑依]

 

"モード選択"Easy、Normal、Hardの三つから一つ

Hard

 

"特典二つ"

直死の魔眼(出典"空の境界"両儀式)

 

 

"死に戻り(出典"Re:ゼロから始める異世界生活"ナツキスバル)"

 

"自身の身体のステータス補正"

能力使用時のみ

 

 

「なかなか面白そうだ!

それでは頑張ってね!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

以上でグリムガルにきてしまった原因の説明を終えさせてもらう。

 

それともう一つ付け足すと、俺があの後起きて直ぐにグリムガルへ飛ばされたのではなく、俺が住んでいたような普通の世界に生まれ、そこにはチョコ(・・・・)がいて、幼なじみになって俺が高校に上がるかぐらいの時に此処に飛ばされた

 

 

 

さ~てと、この状況...俺は話しかけた方がいいのか?でもこのままでも埒が空かないか

 

という事で声をかけてみることにした。

 

 

 

「え~と、もしかして誰かいる...かな?いたら返事をしてくれないか?」

 

言ってみると色んな反応がかえってきた。

 

 

 

「あ、うん」

 

と男の声(モグゾーかな?)

 

 

 

「.....います」

 

と女の声(シホル?)

 

 

 

「ああ」

 

と、男が短く応じる。(レンジだな)その他にも

 

 

 

「...やっぱり」と誰かが言い、そこからどんどん会話が生まれる。人数は俺を含めて...11人もいるようだ。

 

 

 

「さて...と、行くか」

 

俺は立ち上がると、壁伝いに蝋燭が続いている方向に向かう。「何処に行くんですか?」という質問に、蝋燭を辿っていく.と短く答えた。すると続いてハスキーな低い声の男が「じっとしてたってしょうがないしな」と、着いてきた

 

後ろを見るとわかってはいたが銀髪で怖そうな顔があって驚いた。

 

 

 

「先いっていいぞ」

 

何となく先に進めると男は「ふんっ」と歩いていく、その後を他の皆が続いてく、(途中でもちろん俺も列に加わった)

 

 

 

しばらくすると先に行った銀髪の男が止まった。どうやら鉄格子があって進めないらしい。男は鉄格子に手をかけ、開けようと激しく揺さぶる

 

 

 

「開くぞ」

 

と一言、鉄格子の扉が開く...が、外に出られると思ったが違うらしく、また上がっていって、今度こそ上に着きいた。今回は開けようとしても開かないようで、鉄格子を叩き、大声を上げて開けるように叫ぶ。

 

するとそれに続いて他の人が「おーい、開けてくれ!おーい」と大きな声を出して間もなく、誰かが来たらしく扉が開き、全員が出られた

 

 

 

 

 

「街かな?あれは...いや、城のようでもあるな」

 

誰かが疑問を口にしだか直ぐに自分で訂正した。気になったのでそちらに目を向けると、確かに街でも、城でもあるようにみえた。

 

へ~やっぱり実物は違うなぁとしみじみ思っていると視線を感じた。あーそういえば原作での案内人が確かいたな。そいつか

 

 

 

「.....あの」

 

すぐ後ろにいた小柄な女の子が、訪ねてきた。(シホル可愛ぇぇ)

 

 

 

「....ここって、どこなんでしょうか」

 

 

 

「う~ん、俺には分からないかな。ごめん....でも、二人の兵士の格好してる人か、そこの人に聞けば分かると思うよ?」

 

俺の指した方を皆がみるが、誰もいないので俺のことを意味わからないこと言ってやがる的な視線を送ってくる。

あれ?みんなは誰からか視られている感じはなかった?

 

 

原作を知ってるから視線にも、気づいたのかな? と、考えていると「よく分かったね~私を見つけるとか凄い凄い!」と女の人が出てきた

 

 

 

「...まあ、視線には敏感なんでね」

 

「ふ~ん....ようこそグリムガルへ!案内人のひよむーでーす。よろしく! 説明は目的地に着いてからなので

 

案内担当である私についてきてね!じゃあ行くよー! あ、早く来ないと問答無用で置いていきますからねー」

 

と、歩いていく。それを例にもよって銀髪の男が着いていき、その後を皆が着いていく

 

 

 

街に移動する際に、軽く自己紹介をした

 

 

 

赤毛で天然パーマなのがランタ

(原作通りうるさい)

 

 

身長180は越えているらしく、とても大きい。しかし体格に似合わず、とても温厚なモグゾー

 

 

 

気弱そうな女の子はシホル

(マジ可愛い)

 

 

お下げの女の子がユメ

(美少女二人とか最高です)

 

 

みんなの中で一番背が小さく、マスコットのように可愛らしいチビちゃん

(チビちゃんも可愛い....ん?)

 

ついでにチャラい男のキッカワ

 

 

 

計六人の名前を聞けた。

 

おかしいな何故にチビちゃん?

 

そういえば今まで気にしてなかったけど、俺たちを導いてくれるはずのマナトは何処へ?!

 

え、これからどうすればいいんだ?

 

考え込んでいると、丁度ついたようで、ひよむーがオルタナ辺境義勇兵団レッドムーンの事務所だと紹介し、ひよむーに続いて全員が店に入っていく。

 

 

カウンターには一人の....オカm...男性がいてその人にお辞儀をし、一言俺たちをよろしくとブリちゃんに言うと、なにかしら耳打ちをしてひよむーは

「ばいばーい頑張ってねー」と出ていった。

 

 

 

目の前の...ブリちゃんは何度かうなづきながらも俺を睨み付けて、「いいわ」と上体を起こした

 

 

 

「歓迎するわ。私はブリトニー。ここオルタナ辺境軍義勇兵団レッドムーン事務所の所長兼ホストよ。所長って呼んでもいいけど、ブリちゃんって呼んでもいいわよ? ただしその時は、親愛の情をたっぷりこめてブリちゃんと呼ぶのよ?」

 

 

 

自己紹介が終わると銀髪の男(レンジ)はカウンターに歩み寄る

 

 

 

「質問に答えろ。オルタナの町ということはわかったが。義勇兵?辺境軍?それはなんだ。そして俺はどうしてここにいる、知ってるなら話せ」

 

 

原作通りの態度で、一応所長で偉い人のはずなのにレンジはブリトニー所長に対して威圧的に質問をする。

当の本人は怪しい笑みをうかべ。

 

 

 

「威勢がいいわね。好きよそういうの。あなた名前は?」

 

 

 

「レンジだ。俺はお前みたいなオカマ野郎は好きじゃなi」

 

 

 

レンジがそう言い終わる直前、ブリトニー所長の目つきがかわりナイフを片手にレンジに突っ込んできた。

 

 

 

速い。それでいて動きはとてもなめらかだ。自然にレンジの首の前にナイフを突きつけて、

 

 

 

「レンジ、いいこと教えてあげる。アタシをオカマ呼ばわりして長生きできたやつは一人もいない。あんたは察しがよさそうだし、アタシが言ってることの意味はわかるわね?

アナタも...口に出さないだけいいけど...」

 

 

 

「フンッ...殺れるものなら殺ってみろよオカマ所長」

 

互いにしばらく無言、一触即発の空気だった。しかし先に折れたのはブリトニー所長だった

 

というかよくわかったなこの人

 

 

 

「ま、ここで重要な戦力を無くすのも惜しいし、止めたげるわ」

 

しかしレンジはなおも好戦的な笑みを浮かべて何かを言おうとしたので俺が割って入る

 

 

 

「すいません所長、今の戦力って、どう言うことですか?」

 

 

 

レンジに睨まれたが、無事にブリトニー所長は元々座っていたカウンターに戻っていく。

 

 

 

「あなた達には1つの選択をしてもらうわ。義勇兵になるか、ならないか...をね」

 

 

 

説明を聞いて簡単にまとめると、この辺境にはモンスター呼ばれる怪物がいて、辺境軍は街を守るのに手一杯なので、義勇兵というものがいて、義勇兵はモンスターを倒して金にし、生活をする。

 

ブリトニー所長は、義勇兵になると言えば、10シルバー(これぐらいあればある程度は暮らせると言っていた)と見習い章(最初は見習いからで、20シルバー払うと団章が貰える。それで立派な義勇兵になれるらしい)

 

逆にならないと此処で生活していくのは大変らしい

 

 

 

しかし、これ以上の情報は何も教えてもらえなかった。他のことは自分で調べろということらしい。

 

 

 

目の前の10シルバーと見習い章をレンジが取るとそれに続くようにみんな取っていくと、仲間を決めてレンジ達は出ていってしまった。

残っているのはシホル、ランタ、ユメ、チビちゃん、俺だ

 

....ん?あれ、モグゾーは?

 

 

「あなたたちはどうするの?」

 

ブリトニー所長は俺たちにそう問いかけてきた。

 

マナトがいないのがキツいが...

 

とりあえず生きるためには義勇兵になるしかないよなぁ

 

 

 

袋を掴むと俺にだけ聞こえる声で、期待してるわぁと言ってきた。

 

俺に期待するだけ無駄だと思うんだけど。なんて思いながらもまだ迷ってる4人に声をかける

 

 

 

「とりあえず明日を生き抜くことを考えよう。見習いにならないよりなった方が少なくても明日、生きている可能性が高い」

 

 

 

全員が受け取ったところで、キッカワが情報収集に行った

 

 

 

すると一人の男が入ってきた。その男はブリトニー所長にクズオカと呼ばれていた。

 

 

 

その男は俺たちを品定めするような目つきでざっとみると、「チッ前線によさそうなのがいねぇじゃねぇか」と、ため息をついて出ていってしまった

 

 

「あんた達、アタシも暇じゃないんだからいつまでもそこにいるんなら放り出すわよ?」

 

 

 

あ、はい

 

 

 

 

 

事務所前で俺含め五人は立ち尽くしていた。

 

 

 

「 ......どう、しましょう?」

 

意外にも最初に話したのはシホルだった

 

 

 

「まずは情報収集からだね。

...少しだけ此処で待っててくれ必要最低限の情報を集めてくるから」

 

 

 

「おーし、ハルヒロ行ってこーい」

 

 

 

「はぁ、ごめん待っててね。なるべく早く帰ってくるから」

 

原作通り偉そうな態度のため、少しピリピリとした感じでため息をついてから女性陣にそう言った。

 

 

 

「さてと、ある程度のことなら原作知識で知ってるし...とりあえず両替してくるか

 

...あ、道わからん」

 

 

 

 

 

 

 

少し歩いた所に、串焼き肉の屋台があったので此処で聞くことにした。

 

「すいませんこれください」

 

そう言い、銀貨を渡す。こうすれば

 

 

 

「すまんがにいちゃん、1シルバーじゃなくて4カパーなんだよね。お釣り出せないしカパーで出してくれない?」

 

 

 

「ごめんなさい。今、1シルバーしかないので100カパーに両替したいんですが、何処に行けばいいんでしたっけ?ド忘れしてしまって」

 

 

 

「この市場を南、天望楼側から出て、三本目を左に曲がってすぐのところにヨロズ預かり商会って所があるんだが、そこでできるよ」

 

 

 

「ありがとうございます。」

 

 

 

言われた通りにしばらく歩くと、看板にヨロズ預かり商会と出ていたので中に入る。

 

すると、煙管を口にくわえている少女(四代目ヨロズ)に両替と、ここでは金や物を預かって貰えることと、金を預ける場合は百分の一とられ、物を預ける場合は五十分の一だと教えてもらい、1シルバーを両替してもらい、商会をでた。

 

 

 

「お金の事は大丈夫だし、宿屋もついでにさっき聞いたから大丈夫。ギルドのことも...まぁ説明できるだろ

よし戻r...」

 

戻ろうとしたがさっき商会を教えてもらった串焼き肉の屋台がみえた。

あれは1個4カパーだったよな...4人で16カパー俺の分も混ぜて20カパー...まぁそのぐらいの出費は問題ないだろ

 

 

 

俺は5こ買うと事務所へ向かった

 

 

 

 

 

 




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