灰と幻想のグリムガル 難易度Hard 作:這いよる深淵より.闇の主人
串焼き肉を持って事務所前に行くと、ちょっとした騒ぎになっていた...ああーそういえばランタがシホルのことを泣かせちゃうやつがあったな
原作通りのランタに呆れながら小走りで近づくと俺の予想とは真逆の展開になっていた
涙目のランタに、少し怒り気味の三人の女性陣
「戻ったよ...って、えっと...なにがあったの?」
声をかけると四人とも此方をみる。ランタは俺が持っている串焼き肉をみると、ケッと苛立ちげに言うと串焼き肉を俺から一本取り上げ、少しはなれた場所にいくと食べ始めた
「それがな~ハル君が情報収集に行った後にな?ランタが大きな声で怒鳴ってな?それでシホルが不安もあって泣いてしまってん」
4人にさせずに残れば良かった
「それで?そこからランタが涙目になってた理由とか聞けるかな?」
「チビちゃんがな~ランタに言い過ぎだよ!とかな怒ってな?それでランタがああなってしまってん」
「はぁ、シホル大丈夫だって。今はまだ分からないことだらけで不安だろうけど、まだ一日目だし、前向きに考えよう」
返答はなかったけど少し頷いた気がした
「はいユメ、シホル、チビちゃん串焼き肉」
シホルの分と合わせて3つ渡す
「え、でもこれハル君のお金で買ったんやろ?」
「5つ食べられると思ったんだけど買ってみて意外に大きくてさ、食べられそうにないんだよね。食べてくれないかな?」
三人は迷っていようだが、美味しそうな匂いにまけたらしく、食べ始めた。
「チビちゃんもランタに怒ってくれてありがとうな」ナデナデ
「ッ?!...たいしたことしてない」
チビちゃん可愛すぎ&撫で心地最高だわ...と、癒されていると俺の手に残っていた最後の串焼き肉が唐突にとられた
「これ旨いなハルヒロ」
そう言い、肉を頬張るランタ...ふむ、コイツ2つも食いやがったな?
「よろしいならば......はぁ」
本当はマナトから説明かあるはずだったのだが、いないものは仕方がないので代わりに俺が説明する
まず始めに、俺たちはギルドというものに所属しなければならないということ
そこで技術を学ぶのは当然。それだけでなく、なにかと後ろ盾にもなるので入った方がいいと説明した
その入会金は8シルバーもして、期間も1週間らしい。と伝えたところランタが文句を言いそうになったところで視線だけで黙らせる
そのギルドにも色々あり、戦士、魔法使い、神官、狩人、盗賊、暗黒騎士、聖騎士があり、一応原作通りに戦士はランタ、魔法使いにシホル、神官はチビちゃん、狩人はユメ、最後に俺は盗賊に決めた
それを伝えたあと、それぞれのギルドに向かい、1週間経ったら集まることを約束して一時的に別れた。
ハルヒロはボロボロにされてたけど俺、死なないかな?大丈夫だよな?なんてブツブツ一人言を言いながら、いわゆるスラム街を歩っていた。
「と、ここか。...ふぅ」
一回息を吐くと俺は扉にノックをした。すると中から「用件は?」と聞かれたので「盗賊ギルドに入れてもらいたいのですが...」と答えると「入れ」と一言だけ言われたので扉をあけて中に入って奥に進むと部屋に出た。人の気配がしたので挨拶をしたが
「失礼しま...」
髪が長く、少し顔が隠れている。それに対して腕や胸元、腿を露出していた為、途中で驚いて止めてしまった。
「我が盗賊ギルドに入りたいとか?」
「は、はい。よろしくお願いします」
「あんたの7日間の手習いはあたしが担当だ。光栄だろう?」
「あ、はい光栄です」
極力みないように前を向かず下向きで話す
いや、色々と刺激がヤバイ!美人だしね!
「不満なら他のものに任せたっていいんだけどね?」
「不満なんてありません!1週間よろしくお願いします」
「始める前に一言だけ言っておくけどあたしは厳しいよ?着いてこられなかったらお仕置きだからね?」
「お手柔らかにお願いします」
お仕置きってどんなことされるんだろう?
俺の師匠というか先生であるバルバラ先生から地獄のような教育を受けた俺は見事に先生から通り名を貰った。貰ったがその名前は...
原作通りの"
地獄のような1週間が経ち、全員が集まった。チビちゃんは神官、ユメは狩人、シホルは魔法使い、ランタは戦s....ではなく予想通り暗黒騎士になっていた。
ランタが言うに「オレは戦士って言われたんだけど、やめた!戦士はなんかしっくりこないし、違う気がして、オレの才能は別次元、異次元で開花しそうな気がしたんで...オレ暗黒騎士よろしく!」
俺は知っていたけど二人は流石も呆れたようで苦笑いしていた。え、あと一人?チビちゃんは特に何も思うところがなかったらしく普通だった
俺が最終的に決めたとはいえ、格好いいからと言う理由で戦士に立候補したのに急にギルドを変えたらそうなるよな。
金が足りないし、暗黒騎士は一度入ったら抜けられないギルドなのでどうすることもできない。
「はぁ、馬鹿は放っておいて早速行ってみるか」
しばらく歩き、森についた俺たちは、暫定リーダーである俺が泥ゴブリンとグールについて説明した。ここらで倒せる弱いモンスターだ
すると彼女、シホルにしては珍しく力強く言った
「....それじゃあ。その、泥ポプリと、クールというのを、基本的に狙うことにしない?」
「泥ゴブリンとグールね....」
反射的に控えめにであるがツッコんでしまった。するとシホルは顔を真っ赤にして縮こまってしまった。
あ、せっかく勇気を出して言ってくれたのに失敗したなぁ。今度なにかお詫びしよう
遅れてすいません