『
師匠の技、
そしてその要領で居合を行う。そうすれば斬撃だって見えなくできるのだ。
その速度なら必ずライフィーも上回れる!!
ザシュッ!!と鈍い音がなる。
ライフィー「ウグァッ!?」
ライフィーは驚きも混じった悲鳴を上げる。
咲にも斬撃は見えていないのでポカーンとしてるな。
水「残念だが後輩には手を出させない」
ライフィー「や……やってくれるな……」
斬ったのは右肩だ。利き手が右なのでこれで刀も使えない。刀さえ使えなくなればこいつも簡単に倒せる。
水「油断したな」
ライフィー「どうやらそうらしいな………」
咲を囮にしてしまったがこれで………終わったな。
ライフィー「だが油断したがなんだ!!本番はこっからだ!!」
ライフィーは刀を置き、浮かび上がった。
咲「霊化………」
ライフィーは次第に透けていく。
水(なんだこれ………見たことないぞ………)
レキ「霊化ですね」
水「うわぁっ!?」
なんか気づいたら隣にレキがいた。
ビックリして尻もちつきそうだったよ。
水「なんでいるんだよ………」
レキ「彼を止めに来ました」
冷静に吐き捨てるとレキは愛用のドラグノフ狙撃銃を霊化したライフィーに向ける。
そして引き金を引く。
ライフィー「当たらねぇよ」
しかし予想通りライフィーをすり抜ける。
レキ「やはりそうですか」
咲「当たり前ですよ!!霊化してる間は万物を貫通します!!」
水「………いや、そうでも無い」
水は冷静に判断した。
水「こいつは貫通できるものの厚さに限りがあるはずだ」
咲「……え?」
レキ「気づいてたんですね」
ちょっとした推理だ。
まず厚い場所を抜けられるならこの洞窟の壁を乗り越えてどこからでも飛び出る戦法が有効。だがこの洞窟は何故か不自然に隣にも洞窟に道がある。壁に張り付けば風が吹いている音がしたからわかった。
ということはこいつはその隣からさっきも出てきたんだろう。そしてさっき言った戦法を可能にするためにここを拠点としていることが分かる。
まぁ、半分勘も混じってるがレキいわく当たってるようだ。良かった良かった。
ライフィー「…………」
水「ならまだ攻略できる」
ライフィー「どうやってだよ」
水「こうやってだよ!!」
水はまるで氷柱のようなものを作り出した。
それは縦に長い。これならライフィーがすり抜けきれないはずだ。
ライフィー「なるほどっ!!」
水「『アイシクル』!!」
大量の氷柱はライフィーに向かっていく。
しかし霊は速さもあるらしくなかなか当たらない。
水「まだまだ!!」
ライフィー「くっ………」
しかしライフィーは少しずつ後退している。
水「当たれぇ!!」
ライフィー「当たるかよ!!」
水もライフィーも必死になっている。
水「ならこれでどうだ!!」
水は更に多くの氷柱を出して同時に撃った。
ライフィー「なっ……」
今まですらかわすので精一杯だったんだ。
今度こそ行けるはずだ!!
ライフィー「なんてね」
ライフィーは霊化を解除し、右手に持った刀で全部斬った。
水「右手……いつの間に……」
ライフィー「まずはお前だ!!」
ライフィーは何故か再生した右手に刀を持ち、レキに向かっていく………
咲「レキ先輩!!」
レキ「………っ!!」
レキも間に合わないと悟ったのか声にならない声を上げた。
しかしその予想は思いもしないことで外れた。
どこからともなく飛んできたツルがライフィーの刀をたたき落としたのだった…………