イナズマイレブンGOクロニクル ~集え!銀河最強の戦士達~   作:ヒビキ7991

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第12話/行くぞ、次なる星へ!

~ブラックルーム~

 

 

サトシ達の星を旅立ったアースイレブンは、ブラックルームで特訓を行っていた。

 

 

天馬

「座名九郎、瞬木にパスだ!」

 

座名九郎

「はい!」

 

 

座名九郎は瞬木にパスし、瞬木はボールを受け取ると全速力でゴール目掛けて走り出した。

 

 

井吹

「来い瞬木!」

 

 

瞬木は右足を振り上げシュートの体制に入る。

 

 

瞬木

「はあああああ!・・・なんてな。」

 

 

と、シュートすると見せかけ左サイドに上がっていたセレナにパスを出した。

 

 

井吹

「フェイント!?」

 

セレナ

「いっけえええええ!」

 

 

セレナはダイレクトシュートをゴールに向けて放つ。

 

 

井吹

「させるか!」

 

 

バンッ!

 

 

井吹はダッシュしてジャンピングパンチで弾く。

 

 

サトシ

「チャンスだ!でええりゃあ!」

 

 

ドーン!

 

 

サトシが井吹の反対側から弾いたボールにダイレクトシュートを叩き込む。

 

 

井吹

「何だと!?」

 

 

ガシャーン

 

 

井吹は戻ろうとしたが間に合わず、ボールはゴールへ入った。

 

 

サトシ

「ヨッシャー!ゴールだゴール!」

 

セレナ

「ナイスシュート!」

 

井吹

「すっげぇな。いつの間に反対側に。」

 

 

ユリーカ

「サトシ達、楽しそうだね。」

 

「そうね。」

 

 

ベンチでは葵とユリーカとオズロック、そしてポケモン達が練習を見守っていた。中にはサトシのゲッコウガと、見覚えの無い黄緑とピンク色の体をした小さなポケモンの姿も。

 

 

天馬

「・・・。」

 

 

天馬は黄緑とピンクのポケモンを見て心配そうな表情を浮かべる。理由は、サトシ達の星を出発して直ぐのこと。

 

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

 

~ミーティングルーム~

 

 

サトシ達の星を出発して直ぐ、ギャラクシーノーツ号の車内にサトシのゲッコウガが現れた。

 

 

天馬

「君は・・・!」

 

セレナ

「ゲッコウガ!」

 

ゲッコウガ

「コウガ!」

 

サトシ

「何処行ってたんだよ?試合が終わるなりいきなり居なくなりやがって・・・。」

 

ゲッコウガ

「ガァ~。」

 

 

ゲッコウガは口を大きく開ける。口の中には、何やら黄緑色のプニプニしたポケモンがいた。

 

 

サトシ・セレナ・シトロン・ユリーカ

「あっ!!」

 

 

サトシ達はその生き物を見て驚いた。

 

 

ユリーカ

「《プニちゃん》!」

 

天馬

「知ってるの?」

 

シトロン

「以前共に旅をしたポケモンです。ユリーカが、プニプニしてるからって理由でプニちゃんって呼んでるんですが、彼は元々ジガルデっていうポケモンの一部なんです。」

 

天馬

「へぇ~。」

 

 

シトロンが説明していると・・・。

 

 

プニちゃん

(久しいのうユリーカ。それにサトシ・セレナ・シトロンよ。)

 

信助

「えっ!?プニちゃんが喋った!?」

 

皆帆

「テレパシーだね。僕達の脳に直接話しかけてるんだよ。」

 

プニちゃん

(そして、アースイレブンの諸君じゃったな?)

 

天馬

「は、はい・・・。」

 

鉄角

「なんか偉そうだな・・・。」

 

セレナ

「でも、急にどうしたの?ゲッコウガと一緒にギャラクシーノーツ号に乗り込んで来るなんて。」

 

プニちゃん

(・・・実は、お主らに頼みがあるのだ。)

 

井吹

「頼み?」

 

 

プニちゃんはゲッコウガの口を出て、ユリーカの頭へと移った。

 

 

プニちゃん

(余をお主らの旅に連れて行っておくれ。)

 

天馬

「俺達の旅に?どうして?」

 

プニちゃん

(先日のグランドチルドレンとやらの戦いの後、どういう訳かカロスの地中深くに根を張っていた負のエネルギーが、突然全て消えたのだ。)

 

 

プニちゃんの発言に、サトシ達は驚いた。

 

 

サトシ

「負のエネルギーが消えた!?」

 

真名部

「その負のエネルギーというのは?」

 

シトロン

「1年前、フレア団という組織のリーダーが世界を破壊するために使用した巨石のエネルギーです。巨石本体はプニちゃんが変身したジガルデが破壊したのですが、その巨石のエネルギーの大半はカロス地方の地下深くに根を張る形で残留していたんです。」

 

皆帆

「それがこの間のグランドチルドレンとの試合の後、全て消えた。ということは・・・。」

 

プニちゃん

(うむ、恐らくそのグランドチルドレンという奴らが負のエネルギーを全て採取したのだろう。)

 

 

「っ!!」

 

 

サトシ達、アースイレブン、その場にいた誰もが驚愕した。

 

 

プニちゃん

(まあ、余としては負のエネルギーが消えてくれて大助かりじゃが、あのエネルギーの力は恐ろしい。奴らが何に使うのかは不明じゃが、このまま奴らを野放しにしておく訳にはいかん!)

 

 

ピョン

 

 

プニちゃんはゲッコウガの頭から降り、天馬に近づいた。

 

 

プニちゃん

(天馬、頼む。余を連れて行ってはくれんか?余に出来る事があれば何でもする。だからどうか・・・。)

 

 

プニちゃんは頭を下げて天馬に頼み込む。

 

 

天馬

「・・・いいよ、一緒に行こう。」

 

 

天馬はプニちゃんに笑顔を見せ答えた。

 

 

プニちゃん

(感謝する。それとサトシ。)

 

サトシ・ユリーカ

「ん?」

 

プニちゃん

(あの時の約束、ここで果たそう。ゲッコウガをお主に返す。これから先、ゲッコウガの力が必要になるじゃろうしな。)

 

サトシ

「プニちゃん・・・ありがとう!」

 

 

サトシはモンスターボールを取り出し、ゲッコウガに向ける。

 

 

サトシ

「ゲッコウガ、また俺と一緒に旅をしてくれ!」

 

ゲッコウガ

「コウガ!」

 

 

ゲッコウガはボールに手を触れる。

 

 

シューン!

 

 

ゲッコウガはボールに吸い込まれた。

 

 

クィ・・・クィ・・・ポン!

 

 

サトシ

「よし!ゲッコウガ、再びゲットだぜ!!」

 

ピカチュウ

「ピッピカチュウ!」

 

サトシ

「出てこい、ゲッコウガ!」

 

 

ポーン!

 

 

サトシはボールを投げゲッコウガを出した。

 

 

ゲッコウガ

「コウガ!」

 

サトシ

「またよろしくな、ゲッコウガ。」

 

ゲッコウガ

「コウガ。」

 

 

サトシとゲッコウガは固く握手をした。

 

 

プニちゃん

(それと・・・。)

 

ゲッコウガ

「コウガ。」

 

天馬

「ん?」

 

 

ゲッコウガは天馬にある物を渡す。妙な赤い物質が入った小さな小瓶だ。

 

 

プニちゃん

(これは負のエネルギーのサンプル。いつか役に立つ時が来るかもしれん。預かっておくれ。)

 

天馬

「OK、分かった。」

 

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

 

天馬

「負のエネルギー・・・奴ら、いったい何をする気なんだ・・・?」

 

 

考えていると・・・。

 

 

プシュー

 

 

ブラックルームのドアが開き、シトロンがやって来た。

 

 

シトロン

「皆さん、食事の準備が出来ましたよ!」

 

鉄角

「おっ?待ってました!」

 

 

一同はブラックルームのシステムを切り、食堂車へと移った。

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

~食堂車~

 

 

食堂車へ移り、一同は食事を始めた。メニューはシトロン特製のカレーライスとサラダだ。

 

 

天馬

「美味しい!」

 

サトシ

「美味い!」

 

セレナ

「最高!」

 

「辛すぎなくて食べやすいわぁ。」

 

瞬木

「旅の間こんな美味い飯が毎日食えるなんて、幸せだぜ。」

 

シトロン

「いやぁ、それほどでもぉ~。」

 

 

嬉しい言葉を貰いテレるシトロン。プニちゃんを除くポケモン達も、シトロンお手製のポケモンフーズを喜んで食べている。

 

 

信助

「僕、御代わり予約!」

 

サトシ

「あ、俺も!」

 

ユリーカ

「アタシも!」

 

シトロン

「まだまだ沢山ありますからね。ドンドン御代わりして下さい。」

 

 

そして数十分後、大鍋に沢山作ったカレーとジャーのご飯と器のサラダ、ポケモンフーズはキレイさっぱり無くなった。

 

 

天馬・信助

「ごちそうさまでしたー!」

 

サトシ

「ふぅ~、お腹いっぱい。」

 

ピカチュウ

「ピィカァ~。」

 

 

お腹いっぱいになって大満足の一同。すると・・・。

 

 

セレナ

「ねえみんな、デザート食べない?」

 

好葉

「デザート?」

 

 

セレナはリュックの中から小さなバスケットを取り出し蓋を開ける。

 

 

セレナ

「ジャジャーン!」

 

 

中には色とりどりのマカロンが沢山入っていた。

 

 

天馬

「あっ!マカロンだ!」

 

セレナ

「宇宙に出る前に沢山作って来たんだ!」

 

「美味しそう!いただきます!」

 

 

一同はマカロンを1個ずつ手に取り口に運ぶ。

 

 

天馬・信助

「美味しい!」

 

サトシ

「だろだろ?セレナのマカロンは世界一!いや宇宙一だ!」

 

セレナ

「もぉ~、サトシったら大袈裟なんだからぁ。」

 

 

サトシはセレナを褒め、セレナは照れた。すると・・・。

 

 

オズロック

「ほう、宇宙一のマカロンか。」

 

 

オズロックはそう言うと、マカロンを1個手に取る。

 

 

天馬

「オズロック?」

 

オズロック

「実は私はこう見えて甘党でな。この私が直々に審査してやろう。」

 

 

オズロックはマカロンを口へ運ぶ。すると突然俯き、動きを止めた。

 

 

井吹

「お、おいオズロック、どうした?」

 

皆帆

「オズロックの舌に地球のお菓子は合わなかったのかな?」

 

 

すると・・・。

 

 

オズロック

「ウマ~イ!こんな美味しいお菓子は生まれて初めてだ!」

 

 

オズロックは顔を上げ物凄い幸せそうな笑顔を見せた。

 

 

鉄角

「脅かすなよ!」

 

 

鉄角が突っ込み一同とポケモン達は苦笑いする。すると・・・。

 

 

アナウンス

『まもなくワープします。乗員は準備をしてください。』

 

 

車内にワープを知らせるアナウンスが聞こえてきた。

 

 

オズロック

「目標とのワープ有効距離に達した様だ。」

 

 

アナウンスを聞いてオズロックは正気に戻る。

 

 

天馬

「よし!みんな、コックピットに集合だ!」

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

~コックピット~

 

 

数分後、一同はコックピットに集まり席に着いた。

 

 

アナウンス

『ワープ開始、5秒前・・・4・・・3・・・2・・・1・・・ワープ、開始します。』

 

 

キイィィィィィィンッ!

 

 

ギャラクシーノーツ号の前にワームホールが発生し、ギャラクシーノーツ号はワームホール内へと突入。そしてアッと言うまにワームホールを通過しワープを終えた。

 

 

アナウンス

『ワープ終了。通常空間に復帰しました。』

 

 

一同の目の前には、又もや地球とよく似た青い惑星の姿が見える。

 

 

天馬

「あれが次の目的の惑星。」

 

サトシ

「凄い地球そっくりだな。」

 

天馬

「よし、みんな行こう!」

 

 

アナウンス

『まもなく、大気圏へと突入します。』

 

 

ギャラクシーノーツ号は惑星の大気圏へと突入を開始した。そして大気圏を抜け雲の上へと来ると、雲の裂け目から大きな街が見えた。

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

~高速道路 高架下~

 

 

一同はとある高速道路の高架下にギャラクシーノーツ号を止め、ギャラクシーノーツ号を降りた。

 

 

オズロック

「光学迷彩機能、作動。」

 

 

オズロックは光学迷彩機能を作動させ、ギャラクシーノーツ号は姿を消した。

 

 

天馬

「よし、じゃあこの街を見て回ってみよう。」

 

 

天馬を先頭に、アースイレブンは街の中へと歩き出した。果たして、次はどんな出会いが待っているのか。

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