イナズマイレブンGOクロニクル ~集え!銀河最強の戦士達~   作:ヒビキ7991

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仮面ライダーエグゼイド&ビルド編
第13話/二人のGenius


~アーケード~

 

 

ギャラクシーノーツ号を降りたアースイレブンは、とあるアーケードへとやって来た。

 

 

「賑やかな商店街ね。」

 

天馬

「うん。」

 

 

すると、前方に何やら人だかりが見える。

 

 

信助

「何だろう、あれ?」

 

鉄角

「行ってみようぜ!」

 

 

アースイレブンは謎の人だかりへと向かった。

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

~ゲームセンター~

 

 

人だかりが出来ていたのはゲームショップだった。中ではどうやらゲーム大会が開催されているらしい。

 

 

天馬

「ここ、ゲームショップだ。」

 

 

すると・・・。

 

 

「いらっしゃいませー!」

 

 

ゲームセンターの店員とおぼしき女性と、黄緑色のスニーカーを履いた一頭身の丸いピンク色のボディをしたキャラクターが近づいてきた。

 

 

ユリーカ

「うわー、可愛い!」

 

店員

「現在当店では、ゲーム大会を開催しております。よろしければ参加されますか?」

 

天馬

「面白そうだなぁ。みんな、やってみる?」

 

 

天馬の問いに一同は「うん」と頷き、天馬達はゲーム大会に参加する事になった。天馬と信助は、主人公《マイティ》がお菓子の国を冒険するアクションゲーム、《マイティアクションX》。井吹は主人公の勇者が魔王を倒し世界を救う剣と魔法のファンタジーRPG、《タドルクエスト》。真名部は近未来の都市を舞台にしたガンシューティングゲーム、《バンバンシューティング》。座名九郎は破壊・妨害なんでもありの超デンジャラス・レースゲーム、《爆走バイク》。鉄角はロボット同士が殴り合うガチンコロボットアクションゲーム、《ゲキトツロボッツ》。好葉とセレナとユリーカと葵は音楽に乗ってダンスをするリズムゲーム、《ドレミファビート》。オズロックは一撃が命取りになる真剣チャンバラゲーム、《ギリギリチャンバラ》。サトシはクロスバイクに乗って街や山岳地帯を駆け抜けるエクストリームスポーツゲーム、《シャカリキスポーツ》。瞬木は戦闘機に乗って敵を撃つフライトシューティングゲーム、《ジェットコンバット》。皆帆は戦艦を操って敵の軍を殲滅するシミュレーションゲーム、《バンバンシミュレーション》。そしてシトロンはフィールドのあらゆる物質を自在に操るパズルゲーム、《パーフェクトパズル》をプレイ。結果はどれも店の最高記録を塗り替える点数となった。

 

 

天馬

「やったー!ニューレコード!」

 

 

すると・・・。

 

 

「へぇー、君中々やるじゃん。」

 

 

天馬の隣にマイティのシャツを着た黒髪の青年が腰掛け、青年はコントローラーを握る。

 

 

???

「俺と勝負しない?」

 

天馬

「いいですよ?」

 

 

天馬と青年はマルチプレイモードでゲームを始める。

 

 

《Winner Player 2!》

 

 

結果は青年の圧勝。しかも天馬の記録をあっさり塗り替えてしまった。

 

 

???

「よっしゃ!ニューレコード更新!」

 

天馬

「うそ・・・。」

 

 

天馬は呆然としている。

 

 

???

「さてと、次は・・・?」

 

 

青年はその後、他のメンバーがプレイしているゲームを全てプレイし、全てのゲームでハイスコアを塗り替えた。

 

 

???

「じゃ、俺行くよ。」

 

 

青年はそう言ってゲームショップを離れた。

 

 

天馬

「・・・誰何だろう、今の人?」

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

~公園~

 

 

アースイレブンは街を一通り見た後、とある公園へとやって来た。すると・・・。

 

 

少女

「あっ!」

 

 

近くでとある少女が誤って風船を手から放してしまい、風船が空へと飛んでいってしまった。

 

 

少女

「アタシの風船が!」

 

 

少女の声に気づいたアースイレブンが少女に目を向け、上空の風船を見る。

 

 

シトロン

「大変だ!シトロニックギア、オン!」

 

 

ウィーン

 

 

シトロンはリュックからエイパムアームを伸ばし、風船をキャッチする。そしてそのまま少女に風船を渡した。

 

 

シトロン

「はい、どうぞ。」

 

少女

「ありがとうお兄ちゃん!」

 

 

少女はそう言うと、風船を持って笑顔で走り去った。すると・・・。

 

 

「へぇー、面白い発明品だな。」

 

 

今後は一同のところに一人の若い男性が近づいてきた。

 

 

???

「それ、もしかして君の発明品?」

 

シトロン

「えっ?そ、そうですけど?」

 

ユリーカ

「お兄さん、誰?」

 

???

「俺かい?俺は《桐生戦兎》。ただの通りすがりの天才物理学者だ。」

 

サトシ

「自分で天才物理学者って・・・。」

 

 

自分で天才と名乗る戦兎に一同は呆れた。

 

 

戦兎

「そのロボットアーム、もっとよく見せてよ。」

 

シトロン

「いいですよ?」

 

 

シトロンはリュックを下ろしエイパムアームを伸ばす。戦兎はリュックとエイパムアームをまじまじと観察する。

 

 

戦兎

「これは凄い。肩ベルトのセンサーが使用者の考えを読み取り、それがアームの制御コンピューターに伝わり動くのか。」

 

シトロン

「その通りです!見ただけで分かるんですか?」

 

戦兎

「こう見えて俺も、今まで色んな発明品を作ってきたからな。・・・そうだ。」

 

 

戦兎は何か思い付いた様だ。

 

 

戦兎

「お返しに俺の発明品を1つ見せてやるよ。」

 

 

そう言うと、戦兎はポケットからスマホと黄色い小さなボトルを取り出した。

 

 

戦兎

「みんな見たらきっと驚くぞぉ?」

 

 

戦兎はスマホにボトルをセットし、スマホを放り投げる。

 

 

《Bild Change!》

 

 

するとスマホは巨大化し、フロントに歯車がついた赤いオフロードバイクに変形した。

 

 

「「えええええええっ!?」」

 

 

アースイレブン一同は戦兎の予想通り凄く驚いた。

 

 

天馬

「スマホがバイクになっちゃった!?」

 

戦兎

「凄いでしょ?最高でしょ?天才でしょ?」

 

 

戦兎が自慢気にそう言うが、アースイレブンは驚いて言葉が出なかった。すると・・・。

 

 

「あれ?戦兎さん?」

 

 

そこへマイティのTシャツの上から白衣を着た1人の青年がやって来た。

 

 

戦兎

「よう《永夢》!」

 

 

戦兎は声に気づき、青年に手を振る

 

 

永夢

「何してるんですか?」

 

戦兎

「この子達に俺の発明品を見せてあげてたんだ。」

 

永夢

「この子達?」

 

 

永夢はアースイレブンに目を向ける。天馬は永夢の顔を見て驚いた。

 

 

天馬

「あ!あなたさっきの!」

 

永夢

「えっ?さっきのって・・・あ、君さっきゲームショップで会った子だよね?」

 

天馬

「はい!俺、松風天馬って言います。」

 

永夢

「僕は《宝条永夢》。この近くにある《聖都大学附属病院》で小児科医をしてます。」

 

天馬

「えっ?お医者さん?」

 

戦兎

「聞いて驚くなよ?永夢の表の顔は心優しい小児科医だが、なんと裏の顔はゲーマー"M"の異名を持つ天才ゲーマーなんだ。」

 

井吹

「医者でゲーマーだと?」

 

「いいのかなぁ、それ・・・。」

 

 

永夢の表と裏の顔について少々不安に思うアースイレブン一同。すると・・・。

 

 

 

 

 

 

キャー!!

 

 

突然、公園の奥から悲鳴が聞こえてきたと思ったら、大勢の人が公園の奥から走って出てきた。

 

 

天馬

「何だ?」

 

 

一同が人達の出てきた方向を見ると、白いハットと黒いマントを身に付けた青い人型怪人と、白い装束を身に纏った赤い人型怪人が現れた。

 

 

鉄角

「何だありゃ!?」

 

天馬

「あれ、さっきプレイしたマイティアクションXの《ソルティ伯爵》だよね?」

 

信助

「ホントだ!」

 

井吹

「あっちはタドルクエストの魔法使い《アランブラ》!どうなってるんだ?」

 

永夢

「くそっ、また誰かウイルスに感染したのか。」

 

信助

「ウイルスに感染?どういう事ですか?」

 

戦兎

「説明してる暇はねえ。悪いけど、危ねえからみんな俺達から少し離れてくれ。」

 

天馬

「わ、分かりました。」

 

 

天馬達は戦兎の言う通り、少し距離をとった。すると、戦兎は赤いハンドルのついた黒いバックル、永夢はピンク色のレバーがついた黄緑色のバックルを手に取り、腰に装着した。

 

 

天馬

「ベルト?」

 

 

すると今度は、戦兎はポケットから赤と青のボトルを、永夢はピンク色のゲームカセットの様なアイテムを取り出し、永夢はカセットのボタンを押す。

 

 

『マイティアクションエーックス!』

 

 

音声コールと共に永夢の後ろにディスプレイが現れ、謎のフィールドが辺りに広がり、茶色いキューブがあちこちに出現した。

 

 

座名九郎

「これはいったい?」

 

 

カチャカチャカチャカチャ・・・。

 

 

今度は戦兎がボトルを上下に振る。すると、辺りに幾つもの数式が出現した。

 

 

オズロック

「どうなっている?」

 

 

シャキン! シャキン!

 

 

戦兎はボトルのキャップを回し、ベルトに1本ずつセット。

 

 

『ラビット!タンク!ベストマッチ!』

 

 

さらに永夢もカセットをベルトにセットする。

 

 

『ガシャット!』

 

 

そして戦兎はベルトのハンドルを回す。すると、ベルトからパイプがパイプが伸び、戦兎の前に赤いボディ、後方に青いボディを形成する。

 

 

『Are you Ready?』

 

 

戦兎

「変身!」

 

 

ウィーン!ガシャーン!

 

 

前後のボディが戦兎を挟み込む様に合体し、戦兎は赤と青の身体をした仮面の戦士に変身した。

 

 

『鋼のムーンサルト!ラビットタンク!イエーイ!』

 

 

永夢

「大変身!」

 

 

永夢はドライバーのレバーを展開。

 

 

『ガッチャー!レベルアーップ!』

 

 

ベルトからピンク色のパネルが出現し、永夢はそのパネルを通り抜ける。すると、永夢は先程天馬達が出会ったキャラクター、マイティを思わせるピンク色の身体をした仮面の戦士に変身した。

 

 

『マイティジャンプ!マイティキック!マイティ・マイティアクション!エックス!』

 

 

アースイレブン

「変身した!?」

 

 

アースイレブンは二人のいきなりの変身に仰天した。

 

 

戦兎

「俺は《仮面ライダービルド》!」

 

永夢

「俺は《仮面ライダーエグゼイド》!」

 

 

ビルドとエグゼイドはソルティとアランブラと対峙する。

 

 

ソルティ

「現れたか、仮面ライダー。」

 

アランブラ

「お前達は私が倒す。」

 

 

ソルティとアランブラは、辺りに大量の人型戦闘員、《バグスターウイルス》を呼び出した。

 

 

ビルド

「勝利の法則は決まった!」

 

エグゼイド

「ノーコンティニューで、クリアしてやるぜ!」

 

 

 


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