イナズマイレブンGOクロニクル ~集え!銀河最強の戦士達~ 作:ヒビキ7991
~ギャラクシーノーツ号 コックピット~
試合を翌日に控えた夜、アースイレブン・戦兎・永夢・エボルトはギャラクシーノーツ号のコックピットにいた。エボルトはエボルドライバーとギャラクシーノーツ号のコンピューターを繋いでスターシップスタジアムから持ち帰ったデータを送り、戦兎はパソコンにエボルトの持ち帰ったデータを映し出した。
エボルト
「手に入れた情報によると連中はこの星以外にも、少なくともあと4つの惑星を巡るつもりらしい。」
オズロック
「あと4つ・・・連中はいったい何のために旅をしているんだ?」
シトロン
「恐らく、僕たちの星で手に入れた負のエネルギーの様な強大なエネルギーを求めて旅をしているのでしょう。そしてこの座標は、その強大なエネルギーが眠る星の座標とみて間違いないでしょう。」
サトシ
「何にせよ、放っておく訳にはいかねぇな。」
エボルト
「あと戦兎、永夢、お前達にコレを。」
エボルトは永夢に船で手に入れた黒いガシャットを、戦兎に黒いトリガー型のアイテムを渡した。
永夢
「これ、ガシャット?」
戦兎
「何処でこんなのを?」
エボルト
「連中の船の中で見っけたモンだ。何に使うつもりかは知らんが、きっとお前達の役に立つハズだ。細かい事は気にせず、受け取れ。」
戦兎
「そっか、ありがとよエボルト!」
天馬
「よしみんな!明日の試合、必ず勝つぞ!」
「おー!」
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
~聖都大学附属病院 野外グラウンド~
そして次の日、アースイレブンは試合が行われる聖都大学附属病院野外グラウンドへとやって来た。グラウンドには既にグランドチルドレンのスティンと、彼女が生み出した10体のロストバグスターが居た。
スティン
「来たわね、アースイレブンと仮面ライダーの皆さん。・・・あら?」
スティンは、ゲーム病に感染した天馬が平然としているのを見て疑問に思った。
スティン
「松風天馬?何でアンタがここに居るの?アンタは私がゲーム病に感染させて動けなくしたハズなのに。」
天馬
「俺が今ここに居るのは、みんなが俺のために頑張ってくれたお陰だ。今日の試合、絶対に俺たちが勝つ!この星を守るため、俺のために頑張ってくれたみんなのために!」
スティン
「面白いじゃない。やってみなさいよ?」
数分後、両チームの選手がポジションに着いた。
アースイレブン
GK:井吹/背番号1
DF:鉄角/背番号5
好葉/背番号2
皆帆/背番号3
真名部/背番号4
信助/背番号20
MF:天馬/背番号8/キャプテン
サトシ/背番号14
セレナ/背番号7
FW:瞬木/背番号11
座名九郎/背番号18
バグスタースティンズ
GK:ロストガットン
DF:ロストリボル
ロストカイデン
ロストソルティ
MF:スティン・シーアン/背番号9/キャプテン
ロストアランブラ
ロストチャーリー
ロストモータス
ロストラヴリカ
FW:ロストグラファイト
ロストバーニア
アースイレブン側のベンチでは、葵・シトロン・ユリーカ・ピカチュウ・戦兎・永夢・黎斗・エボルトが待機している。
天馬
「みんな!この試合、絶対に勝つぞ!」
一同
「おう!」
スティン
「フフッ、地獄を見せてあげるわ。」
ピー!
ホイッスルの音が鳴り響き、アースイレブンのキックオフで試合が始まった。
瞬木
「天馬!」
瞬木から天馬にボールが渡り、アースイレブンは敵陣へと蹴り混む。
ロストグラファイト
「行かさん!」
グラファイトが正面から天馬に接近し、スライディングでボールを奪う。
ロストグラファイト
「行くぞ!」
グラファイトは一気に加速し、アースイレブンのディフェンス陣をくぐり抜け、ゴールを守る井吹と対峙した。
ロストグラファイト
「食らうがいい!《ドラゴンキャノン》!!」
グラファイトは宙返りでボールを前方上空に蹴り飛ばす。そして直後にグラファイトもジャンプしてボールに追いつき、赤いドラゴンを召喚すると同時に足から炎を出してシュート。炎とドラゴンを纏ったシュートがゴールへと突き進む。
井吹
「決めさせるか!」
井吹は右手に力を込め、地面から巨大な爪を出現させた。
井吹
「《ライジングスラッシュ》!」
井吹のライジングスラッシュはグラファイトのドラゴンキャノンを見事に弾き、弾かれたボールは信助に渡り、更に天馬へと渡った。
天馬
「セレナ!」
天馬はセレナにボールを預け、セレナはゴールを目指し更に蹴り混む。
セレナ
「座名九郎!」
セレナは瞬木に声をかける。だが既に敵ディフェンス陣が瞬木と座名九郎をマークしていた。
サトシ
「セレナ、こっちだ!」
セレナ
「はい!」
セレナはサトシにパスし、サトシは瞬木と座名九郎とは逆側からゴールを目指す。
ロストガットン
「敵接近を確認。ディフェンスプログラムC、起動します。」
サトシ
「見せてやるぜ、俺の必殺シュート!」
サトシはボールを空高く蹴り上げる 。
ゴゴゴゴゴ・・・!
すると突如、フィールドの上空に巨大な雷雲が現れた。ボールは雷雲から電気を取り込み、強力な電気の球と化す。さらにサトシもボールと同じ高さまでジャンプし、ボールにジャンピングキックを叩き込む。
サトシ
「《10万ボルトブレイク》!」
サトシのシュートは落雷となって、ガットンの守るゴールへと放たれた。
ロストガットン
「エラー発生!エラー発生!データに無い必殺シュートです!」
ガットンはデータに無いサトシの必殺シュートに対応が遅れ、シュートはゴールへと突き刺さった。
スティン
「何ですって!?」
サトシ
「ヨッシャー!」
天馬
「やったよサトシ!俺たちが先取点取ったんだよ!」
サトシ
「ああ!」
その後、バグスタースティンズのボールで試合が再開し、バーニアがドリブルでアースイレブンゴールへと向かう。
真名部
「行かせませんよ?」
真名部はフィールドに無数の数式を出現させる。
真名部
「《ディフェンス方程式》!そこです!」
真名部は数式で弾き出したルートで、バーニアからボールを奪い取った。さらにボールは真名部から信助、信助から天馬、天馬からサトシへと渡った。
サトシ
「セレナ、行け!」
サトシはセレナへとパスし、セレナはガットンと対峙する。
ロストガットン
「敵接近を確認。ディフェンスプログラムCからBに移行します。」
セレナ
「サトシに負けてられない。見せてあげるわ、私の必殺シュート!」
セレナはボールを中心に足元に魔方陣を展開。魔方陣の四隅の円から炎が吹き出しボールに集まり、ボールは火の球と化す。そしてセレナは右足を後ろに振り上げ、火の球と化したボールを力強く蹴り飛ばした。
セレナ
「《マジカルフレイム》!」
ボールは炎の帯を作りながらガットンの守るゴールへと放たれた。
ロストガットン
「エラー発生!エラー発生!またしてもデータに無い必殺シュートです!」
ガットンはデータに無いセレナの必殺シュートに対応が遅れ、シュートはゴールへと突き刺さった。
スティン
「・・・たった数日でこんなシュートを撃てるようになるなんて。」
セレナ
「やったー!決まったわー!」
天馬
「凄いよ二人とも!」
信助
「凄い!まだ前半戦の半分も経ってないのに2点先取しちゃったよ!」
鉄角
「案外、楽勝で勝てるんじゃねぇの?」
その後、再びバグスタースティンズのボールで試合が再開し、ボールはスティンへと渡った。
スティン
「まさかあんな凄い必殺技を持つ選手が居たなんて予想外だったわ、アースイレブン。」
スティンはそう言うと、マスクをしていても分かるくらい不気味な笑みを浮かべた。
スティン
「あんた達、いいわね?アイツらに地獄を見せてやるのよ!」
「おうっ!」
スティンはボールをバーニアに預け、バーニアはアースイレブンゴールへ向かって突き進む。
瞬木
「行かせるかよ!」
そこへ瞬木と座名九郎が立ちはだかる。
ロストバーニア
「《ダッシュストーム》!」
ビュウウウウウウウ!
バーニアは走りながら後方から強い追い風を発生させ、瞬木と座名九郎を吹き飛ばした。
瞬木・座名九郎
「うわあああああああ!!」
瞬木と座名九郎は背中から地面に勢いよく落下。
天馬
「瞬木!座名九郎!」
ドクンッ!
天馬
「グッ!?」
突如、天馬の胸が苦しくなった。だが、苦しさは直ぐに消え元に戻った。
天馬
「はぁ…はぁ…」
瞬木
「天馬!大丈夫か!?」
天馬
「俺は大丈夫!それより二人は?」
座名九郎
「大丈夫ですよ、このくらい!」
座名九郎と瞬木は天馬にガッツポーズを見せる。
スティン
「なるほど・・・バーニア!」
ロストバーニア
「あいよ!」
バーニアは自分の左右に多数のミサイルポッドを出現させる。ミサイルポッドの中からサッカーボール型のミサイルが現れ、バーニアはボールをシュートと同時にミサイルを一斉に発射した。
バーニア
「《アサルトシュート》!」
ドカーン!ドカーン!
真名部・皆帆・好葉・信助・鉄角
「うわあああああああ!!」
ミサイルはアースイレブンのディフェンス陣を襲い、ゴール前に黒煙の壁を作り出す。
井吹
「くそっ、これじゃ見えねぇ!」
バシューン!
井吹
「ナニッ!?」
ドーン!
井吹
「どわッ!?」
黒煙の中から突如ボールが現れ、ボールは井吹を巻き込みアースイレブンゴールへと突き刺さった。
天馬
「っ!?」
黒煙が消え、天馬は井吹ディフェンスの鉄角達の現状を見た。井吹と鉄角達は身体中傷付きフィールドに倒れていた。
天馬
「みんな!」
ドクンッ!
天馬
「グッ!?」
またしても、突如天馬の胸が苦しくなった。
信助
「天馬!?」
だが、苦しさはまた直ぐに消え元に戻った。
天馬
「大丈夫!まだ一点俺たちが勝ってる。みんな全力で行くぞ!」
だがその後、バグスタースティンズはアースイレブンへの猛攻を繰り返し行った。
モータス
「ヒャッハアアア!!」
ドーン!
座名九郎
「どわっ!?」
ある時は自陣に責めてきた瞬木や座名九郎をタックルで突き飛ばし。
グラファイト
「《激怒竜牙》!」
バーニア
「《アサルトシュート》!」
ドカーン!ドカーン!
ある時はディフェンス陣を巻き込む強力なシュートを放ちゴールを決め、ディフェンスの鉄角達に傷を負わせた。
天馬
「みんな・・・。」
ピッピー!
そして前半終了のホイッスルが鳴り響き、前半戦は3対2とバグスタースティンズのリードで終わった。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
~アースイレブン ベンチ~
ベンチへ戻ったアースイレブン。だが、ディフェンス陣と井吹は先程の攻撃で酷く傷付いていた。
天馬
「ハァ・・・ハァ・・・。」
葵
「天馬、大丈夫?」
戦兎
「流石にバグスターキャンセラーも限界かもな・・・。連中は天馬のストレス増加の理由を掴んでるみたいだし。」
エボルト
「天馬のストレス増加の理由は、恐らく仲間を傷付けられる事だ。だから、連中は必要以上にディフェンス陣にダメージを与えているんだろう。」
天馬
「大丈夫。この程度ならまだ十分動ける。それよりも・・・。」
天馬はベンチの一角に座る真名部と皆帆に目を向ける。二人の脛には巨大な青いアザがある。
皆帆
「イテテ・・・面目無いキャプテン。」
真名部
「こうなるのであれば、もっと身体を鍛えておくべきでしたよ・・・。」
永夢は慎重に真名部と皆帆の脚を診察する。
永夢
「骨にヒビが入ってる。試合は出来ない。」
鉄角
「でも、交代出来る選手なんて居ないぜ?どうするよ?」
戦兎
「俺が出る。」
戦兎は立ち上がり呟いた。
天馬
「戦兎さん?」
戦兎
「俺と永夢が真名部と皆帆の代わりに出てやる。そうすれば問題解決だろ?それに、俺達には仮面ライダーの力があるしな。」
オズロック
「確かに、現状はそうするしか無いな。」
天馬
「そうだね。じゃあ永夢さんと戦兎さんには真名部と皆帆の代わりに、ディフェンスに入ってもらいます。それで良いですか?」
永夢
「分かった。」
戦兎
「了解だ。」
こうして、永夢と戦兎が負傷して試合不能となった真名部と皆帆の代わりに試合に出ることになった。
スティン
「・・・。」