イナズマイレブンGOクロニクル ~集え!銀河最強の戦士達~   作:ヒビキ7991

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Fate/stay night・hollow ataraxia編
第20話/深山町での出会い


~ギャラクシーノーツ号 ブラックルーム~

 

 

戦兎と永夢の地球を旅立ってしばらくした頃、アースイレブンはブラックルームで練習を行っていた。

 

 

天馬

「サトシ!」

 

 

天馬のボールはサトシに渡り、さらにビルドへと渡る。

 

 

ビルド

「セイヤッ!」

 

 

ビルドは信助の守るゴールへシュートを放つ。

 

 

信助

「来い!」

 

 

信助はジャンピングパンチでシュートを跳ね返す。だが、跳ね返った先にはエグゼイドがいた。

 

 

エグゼイド

「もらった!そおりゃ!」

 

 

エグゼイドは信助の反対側のスペースに向けてシュート。

 

 

信助

「なんの!」

 

 

信助はゴールポストを利用して反対側に一気にジャンプし、エグゼイドのシュートを弾いた。

 

 

天馬

「いいぞ信助!」

 

エグゼイド

「くそぉ、もう少しで決まると思ったのに・・・。」

 

ビルド

「しかし、メチャクチャ素早いな。マイティもビックリだぞこりゃ。」

 

信助

「いやぁ~へへへっ!」

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

~戦兎と永夢の部屋~

 

 

練習を終えた後、戦兎と永夢は自室に戻り、戦兎は以前のバグスタースティンズとの戦いで手に入れたロストバグスターウイルスの入ったフルボトルと、 天馬がプニちゃんから受け取った負のエネルギーのサンプルが入った小瓶を机の棚に置いた。机の上には他にも、パンドラパネルが変化して出来た《ミニパンドラボックス》が置いてある。

 

 

戦兎

「負のエネルギーに、ロストバグスターウイルス。連中はいったいこれで何をする気なんだ?」

 

永夢

「分かりません。でも確かなのは、彼らは残り4つの星を巡って、その4つの星でも同じように何か強大なエネルギーを手に入れようとしてるって事です。」

 

戦兎

「何れにせよ、残り4つの惑星でその強大なエネルギーを手に入れれば何か分かるかもな。」

 

 

戦兎の手には、バグスタースティンズとの試合で手に入れた稲妻の形状を模したトリガー型アイテム《ライトニングトリガー》と、先程の練習による経験値アップで新たに復活した缶型強化アイテム《ラビットタンクスパークリング》が握られていた。

 

 

永夢

「このガシャットとトリガーを使えば、僕達の経験値に応じて力を失ったアイテムが復活する。」

 

 

永夢の手にはこちらもバグスタースティンズとの試合で手に入れたライトニングストライカーガシャットと、こちらも先程の練習で復活したガシャット2本分のサイズがあるオレンジと緑のツートンカラーのガシャット《マイティブラザーズXXガシャット》が握られていた。

 

 

永夢

「天馬君達の為にも、もっとレベルアップして力を取り戻さないと。」

 

戦君

「ああ。」

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

~コックピット~

 

 

キイィィィィィィンッ!

 

 

数時間後、ギャラクシーノーツ号はエボルトが手に入れたグランドチルドレンが今後向かうであろう惑星の座標に従いワープを行い、次なる目的の星に到着した。

 

 

天馬

「あれが、次の目的地か。」

 

 

アースイレブンの目の前には、これまた地球とよく似た青い惑星の姿が見える。

 

 

オズロック

「取り敢えず、座標的に戦兎達の星から一番近い惑星をセレクトした。」

 

戦兎

「スッゲーなぁ、地球と瓜二つだぜ。」

 

サトシ

「今度はどんな人達に会えるんだろうなぁ?」

 

セレナ

「楽しみだね。」

 

ピカチュウ

「ピィカ!」

 

 

アナウンス

『まもなく、大気圏へと突入します。』

 

 

ギャラクシーノーツ号は惑星の大気圏へと突入を開始した。大気圏を抜けると、下には山と海に囲まれた街が見えた。

 

 

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

 

 

~郊外 森~

 

 

一同はギャラクシーノーツ号を街の郊外にある森の中に止め、ギャラクシーノーツ号を降りた。

 

 

鉄角

「随分と鬱蒼とした森だなぁ……」

 

オズロック

「今回はギャラクシーノーツ号の光学迷彩をオフにしておこう。探している最中に森で迷子になっては洒落にならないからなぁ……」

 

天馬

「分かったよ、オズロック。」

 

戦兎

「よし、じゃあ取り敢えずさっき見えた街を目指してみるか。」

 

天馬

「そうですね、みんな行こう!」

 

 

天馬と戦兎を先頭に、アースイレブンは街を目指して森の奥へと歩き出した。

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

~寺 山道~

 

 

しばらくの間一同は森の中を歩き回り、歩き初めてから約2時間後、森を抜け山道へとぶつかった。山道の向こう大きな寺があり、山道は寺の境内へと続いていた。季節は秋なのか、辺りの木々の葉は赤や黄色に色づいていた。

 

 

天馬

「ここは・・・御寺?」

 

サトシ

「でっかいなぁ。」

 

 

一同は境内へと入り辺りを見る。

 

 

オズロック

「・・・どうやらココは、ギャラクシーノーツ号から直線で約5キロの場所の様だ。」

 

 

と、オズロックはレーダーを見ながら皆に伝える。

 

 

信助

「みんな見て!街が見えるよ!」

 

 

信助は参門の方を指差す。参門の向こうには住宅街が広がり、更にその向こうには川と大きな赤い橋。更にその向こうにはオフィス街が見える。

 

 

ユリーカ

「おお!空から見たときより大きく見える!」

 

シトロン

「行ってみましょう!」

 

 

一同は参門を出て長い階段を下り、そして住宅街へと向かった。

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

~住宅街 交差点~

 

 

階段を下り更に坂を少し下ると、一同は交差点へと出た。坂道は真っ直ぐ川まで下っており、その坂を境に北側の斜面には和風建築の家々が、南側の斜面には洋風建築の家々が幾つも建っていた。

 

 

永夢

「凄いなぁ、坂道を境に和風と洋風でキッチリ分かれてる。」

 

 

と、更に坂道をしばらく下った先に掲示板があった。掲示板には近くにあるのだろうか、商店街のイベントの宣伝ポスターと町内新聞の一面、更にこれまた近くにあるのだろうか学園祭のポスターが張ってあった。

 

 

天馬

「深山町掲示板・・・なるほど、深山町って言うんだココ。」

 

 

「きゃあああああああああ!!」

 

 

突然、坂の上から女性の叫び声が聞こえてきた。

 

 

天馬

「な、何だ!?」

 

 

一同が坂の上に目を向けると、自転車に乗った女性が坂道を猛スピードで下って来ていた。

 

 

女性

「退いて退いてええええええ!!」

 

 

井吹

「おいおい何だありゃ!?」

 

鉄角

「んな事より逃げるぞ!!」

 

 

一同は急いで坂道を下り自転車から逃げる。

 

 

ドーン!

 

 

「うわあああああああああ!?」

 

 

だが自転車のスピードは天馬達よりも遥かに速く、天馬達は自転車に撥ね飛ばされた。

 

 

女性

「ぎゃああああああああ!?」

 

 

ガッシャーン!

 

 

そして天馬達を撥ね飛ばした自転車と女性は猛スピードで電柱に衝突し止まった。

 

 

天馬

「イテテテテ・・・。」

 

 

天馬達は撥ね飛ばされた後背中から道路に落ち、そして直ぐに起き上がった。

 

 

「おーい藤姐ー!大丈夫かー!?」

 

 

と、今度は坂の上から男の声がする。目を向けると、今度は坂の上から赤髪と赤い瞳の青年が自転車を押して坂道を駆け下りていた。

 

 

青年

「ごめん!大丈夫?怪我とか無い?」

 

天馬

「は、はい、大丈夫です・・・。」

 

 

天馬達はゆっくりと立ち上がり、青年は天馬達の無事を確認して安心した。と、青年は今度は女性の方へと向かった。女性は虎柄のシャツで、頭には電柱に衝突した時に出来たのか大きな瘤。近くに倒れている自転車は前輪が酷く歪んでいた。

 

 

青年

「コラ藤姐!昨日アレだけ言っただろ!その自転車はブレーキが壊れてて修理する必要があるから絶対に乗るなって!」

 

女性

「ううう・・・だって、スクーターはガソリン切れてて動かないし、今の時間じゃバスあんまり来ないんだもん。」

 

青年

「まったく・・・ホラよ、予備の自転車持ってきたからコレで行けよ。もう事故ってお釈迦にするんじゃないぞ?」

 

女性

「は~い・・・。」

 

 

女性は渋々自転車に乗り、ゆっくりと坂道を下っていった。

 

 

青年

「すみません、家の者がご迷惑をお掛け致しまして・・・。」

 

 

青年は深く頭を下げ謝罪した。

 

 

天馬

「いえいえ、大丈夫です!お気になさらずに。」

 

戦兎

「アンタ、もしかしてこの街の住人か?」

 

青年

「ええ、俺は《衛宮士郎》。この坂の上にある屋敷の家主をしています。あの、良かったら先程のお詫びもしたいしさ、家に来ないか?」

 

戦兎

「どうする?」

 

天馬

「せっかくですし、お邪魔させて頂きましょうか。」

 

士郎

「了解。じゃあついて来てくれ。」

 

 

天馬達は士郎と共に、屋敷を目指して坂を登り始めた。が、シトロンだけは何故か足が止まっていた。

 

 

シトロン

「・・・もしかして、この坂を登るんですか?」

 

ユリーカ

「仕方無いよ、ホラ行こ!」

 

シトロン

「トホホ・・・。」

 

 

シトロンはユリーカに背中を押され、渋々天馬達の後に続いた。

 

 

 

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