イナズマイレブンGOクロニクル ~集え!銀河最強の戦士達~   作:ヒビキ7991

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第25話/約束された勝利の剣

士郎がアースイレブンに助っ人として加わり、試合が再開した。瞬木から座名九郎にボールが渡り、さらに天馬へと渡る。

 

 

天馬

「先ずは一点!全力で行くぞ!」

 

 

天馬はドリブルでブラックウォーリアー陣地へと突き進む。

 

 

ドーン!

 

 

突然、慎二が天馬を突き飛ばしボールを奪った。

 

 

天馬

「どわっ!?」

 

士郎

「天馬!」

 

慎二

「食らえ!」

 

 

ドーン!

 

 

さらに慎二は士郎に急接近し、至近距離から士郎にボールをぶつける。

 

 

士郎

「どわっ!?」

 

「衛宮君!!」

 

 

さらに弾かれたボールはランサーに渡り、ランサーが士郎にボールをぶつける。さらにセイバーにボールが渡り、セイバーが士郎にボールをぶつけた。

 

 

士郎

「くっ・・・。」

 

 

士郎は傷だらけになり、その場に膝をつく。

 

 

慎二

「ハッハッハ!衛宮、お前がアースイレブンの助っ人になってくれて嬉しいよ。お陰でお前を潰す手間が省けた。」

 

士郎

「なにっ!?」

 

慎二

「僕はこんな試合なんかどうでも良かったんだ。お前を殺す、それが出きるだけで十分なんだよ!!」

 

 

ドーン!

 

 

慎二は士郎に向けて渾身のシュートを放つ。

 

 

エグゼイドL & R

「やらせるか!!」

 

 

バーン!

 

 

エグゼイドLとRが士郎の前に立ち、ダブルキックでボールを弾き飛ばした。ボールは天馬に渡り、天馬はゴールへと突き進む。

 

 

オートマタ・ゾンビ

「・・・。」

 

 

だが目の前にオートマタとゾンビが立ちはだかった。

 

 

天馬

「今度は抜いてやる!」

 

 

天馬は両手を大きく振り、前方に竜巻を発生させる。

 

 

天馬

「《風穴ドライブ》!!」

 

 

そして竜巻の中を潜りオートマタとゾンビの頭上を通過した。

 

 

天馬

「出てこい!ルカリオ、アブソル」

 

 

天馬は2つのモンスターボールを投げ、ルカリオとアブソルを呼び出した。

 

 

ルカリオ

「ガルッ!」

 

アブソル

「アブッ!」

 

天馬

「メガリンクだ!」

 

 

キイィィィィィィンッ!

 

 

天馬のユニフォームの稲妻マークが強く光り出し、幾つもの光の筋が放たれた。光は天馬・ルカリオ・アブソルを包み込み、サ天馬はルカリオとアブソルと合体。白き翼を持つ闇の戦士、《シャドーファイター》へと変身した。

 

 

天馬

「これで!」

 

 

天馬は右手で強い突風を起こし、ボールに風を纏わせシュート。ボールの周囲の風は巨大な竜巻へと姿を変えゴールへと突き進む。

 

 

天馬

「《嵐・竜巻・ハリケーン》改!!」

 

 

バーサーカー

「・・・。」

 

 

バーサーカーは一切動じる事無く、右手を突き出す。

 

 

ドンッ

 

 

バーサーカーは天馬の必殺シュートを右手だけで意図も簡単に受け止めた。

 

 

天馬

「くそっ、メガリンクしても通じないのか・・・!」

 

 

バーサーカー

「■■■■■ーーー!!」

 

 

バーサーカーはボールを蹴りあげ、慎二に預ける。

 

 

サトシ

「どりゃあああああ!」

 

 

だがサトシが直ぐにスライディングでボールを奪った。

 

 

サトシ

「ゲッコウガ、君に決めた!」

 

 

サトシはモンスターボールを投げゲッコウガを呼び出した。

 

 

ゲッコウガ

「コウガ!」

 

サトシ

「ピカチュウ!」

 

ピカチュウ

「ピカッ!」

 

 

さらにサトシはベンチからピカチュウを呼ぶ。

 

 

サトシ

「いくぞ!メガリンクだ!」

 

 

キイィィィィィィンッ!

 

 

サトシのユニフォームの稲妻マークが強く光り出し、幾つもの光の筋が放たれた。光はサトシ・ピカチュウ・ゲッコウガを包み込み、サトシはピカチュウとゲッコウガと合体。水と雷を司る青い忍、《イナズマニンジャ》へと変身した。

 

 

ギルガメッシュ

「来るか・・・。」

 

 

サトシはギルガメッシュと対峙する。

 

 

サトシ

「抜いてやる!《影分身》!!」

 

 

サトシは自分の周りに数十人の分身を出現させた。だがギルガメッシュは背後に幾つもの魔方陣を出現させ、そこから無数の剣や槍等の武器を放つ。

 

 

ギルガメッシュ

「《ゲート・オブ・バビロン》!!」

 

 

放たれた武器は次々と分身を打ち消し、終いにはサトシを襲う。

 

 

サトシ

「だああああああ!?」

 

セレナ

「サトシ!?」

 

 

サトシは吹き飛ばされ、サトシの持っていたボールは宙を舞い、そのままセレナへと渡った。

 

 

セレナ

「こうなったら・・・!」

 

 

セレナは3つのモンスターボールを投げ、マフォクシー・ヤンチャム・ニンフィアを呼び出した。

 

 

マフォクシー

「マッフォ!」

 

ヤンチャム

「ヤチャ!」

 

ニンフィア

「フィア!」

 

セレナ

「いくわよみんな!メガリンク!」

 

 

キイィィィィィィンッ!

 

 

セレナのユニフォームの稲妻マークが強く光り出し、幾つもの光の筋が放たれた。光はセレナ・マフォクシー・ヤンチャム・ニンフィアを包み込み、セレナはマフォクシー達と合体。紅き炎の魔法使い、《フレイムマジシャンガール》へと変身した。

 

 

セレナ

「サトシ、大丈夫?」

 

サトシ

「ああ、大丈夫だ!」

 

 

サトシは立ち上がり、セレナと共にゴールを目指す。

 

 

セレナ

「いくわよ!」

 

サトシ

「おっしゃ!」

 

 

セレナはボールを中心に足元に魔方陣を展開。

 

 

セレナ

「ハイッ!」

 

 

セレナはボールを真上に高く蹴り上げ、その直後魔方陣の四隅の円から炎が吹き出しボールを追いかける。

 

 

サトシ

「いくぜ!」

 

 

サトシもボールと同じ高さにジャンプし、上空に雷雲を発生させる。雷雲から落雷がボールに落ち、炎がボールを包み込み、ボールは回転する2本の稲妻のリングを纏った炎の球と化す。そしてサトシがボールにオーバーヘッドキックを叩き込み、ボールは炎と雷の渦となってゴールへと放たれた。

 

 

サトシ

「《ギガボルト!」

 

セレナ

「フルフレイム》!」

 

 

バーサーカー

「・・・。」

 

 

バーサーカーは一切動じる事無く、右手を突き出す。

 

 

ドンッ

 

 

バーサーカーはサトシとセレナの必殺シュートを、またしても右手だけで意図も簡単に受け止めた。

 

 

セレナ

「そ、そんな・・・!」

 

サトシ

「ギガボルトフルフレイムも効かないのかよ!?」

 

 

バーサーカー

「■■■■■ーーー!!」

 

 

バーサーカーはボールを蹴りあげ、セイバーに預ける。セイバーはボールを受け取り、士郎と対峙する。

 

 

士郎

「セイバー・・・。」

 

セイバー

「・・・。」

 

 

セイバーは右手に黒い剣を出現させ装備。剣に黒いオーラを充填させる。

 

 

セイバー

「卑王鉄槌、極光は反転する。光を呑め・・・!」

 

 

そして左手に持ち替え、剣を両手で大きく振り上げ、闇の波動をボールと共に放った。

 

 

セイバー

「《エクスカリバー・モルガン》!!」

 

 

バッシュウウウウウウゥゥゥ!!

 

 

士郎

「どわあああああ!?」

 

 

エグゼイドL & R

「うわああああ!?」

 

 

セイバーのエクスカリバー・モルガンは、士郎と近くにいたエグゼイド達を吹き飛ばした。

 

 

『ゴリラモンド!イェーイ!』

 

 

ビルド

「決めさせるかよ!」

 

 

ビルドはゴリラモンドフォームに変身し、ゴール前にダイヤモンドの壁を形成する。

 

 

ガシャーン!

 

 

ビルド

「なにっ!?」

 

 

だがエクスカリバー・モルガンにダイヤモンドの壁は歯が立たず、壁は粉々に砕け散った。

 

 

ドーン!

 

 

井吹・ビルド

「どわっ!?」

 

 

ガシャーン!

 

 

そしてビルドと井吹を巻き込み、ボールはゴールへと突き刺さった。

 

 

士郎

「三点目・・・くそっ!」

 

セイバー

「・・・。」

 

 

セイバーは何も言わず、その場から歩き出す。

 

 

士郎

「待てセイバー・・・!」

 

 

士郎がセイバーを呼び止めようとするが、セイバーは止まらない。そしてそのまま、3対0とブラックウォーリアーのリードで前半戦が終わった。

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

~アースイレブン ベンチ~

 

 

ベンチへ戻ったアースイレブン。葵と凛達がドリンクとタオルを天馬達に配っていた。

 

 

瞬木

「くそっ、アイツらには俺たちのプレイが通じないのか!?」

 

座名九郎

「私は愚か、キャプテンとサトシ殿とセレナさんの必殺技まで通じないとは・・・。」

 

「バーサーカーの守りもそうだけど、サーヴァント達の守りも固い。突破するのも点を取るのも難しいわね・・・。」

 

 

活路を見出だせず頭を抱え込む一同。だが、この男だけは違った。

 

 

ビルド

「いや、1つだけ可能性がある。」

 

天馬

「戦兎さん?」

 

ビルド

「さっきバーサーカーがギガボルトフルフレイムを止めた時、足下に僅かだが後ろに押された跡があったんだ。つまり僅かだが、奴は確実に必殺技のダメージを受けている事になる。」

 

エグゼイドL

「てことは、このまま必殺シュートを撃ち続ければ・・・。」

 

エグゼイドR

「バーサーカーの鉄壁の守りを崩せるかもって事か。」

 

士郎

「バーサーカーの宝具、奴が生前に成した十二の偉業。現界中致命傷を負っても11回まで代替生命で蘇生する事が出来る能力。もしその能力を慎二が応用しているのなら、あと9回りの・・・いや、最低あと6回強力な必殺シュートを撃たないといけない。」

 

シトロン

「でも、そんなに必殺シュートを撃っては体力が持ちませんよ!」

 

ビルド

「その通りだ。だから、後半戦は出し惜しみ無しで行く。みんな隙があれば俺かエグゼイドにボールを回してくれ。点は取れなくても、俺達仮面ライダーの必殺技でならバーサーカーに十分なダメージを与えられる筈だ。」

 

オズロック

「よし、では戦兎と永夢には後半戦、リベロを勤めてもらう。皆、何としても勝つんだ!」

 

 

「おうっ!」

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

~校庭~

 

 

両チーム一同がポジションに着き、ブラックウォーリアーのキックオフで後半戦がスタートした。

 

 

慎二

「さあ、もうここからは加減無しだ!全力でお前達を、そして衛宮を潰す!」

 

 

ボールはランサーから慎二、さらにライダーへと渡り、ライダーはアースイレブンゴールへと突っ走る。

 

 

天馬

「行かせない!」

 

 

天馬は腕を振って身構えると残像を残しながらライダーに接近し、ジャンプした直後、残像と共に消える。

 

 

天馬

「《ワンダートラップ》!」

 

 

そして気がつくと、天馬はライダーからボールをスライディングで奪った。

 

 

天馬

「今だ!!」

 

 

天馬がディフェンスエリアに向けて叫ぶ。

 

 

エグゼイドL & R

「いくぜ!」

 

 

エグゼイドLとRは、近くに出現したチョコブロックを破壊し、エナジーアイテムを獲得。

 

 

『高速化!』×2

 

 

そして俊足でブラックウォーリアーのゴール前へと移動した。

 

 

天馬

「いっけええええええええ!!」

 

 

天馬はボールを上空に蹴り飛ばした。

 

 

エグゼイドL & R

「超キョウリョクプレーで、クリアしてやるぜ!」

 

 

『ガシャコンキースラッシャー!』

 

 

エグゼイドRは、多数のボタンがついた剣型武器《ガシャコンキースラッシャー》を召喚し装備。

 

 

『ダブルガシャット!』

 

 

ガシャコンキースラッシャーにマイティブラザーズXXガシャットを装填。すると、エグゼイドLの手にもう1つのガシャコンキースラッシャーが現れた。

 

 

『キメワザ!』

 

 

エグゼイドRのキースラッシャーはオレンジ、Lのキースラッシャーは緑のエネルギーを纏い、落下してきたボールをX字に切り裂いた。

 

 

『マイティブラザーズ!クリティカルフィニッシュ!』

 

 

ボールはエネルギーの刃を纏い、バーサーカーが守るゴールへと放たれた。

 

 

ドンッ!

 

 

バーサーカー

「っ!?」

 

 

バーサーカーはまたもや右手で止めたが、シュートの勢いに押されたのか少し後ろによろけた。

 

 

バーサーカー

「■■■■■ーーー!!」

 

 

バーサーカーはボールを軽く投げ、勢いよく蹴り飛ばす。

 

 

ビルド

「今度はこっちの番だぜ!」

 

 

ビルドはラビットタンクスパークリングを取り出し、数回振った後上部のプルタブ型のスイッチを入れ起動し、ドライバーにセット。

 

 

『ラビットタンクスパークリング!』

 

 

さらにライトニングトリガーを手に取り、ボタンを押してトリガーを起動しドライバーにセット。

 

 

『マックス・ボルテージ!』

 

 

ハンドルを勢いよく回すと、ベルトからパイプが伸びビルドの前にギザギザの装甲がついた赤と白のボディ、後方にもギザギザの装甲がついた青と白のボディを形成する。

 

 

『Are you Ready?』

 

 

ビルド

「ビルドアップ!」

 

 

ウィーン!ガシャーン!

 

 

前後のボディがビルドを挟み込む様に合体し、ビルドは新たな姿、《ラビットタンクスパークリングフォーム》に変身した。

 

 

『リーケージ!

シュワッと弾ける!ラビットタンクスパークリング!イエイイエーイ!』

 

 

さらにビルドはドライバーのハンドルを回す。

 

 

『Ready GO!!』

 

 

ビルドは左足のスプリングでボールと同じ高さまでジャンプ。さらに自身の前にワームホールの様な図形を出現させた。

 

 

『ライトニングフィニッシュ!』

 

 

『スパークリングフィニッシュ!』

 

 

ビルドは図形の中にボールをシュート。ボールは図形から無数の泡と共にゴールへと放たれた。

 

 

バーサーカー

「っ!?」

 

 

バーサーカーは今度は両手でボールを掴む。だがボールは手から滑り、ゴールポストに激突し空中へと舞い上がった。

 

 

ビルド

「永夢!今なら決めれる筈だ!」

 

エグゼイドR

「よし、いくぜ!」

 

エグゼイドL

「はい!」

 

 

エグゼイドRとLはドライバーを閉じ、エグゼイドRは左腰のスロットにライトニングストライカーガシャットをセット。

 

 

『キメワザ!』

 

 

そしてスロットのスイッチを押し、2人同時にレバーを展開した。

 

 

『ライトニング!クリティカルストライク!』

 

 

『マイティダブル!クリティカルストライク!』

 

 

エグゼイドRの右足にオレンジの、エグゼイドLの左足に緑のエネルギーが集まり、2人は落下してきたボールを中心に左右の位置を入れ換える様に回り込む。そして2人同時にシュートを叩き込んだ。

 

 

エグゼイドR & L

「おりゃああああああああ!!」

 

 

ボールはオレンジと緑のエネルギーを纏い、勢いよくゴールへと突き進む。

 

 

バーサーカー

「っ!?」

 

 

ドーン! ガシャーン!

 

 

バーサーカーは両手でボールを掴むが、勢いに負け後ろに転倒。ボールはブラックウォーリアーゴールへと突き刺さった。

 

 

エグゼイドR & L

「よっしゃあああああ!!」

 

天馬

「やったー!ついに一点取ったー!」

 

 

エグゼイドのシュートが決まり、アースイレブンは皆で喜んだ。だが・・・。

 

 

慎二

「まさか、バーサーカーからゴールを奪うなんて・・・。アースイレブン、こうなったら・・・。」

 

 

数分後、ブラックウォーリアーのボールで後半戦が再開し、ボールはランサーから慎二に渡った。

 

 

慎二

「セイバー、エクスカリバーだ!衛宮やアースイレブン諸とも、この街を吹き飛ばせ!!」

 

 

「っ!?」

 

 

アースイレブンとベンチに居た葵達は、慎二の発した指示に驚いた。

 

 

セイバー

「・・・。」

 

 

セイバーは右手に黒い剣を装備し、剣に黒いオーラを充填させる。

 

 

「セイバー、まさか本当に吹き飛ばす気なの!?」

 

 

ビルド

「んな事、させるかよ!!」

 

 

ビルドは右手にドリルクラッシャーを装備し、エグゼイドRとLと共にセイバーへと襲いかかる。

 

 

セイバー

「っ!!」

 

 

ドーン!

 

 

セイバーは剣を大きく降り衝撃波を放ち、ビルドとエグゼイド、さらにアースイレブンを吹き飛ばした。

 

 

「うわああああああああああ!?」

 

 

「みんな!」

 

 

一同はゴール付近まで吹き飛ばされ、セイバーは剣を構える。

 

 

士郎

「やめろ・・・やめろセイバー!」

 

 

士郎は立ち上がり、傍に落ちていたガシャコンキースラッシャーとゴッドマキシマムマイティXガシャットを手に取り走り出した。

 

 

天馬

「士郎さん!?」

 

ビルド

「おい馬鹿!止せ!!」

 

 

士郎はゴッドマキシマムマイティXガシャットをガシャコンキースラッシャーに装填。

 

 

『マキシマムガシャット!カミワザ!』

 

 

キースラッシャーに紫色のエネルギーが充填され、士郎はキースラッシャーを持ち替え構える。

 

 

セイバー

「エクスカリバー・・・!」

 

 

ガキンッ!

 

 

セイバー

「っ!?」

 

 

そしてセイバーが剣を振り上げると同時に、剣とキースラッシャーをぶつけた。

 

 

士郎

「セイバー、目を覚ませ!お前はそんな、勝利のために何の関わりも無い誰かを巻き添えにする様な奴じゃないだろ!」

 

慎二

「ハッ!無駄だよ衛宮。今のセイバーには僕の声しか聞こえない。今は僕がセイバーのマスターだからね!」

 

士郎

「違う!セイバーは俺のサーヴァント!そして俺は・・・セイバーのマスター、衛宮士郎だ!!」

 

 

『ゴッドマキシマムマイティ!クリティカルフィニッシュ!』

 

 

士郎

「うおおおおおおおおお!!」

 

 

ジャキーン!

 

 

士郎はセイバーの身体を切り裂き、セイバーは切り裂かれた衝撃で吹き飛ばされた。

 

 

士郎

「ハァ・・・ハァ・・・クッ!」

 

 

士郎の右手に激痛が走り、士郎はキースラッシャーを放し、地面に膝をつきうずくまった。

 

 

「衛宮君!」

 

「先輩!」

 

イリヤ

「シロウ!」

 

 

天馬

「士郎さん!」

 

 

天馬は急いで士郎のところへ駆け寄った。

 

 

天馬

「大丈夫ですか!?」

 

士郎

「ああ、何とか・・・。」

 

慎二

「チッ、いちいちムカつく奴だ・・・アサシン、ランサー、衛宮を殺せ!!」

 

 

慎二の指事でアサシンは太刀を、ランサーはゲイ・ボルグを装備し士郎と天馬に襲い掛かる。

 

 

ガンッ!

 

 

士郎・天馬

「っ!?」

 

慎二

「なにっ!?」

 

 

だが突如、セイバーが二人の前に立ちアサシンとランサーの攻撃を弾いた。アサシンとランサーは弾いた衝撃で吹き飛ばされ、一同は驚愕した。

 

 

士郎

「セイバー・・・?」

 

 

セイバーは静かに身体を士郎に向け、士郎を見下ろす。

 

 

セイバー

「問おう・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

貴方が私のマスターか?」

 

 

士郎

「っ!!」

 

 

ピキ・・・ピキ・・・ピキ・・・

 

 

バリンッ!

 

 

突然、セイバーの甲冑と剣がひび割れ出し、目映い光を放ち砕け散った。そして光がおさまると、セイバーは別の姿へと変身していた。金色の髪は色味を増し、甲冑は銀色に、ドレスは青に、そして瞳は鮮やかな緑へと変化し、黒い剣は光輝く聖剣へ姿を変えていた。

 

 

士郎

「あ・・・。」

 

 

士郎はセイバーの姿に目を見開き、セイバーは士郎に優しく手を差し延べた。

 

 

セイバー

「お久しぶりです、シロウ。大丈夫ですか?」

 

 

士郎はセイバーの手をとり、立ち上がった。

 

 

士郎

「セイバー、本当にお前なのか?」

 

セイバー

「もちろんです。私はセイバー。貴方のサーヴァントであり貴方の剣。そしてシロウ、貴方は私のマスターだ。」

 

士郎

「っ!!セイバー!」

 

 

セイバーは士郎に笑顔で答え、士郎も嬉しさのあまり笑顔を見せた。ベンチの凛達は、突然の出来事に言葉を失った。

 

 

セイバー

「シロウ、再会を喜びたいのは山々ですが、今は・・・。」

 

士郎

「ああ、そうだ。まだ試合の途中だったな!」

 

 

士郎とセイバーは慎二に目を向ける。

 

 

慎二

「まさか、セイバーを僕の支配下から解放するなんて・・・ったく、トコトンムカつく男だな、衛宮!!こうなったら、二度と立ち上がれないくらいお前を徹底的に痛め付けてやる!!」

 

 

慎二は残りのサーヴァント達とアースイレブン陣内へと突っ込む。

 

 

士郎

「セイバー、早速で悪いが、俺達と戦ってくれるか?」

 

セイバー

「はい、お任せを!」

 

士郎

「天馬、出来るだけ俺とセイバーにボールを回してくれ!」

 

天馬

「はい、分かりました!」

 

 

士郎とセイバーを先頭に、アースイレブンも敵陣へと突き進む。

 

 

ビルド

「何がどうなってるんだ?」

 

 

『マイティ・マイティアクション!エックス!』

 

 

エグゼイド

「分かんない。でも、大体状況は掴めた!俺達も士郎をサポートしよう!」

 

 

エグゼイドはアクションゲーマーLv.2に戻り、エグゼイドとビルドも後に続いた。

 

 

慎二

「ライダー!」

 

 

慎二はライダーにパスを出す。

 

 

エグゼイド

「もーらいっと!」

 

 

だがエグゼイドが大きくジャンプしパスカット。そのままボールはセイバーへと渡った。

 

 

セイバー

「見せてやろう、私の本当の力を。」

 

 

セイバーは聖剣を両手で構え、剣に光を充填させる。

 

 

セイバー

「束ねるは星の息吹、輝ける命の奔流。受けるが良い!」

 

そして剣を大きく振り下ろし、目映い光の波動をボールと共に放った。

 

 

セイバー

「《エクスカリバー》!!」

 

 

バッシュウウウウウウゥゥゥ!!

 

 

バーサーカー

「■■■■■ーーー!?」

 

 

ガシャーン!

 

 

ボールはバーサーカーを吹き飛ばし、ブラックウォーリアーゴールへと突き刺さった。

 

 

士郎

「よし!」

 

天馬

「やったー!」

 

慎二

「二点目だと!?そんなバカな!?」

 

 

数分後、ブラックウォーリアーのボールで試合が再開したが、ボールは直ぐアースイレブンに渡り、士郎がドリブルでゴールへと向かっていた。

 

 

士郎

「今度は俺の番だ!」

 

 

士郎はセイバーとは少し異なる光輝く剣を右手に出現させ、剣に光を充填させる。そして剣を大きく振り下ろし、目映い光の波動をボールと共に放った。

 

 

士郎

「《エクスカリバー・アナザー》!!」

 

 

バーサーカー

「■■■■■ーーー!?」

 

 

ガシャーン!

 

 

ボールはバーサーカーを吹き飛ばし、ブラックウォーリアーゴールへと突き刺さった。

 

 

士郎

「よっしゃあああああ!!」

 

天馬

「やったー!追加点だ!」

 

 

必殺技が決まった途端、士郎の手から剣が消えた。天馬達は追加点が入り喜んだが、ベンチの凛は何やら慌てていた。

 

 

「アイツ、何やってるのよ!?セイバーの宝具を投影するなんて!」

 

「いえ、アレは投影によるモノじゃありません。」

 

「えっ?」

 

 

慌てる凛に対し、桜・バゼット・カレンは冷静だった。

 

 

バゼット

「ええ、私も一見士郎君がエクスカリバーを投影によって生み出した様に見えましたが、あの剣は投影によって生み出されたモノではありません。」

 

イリヤ

「投影によるモノじゃないなら、何なの?」

 

カレン

「おそらく魔術ではなく、彼が放つオーラが形を成し具現化して生まれたモノ。言うなれば、天馬君達の使う必殺技の類いでしょう。でなければ、あれだけ強力な一撃を放っておいて何事も無かったかの様に動ける筈がありません。」

 

 

さらに数分後再び試合が再開し、今度は士郎とセイバーがドリブルでゴールへと向かっていた。

 

 

慎二

「衛宮!!」

 

 

慎二はチームのサーヴァント達を総動員し、士郎とセイバーの前に壁を作り出した。

 

 

慎二

「もうこれ以上、お前達に点は取らせない!」

 

士郎

「へぇー、サーヴァント全員で俺達を止めに来たか。なるほど、バーサーカーを吹き飛ばす程の必殺技を使う俺達は、今のお前にとっては脅威だろうな。俺達の足止めをして、引き分けのまま延長戦に持ち込もうって魂胆なんだろ?でもな慎二・・・。」

 

 

トンッ

 

 

士郎はボールを左へ軽く蹴る。そして次の瞬間、後方から走ってきた天馬がボールを受け取った。

 

 

士郎

「サッカーってのは、11人全員で戦うチーム競技だ!」

 

慎二

「ナッ!?」

 

士郎

「決めろ、天馬!」

 

天馬

「はい!」

 

 

天馬は両手とボールにオーラを纏わせ、ボールを宙に浮かせる。

 

 

天馬

「ハアアアアアアアッ!」

 

 

さらに右手と左手に青い光の球を作り出し、合体させ巨大な光の球を作り出す。そして両手を突き出し青い光線をボールと共に放った。

 

 

天馬

「《激龍烈波》!!」

 

 

天馬の放った光線は青い龍へと姿を変え、龍はゴールへと突き進む。

 

 

『ギャオオオオ!!』

 

 

バーサーカー

「■■■■■ーーー!?」

 

 

ドーン!

 

 

龍はバーサーカーを吹き飛ばし、ボールはゴールへと突き刺さった。

 

 

天馬

「よっしゃあああああ!!」

 

 

ピッピッピーッ!

 

 

その直後、試合終了のホイッスルが鳴り響き、試合は4対3とアースイレブンが逆転し勝利を納めた。

 

 

慎二

「バカな・・・僕が、この僕が負けた?聖杯の力を手に入れた僕が・・・?」

 

 

シュゥゥ…

 

 

フィールドに立っていたサーヴァント達が次々と光の粒子となって消え、セイバーの甲冑と聖剣も同様に消えた。

 

 

慎二

「嫌だ・・・嫌だ嫌だ!衛宮に復讐出きると思ったのに、二度も衛宮に敗れて死ぬなんて・・・。」

 

「兄さん・・・。」

 

衛宮

「慎二・・・。」

 

慎二

「こんなの・・・こんなの嫌だああああああああ!!!」

 

 

シュゥゥ…

 

 

慎二は叫びながらサーヴァント達と同様光の粒子となって消え、そして夜空に出現していた巨大な孔も姿を消した。

 

 

士郎

「終わったんだ・・・な・・・。」

 

 

ドサッ

 

 

士郎は突然倒れ、気を失った。

 

 

セイバー

「シロウ!!」

 

天馬

「士郎さん!?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

士郎

「う~ん・・・ん?」

 

 

目が覚めると、士郎は衛宮邸の自分の部屋で横になっていた。

 

 

士郎

「ここは・・・俺の部屋か?」

 

「目が覚めましたか?」

 

 

桜が上から士郎の顔を覗き込んだ。

 

 

士郎

「桜・・・。」

 

 

士郎はゆっくりと身体を起こす。

 

 

士郎

「遠坂、天馬・・・セイバー?」

 

 

部屋には士郎と桜の他に、凛とイリヤと天馬達、そしてドレス姿のセイバーがいた。

 

 

士郎

「俺、夢でも見てるのか?それとも幻を見てるのか?」

 

セイバー

「夢でも幻でもありません。私は今、シロウの目の前に居ます。」

 

「士郎、落ち着いて聞いてくれる?実はあの試合の後、学園にいた全てのサーヴァントの中で、セイバーだけが何故かその場に残っていたの。」

 

士郎

「セイバーが?」

 

「うん。それで、セイバーの身体を調べてみたら、とんでもない事が分かったの。今士郎の前にいるセイバーはサーヴァントじゃなくて、人間なのよ。」

 

 

凛の発した言葉に、士郎は驚いた。

 

 

士郎

「セイバーが、人間に!?でも、いったい何で・・・。」

 

「私にも分からない。だって、こんな事ありえないもの!サーヴァントが受肉して現界する事はあっても、サーヴァントが人間になるなんて・・・!」

 

 

原因が分からず混乱する凛。すると・・・。

 

 

永夢

「もしかして、このガシャットを使ったからかな?」

 

 

永夢が士郎達にある物を見せた。それは先程、士郎がガシャコンキースラッシャーと一緒に使用した、ゴッドマキシマムマイティXガシャット。

 

 

天馬

「それって、確か士郎さんがセイバーさんの攻撃を防ごうとして、キースラッシャーと一緒に使った。」

 

永夢

「このガシャットには、破損した人間の遺伝子を再構成して初期化する、リプログラミングと言う機能が備わっているんだ。恐らく、さっきの試合でセイバーさんがこのガシャットの攻撃を受けた時に、セイバーさんの中に残っていた人間の遺伝子をリプログラミング機能によって再構成して初期化。よってセイバーさんは、サーヴァントから人間になったんだと思う。」

 

戦兎

「でも、それってバグスター化した人に限ったモノじゃないのか?第一、何でサーヴァントにもリプログラミングの効果が出てるんだ?いくら実体化してたって言っても、元は幽霊みたいなもんだろ?」

 

永夢

「それは、え~っと・・・。」

 

 

答えが出てこず考え始めた永夢。すると・・・。

 

 

天馬

「別に良いじゃないですか、そんなこと。」

 

永夢

「えっ?」

 

天馬

「セイバーさんを想う士郎さんの心に、そのガシャットが答えてくれた。それで良いじゃないですか。」

 

永夢

「・・・そうだね。」

 

戦兎

「・・・そうだな、そういう事にすっか。」

 

 

天馬の話に納得したのか、戦兎と永夢は優しく微笑んだ。

 

 

セイバー

「シロウ、申し訳ありません!先程はマトウシンジに支配されていたとはいえ、貴方を傷付けてしまった。私は・・・。」

 

 

セイバーは深く頭を下げ、士郎に謝罪した。

 

 

士郎

「いいさ、別に・・・。」

 

セイバー

「えっ?」

 

 

ギュッ

 

 

セイバーがふと顔を上げた瞬間、士郎はセイバーを優しく抱きしめた。

 

 

セイバー

「し、シロウ・・・?」

 

士郎

「俺の傷の事はどうでもいい。俺は、セイバーが俺の知ってるセイバーに戻ってくれて嬉しいんだ。それに、またこうやって会うことが出来た。こんなに嬉しい事は無いさ。」

 

セイバー

「シロウ・・・。」

 

 

士郎は静かに微笑み、セイバーは士郎の背中に手を伸ばし士郎を優しく抱きしめ、そして静かに微笑んだ。

 

 

士郎

「お帰り、セイバー・・・。」

 

セイバー

「ただいま、シロウ・・・。」

 

 

 

天馬達は静かに微笑み、士郎とセイバーを見守った。

 

 

天馬

(よかったですね、士郎さん・・・。)

 

 

 

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