イナズマイレブンGOクロニクル ~集え!銀河最強の戦士達~   作:ヒビキ7991

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第6話/天馬、ポケモンバトルデビュー!VSサトシ&セレナ!!

~プラターヌ研究所 食堂~

 

 

ロケット団騒動の後、食堂では天馬達アースイレブンとサトシ達が仲良く昼食をとっていた。メニューはミートボールスパゲティとサラダ、そしてサンドイッチだ。

 

 

天馬・信助

「美味しい!」

 

サトシ

「うまいだろ?シトロンの作るご飯。」

 

 

シトロンの料理は天馬達に大好評の様だ。

 

 

シトロン

「料理というのは実は発明と同じなんです。設計図から部品を集め製作する。」

 

真名部

「確かに、仰る通りですね。」

 

 

シトロンの話に納得した真名部。

 

 

「発明だけじゃなくて料理も出来るなんて、素敵ねシトロン君!」

 

シトロン

「いやぁ、それほどでも…」

 

 

葵に誉められテレるシトロン。すると・・・。

 

 

ユリーカ

「おっ?葵お姉ちゃんキープ!」

 

 

突然、ユリーカが右膝をついて葵に右手を差し出した。

 

 

ユリーカ

「お願い、お兄ちゃんをシルブプレ!」

 

「・・・え?」

 

 

ユリーカの突然の行動に、葵はポカンとした。

 

 

信助

「シルブプレって?」

 

皆帆

「フランス語で、"お願いします"という意味だよ。」

 

シトロン

「ユリーカ!それはやめろっていつも言ってるだろ!?」

 

 

と、シトロンが赤面しながらユリーカに慌てて近づく。

 

 

ユリーカ

「だって、お兄ちゃんだけじゃ頼りないんだもん!」

 

「ねえユリーカちゃん、どういうこと?」

 

ユリーカ

「お兄ちゃんのお嫁さんになってほしいの!」

 

 

ユリーカの発言に、アースイレブン一同は仰天した。

 

 

「お、お嫁さん!?」

 

ユリーカ

「そ!お兄ちゃんったらメカばっかでちょ~っと抜けてるところがあるから、しっかりしたお嫁さんがいればいいかな~って。」

 

シトロン

「もうっ!!小さな親切大きなお世話です!!」

 

 

シトロンはエイパムアームを起動し、ユリーカを連れて食堂を出ていった。

 

 

ユリーカ

「葵お姉ちゃん、考えといてね~!」

 

シトロン

「余計な事を言わない!!自分のお嫁さんくらい自分で見つけますから!!」

 

 

バタンッ

 

 

鉄角

「あーらら、行っちまった・・・。」

 

「お嫁さんかぁ・・・シトロン君がお婿さんならOKしても良いかなぁ?」

 

天馬・サトシ・セレナ

「えっ!!??」

 

 

天馬・サトシ・セレナは同時に葵に顔を向けた。

 

 

「なーんてね。冗談よ冗談。」

 

 

葵は微笑みそう答えた。

 

 

サトシ

「・・・セレナ、そのリボン・・・。」

 

セレナ

「えっ?」

 

 

サトシはセレナの首元の青いリボンを見つめ言った。

 

 

サトシ

「大切にしてくれてるんだな・・・。」

 

セレナ

「も、もちろんだよ!サトシからのプレゼントだもん!尚更大事にするよ!」

 

 

セレナは頬を少し赤く染め優しく微笑んだ。サトシはそんなセレナを見て、一瞬ドキッとした。

 

 

セレナ

「・・・そういえばサトシ、随分と背が伸びたね。」

 

サトシ

「えっ?」

 

セレナ

「旅をしてた頃は私と変わらないくらいだったのに。」

 

サトシ

「そ、そうかな・・・?」

 

 

セレナに見つめられ、サトシは更にドキドキした。

 

 

サトシ

「せ、セレナこそ、ホウエンでのコンテストはどうだったんだ?」

 

セレナ

「うん、最初はなかなか上手く行かなかったんだけど、ハルカっていう人がコンテストの色んな事教えてくれて、グランドフェスティバルに出場できるまでにはなったんだよ!」

 

サトシ

「そ、そうか・・・。」

 

 

サトシは少し頬を赤くし俯いた。

 

 

セレナ

(サトシ、なんか様子が変?)

 

皆帆

「ふむふむ、なるほど・・・。」

 

 

セレナはサトシの様子が変だと感じ、皆帆はまた何か勘づいたのか顎に手を添えてにやけた。

 

 

サトシ

(やっぱり俺、何か変だな・・・。)

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

~サウスサイドストリート~

 

 

昼食を終えた一同は研究所を後にし、サウスサイドストリートを歩いていた。サトシは先程のドキドキが治まったのか、落ち着いていた。

 

 

シトロン

「僕とユリーカは夜のパーティーの準備がありますから、一旦家に戻りますね。」

 

サトシ

「分かった。」

 

シトロン

「じゃあ、また後で!」

 

ユリーカ

「美味しいご馳走いっぱい用意するから、楽しみにしててね!」

 

 

ユリーカがそう言うと、シトロンとユリーカはその場を後にした。

 

 

サトシ

「・・・さてと、俺達はどうする?」

 

 

サトシが天馬達に問う。すると・・・。

 

 

セレナ

「・・・ねえサトシ、久しぶりにバトルしない?」

 

サトシ

「バトルか?俺はいいけど・・・。」

 

天馬

「俺もいいよ。実は見てみたいんだ、ポケモンバトル!」

 

信助

「僕も見たい!」

 

サトシ

「・・・分かった!じゃあ、やろうぜセレナ!」

 

セレナ

「うん!」

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

~バトルフィールド~

 

 

一同は近くのバトルフィールドへ向かい、サトシとセレナはフィールドの端に立ち準備を始めた。

 

 

サトシ

「ピカチュウ、パワーアップしたお前の力、見せてやろうぜ!」

 

ピカチュウ

「ピッカァ!」

 

 

サトシのピカチュウは拳をぶつけ気合い十分。

 

 

セレナ

「マフォクシー、ホウエンでの修行の成果、見せてあげましょ!」

 

マフォクシー

「マッフォ!」

 

 

マフォクシーも口から火を吹き、こちらも気合いは十分の様だ。

 

 

天馬

「ピカチュウもマフォクシーもガンバレー!」

 

 

天馬達アースイレブンは、フィールドの外からバトルを観戦していた。

 

 

サトシ

「ピカチュウ、10万ボルトだ!」

 

 

ピカチュウ

「ピッカアアアアア!チュウウウウウウ!!」

 

 

ピカチュウは全身に電気を溜め、マフォクシーに10万ボルトを放つ。

 

 

セレナ

「マフォクシー、火炎放射よ!」

 

マフォクシー

「マァァッフォォォ!」

 

 

マフォクシーは左腕の毛から小枝を取りだし、小枝の先から火炎放射を放った。

 

 

ドカーン!

 

 

ピカチュウとマフォクシーの攻撃はフィールドの中央でぶつかり、爆発音と共に爆煙をあげた。

 

 

セレナ

「マフォクシー、目覚めるパワー!」

 

マフォクシー

「マッフォ!」

 

 

マフォクシーは今度は4つの紫色の光弾をピカチュウに向けて放つ。

 

 

サトシ

「フィールドを駆け回れ!電光石火!」

 

ピカチュウ

「ピッカア!」

 

 

ピカチュウは電光石火の名の如く、目にも止まらぬスピードでフィールドを駆け回り、マフォクシーの目覚めるパワーを避けた。

 

 

信助

「ピカチュウ速い!」

 

 

サトシ

「そのままマフォクシーに突っ込め!」

 

 

ピカチュウ

「ピッカアア!!」

 

 

ドーン!

 

 

マフォクシー

「マッフォオオ!?」

 

 

ピカチュウはマフォクシーに突進し、マフォクシーは吹き飛ばされ倒れた。ピカチュウも反動で宙返りし、サトシの前に着地する。

 

 

セレナ

「マフォクシー、大丈夫!?」

 

マフォクシー

「マッフォ!」

 

 

マフォクシーは勢いよく立ち上がった。

 

 

セレナ

「強くなったね、サトシ!」

 

サトシ

「お前もな、セレナ!」

 

 

天馬は二人のバトルを見て、何やらウズウズしていた。

 

 

天馬

(凄い、これがポケモンバトルか!あぁ、俺もポケモンバトルやってみたいなぁ!)

 

 

なんて事を考えていると・・・。

 

 

ガサガサ・・・。

 

 

一同

「ん?」

 

 

突然、近くの草むらから音がし、2体のポケモンが姿を見せた。

 

 

天馬

「あれって・・・。」

 

 

天馬はフィールドの外側を通り例のポケモンのところへ向かう。

 

 

天馬

「どうしたの?こんなところに来るなんて。」

 

ルカリオ

「ルガ・・・。」

 

アブソル

「アブ・・・。」

 

 

姿を見せたのは、先程プラターヌ研究所で遭遇したルカリオとアブソルだった。

 

 

好葉

「あれって・・・。」

 

真名部

「さっき博士の研究所で会ったポケモンですね。確か・・・ルカリオとアブソルでしたっけ?」

 

 

ルカリオとアブソルは天馬が声をかけると俯き目を背けた。

 

 

天馬

「もしかして、バトルしたくて来たの?」

 

ルカリオ

「・・・。」

 

アブソル

「・・・。」

 

 

天馬はルカリオとアブソルに問う。ルカリオとアブソルは何も言わず、静かに首を小さく縦に振った。

 

 

天馬

「そっか。」

 

 

天馬はサトシとセレナに身体を向けると、笑顔で言った。

 

 

天馬

「サトシ、セレナ、俺とポケモンバトルしてくれ!」

 

サトシ・セレナ

「えっ!?」

 

 

天馬の発言に、サトシとセレナ、さらにアースイレブン一同は驚いた。

 

 

サトシ

「バトルって、お前ポケモン持ってないだろ?」

 

天馬

「大丈夫!」

 

 

そう言うと、天馬はルカリオとアブソルに目を向けた。

 

 

天馬

「俺のパートナーは、ここにいるルカリオとアブソルだ!」

 

ルカリオ・アブソル

「っ!?」

 

 

天馬の発言に2体は驚き、天馬は2体に身体を向け頭を優しく撫でた。

 

 

天馬

「ルカリオ、アブソル、今だけでいいから、俺のポケモンになってくれないか?」

 

 

ルカリオ

「ガ、ガルゥ?」

 

アブソル

「ア、アブゥ?」

 

 

2体は戸惑っている様だが、天馬は微笑んだ。その眼は何故か、自信に満ち溢れていた。

 

 

天馬

「大丈夫、2人なら絶対に勝てるよ!」

 

 

数分後、バトルの準備が整った。試合はサトシ・セレナペアと天馬によるダブルバトル。サトシ・セレナ側にはピカチュウとマフォクシーがいる。

 

 

サトシ

「ピカチュウ、全力でいくぜ!」

 

セレナ

「マフォクシー、頑張っていくわよ!」

 

天馬

「ルカリオ、アブソル、お前達の力見せてやろうぜ!」

 

 

ピカチュウとマフォクシーはやる気十分の様だが、ルカリオとアブソルは少し不安そうな顔をしていた。

 

 

「頑張って、天馬!」

 

信助

「ガンバレー!」

 

座名九郎

「審判は私が引き受けます。それでは、アッ始めええぇぇ!!」

 

サトシ

「ピカチュウ、10万ボルトだ!」

 

セレナ

「マフォクシー、火炎放射よ!」

 

 

サトシとセレナの指示で、ピカチュウは10万ボルト、マフォクシーは火炎放射を放つ。

 

 

天馬

「ルカリオ、波動弾!アブソル、悪の波動!」

 

ルカリオ・アブソル

「っ!!」

 

 

天馬の指示でルカリオは波動弾、アブソルは悪の波動を放つ。

 

 

ドカーン!

 

 

両者の技はフィールドの中央でぶつかり、黒煙をあげた。

 

 

天馬

「ルカリオはマフォクシーに雷パンチ!アブソルはピカチュウに辻斬りだ!」

 

ルカリオ

「ガルァ!」

 

アブソル

「アブ!」

 

 

ルカリオは右手に電気を溜め、アブソルは角を黒い刃に変え、黒煙を潜り抜けピカチュウとマフォクシーに突撃する。

 

 

サトシ

「アイアンテールで迎え撃て!」

 

セレナ

「炎のパンチで対抗よ!」

 

 

ピカチュウは尻尾を鋼鉄化させ、マフォクシーは右手に炎を纏う。そしてピカチュウはアイアンテールでアブソルの辻斬りを、マフォクシーは炎のパンチでルカリオの雷パンチを受け止めた。

 

 

天馬

「そのままボーンラッシュとシャドークローだ!」

 

サトシ

「なにっ!?」

 

 

ルカリオは波動を骨型に構成して左手に装備し、マフォクシーを攻撃。アブソルは左前足に闇の爪を出現させピカチュウを攻撃した。

 

 

ピカチュウ

「ピカア!?」

 

マフォクシー

「マフォオ!?」

 

 

ピカチュウとマフォクシーは攻撃を受けた拍子に吹き飛ばされたが、直ぐに体制を立て直した。

 

 

サトシ

「ピカチュウ、まだいけるか!?」

 

ピカチュウ

「ピッカ!!」

 

セレナ

「マフォクシー、大丈夫!?」

 

マフォクシー

「マッフォ!」

 

サトシ

「ピカチュウ、エレキボールだ!」

 

セレナ

「マフォクシー、大文字!」

 

 

ピカチュウは尻尾に電気を溜め電気の球を放ち、マフォクシーは枝の先から巨大な大の字の炎を放った。

 

 

天馬

「ルカリオは竜の波動!アブソルはシャドーボール!」

 

 

ルカリオは右手に気を溜めドラゴン形の波動を放ち、アブソルはシャドーボールを放った。

 

 

ドカーン!

 

 

双方の技はぶつかり黒煙をあげる。そして黒煙がおさまると、ルカリオとアブソルの姿が消えていた。

 

 

サトシ

「ルカリオとアブソルが消えた!?」

 

セレナ

「サトシ、上!」

 

 

サトシは上を見ると、上空にルカリオとアブソルを発見した。

 

 

天馬

「アブソル、スピードスターで動きを封じろ!」

 

 

アブソルはスピードスターを放つ。スピードスターはピカチュウとマフォクシーの周りを飛び、2体の動きを封じた。

 

 

サトシ

「なにっ!?」

 

天馬

「止めだ!ルカリオ、竜の波動!アブソル、悪の波動!」

 

 

ルカリオは上空から竜の波動、アブソルは悪の波動を放つ。2体の波動は合体し、黒い竜と化した。

 

 

ピカチュウ

「ピカア!?」

 

マフォクシー

「マフォオ!?」

 

 

ドカーン!

 

 

2体の合体攻撃はピカチュウとマフォクシーに命中し、巨大な砂煙をあげる。砂煙がおさまると、ピカチュウとマフォクシーは目を回し倒れていた。

 

 

座名九郎

「ピカチュウ、マフォクシー、戦闘不能!ルカリオ、アブソルの勝ち!よってこの勝負、キャプテンの勝利!」

 

天馬

「ヤッター!」

 

 

天馬は笑顔で叫び拳を突き上げ、サトシとセレナはピカチュウとマフォクシーのもとへ駆け寄った。

 

 

サトシ

「ピカチュウ、大丈夫か!?」

 

ピカチュウ

「ピカ、ピカチュウ…」

 

マフォクシー

「よく頑張ったわね、マフォクシー。」

 

マフォクシー

「マッフォ…」

 

 

スタッ

 

 

ルカリオとアブソルは着地し、ピカチュウとマフォクシーを見て目を見開いた。

 

 

ガシッ

 

 

と、天馬が後ろから2体を抱き寄せた。

 

 

ルカリオ・アブソル

「っ!?」

 

天馬

「やったぜルカリオ、アブソル!俺達勝ったんだよ!お前達の力で!」

 

 

ルカリオとアブソルは一瞬驚いたが、直ぐに微笑んだ。

 

 

サトシ

「すげぇぜ天馬!始めてのバトルで勝っちまうなんてよ!」

 

天馬

「ありがとう、サトシ!」

 

ルカリオ

「ガルゥ!」

 

アブソル

「アブゥ!」

 

天馬

「うわあ!?」

 

 

ルカリオとアブソルは天馬に飛び付き、天馬は押し倒された。2体はバトルで勝てたのが嬉しいのか、物凄い笑顔だった。

 

 

天馬

「ちょちょっと待ってってば2人とも!くすぐったいよぉ~アハハハハ!」

 

 

じゃれ合う3人を見てサトシとセレナ、アースイレブン一同は笑った。

 

 

「・・・ったく、見てて腹が立つなぁ。」

 

 

「ちょっとバトルで勝ったからっていい気になって・・・あの子達に思い知らせてあげましょ、ダーリン。」

 

 

そんな一同を、近くの歩道からカップルとおぼしき謎の2人組が見ていた。

 

 

 

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