イナズマイレブンGOクロニクル ~集え!銀河最強の戦士達~   作:ヒビキ7991

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第7話/ルカリオとアブソル!見せてやれ、絆の力!《前編》

~シトロンの家~

 

 

夜、アースイレブン一同はシトロンの家で開かれたパーティーに参加していた。

 

 

シトロン

「それでは、僕ら4人の再会とアースイレブンの皆さんとの出会いを祝して、乾杯!」

 

 

「「カンパーイ!」」

 

 

カラン

 

 

一同は乾杯し、グラスのジュースを飲み干した。

 

 

信助

「ップハー!」

 

天馬

「シトロン、ありがとう!俺達全員を招待してくれて。」

 

シトロン

「はい!沢山作りましたから、お腹いっぱい食べていってくださいね!」

 

 

テーブルの上には、沢山のご馳走が並べられていた。

 

 

「でも、本当によかったの?せっかくの再会のパーティーなのに。」

 

ユリーカ

「大丈夫だよ!気にせず食べてね!」

 

 

そこへ、1人の男性が1体のポケモンと共に新品のジュースを数本持ってきた。

 

 

???

「シトロン、ジュース持ってきたぞ!」

 

???

「リューリュー!」

 

シトロン

「ありがとうパパ。」

 

天馬

「えっ?パパ?」

 

シトロン

「はい!」

 

???

「よろしく、シトロンとユリーカの父親の《リモーネ》だ。俺はこの街で、この《デンリュウ》と一緒に電気屋を営んでる。」

 

デンリュウ

「リュウ!」

 

 

リモーネのパートナー、ライトポケモンのデンリュウは一同に笑顔を見せた。

 

 

「うわぁ~!」

 

好葉

「可愛い~!」

 

 

葵と好葉はデンリュウを見て目を輝かせる。

 

 

天馬

「俺、松風天馬って言います。」

 

リモーネ

「天馬君か。いい名前だ!」

 

天馬

「ありがとうございます。で、こちらは俺の仲間達。瞬木隼人、井吹宗正、森村好葉、皆帆和人、真名部陣一郎、西園信助、市川座名九郎、空野葵、ビットウェイ・オズロックです。」

 

ユリーカ

「天馬達、サッカーやってるんだって!」

 

リモーネ

「ほぅサッカー少年か!」

 

ユリーカ

「でねでね、スッゴい必殺技持ってるんだよ!パンプジンのシャドーボールやマーイーカのサイケ光線を弾いちゃうくらい凄いの!」

 

リモーネ

「必殺技かぁ、それは是非見てみたいなぁ。」

 

 

リモーネとデンリュウはジュースをテーブルに置いた。

 

 

リモーネ

「それにしても、いつの間にかシトロンとユリーカにこんなに沢山の友達が出来てたなんて・・・。」

 

 

リモーネは顔を俯かせ、身体を震わせた。

 

 

天馬

「リモーネさん?」

 

リモーネ

「俺は・・・俺は・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

モーレツに感動しているぅぅ!!嬉しいぞおおシトロン、ユリーカァァ!!」

 

 

リモーネは号泣し、シトロンとユリーカを抱き寄せた。

 

 

瞬木

「リモーネさんって、意外と涙脆い性格なんだな・・・。」

 

サトシ・セレナ

「あはは・・・。」

 

 

一同はそんなリモーネを見て苦笑いした。

 

 

リモーネ

「・・・ところで。」

 

 

落ち着きを取り戻したリモーネは、ふとピカチュウ達と食事をしているルカリオとアブソルを見た。

 

 

リモーネ

「あのルカリオとアブソルは天馬君のポケモンかい?」

 

天馬

「いや、そういう訳じゃないんですけど・・・。」

 

シトロン

「そういえばあの2体って、博士の研究所にいたポケモンですよね?」

 

サトシ

「実は昼間2人と別れた後、俺とセレナがバトルをしてるところにアイツらがヒョッコリ現れてさ。天馬によると2体ともバトルがしたかったみたいで、天馬が一時的にアイツらのトレーナーになって俺達とバトルしたんだ。」

 

セレナ

「結果は天馬の勝ち。けどそれから、何故かルカリオもアブソルも天馬になついちゃったみたいで、しばらく天馬が2体の面倒を見る事になったの。」

 

天馬

「プラターヌ博士が言うには、バトルに勝てたのが嬉しかったからじゃないかって。」

 

シトロン

「なるほど。」

 

天馬

「ちなみに、ルカリオは雄でアブソルは雌らしいよ。」

 

ユリーカ

「へぇー、アブソルって女の子なんだ!」

 

 

そんなルカリオとアブソルは、ピカチュウ達と一緒に楽しくシトロン特製のポケモンフーズを食べていた。

 

 

ニンフィア

「フィア!」

 

アブソル

「アッブ!」

 

 

ニンフィアとアブソルは同じ雌同士だからか直ぐに仲良くなり。

 

 

ヤンチャム

「ヤチャ!」

 

ルチャブル

「チャブチャ!」

 

オンバーン

「バオーン!」

 

レントラー

「レット!」

 

ファイアロー

「ファイ!」

 

ルカリオ

「ガル!ガルァ!」

 

 

ルカリオもルチャブル・ヤンチャム・レントラー・オンバーン・ファイアローと気が合う様で楽しそうだ。

 

 

マフォクシー

「フォー・・・。」

 

 

マフォクシーは何故か落ち込んでいた。

 

 

サトシ

「マフォクシー、元気無いな。」

 

セレナ

「多分、ルカリオに負けたのがショックだったんじゃないかな?」

 

シトロン

「確かに、ルカリオにとってマフォクシーは相性の悪い相手ですからねぇ。」

 

真名部

「相性?」

 

シトロン

「ポケモンや技は、ドラゴン・ゴースト・地面・飛行・毒・虫・水・電気・岩・草・悪・氷・ノーマル・炎・格闘・鋼・エスパー・フェアリーと、全部で18種のタイプに分かれているんです。各々のタイプには相性があり、相性によっては大ダメージを与えたり、ダメージを受けなかったりすることもあります。」

 

セレナ

「今回のバトルの場合、炎・エスパータイプのマフォクシーは鋼・格闘タイプのルカリオに有利だったんだけど。」

 

井吹

「その有利なハズの相手に不覚を捕ったのが応えてるって事か?」

 

セレナ

「多分ね。」

 

 

ピカチュウ

「ピカッチュ、ピカピカ?」

 

ハリマロン

「リマリマ。」

 

ホルビー

「ホッビー。」

 

デデンネ

「デネデネ!」

 

マフォクシー

「フォー・・・。」

 

 

マフォクシーはピカチュウ達に励ましてもらっていたが、それでも気分は晴れなかった。

 

 

ルカリオ

「ガルゥ。」

 

 

そこへ、ルカリオが様子を見に来た。

 

 

マフォクシー

「フォッ!?」

 

 

マフォクシーは何故かビックリし、顔を赤く染めた。

 

 

ルカリオ

「ガル、ガルゥ?」

 

マフォクシー

「マッフォ・・・フン!」

 

 

ルカリオが心配そうに声をかけるが、マフォクシーは何故か怒って(?)ルカリオから目を背けた。

 

 

ピカチュウ

「ピィカ?」

 

ルカリオ

「ガル?」

 

 

ルカリオとピカチュウは首を傾げた。

 

 

皆帆

「なるほど、これは面白いや。」

 

 

皆帆はまたまた何か勘づいたのか、顎に手を添えてにやけた。

 

 

リモーネ

「ところでシトロン、ジムの方はどうなんだ?」

 

シトロン

「あれから順調だよ。シトロイドも僕と対等に戦えるくらい強くなったし。」

 

リモーネ

「そうか!」

 

天馬

「ジム?」

 

シトロン

「あれ?言ってませんでしたっけ?僕の本業は、ミアレシティのジムリーダーなんです。」

 

信助

「ええっ!?そうなの!?」

 

「凄い!」

 

 

シトロンの正体を知って驚くアースイレブン一同。

 

 

天馬

「ねえシトロン、明日俺とバトルしてよ!」

 

シトロン

「いいですよ。でも覚えておいてください。」

 

 

シャキン

 

 

シトロンは眼鏡を光らせる。

 

 

シトロン

「こう見えて僕はミアレシティのジムリーダー。手強いですよ?」

 

天馬

「挑むところだ!」

 

 

天馬とシトロンは握手をし、二人は明日バトルをすることになった。

 

 

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

 

 

~プリズムタワー前~

 

 

次の日、天馬達はルカリオ・アブソルと共にプリズムタワーの前に来ていた。

 

 

天馬

「この中だね。ミアレジムがあるのは。」

 

シトロン

「僕がジムまで案内します。ついてきて下さい。」

 

 

一同はプリズムタワー入り口へと歩き出す。すると、近くを1台のLEDビジョントラックが通りがかり赤信号で止まった。トラックのビジョンには1人の男性の姿が映っていた。シトロン・ユリーカと似た色の金髪と碧眼に、黒と青のアシンメトリーなタキシードとシルクハットを身に付け、右手に長いステッキを持っていた。

 

 

???

『ボンジュール!ポケモンをこよなく愛するミアレシティの皆様。』

 

 

男性の声に気づき、一同は足を止めトラックに目を向けた。

 

 

セレナ

「あ、ピエールさんだ!」

 

天馬

「知ってるの?」

 

セレナ

「トライポカロンの司会を勤めてる人よ。」

 

「トライポカロンって?」

 

シトロン

「ポケモンの魅力や、ポケモンとのパートナーシップをパフォーマンスで魅せる大会です。バトルとは違う形で、ポケモンとの絆を表現することが目的なんです。」

 

ユリーカ

「セレナもね、去年ポカロンに初出場して決勝まで行ったんだよ!」

 

 

ピエール

『いよいよ明日、ミアレシティ復興1周年記念、トライポカロンミアレ大会が開幕となります!この大会の優勝者にはなんと、あの誰もが認める天才ポケモンパフォーマー、カロスクィーン エルとのエキシビションマッチへの特別挑戦権が与えられます!会場は、ノースサイドストリートにあるミアレシティ国際演劇ホール!エレガントでエキサイティングな乙女達のバトルを、どうぞご期待ください!』

 

 

大会の宣伝が終わると同時に信号が青になり、トラックは走り出した。

 

 

サトシ

「トライポカロンミアレ大会か。セレナは出るのか?」

 

セレナ

「もちろん!」

 

サトシ

「なら、明日みんなでセレナの応援に行こうぜ!」

 

シトロン

「いいですね!」

 

ユリーカ

「行こう行こう!」

 

天馬

「俺達も応援に行くよ!」

 

信助

「うん!行こうよ!」

 

ルカリオ

「ガル!」

 

アブソル

「アブ!」

 

セレナ

「ありがとう、みんな!」

 

 

明日のトライポカロンへセレナの応援に行くことになり、一同は盛り上がった。すると・・・。

 

 

「・・・よう、ちょっといいか?」

 

 

天馬

「ん?」

 

 

突然、見知らぬ2人組の男女が現れた。男は長身体型の褐色肌で眉が無く、髪は右目が隠れた灰色のロングヘアー。瞳は中心から黄、赤、灰の的の様な形状となっている。女は青いロングヘアーでもみ上げが白く、青い瞳をしていた。

 

 

ルカリオ・アブソル

「っ!?」

 

 

ルカリオとアブソルは二人を見て驚いた様に目を見開いた。

 

 

天馬

「あなた達は?」

 

???

「俺は《リョウヘイ》。こっちは俺のガールフレンドの。」

 

???

「《レイナ》よ。」

 

ルカリオ

「ガルルルル・・・。」

 

アブソル

「ブルルルル・・・。」

 

 

ルカリオとアブソルは二人を睨み警戒していた。

 

 

天馬

「2人とも?」

 

リョウヘイ

「久しぶりだなルカリオ。それにアブソル。新しい主人に拾われたのか?」

 

 

リョウヘイの言葉を聞いて、天馬はハッとした。

 

 

天馬

「2人を知ってるの?」

 

レイナ

「まあね。」

 

天馬

「じゃあまさか、2人を捨てたトレーナーって・・・。」

 

リョウヘイ

「ああ、俺達だ。」

 

 

リョウヘイの発言に、天馬達は驚いた。

 

 

サトシ

「何でルカリオとアブソルを捨てたんだ!?」

 

レイナ

「決まってるわ。その子達が弱いからよ。」

 

セレナ

「弱い?」

 

レイナ

「そうよ。弱いから捨てて、自由にしてあげたの。何か問題でもある?」

 

ユリーカ

「問題大有り!弱いから捨てるなんて、身勝手過ぎるし酷すぎるよ!」

 

リョウヘイ

「確かに弱いから捨てたとだけ聞けば酷いだろう。でもな、弱いポケモンに無理矢理バトルをさせるのはもっと酷い。そんな奴は手放して自由にしてやった方が幸せだ。違うか?」

 

シトロン

「そ、それは・・・。」

 

 

一同はリョウヘイの話も一理あると思った。だが・・・。

 

 

天馬

「取り消せよ・・・。」

 

 

ただ1人、天馬だけはリョウヘイとレイナの話に納得できずにいた。

 

 

リョウヘイ

「なに?」

 

天馬

「ルカリオとアブソルは弱いポケモンなんかじゃない!ルカリオとアブソルはとっても強いポケモンだ!2人の強さは、2人の技を間近で受けた俺の身体がよく知ってる!」

 

 

天馬は自分の胸に手を当て、強く訴えた。

 

 

リョウヘイ

「へぇー、じゃあ勝負するか?」

 

天馬

「勝負?」

 

レイナ

「実は昨日、その子達がバトルしてるところを見て腹が立ってたのよ。」

 

リョウヘイ

「もしお前がそのルカリオとアブソルで俺達のポケモンに勝つことが出来れば、さっきの発言は撤回してやる。」

 

天馬

「・・・分かった、その勝負受けて立つ!」

 

 

 

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