ソードアート・オンライン〜真実を知る者〜 作:夜明けを齎す竜
基本、心理描写が多目です。
追記1
ちょびっと追加あり
ログイン完了後
「おおww。これはこれはww。さすがの解像度だな、コリャw。」
真っ先に出た素直な感想だ。幼馴染には敵わないと認識させられるのは何度目だろう?というか量子力学が専門だよな?どうやって作ったんだよ。
「とりあえず、初期装備の確認だな。武器は小さめの片手剣。防具は革製の当て物か……。ま、そんなとこだよな。アイテムストレージは空だしな。」
「アバターはどうせ変わるし、こんなもんでいいかな?」
確認を済ませたあとは広場とフィールドの様子見をするかね
〜中央広場〜
商店街を抜けて広場へ来てはみたものの……
「なんだこれ?」
初期プロットは1万人のはずだか、さすがにごった返し過ぎている。パーティを組もうとする奴、ナンパしてる奴とか本当にゲーマーかと疑いたくなるプレイヤーばっかりって…
「ま、面倒くなる前にフィールドに出るか。」
ドンッ。後ろから誰かに押されてバランスを崩しそうになった。
「あぁ、スマンスマン。ちょっと興奮してて前見てなかったわ。」
どうやら赤髪の男が犯人らしい。その後ろから黒髪の短髪の男がやって来た。
「おいおい。いくら早く外に出たいからって人にぶつかるのはマナーに反するぞ。」
まったくだ。マナー違反はゲーマーとしてやってはいけない行為。それを破るやつはバトル中も危なっかしいと相場が決まってる。名前でも聞いて、少し注意を…
「別に大丈夫。それより、今からフィールドに出るんだよね?一緒に行ってもいいかな?βテストに落ちちゃって、戦闘の仕方がわからないんだよね。俺は『ルーキス』って名前なんだけど……。」
「それなら歓迎だぜ!俺は『クライン』、こいつは『キリト』だ。よろしく。」
「キリトだ。俺はβテスト経験者だからクラインに戦闘を教えるつもりだったんだ。よろしく。」
「それなら助かる。ありがとう。」
握手をしながら答えた。
そうか。これが「クライン」か。そんでこっちが「キリト」と。クラインはどこかのゲームで聞いたことがあるし、βテスト経験者の名簿を見ててキリトの名前があったのは強運だな。
〜はじまりの街 西〜
型を意識して、力を溜める。そして放つ。少々のズレがあるが何度か挑戦するうちに慣れてきた。
「はぁぁぁーー!!」
「な?ハマるだろ?」
なるほど。こういう事か。さっきの猪はもたついたが、なかなかに簡単だな。
「ありがとう。これでなんとかなりそうだ。この後、リアルでの友達と会う約束があるから街に戻るとするよ。この借りはいつか必ず返す。絶対だ。、」
クラインが、「おっと、その前にフレンド登録しようぜ。せっかくだしよ!」
「いいぜ!あれ?キリトはフレンドいいのか?」
「ああ…。俺は別に構わない。」
「そうか。ま、どっかでまた会えるだろうし、今はいいだろ。じゃあな。」
約束の時間より3分ほど遅れてるな。急がないと…。茅場のやつ、怒ってないといいんだが。それにしてもキリトがああいう奴だったとは意外だな。
〜はじまりの街 ある一軒の家〜
「ここでいいよな?特徴のある屋根作りってこいつだろ…。」
西洋風の街並みの中で明らかに瓦屋根の家が急に現れる。作りは他の建物の変わらない石造りなのになぜ?下手をすると俺以外の一般プレイヤーが訪ねる可能性もあるだろうに……。お茶目が過ぎてないか?これ
「おや、君が待ち合わせに遅れてくるとは珍しい。なにかあったのかい?」
「はぁ⁉︎お前誰やねんw面影なさすぎやろ。」
見たことのない銀髪の初老の男が目の前にいた。いくら身分を隠したいからって、やりすぎじゃね⁉︎腹筋が鍛えられてしまうわ!!
「そういう君こそ若すぎやしないかね?いつまでも若くいたいというのは世の大人なら考えることかもしれんが、些かにやりすぎなのでは?」
「お互いサマだよ!だいたいこの家の外観もやりすぎだろ‼︎とガミガミ言うのはやめて、本題に入りろう。」
「おや?いつになく飲み込みが早くて少し驚いたが…。まぁ、いいだろう…。現在の時刻は16:30。1時間後にプレイヤーを集め、このソードアート・オンラインの正式サービスの開始を宣言する。が、君はその場に呼ばない。君には特別な仕事をしてもらう。」
「で、その仕事は?」
「ーーーー暗殺だよ。」
へっ?暗殺?いやいやいや⁉︎いくら殺しが可能だからってそれを望んでやるお前じゃないだろ⁉︎と思いはしたものの
「はぁぁぁぁ……。大学卒業からこの研究するまでの『俺』を知った上での依頼と受け取っていいんだよな?お前と会ってない10数年で何が起きたのかを話したのはこのためじゃねんだぞ。分かってんのか お前は俺にもう一度、命の重さを忘れろと言ってんだぞ 」
強めの剣幕で言ってやった。この茅場 晶彦は友である俺に命を懸けて、命を殺せと言ったんだ。その覚悟と責任を聴かなければならないと思った。
「そのつもりだよ。私は君に殺しを頼んだ。それは事実だ。たが、生半可な決意をしていると思えば大間違いだ。私は私の夢を実現させるためにここまで来た。君も同じ光景を見たいのだろう?ならば、それの障害になるであろうモノは排除すべきだ。もちろん、君が失敗する事も考えているとも。そこまで考えて私は君を頼りにしているのだ。」
茅場は涼しげな顔でそう言い放った。
「わかった。納得はいかねぇが、その言葉は裏切れない。その分といってはなんだが、依頼以外の行動は自由にさせてもらう。お前は友だ。家族とも思ってる。だから、お前を信じよう。」
そうさ。俺はこいつを裏切らない。そう決めている。ガキの頃からずっと信じてきた。何があっても、何がなんでも。
「で、そのターゲットは誰だ?情報が無いと何もできん。」
「本当の名前は知らないが、ログイン時のアバター名なら知っている。現実世界のログイン場所も分かっているが、今はいらないだろう?」
「早く教えろ。なんて名前なんだソイツは?」
「『PoH』という男だ。」
「プー?なんだその可愛い名前はw。なんでそんな名前を付けるかねぇw。でも、相手がわかったんなら造作もない。やり遂げてみせようとも。」
「では話は終わりだ。今後もよろしく頼む。」
「わかっとるわい、そんなこと。じゃあな、茅場。」
話を終えたところで家を出ようした。そして、扉を閉めようとした最後に、
「『ヒースクリフ』。それが今の私の名前だ。次に会う時にはそう呼んでくれたまえ。」
バタン。
〜中央広場〜
茅場もといヒースクリフの正式サービスの開始を告げてから1時間後
20m先をターゲットが歩いている。顔は見えないが、身体の動きから只者ではないことは理解できる。むしろ、そうでなきゃ殺しの対象にならないとおかしいほどに出来すぎた話だ。『俺』への依頼は裏の世界じゃそういう扱いをされていたってんだ。目下の問題なのは相手が相応の実力者であること、こっちの装備はさっき買った短剣のみであること、そして、尾行に気づいているということ。どこへ行くでもなく、コチラを撒こうとしていると考えられる道を歩いているのは確かだ。
「さて、どうしようかね?尾行には気付かれてるがこちらの場所はわからないようだが…。」
人々がパニックになっている中、そこに二人の裏の住人。
互いにが誰かも知らず、殺意を向け合う黒い影。
人気のない路地に差し掛かった瞬間、相手が消えた‼︎暗い路地は邪魔が入らないが、思った以上に狭く、十分に動くのは難しい。
そう頭を情報がよぎった時だった。
「死ねぇぇーー!!」
頭上から人が落ちてきた。大きめのナイフのような得物を振りかざしながら
「んな訳にいくかよ!」
ナイフを持った手を左腕で振り払う。深い傷がつき、赤い光のエフェクトが出る。そして、自分のHPが削られた感覚が残った。痛みは無いが、その分自分自身の何が不可逆の変化をしたのだと強く感じた。
そのまま腕を掴み、一本背負い。しっかりと極め、相手の顔を見る。
知った顔だった。いや、知らないとは言えない奴だった。
「お前が『PoH』……⁉︎そうなのか……⁉︎」
アジア人の雰囲気を持つヒスパニック系の男。努力をしていたならモデルにもなれるのでは?と思うほどのイケメン野郎
アメリカはテキサス州のスラム街、テンダーロイン地区出身
「久しぶりだな、『先輩』。またアンタに会えるとは思ってなかったぜ。」
にやけた顔と黒光りする眼でこちらを舐めるように見てくるこいつは
「ヴァサゴ……。ヴァサゴ・カザルス。愛しき我が『後輩』。」
悪魔との再会だった。
なんとなくアニメ1話ごとのように更新するのか?と自問自答しながらと何とかオリジナルに(^ω^)
誤字、脱字はバンバン言ってください
追記1
ダメージ描写は2話にて説明あり