ソードアート・オンライン〜真実を知る者〜 作:夜明けを齎す竜
ん
「んで、何でこんなとこにいんだよヴァサゴ」
ありえない。そうとしか思えない。コイツがゲームをやるようには見えないし、ましてVRMMOなんて……
「何でって……そりゃアンタ『仕事』に決まってるだろ?それ以外に何するってんだ?」
「『仕事』って……このゲームの中でか?」
「ああ、ゲームの中でターゲットを殺してくれって馬鹿みてぇな話を上が言ってきてよ、報酬が大きかったのはあるが…俺の立場上、断れないのは知ったんだろ?だからさ」
ーーゲーム内で殺せーーそれはこのSAO が本当の意味で人殺しが出来るって意味を知ってなきゃ言えないハズだ……どっから漏れた?これを知ってるのは俺と茅場ぐらいだが……
「アンタがいる事の方が驚いたぜ、俺は!『夜明 竜』さんよ?裏社会で名を馳せたアンタが急に足洗った日にはそりゃ、驚いたもんさ。俺にとっちゃ『先輩』であるアンタが辞めたおかげで『仕事』が倍増したんだ、辛かったよあの頃は」
「記憶が戻った話はしたろうが。元々は 技術者志望の学生だったんだぞ?」
「アンタのその説教めいた話し方どうにかならないのか?昔からそれだけは変わらないんだな………」
「そら、お前が『後輩』だからだよ、ヴァサゴ。大事な大事な後輩でいづれ裏で俺よりスゲェ殺し屋になれるいや、なるべき男って思ってるからだ。お前の今後を考慮してだなーーー」
「へいへい、分かりましたよ。ったくよ」
本当のことだよ、ヴァサゴ。お前は俺を越えていける男だ。その恨み、憎しみ、それら全てを俺は高く評価してるんだぜ。ペーペーの頃の俺はそうだったからな……
「そんな訳だ。俺はターゲットを探して、仕事を終わらせる。アンタとはまた会うかもしれないが、邪魔だけはしてくれるなよ」
「わかってるよ!じゃあな、ヴァサゴ!」
そうやって俺自身の標的が去っていった。フフッ…ハハッ
「失敗したのは俺の方かよ……茅場いや、ヒースクリフになんて説明しようか?」
ピロン!メールが届いたみたいだ。送り主は……⁉︎
「『ヒースクリフ』と。アイツはどっかから見てんのか?怖っ!」
文面には
『どうやら失敗したようだね?まぁ、予想通りの結果ではあったが、コチラとしては成果があったので良しとしよう。君は気づかなかったようだが本来、主街区内ではあらゆるダメージ要因は無効化されることになっている。が、君は先程ダメージを負った。これは私からの贈り物でね、君の半径2メートル以内での武器を用いた殺傷行為だけ主街区内でもダメージ計算を行うようにGM特権でアバターに付与したのだ。もちろん、投擲などでは無効となり衝撃と光になるから気をつけてたまえ。これからはこのような連絡は基本的に無くなる。あったとしてもヒースクリフとしてがほぼだろう。それと、メールと共に特別な防具も送ったので確認してくれ。では、またな竜。』
「ーーーえぇ……。なんちゅう自分勝手なことをしてくれるかな俺の幼馴染は?『どこでも殺傷行為が可能』ってさすがにチート過ぎやしないかね?まして、俺だぞ?」
グチグチ言っても仕方ないか……ゲーム好きとしては見過ごせないが、『暗殺者』としては願ったり叶ったりだ
「そうそう、防具もくれたんだよな。装備してみるか」
接待を受ける身にもなれってんだ!しかも子供の頃から知ってるやつにしてもらう身にな!
「これは……中々にいい…。防具というより服だな。多少の効果はあるが防御力な並以下と。イイねぇ!血湧き肉躍る感じがする!」
それはフードのついた全身を覆える黒を基調としたものだ。短剣や武器を仕込めるようになっているし、多くの道具を常に装備できるようだ。装備重量の増加、AGIとDEXとINTの補正、その他の戦闘系スキルの習得の短縮と盛り盛りチート装備だった
〜はじまりの街・西門〜
足りないアイテムと武器を買い、装備を整えた。ここからが俺の本当のゲームスタートだ
「ーー長かった。ここに辿り着くまでに沢山の道草をしてきた。茅場の夢見た世界を俺は見届けてたいと思ってやってきた。北欧での研究、記憶喪失、殺しの仕事、VR機器の開発、いろんな事があったが、それもイイ経験になった。」
これから先のまだ見ぬ世界が楽しみで仕方ない!年甲斐にもなく、カッコつけて始めようかね!
「血湧き肉躍り、骨鳴り魂震え、心滾ってこその人生だ!アイツは『これはゲームであっても、遊びではない』と言いやがった。じゃあ俺はこう言わせてもらおう『さぁ、始めよう。俺たちの夢を』」
門を出た。目指すはこの先の村。出遅れちまったが、ここからが俺のソードアート・オンラインだ!おじさん、ガンバるぜ!
投稿遅れて、すいません
書いてる途中で寝落ちしちゃいましたm(__)m
そのまま投稿したので出来は良くないと思いますが、編集する気にもなれない……
次は第1層ボスになります。お楽しみに(^ω^)