―――Side 川上宗一
明久達が試験召喚大会に向かった後、中華喫茶「ヨーロピアン」はすぐに賑わいを見せた。
『この飲茶おいしー!』
『表面はカリカリで中はモチモチ!本当に高校生の出し物かしら?』
『Fクラスの教室はボロボロって訊いてたけど、普通に綺麗じゃないか』
『え!? このテーブルって手作り!? 売り物じゃなくて!?』
『でもどうして中華喫茶なのにヨーロピアンなんだろう?』
「うん、出だしとしては順調じゃないかな?」
「じゃの。順調すぎるくらいじゃ」
賑わう中華喫茶を眺めながら、秀吉はうんうんと頷く。秀吉はキッチンとホールを往復するため、制服の上にシンプルなエプロンを着ている。ちなみに僕はホール担当。
行列ができるほどじゃないけれど、中華喫茶という物珍しさから足を運んでくれるお客さんが多いようで、席のほとんどが埋まってしまっている。
康太と須川の料理の腕前は、立候補するだけあってかなり上手だったようだ。僕と明久は姫路の毒に当たってしまったせいでまだ食べていないのだが。
「この分なら、口コミですぐ忙しくなれそうだ」
「そうじゃのう。女子がもう少しおれば、男性客も増えそうなのじゃが」
「いや、大丈夫だと思うよ?」
秀吉がいれば、女子のウェイターなんていらない。むしろ秀吉だけでいいぐらい。
「……明久といいムッツリーニといい、どうしてお主らは儂を女扱いするのじゃ?」
「いや、僕は秀吉は男だってわかってるよ?」
「ホントかの?」
訝しむような秀吉の目線。
「秀吉は男だってわかってるよ。僕はただ、純粋に可愛い秀吉を性欲の対象として視ているだけ――って、秀吉。どうしてそんなに間を取るのさ」
「いや、そんな普通に告白されても正直困る……」
顔を真っ赤にした秀吉は後ずさるように僕から距離を取っていた。可愛い。
「じゃあちょっと僕は裏の準備室に行ってもいいかな。ちょうどお客も減って来たし」
「何をするのじゃ?」
「この後、グラウンドでイベントをするから着替えなくちゃいけなくてさ。少し空けるけどいい?」
「大丈夫じゃ。明久達ももうすぐ戻ってくるじゃろうから、ゆっくりしてええぞ」
「ありがとー。じゃ、ちゃちゃっと行ってくるよ」
「もし何かあれば呼ぶからの」
「うん。とは言っても、トラブルなんて早々起こらないでしょ。いろいろと対策はしてあるし」
「そうじゃの。じゃあ、ここは任せておくのじゃ」
「頼んだよ」
まあ、今の所ホール担当の男共も接客に特に問題はなさそうだし、大丈夫でしょ。
――――そう思っていた時期が、僕にもありました。
「すまぬ、宗一。トラブル発生じゃ」
「フラグ回収早くなぁい……?」
準備室で着替え終わると、秀吉が困り顔でやってきた。
「ところでどう? この格好。変な所ない?」
「ふむ、着物じゃの。濃い青色で宗一によく似合って――って違う!」
おお、秀吉がノリツッコミした。これはかなり珍しい。
「何かあったの?」
「うむ、少々面倒な客がおっての。対応を頼みたいのじゃ」
「面倒な客?」
「簡単に言うとクレーマーと言うやつじゃ」
営業妨害? 清涼祭1日目なのに、暇な奴がいた物だなぁ。
「分かった。僕が対処するよ。他の連中は下がるように言っておいて」
「了解したのじゃ。……ところで宗一よ、その着物は……」
「ああ、茶道部のエロい先輩に頼んだら貸してくれた」
「エロい先輩ってなんじゃ」
「まあ今度説明するよ。ほら、行こう」
やれやれ。この清涼祭、一筋縄じゃいかなそうだなぁ。
――――――――――Fクラス教室
「なんだこの飲茶は! 中にゴキブリが入ってるじゃねえか、アアン!?」
「この店は虫が入った飯を食わせるのかよ! 責任者出てこい!」
扉を開けて入ると、耳に入ったのは大きな罵声。
「あれがクレームつけてきた客?」
「そうじゃ。うちの学校の三年じゃな」
教室の真ん中で、大声で怒鳴り散らす二人組の男。
一人はモヒカン頭、もう一人は小柄の坊主の男だった。よく見れば学校で何度か見かけたような気がする。気がするだけで覚えてはいないんだけど。
見てみると、テーブルのすぐ傍の床には割れた陶器が散らばっている。おそらく飲茶を入れていた奴だ。そして割れた破片の中心に、ここからでもよく見える大きなゴキブリの死体が落ちていた。やれやれ、先輩だからってここまでする必要ないだろうに。
『うわ……ほんとだ、ゴキブリだ……』
『学園祭とはいっても、食べ物のお店なのに……』
『店、変えよっか……』
その様子を見たお客さんが口々に呟く。中には店を変えようと席を立つ人まで。
仕方ない。早急に手を打つとしよう。
「康太」
「…………宗一」
キッチン担当の連中も何事かと出てきたらしく、その中に康太がいた。
「カメラは?」
「…………カメラは最初から回している」
「OK。じゃあ、例の準備を」
「…………了解」
康太は頷き、キッチンの方に戻っていく。
「秀吉は周りのお客さんを対応してて。僕が言ってくる」
「うむ、頼んだぞい」
ゆっくり歩み寄ると、二人の先輩はこちらに気付いたらしく、こちらにガンを飛ばしてくる。
「おうおう、テメェが責任者かよ?」
「はい、自分が代表代理の川上宗一です。どうされましたか?」
「どうしたもこうしたもねえんだよ!飲茶を頼んだら、中にゴキブリが入ってたんだよ!」
「ふむ」
怒鳴り散らす先輩を余所に、僕は床に落ちたゴキブリを観察する。どうやら飲茶に入っていたゴキブリは本物らしい。ぬるぬるてかてかだ。
「失礼ですがお客様」
「なんだよ? 文句あるってのか? テメエん所はゴキブリ入れた茶を飲ませるのかよ! 先に謝罪だろ謝罪!」
「失礼ですが、ポケットの中を改めさせてもらってもいいですか?」
僕がそう言うと、男二人は一瞬苦虫をかみつぶしたように押し黙る。
が、すぐに唾を吐き散らかすように怒鳴り返す。
「お、俺らのポケットがなんだって言うんだよ?」
「俺達がわざとゴキブリを入れたって言いてえのか!?」
「そのゴキブリは
「っ!?」
ゴキブリと言うのはご存じのとおり、人に嫌悪感を与える害虫の一種だが、建物に住みつく日本のゴキブリの成虫には羽が付いている。幼虫には羽がついていないのだが、今目の前に落ちているゴキブリは羽がない。
幼虫と言うほどのサイズでもないし、おそらく餌用に飼育されたゴキブリなのだろう。
爬虫類や魚の生餌としてペットショップに売られている物は、脱走を少なくするため羽がないゴキブリを飼育していることが多い。僕もそこまで詳しいわけじゃないのだが、以前昆虫をスケッチしたいが為にゴキブリを何種類か見に行った時、ショップの店員さんがそんな話をしてくれたのだ。
「まあ、買ってきたゴキブリと家の中にいるゴキブリなんて大差ない。普通は見分けが付かない物だと高をくくっていたんでしょうが。それを飲茶に入れてクレームをつけようとしてるんですよね?」
「ど、どこにそんな証拠があるってんだ!」
「そ、そうだ! ペットショップで買ってきたゴキブリだなんて、どうやって分かる?」
「分かりませんよ?」
「はぁ?」
「そのゴキブリがペットショップで売られていた物かどうかなんて知りません。でも、あなた方が
「うぐっ」
確かに、こっちの衛生管理がなってないせいでゴキブリやハエが入っていないだなんて保証はどこにもない。
けれど、この先輩たちが悪意を持って入れなかったという証明ができないのも事実だ。
『確かに……』
『私達の飲茶には虫なんて入ってないしねぇ』
『机も綺麗だし、掃除もよくされてるし、ゴキブリをあの二人がわざと入れたのかもしれねえよなぁ』
『それって営業妨害じゃん……』
他の客たちがざわざわとどよめき立つ。ここで重要なのは、『先輩達二人がゴキブリを入れた』という証拠がないということだ。誰かが視てたわけじゃないし、それを証明することはもうどうすることもできない。
真実はどうなっているか分からない。
けれど、事実を作ることはできる。
「あなた方のポケットを見れば、多分ビニール袋か何かが出てくるでしょう。まさかゴキブリをポケットに直接入れておくだなんてことはできなさそうですし。もちろん、証拠がなければこちら側が疑ったことを含めて謝罪させていただきます。それで、見せて頂けますか?」
「「…………」」
男二人が悔しそうに押し黙る。
『先輩』というのは、存在自体が圧力だ。
年上と言うだけで、怒鳴られただけで、悪くないのにこちらが悪いような、そう言う風に錯覚してしまえる。そんな雰囲気が出来上がる。
この先輩二人はそうしたかったのだろう。たかがFクラス、怒鳴れば2年生ごとき、すぐに勝手に自滅する、と。
けれど目論見が外れ、疑いの目は店ではなく二人にかかる。
そうすればどうなるか?
『おいおい、反論しねえよ……』
『自作自演ってこと?』
『サイテー……』
二人がゴキブリをわざと入れたという証明はできない。けれど、「二人が入れたかもしれない」という憶測を作ることができる。
そして憶測は憶測を呼び――やがて憶測は事実に変わる。
本当かどうかは重要じゃない。二人がやったと認識させることが重要なのだ。
だから僕は、二人にしか聞こえない程度の小声で、二人に言う。
「この教室であなた方が起こした騒動の一部始終は録画させてもらってます」
「「なっ!?」」
モヒカン頭と坊主頭が目を見開く。
「お二人は受験生ですよね? いくらなんでもネットにこの騒動が流されれば――受験に響くかもしれませんねぇ」
「……てめぇ、二年坊の癖に脅すつもりか?」
「最初に強請ろうとしたのはそっちでしょう」
盗撮の天才、ムッツリーニこと土屋康太。
犯罪の達人だが、時にカメラは犯罪を抑える抑止力となる。
センター試験かそれとも推薦かどっちにするつもりか知らないけれど、こんな騒ぎを大学側に知られたくはないだろう。
インターネットが普及した現代、こう言った問題行為を起こした人の映像は一日とかからず拡散される。そうすれば炎上、個人情報特定をされて学校にはいられなくなるだろう。
クレーマーとして電子の世界にネットデビューするのは本人としても不本意なはずだ。
「こちらも深くは詮索しません。代わりに、そちらもこれ以上騒がない。どうです、ここは穏便に退いてくれませんか?」
僕がにっこりと笑いながら、そう尋ねる。
もちろん、二人に逃げ道はないのだが。あくまで立場はこちらの方が上である。
「……分かった」
モヒカン頭が悔しそうに言い、坊主頭が気まずそうに席に座る。
僕は他のお客さんたちの方を向いて言う。
「……皆さん、大変お騒がせしました。このような騒動を起こしてしまい、大変申し訳ありません、お詫びとして、当店自慢の胡麻団子を皆様にタダでサービスさせて頂きますので、引き続きお楽しみください」
僕がぺこりとお辞儀をすると、騒ぎを注目していたお客さんたちからぱちぱちと拍手が鳴り響く。うん、これなら『ゴキブリが入った飲茶を出す店』だなんて噂は出ないだろう。
「…………宗一、お疲れ」
「康太」
「…………持ってきた」
そんな拍手の中、手に胡麻団子が載った皿を運んできた康太が、坊主頭とモヒカン頭のテーブルにそっと置く。
「……何の真似だ」
「今回のことは水に流すということで。せっかく中華喫茶に来たんですから、胡麻団子ぐらい食べていってください。あ、もちろん虫なんて入っていないので、安心して食べてください」
「……チッ、言うじゃねえか」
「しょーがねえな」
モヒカン先輩達はそう言いながら団子を口に含み、もぐもぐと咀嚼し始めた。
「「ふむふむ、表面はゴリゴリでありながら中はネバネバ。甘すぎず、辛すぎる味わいがとっても――んゴパっ」」
二人は口からあり得ない音を出してばたんとイスをひっくり返して倒れてしまう。
それを見た僕は大げさに、周りのお客に聞こえるように言う。
「あららー、胡麻団子があまりにも美味しすぎて眠っちゃったようですねー。これは大変だー、仕方ないので保健室のベッドに連れて行かなければー(パチン)」
((( ザッ )))← Fクラスホール班担当到着
「二人を連れていけ。校舎裏にでも捨てておけ」
「「「イエッサー」」」
体力自慢のFクラスホール班達が先輩二人を担いで教室から出ていく。ふう、これにて一件落着。
すると、他の客の対応を一段落させた秀吉が近寄ってくる。
「宗一、ご苦労じゃったの。まるで探偵のような説得で思わず聞き入ってしまったぞい。ところであの胡麻団子は……」
「姫路がこっそり作ってた奴。さっき確認したら皿にいくつか混ざってたから、康太に頼んで回収しておいてもらったんだ」
「どうしてそんな危険物を……」
「害虫駆除用に」
「…………殺傷能力抜群」
一家に一個、台所に置いておけばたちまちゴキブリが死滅します。
「そもそも姫路の団子があるのにうちのキッチンからゴキブリが沸くわけないじゃない」
「……確かに、妙な説得力があるの。ひょっとして、あの二人のクレームは最初から嘘じゃと分かっておったのか?」
「そうだよ」
ゴキブリ駆除用のホウ酸団子なんて目じゃない姫路特性の団子があるんだ、うちからゴキブリなんて出るわけないでしょ(確信)
「じゃあ、僕はこれから召喚獣のパフォーマンスやってくるから、あとは二人に任せたよ」
「了解したのじゃ。こっちも暇を見つけ次第、見学しに行くからの」
「…………ファイト」
二人に見送られ、僕は教室から出ていく。
とりあえず問題も片付いたし、張り切ってパフォーマンスやってきますか。
もし、宗一達がカルデアにやって来たら―――
「それじゃあ、準備はできたよ。5人とも、準備はいいかい?」
レオナルド・ダヴィンチが少年達5人に声をかける。
「おう」
逆立った赤い髪をした、背が高い少年、坂本雄二。
「もちろん!準備オッケーだよ!」
茶髪の、柔らかい雰囲気を持つ少年、吉井明久。
「こっちも準備オーケーじゃ」
古い爺言葉に女の子のような容姿を持った中世的な少年、木下秀吉。
「…………問題ない」
青みがかった、暗い雰囲気を持つ地味な少年、土屋康太。
「どんなサーヴァントが来るんだろう。ワクワクするよ」
天然パーマで、少し興奮したように声を弾ませる少年、川上宗一。
人理継続保障機関フィニス・カルデア。
そこに、6人の日本人が、マスターとしてやってきた。
一人は藤丸立夏。デミ・サーヴァントのマシュ・キリエライトのマスターを務める少女。
後の5人は、なんと同じ日本、同じ学校に通っていた高校生だと言う。彼らもレイシフト適性が100%という、稀有な才能を持った少年達だ。
なんでも、バイト募集の張り紙と勘違いした吉井明久という少年が、坂本雄二ら4人を巻き込み、このカルデアにやってきたとらしい。
しかし、レフ・ライノールの企みによって人理は焼却。カルデアも爆破され、多くのマスターとスタッフが意識不明の重体に。
窮地に追い込まれたが、藤丸立夏嬢とマシュの活躍によって特異点Fを修復。その後、特異点から帰還した二人だが、怪我を負っていた日本人5人が目を覚ましたのだ。
その5人に事情を説明し、人理修復に協力してもらうように頼み込む。
しかし、藤丸立夏含め、この日本人6人は魔術の魔の字も知らない、一般人だった。
「……高校生に世界を救ってもらわなきゃいけないだなんて」
「おいおい、ロマニ。そういう自己問答は後にするって約束しただろう? ほら、さっそく彼らが召喚するよ?」
「明久、さっきの呪文覚えてるな?」
「もちろん! こういう魔法の呪文はRPGの基本だからね! ばっちりさ!」
「バカはゲームとか、面白そうなことはすぐ覚えるからね」
「バカとはなんだよ宗一!」
「お主ら、もっとまじめにやらんか……これから世界を救わねばならんと言うのに……」
「…………いつものこと」
「……なんか、すごい緩いね、あの子達」
「まあ、変に気負われるよりは全然いいよ。さ、諸君。呪文は覚えたね? では、英霊召喚を始めよう!」
ダ・ヴィンチがそう声を上げると、途端に5人は真面目な顔になり、自分の右手を、召喚の為の魔法陣に向け、呪文を唱え始める。
「「「「「素に銀と鉄。 礎に石と契約の大公」」」」」
宗一「降り立つ風には壁を!」
康太「…………四方の門は閉じ」
秀吉「王冠より出で」
明久・雄二「王国に至る三叉路は循環せよ!」
五人が教えた通り、教えた順番通りに呪文を唱え始めると、召喚ルームの空気が揺れる。風が通る窓なんてどこにもないのにどこからか風が吹き始め、五つの魔法陣の上に小さな魔力の渦が産まれる。
そして五人の右手の甲に、いつの間にか赤い模様が刻まれる。
令呪。
マスターの証。
未来を取り戻す戦いに身を投じる、マスターの証。
――――告げる。
「「「「「汝の身は我が下に、我が命運は汝の剣に。聖杯の寄るべに従い、この意、この理に従うならば応えよ」」」」」
五人の少年達の呪文が紡がれる。言葉がひとつずつ紡がれると、それに呼応するかのように、風が強くなっていく。
「「「「「誓いを此処に。我は常世総ての善と成る者、我は常世総ての悪を敷く者」」」」」
「……来るね」
ダ・ヴィンチが、小さく呟く。カルデアの召喚システムは触媒に頼らずに英霊を呼び出すことができるが、呼び出す英霊を選ぶことはできない。けれど、今この部屋に満ちる魔力の渦は、大英雄が現れることを示していた。
「「「「「汝三大の言霊を纏う七天、抑止の輪より来たれ、天秤の守り手よ!」」」」」
五人が呪文を唱えきると、召喚ルームが強い光に包まれる。
目を開けてはいられないほどの、大きくて強い光。
そして、光が収まると――彼ら五人の魔法陣の上に、英霊が立っていた。
秀吉「……お主が、儂のサーヴァントかの?」
「やっほー! ボクの名前はアストルフォ! クラスはライダー! それからそれから……ええと、よろしく!」
木下秀吉の前には、純真無垢で明朗快活な美少女(?)が。
雄二「……俺のサーヴァントは……」
「──サーヴァント、バーサーカー。真名、ベオウルフ。じゃ、殴りに行こうぜマスター。せいぜい楽しませてくれよ」
坂本雄二の前には、野生の狼のような、全身に傷跡を持つ筋骨隆々とした戦士が。
康太「…………!!(ブシャアアアッ)」
「アサシン、酒呑童子。ふふ。うちを召喚してくれて、おおきにありがとう。好きにやるけど――かまへんね?」
土屋康太の前には、際どい恰好をした京言葉を喋る鬼の少女が。
明久「…………君は……」
「新選組一番隊隊長、沖田総司推参! あなたが私のマスターですか?」
吉井明久の前には、桜色のような白髪の、刀を持った少女が。
宗一「…………これが、英霊」
「葛飾北斎。しがない画工サ。お点前さまが『ますたあ』殿で? ホー、なかなか絵になる御仁だ。ま、よろしく頼むサ」
川上宗一の前には、大きな筆を持ち、奇妙なタコ型の生き物を傍に侍らせた和風の少女が。
「さあ、準備が整ったようだね、マスター諸君。ここから始まる、人理修復の旅。世界の命運は、文字通り君達に託された!」
これは、バカ達による人理修復の旅である。
という妄想でした。章やイベントをクリアするごとに五人と立夏のサーヴァントが増えていく感じです。
明久
セイバー 沖田宗司
ルーラー ジャンヌ・ダルク
アヴェンジャー ジャンヌ・ダルク・オルタ
雄二
バーサーカー ベオウルフ
アーチャー 織田信長
アーチャー エミヤ
ランサー クー・フーリン
康太
アサシン 酒呑童子
アーチャー ロビンフッド
アサシン ジャック・ザ・リッパー
秀吉
ライダー アストルフォ
セイバー シュヴァリエ・デオン
宗一
フォーリナー 葛飾北斎
キャスター アンデルセン
アヴェンジャー サリエリ
「宗一だったらこの鯖……明久だったらジャンヌかなーwデュフフw」
という妄想をベッドの中で組み立ててました。続きません。