艦これ、始まるよ。   作:マサンナナイ

71 / 153
 
これより前段作戦が開始されます。

本作戦の目的は本日マルロクサンマル時に奄美大島南東海域で出現を確認された特異な戦艦級深海棲艦、及び多数の随伴艦の殲滅です。

また、敵の規模は増大していますがその脅威は現在の三個艦隊の戦力で対応可能と司令部は判断しました。
つまり、増援部隊の予定はないと言う事です。

・・・しかし、我々は貴方方の奮闘と作戦の成功を確信しています。

では、ご武運を。
 


第七十一話

 

 至近弾を知らせる警告音が艦橋(胸の奥)で鳴り響く。

 

《また砲撃! 加速はっ!?》

『もうやってる! 左舷来るぞ! 姿勢を低くしろ!!』

 

 胸の奥から届いた青年の声に両手持ちの主砲から離した片手を海面に突いて大きく身を屈め波しぶきを引っ掻きながら陽炎は足を止めることなく真横から飛んできた複数の砲弾の合間を駆け抜ける。

 上空を飛び回る敵の艦載機の反応に歯ぎしりしながら手を伸ばし、魚雷管から爆発物を一本を引き抜き、陽炎は推進機に背中を押されながら立ち上がる膝と胴体の捻りを加え左腕を振り上げ真上へと魚雷を勢い良く投げた。

 

《時間稼ぎだけどっ、起爆お願い!!》

『十秒後、備えろ!』

 

 次の瞬間、了解を叫んだ指揮官が陽炎の肩に増設された小口径砲が基部を回転させ、後方の空に舞う赤い先端と銀色の筒へと向けられた砲口から放たれた光弾が彼の宣言通りの時間に魚雷へと命中して爆炎を膨れ上がらせる。

 

『くっ、撹乱は出来たが・・・数は減ってない!』

《見れば分かるってば、そもそもなんでヲ級がいんの! おまけにこの前逃がした時より敵艦の数増えてるしっ!?》

『知らん! 今は目の前に集中しろ!!』

 

 投げ魚雷によるマナ濃度の急上昇によって海面を走る陽炎を上手く捉えられなくなったらしい敵艦載機、その鬱陶しく頭の上を風切り音を立てながら飛び交う黒く歪な円盤の相手を駆逐艦娘は艦橋で操作されている増設装備や両足の25mm連装機銃に任せながら全力で前方に居る目標に目掛けて背中のスクリューを回す。

 

《だからアンタはっ!! さっきからバカスカ撃って、鬱陶しいのよっ!!》

 

 正面から赤黒く灼熱する砲弾が高速で海を駆ける陽炎へと襲いかかるが次の瞬間、グレーのスカートが揺れる腰の左右に装備された補助推進機(スラスター)の左舷側がシャッターを開き、その下でスクリューが唸り光の渦を放出して彼女の身体を右へと弾き飛ばすように横滑りさせた。

 

《はっ♪ この角度調整は正解ね! それに小慣れて使い易くもなってるわ!》

『射程に入ったらすぐ魚雷を発射しろ! 続いて主砲、砲撃で障壁を削れ!!』

 

 陽炎の背面艤装の左側から生える鉄骨のアームでつながった四連装魚雷管が正面向き水平となったと同時に三発の魚雷が飛び出し海面へと落ちて駆逐艦娘を追い抜き、白い泡の雷跡を引きながら赤い火を瞳に宿す黒い巨体へと突き進む。

 

《アイサー! さぁ、デカブツを叩きに行くわよ!》

 

 頭からつま先までを見れば女性的な人型であるがその身体の大きさは全高60m、両腕に備える艤装は駆逐ロ級を縦割りにしてから直接肘から先に付けた様な歪さと大きさ。

 重巡リ級と自衛隊側に命名されている深海棲艦の一種は黒い海草の様なぬめりを見せる髪の下で赤い目を自分に接近してくる魚雷へと向けた。

 そして、深海棲艦の身体から波の様に広がる昏い光がその身に纏う障壁の範囲と厚みを膨れ上がらせ、そこへと接触した魚雷が次々に上げた水柱の向こうには傷一つ無い重巡級が見下す様に海を走る陽炎を見ていた。

 

『くっ、魚雷でもビクともしない、陽炎のままでは敵の障壁は破れません! 提督、私の武装なら!』

《今は無理でしょ!!》

『なにをっ!?』

 

 三発連続の魚雷にも揺るぎを見せない敵の防御力に驚きの声を上げた艦橋にいる軽巡が指揮官へと声を上げたと同時に陽炎が断定する様に叫びながら両手と艤装右舷の12cm口径連装砲の四門に火を噴かせ。

 目に見えるほど霊力の量を増した障壁を張る深海棲艦へと陽炎の放った砲弾が叩きつけられて鐘を叩くような音が激しい振動と共に海原に連続してリ級の足下に歪な波紋による高波を作り出す。

 

『陽炎、このままいけるのか!? しかし、無茶だ!』

《いけるかどうか以前に祥鳳さんが落とされて制空権が無くなった乱戦なのよ! 無茶でもやるしか無いでしょ!》

 

 一か所に集中して着弾した砲弾でヒビの入った障壁を内側から見て眉を顰めた重巡リ級は煩わしげに左腕を突き出して、その歪な艤装の先端に並ぶ牙の奥から主砲を迫り出させて海面ごと接近してきた艦娘を薙ぎ払う様に砲撃を打ち下ろす。

 

《それに障壁殺しの軽巡に交代出来てもそのせいで足が止まったら逆に危ないっ!! だから司令、近接戦をっ!》

 

 巨大な顎が連発した砲撃によって海面が爆発し抉れ、舞い上がった巨大な水柱を前にして腕を下げて他愛ない弱者が相手であっても勝利したと言う事実と自らの剛力に白い顔がニンマリと笑みを浮かべた。

 しかし、視界を真っ白に染める程に大量の水飛沫が降り注ぐ前方から強く撃鉄が引き起こされる音が二連続で鳴り響く。

 

『うぉあっ!? くっ、突撃をすれば勝てるとでも言うつもりか、陽炎!!』

《そんなこと言ってる暇があるなら!》

 

 水柱の中から飛び出して割れかけた障壁の手前で踏切を切って跳躍した陽炎がその右手を大きく振りかぶり、厳つい金属部品で形作られた籠手が敵の防御壁を叩き、魚雷と砲撃によって強度を削られていた半透明の壁の一部が駆逐艦娘の振るった一撃(鉄拳)によって限界を迎えて光の粒を散らして爆ぜた。

 

《目の前にデカい的があるんでしょっ!?》

『敵照準っ! 機銃撃ちます!!』

 

 紙一重で避けたが至近弾の余波で痛みを発する身体、それに加えて針の様に肌を刺す障壁の欠片を浴びながら抜けた陽炎、その足に装備された二基の25mm機関銃が古鷹の指示を受けて無数の弾丸をリ級の顔へと乱射し、深海棲艦に襲いかかった弾丸が白い肌の上で火花を散らし幾つかの焦げ目を作る。

 

《ナイスフォロー! そんじゃっ、ちょっと揺れるわよ!!》

『うおっあ! まさか、このままっ!?』

 

 彼女にとって損害そのものは有って無い様なモノではあったが輝き弾ける礫のまぶしさにリ級は目を瞑ってしまう。

 

『跳ぶ気か!?』

《今日は冴えてるじゃない! 正解よっ!》

 

 しかし、その悪あがきじみた攻撃の貧弱さに目の前に飛び込んできた小さな敵艦がその大きさに見合った弱者であると分かり重巡級の化け物の口元が嘲笑に歪んだ。

 障壁に小さな穴を開けられ踏み込まれた事は多少不愉快だがその程度の力しか持たない下位個体など自分がもう一度本気を出して力を振るえば立ちどころに粉々になるだろう。

 

《あらっ、そんなご機嫌な顔してさ、なんか良い事でもあったわけ?》

 

 生意気な敵の貧弱な攻撃が止まった気配にリ級は赤い灯火が揺れる目を開きかけ獲物を探そうとするまでのわずかの間、突然に重巡は自分の額に鈍い衝撃とピーピーと耳障りな音を受けて反射的に瞼を上げる。

 

《それは奇遇ね、私にも今から良い事があるの・・・だから》

 

 その見開いた目の前、つい数秒前には数十歩先の海面にいたはずのチビが文字通り目と鼻の先で口元に半月を浮かべて鈍色の籠手に覆われた左腕を振りかぶっている様子に深海棲艦は信じられないモノを見た驚きで目を限界まで見開いた。

 

《その(艦首)貰ってくわね!!》

 

 単純計算で5:1の体格差をものともせずに重巡リ級の身体を最大戦速で駆け上った駆逐艦娘の背中と腰で過剰運転(オーバーヒート)によって黒煙を上げる推進機関が推進力の残滓である光の粒子を疎らに散らす。

 

 海水を含んで滑るリ級の前髪を籠手に包まれた右手で引き千切らんほどの力を込めて乱雑に掴んだ状態で白蝋の顔の前にぶら下がる陽炎の左腕が深海棲艦の大きな瞳孔に肘まで突き刺さり。

 ぐちゃりと呆気なく貫かれ潰された深海棲艦の眼球の奥で躊躇いの一つも無く駆逐艦娘は拳を握り込み近接兵装の内部機構を駆動させ、陽炎の籠手が衝撃放射機構を咆哮させ黒い血肉の中で放出された衝撃破が直径8mはある巨人の頭蓋で容赦なく暴れ回り致命的な損傷を深海棲艦へと叩き込む。

 

 そして、陽炎の左手を発生源とする破壊力は赤い目を突き抜けた勢いをそのままに後頭部へと抜けてぬめるショートヘアごとリ級の頭部を破裂させた。

 

『いっちょっ上がりっ! どう私の戦い方は参考になったかしら?』

 

 ジュウジュウと音を立て焼け焦げる臭いと共にマナへと分解していくコールタールの様に黒く粘つく深海棲艦の体液にまみれた腕を軽く振りながら陽炎が敵の船体から海面へと飛び降りたのを合図に頭部を失った巨体が海面へと力なく倒れ込み、重巡級深海棲艦の大質量による水柱が空へと立ち上って海に立つ勝者の姿を白霧の中へと覆い隠す。

 

『窮地であっても鈍らぬ乾坤一擲の一撃、まさしく水雷魂を体現するに相応しいと言う他ありません、陽炎、見事です』

『ええっ! 駆逐艦たるもの朝潮もそうありたいものですっ! それと司令官、祥鳳さんの応急処置が完了しました!!』

 

 濃霧の様な水飛沫の中で致命傷によって生命活動を停止した重巡の身体が徐々に昏い光粒へと分解し始め、それによって更に上昇したマナ濃度と水柱による視界不良により遠くから空母級によって操作されている艦載機が完全に海上の敵を見失い右往左往する。

 高速で旋回しながらも狼狽える様な姿を晒していた深海棲艦の飛行端末が突然に海上の霧の中から飛び出して中空に広がった輝く幾つもの障壁に衝突して爆炎を上げて砕け散っていく。

 

《あはは・・・さっきのはちょっと、私には真似できそうにないかなぁ・・・》

『気にするな・・・古鷹、お前はお前らしい戦い方をすれば良い』

 

 空に敵艦載機が砕け爆ぜる炎と光り煌めく投射障壁の下で苦笑を浮かべた古鷹は金の輪から足を踏み出して二基の連装砲が据えられた重鎧の様な右腕を自らの正面へと突き出し、その重巡の顔が指揮官の少しぶっきらぼうな声で満面の笑みとなった。

 

《はい! 提督! 重巡古鷹戦闘を開始します!》

 

 古鷹の艤装に装備された二基の12cm広角砲によって上空にばら撒かれた障壁に衝突し爆散していく艦載機、光の傘を広げた事で一時的に対空を意識せずにすむ時間を得た艦娘の右腕の艤装が変形を始め。

 腕を覆うと言うよりも合体していると言うべき古鷹の主兵装が装甲を展開させ二基の連装砲が完全に一体化し、左肩から移動した第三砲塔の接続と変形によって素肌を晒した重巡艦娘の右手が肩に担いだ巨大なランチャーユニットの砲口を支える。

 右肩を覆う重巡洋艦古鷹の艦橋の窓枠とアンテナ部分がゴーグルとヘッドセットへと作り変えられて琥珀色の瞳を輝かせる童顔を覆う様に装備された。

 

『距離四十kmで捕捉、空母ヲ級への弾道計算を開始します』

 

 200cm口径の巨大な単装砲と化した主砲をロケットランチャーの様に肩に担いだ古鷹が顔の上半分を覆うゴーグルへと集められていく情報へと素早く視線を走らせ、両足で荒れている海面を踏みしめて踏ん張りながら遥か水平線上に居る敵艦へと長距離砲の矛先を向ける。

 

『ここまで離れると風向きや風速だけじゃなくて重力まで考えないといけないから大型艦って面倒よね~、長距離砲の可変機構正常、問題無しっ!』

『砲弾は榴弾を選択、貫通よりも破損させて発艦能力を奪う事を攻撃目的とする!』

『了解!』

 

 艦橋で仲間達によって行われている長距離曲射に備える補助演算が古鷹の視界へと集約されて行き、肩に担いだ砲身が艤装本体からエネルギーを注がれて光粒を蒸気の様に漏らす。

 

『砲身内霊力の循環加速も問題無ありません、砲弾の圧縮と装填まで一分です』

 

 神通の声からきっかり六十秒、その巨大砲の弾倉へと200cm榴弾砲弾が装填されて無数のボルトが次々に自動で回転しながら薬室を隔てる尾栓を固定した。

 

『榴弾の装填完了、敵予想針路を照準に投影しました!』

『・・・長距離砲、()っ!!

 

 そして、発射の準備(シークエンス)が全て完了した事を知らされた古鷹はその金色の左目に自らの放つ砲弾の予想弾道を描き、肉眼では米粒ほどに見える黒クラゲを被る空母級深海棲艦を己のキルゾーンへと捉えた。

 

《攻撃目標、敵空母ヲ級・・・狙い打ちます!!》

 

 周囲に湧き上がるマナの揺らぎの中で完全に立ち止まり大口径砲を担いだ古鷹が大きく前傾するように身体の重心を移動させ、その砲撃の反動を相殺する為に重巡艦娘の推進機関が内部でタービンを唸らせながら海面と空気をいつでもかき乱す推進力を解き放てる状態となる。

 古鷹の指先で引き金が固い音を立て、金属の弾かれた音が連鎖を繰り返し、直後に周囲の音を掻き消す程の衝撃波がランチャーユニットの背部からバックブラストとなって放出されバタバタと布地を暴れさせるセーラー服の背後に巨大な水の壁が半円を作った。

 

 薬室で膨れ上がった爆発力で弾底を押され、砲身内のライフリングが回転と共に砲弾をさらに加速させ、僅か0.0以下の時間で超音速に達した光弾が砲口から飛び出し余波で海面をハの字に割りながら目標目掛けて飛翔する。

 自分自身の放った砲撃の余波に身体をよろめかせてタタラを踏んだものの古鷹の視線はゴーグルの下で敵へと疾駆する光の残像を見詰め、砲撃から一秒にも満たない刹那の後に水平線上で赤い炎が敵の艦影を飲み込んだ。

 

《・・・命中したの!?》

 

 海上を走り抜けた光弾から大分と遅れてやってきた木霊の様な爆音に手ごたえを感じた古鷹は表情を明るくし、艦橋で着弾の確認をしている指揮官達の声に耳を澄ませた。

 

『最大望遠は爆炎と煙で・・・まだ油断はするな、念の為に再装填の準備だけはしておけ』

『周囲のマナ濃度が高くなりすぎて友軍からの情報提供も期待出来ません、・・・ごめんなさい、私が落されてなければ観測機を出せたのにっ・・・』

『あの敵機の群れとリ級達の弾幕にも怯まなかった祥鳳さんがそんな小さい事気にしちゃダメよ、それにほらあれ!』

 

 片目を閉じて艦橋のモニターに集められていく情報へと集中していた古鷹の瞼の裏に陽炎が開いたらしい拡大映像が映り、その小窓の中で黒い敵艦載機が力なく海面へと落下して幾つもの水飛沫が上がる様子が見える。

 

『ちゃんと古鷹さんの砲撃がヲ級に命中したみたい♪』

 

 母艦であるヲ級が撃沈出来たかはまだ分からないが少なくともその攻撃用の飛行端末の操作制御を維持出来ない程の損傷を与えられたらしいと言う陽炎からの情報に古鷹は気を張っていた胸を撫で下ろしてホッと一息つく。

 

『これで敵空母は全部黙らせる事が出来たって事だし楽になるわね、それじゃ・・・他の艦隊は今どんな戦況に・・・』

『確か落下前に確認した時は敵本隊の方向に見えた筈だが・・・』

 

 敵旗艦である戦艦レ級も航空戦力を持っている為に指揮官の言う通りまだ油断するべきでない。

 しかし、祥鳳が撃墜されながらも差し違える形で大破させた敵の軽空母二隻は護衛の軽巡級と共に朝潮によって撃破され、そして、先ほどの空母ヲ級が現在の作戦海域に存在している敵の主な航空戦力だったはずである。

 その証拠に今の古鷹の上空には目を凝らしても敵の黒い歪な円盤は一つも見える事無く少なくとも今だけは頭の上の警戒を緩めても問題は無さそうだった。

 

うそでしょっ!?

 

 そして、味方のいる筈の方向に向かって慎重な速度であるが進軍を開始した古鷹と同じ様に少しだけ気を緩めつつ警戒と索敵へと移行した彼女の艦橋だったが。

 

『まさか、中村二佐は海上であれをやるつもりなの!?』

 

 突然に陽炎の驚愕に満ちた叫びが響き、不意打ちの驚きに古鷹は肩を跳ねさせてしまいそこに担いでいたアンバランス過ぎる艤装の重みで重心を崩した。

 

《わ、わっわわっ!? 陽炎、一体なんなの!?》

 

 何とか不格好な体勢となってしまったが大股開きで海面に尻もちを着く事だけは回避できた古鷹は驚きつつ陽炎が声を上げた原因を確かめる為にもう一度片目を閉じて急に慌ただしくなった艦橋のモニターへと意識を集中させる。

 

《・・・へ、ぇっ?》

 

 しかし、その意識を集中させた先に写るソレがあまりに荒唐無稽であった為に古鷹は長距離砲のゴーグルの下で琥珀色のオッドアイを何度も瞬かせてから混乱の末に小さく呻く。

 

 望遠映像のな中で海面に四つん這いになり海にしがみ付く様な姿勢になっている戦艦レ級が赤い炎を溢れさせる両目を恐怖に歪め、その尻から生えているまるで海に突き立った高層ビルの様な巨大な尻尾が周りの随伴艦への被害を考えずに振り回されている。

 

 だが、古鷹が自分の目を疑った理由はそのどこか切羽詰まった顔をしているレ級の姿ではなく。

 

 ピンク色の髪とスクール水着の上からセーラー服の上を着ていると言う趣味性の高すぎる姿をした潜水艦娘、伊58が津波の様な余波を振り撒く敵の巨大な艤装にしがみ付いている姿だった。

 

《て、提督・・・な、何が間違ったらあんな事に・・・?》

『俺に聞かないでくれ、あんな事をする中村先輩の考えなんか知りたくも無い・・・』

 




 次回 七十二話

ゴーヤ「お前は電子レンジの中に入れられたダイナマイトでちぃっ!!」

レ級<ハナセ!? ヤメロォ!!

魚類(アイツら、マジでシャレにならん事ばっかりしやがる・・・)
 
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。