簪も少しだけですが、出ます。大丈夫です、一夏・ラウラ・シャルのゴタゴタが片付いたら嫌と言う程出番がありますので。勿論楯無姉さんも。最近出てないゴーレムくんたちも、色々と片付いてから出そうかなと思ってます。
セシリアと鈴音は出店で購入したクレープを片手に、パラソルの刺さった八角テーブルの席に座していた。
そこで彼女たちは、観戦によって得た情報を互いに曝け出していく。
「…先ずは一番ヤバい奴らだけ言うわね?…『ボーデヴィッヒ・篠ノ之』ペアよ」
そう少し得意気且つ忌々し気に言った後、鈴音はクレープに噛り付く。
ラウラの実力は、彼女たちもその身を持って体感している。しかし箒の強さは予想外だった様だ。
「短期間でよくもまぁあそこ迄腕を上げたもんよ。剣術だけでも十分脅威だってのに」
「戦術…に関しては何とも言えないわね。だって抑、
「…成程」
ラウラと箒の戦術は、『真耶・サブロ』の戦術を真似たモノであった。相手に連携を取らせず、互いに「1対1」の状況で戦うと言ったやり方だ。
そうなると、余程の実力が無い限りラウラの突破は当然難しい。箒に対しても、例え射撃武器をふんだんに使った所で堅牢な打鉄を落とすには時間が掛かってしまう。そうこうしている内に接近されてしまえば、そのまま箒の剣捌きの餌食となる。
「…けど負けらんないわ、特に篠ノ之には(昭弘の事を含めてね)」
先のレゾナンスにて鈴音は箒の昭弘への想いに気付いた時、内心酷く動揺していた。
その正体は恐らく、心の深淵で生じてしまった自身の“卑しい感情”が発端であろう。「早く昭弘とくっついてくれないかな、一夏を狙うライバルが減るし」と。
無論表面上は、その感情を否定した。しかし自身の恋愛を最優先し、昭弘と箒の心境も考えずにそんな事を思ってしまった自分自身を、鈴音は酷く恐怖し軽蔑した。
それ以来鈴音は誓ったのだ。ISでも、恋愛でも、全て実力で捻じ伏せると。
あの時の卑しい感情を、もう2度と味わいたくないから。どんなに頭を使おうとも、ソレだけは実行に移さない。例え負けようともそんな後悔だけは残したくない。それが鈴音の在り方となっていた。
箒にISバトルで勝てたからと言って、それが直接恋愛の勝敗となる訳ではない。精々、精神的に優位に立てる程度だ。
だがその精神面こそが、本来感覚的なタイプの人間である鈴音にとっては大事なのだ。恋のライバルに、何の卑怯も後悔も無く真正面から打ち勝つ事が出来た、と。
「…アンタはどうだったのよ?」
今度は鈴音がセシリアに訊き返す。
だが、セシリアは少し固まってしまう。クレープを齧る口を止めたその表情は、まるで鈴音の侮蔑を恐れている様であった。
するとセシリアは、クレープを眺めながらゆっくりと語り始める。
「……鈴、私は本当にアルトランドに勝てるのでしょうか?」
「…はぁ?」
普段の彼女からは懸け離れた弱気な発言に対し、鈴音は疑問を浮かべると同時に少しの憤りを覚える。
「奴の試合を観ましたわ。…「圧倒的」の一言でした。1分と掛からず、相手ペアのSEは底を尽きましたわ」
確かにセシリアは、以前よりかは強くなった。しかしそれは昭弘とて同じだ。
その点に気付いてしまったセシリアは、昭弘たちの戦術に触れる事無く更に続ける。
「…結局の所、奴が私より一歩勝っている状況が延々と続くだけなのでは?…そんな事を、考えてしまいましたの」
鈴音とて、一端の代表候補生だ。セシリアの不安や悩みは解らない訳ではない。
それでも昭弘とセシリア、どっちが強いかなんて鈴音には判らない。強い方が勝つとか勝った方が強いとか、正直彼女には余りピンと来ない。
だからこそ鈴音は、セシリアに対してこう言うのだ。
「…絶対に勝てる勝負なんてこの世の何処にもありゃしないわよ。その一点だけは、昭弘も含めて全員等しく一緒なんじゃない?」
「…」
1%でも負ける確率があるのなら、その勝負に絶対はない。昭弘も、先の試合でその1%を大いに恐れながら戦っていた筈なのだ。
セシリアは思った、全く以てその通りだと。
セシリアも昭弘も皆も、“絶対”を持っていないからこそ必死になるのだ。
「…ありがとうございます鈴。当たり前な事に気付けましたわ」
その後、クレープを食べ終えた彼女たちは再び別の試合を観に行った。
絶対の無い勝利の確率を、少しでも上げる為に。
―――午後 アリーナD
本音はスタンド席から「そのIS」を恍惚とした眼差しで見つめていた。
蒼くしなやかなボディを時に激しく時に麗しく動かすそのISは、四方八方から閃光の嵐を降らせていた。ペアである「紫色のIS」は、その閃光を上手い事掻い潜りながら敵機に斬り込んでいく。
そんな本音を見て、彼女の相方であり親友でもある「眼鏡を掛けた水色髪の少女」はか細い声で呟く。
「…本音…何か静か、だね」
日光によって白く彩られた眼鏡のせいか、少女の瞳までは良く見えない。
本音はそんな彼女の呟きに遅れて気付き、少し慌てる。
「ごめんごめ~ん。セッシーとティアーズに見とれちゃってたかも~~」
そう言う本音に対し、『更識簪』は自身の客観的な評価を述べる。
「確かに強い…よね。自身も動きながら、更には…ビット兵器も4機同時に…動かせるんだもの。今のブルー・ティアーズには弱点と言うものが…存在しない。おまけにビットを甲龍に付ければ…射撃面で簡易的なアシストも…可能」
長々と自身の分析を述べた後、簪は本音の顔を軽く覗き込む。その時の本音の表情を目の当たりにして、簪は本音が「そんな一面」を見ていた訳ではないのだと気付く。
(やっぱり本音…オルコットさんと組みたかったんだよね…)
セシリアに対する本音の表情を見ただけで、簪はその事実に気付かされる。
互いの付き合いが長いと、言わずとも言われずとも解ってしまうのだろう。その結果として簪が「本当は自分と組みたくなかった」と考える様になるのは、仕方が無いと言えた。
「…ゴメンね本音。私なんかと…ペアで」
ついそんな言葉を呟いてしまった簪。
どうか自身のか細い声が、周囲の歓声で掻き消されているようにと彼女は切に願う。
しかし、本音は簪の声をしっかりとその耳で拾っていた。
「けど、カンちゃんと組みたかったのも事実だよ~~?」
1番ペアを組みたかったのはセシリア、けど駄目だったから簪にした。思考がマイナス寄りな簪は、本音のそんな言葉も「本当に組みたかったのはやはりセシリアなのだ」と解釈してしまう。
しかし、簪の擦れた思考も本音の次の言葉によって消し飛ばされた。
「なるべくしてなったんだと思うんだよね~。セッシーがリンリンと組むのも、私がカンちゃんと組むのも。だって今のセッシーには…
何処か遠い目をしながら、本音はそう言う。
噂とは言え、セシリアの目的は優勝して一夏と付き合う事なのだ。そんなセシリアと組むと言う事は、本音がセシリアと2人で居れる時間を自ら手放すと言う事になる。セシリアに限らず、好きな人とは2人っきりで居たいに決まっているのだから。
(……本音、もしかしてオルコットさんの事…)
簪の声無き言葉は、試合終了のブザー音によって途切れる。
その時の本音は、親友である簪から見ても「形容しがたい表情」をしていた。セシリアたちの完封勝利を称える様な、セシリアが優勝に一歩近付いた事を嘆く様な。
―――同じく午後 アリーナA ピット内
草臥れた様に息を吐き、白式を解除する一夏。
そんな一夏に対し、同じくラファールを解除したシャルロットが自前のタオルを渡す。
「サンキュー」
短く感謝の言葉を贈る一夏に対し、シャルロットは少し照れた様に視線をずらす。
そうした2人の様子を、整備科の2・3年生は興奮気味に眺めていた。
2人の様子からも解る様に一夏たちは今回の試合、かなりの余裕を残して勝利出来た。
そんな幸先の良いスタートに、シャルロットは浮足立っていた。
「にしても凄いよ一夏。専用機持ちとは言え、4月時点では初心者同然だって聞いたのに。流石は『ブリュンヒルデの弟』だね!」
シャルロットが何気なく言い放ったその単語を聞いて、一夏は笑顔のまま固まる。
その時、一夏は切り裂かれる様な胸の痛みを堪えて彼女に言葉を返す。あんな相手じゃまるで話にならないと。
「もっと強くもっと倒し甲斐のある奴が相手じゃないと…」
一夏のその言葉に一体どんな真意が隠されているのか、シャルロットに解る筈なかった。しかし「強く倒し甲斐のある奴」は凡そ見当が付いているので、彼女はその名前を述べる。
「…ボーデヴィッヒさん…の事だよね」
不安気に、シャルロットはその名前を口にする。暴発寸前の火薬庫に銃弾を撃ち込むが如き言動だ。
しかし、一夏は“あくまで”明るげに返答する。
「大丈夫だって!もうボーデヴィッヒの事は何とも思ってないしさ!」
流石の彼女も、今の一夏の言葉には些か疑問を抱いた。あれだけ険悪で仲直りをした様子もないと言うのに、何故そんな風に言うのかと。
先程から漠然とした疑問ばかりが浮かんでくるシャルロットは、一先ず今一番気になる事を一夏に訊ねる事にした。
「…一夏はどうして強くなりたいの?」
そう自分から訊いておきながら、彼女は酷く後悔していた。何の確証も無いが、一夏の『触れてはならない一面』に触れてしまいそうな…そんな予感がしたのだ。
しかし、返って来た言葉はシャルロットの想像とはまるで異なるものだった。
「そりゃあ千冬姉ぇに憧れてるからな。それに一応クラス代表だし、弱い訳にもいかねぇでしょ」
ごく在り来たりで真っ当で、誰しもが抱いているような言葉を一夏は事も無げに「答え」として彼女に返す。
未だ細かい疑問は残っているシャルロットだが、それを聞いて一先ず安心した。安心する事にした。
そのやり取りの後、制服に着替えた彼等はピットから出ようとする。
ティロロロロロ……ティロロロロロ……ティロロロロロ……
突然鳴り始める、一夏の液晶携帯。
一夏は少し慌てながらそれをポケットから取り出す。液晶画面には『昭弘・アルトランド』と表示されていた。
昭弘の名前を確認した一夏だが、何故か電話に出るのを躊躇ってしまう。その時の一夏は口角こそ普段通り釣り上げていたものの、目はまるで人形の様に大きく見開いていた。
着信音と無機質に表示される名前が、一夏の聴覚と視覚を同時に支配する。
しかし、8コール位経過して漸く一夏は電話に出る。
「オウ昭弘!どった?」
昭弘に変な勘繰りをされぬ様、一夏はいつも以上に声に喜色を乗せる。
《スマン急に。先月の襲撃事件が、頭を過ってな。それでお前の身が気になって電話しただけなんだ。それに…最近オレたち顔合わせてないだろう?》
「流石に心配し過ぎじゃないか?詳しくは知らないけど、警備だって例年の2倍近く強化してんだろ?てか、教室でいっつも顔合わしてるじゃんか」
《それはそうなんだが…。それと一夏、デュノアの件で訊きたい事が…》
「あー悪い昭弘。オレ、今後の試合についてシャルと色々打ち合わせるからもう切るぞ?」
《あ、オイいち…》
プツッ
逃げる様に、昭弘との通話を一方的に切る一夏。シャルロットの正体について、勘繰られると思ったのだろう。
そんな一夏を案じたのか、シャルロットが声を掛ける。
「…最近一夏、アルトランドくんや篠ノ之さんとあんまり一緒に居ないよね」
「まぁあくまでオレはシャルとペアだし、しょうがないっしょ」
無論それだけが理由ではない。一夏は今、昭弘と箒だけを意識的に避ける様にしている。
シャルロットの正体、束に言い渡された箒との婚約。大会が終わるまでは試合に集中し、それらのゴタゴタはなるべく考えない様にしたいのだ。
なのに昭弘や箒と一緒に居ては、嫌でもそれらのゴタゴタが頭の中で暴れ回るだろう。現に今、一夏はラウラとの試合しか頭にない。それによってラウラを打ち負かす事こそが、彼の目的なのだから。目的と言う崇高なものですらないのかもしれないが。
ただ、露骨に避け過ぎては却って怪しまれるので向こうから話しかけて来た場合はしっかりと応対している。
「…本当に僕とペアで良かったの?一夏」
やはり、彼女なりにその辺りが気掛かりな様だ。
一夏は昭弘や箒との時間を割いてまで、相方として自分に付き合ってくれている。自分なんぞに果たしてそれだけの価値があるのかと、不安を感じているのだ。
「…シャルだから良いんだよ。ISの性能的にも相性的にもな」
計20種にも及ぶ膨大な武装を保有している『ラファール・リヴァイブ・カスタムⅡ』は、近・中・遠距離共に隙がない。
それを操るシャルロットの操縦技術も、代表候補生に登り詰める程のレベルだ。先ず、安定した戦績を叩き出せるのは間違いないだろう。
しかし、シャルロットも男の姿に身を包んではいるが一応乙女だ。
一夏の「シャルだから良いんだよ」という言葉の意味があくまで戦術的なものだと頭では解っていても、つい顔を赤らめてしまう。
そんなシャルロットを見て、一夏は案の定首を傾げる。
(…良し!僕もやれるだけの事はやってみよう!今日まで僕の事を色々と助けてくれた恩も、一夏に返したいし)
シャルロットもまた覚悟が固まった様だ。
社内でただ命令通りの日々を過ごしてきた彼女は、今の今迄誰からも頼られた事がなかった。そんな今、彼女の中には感じた事の無い充実感が満ち溢れていた。
そして、頼られているのならばそれに応えるべきだろう。きっとそうすれば、今己の心を満たしている充実感はもっと大きくなる筈だから。
それから予選の4日間はあっと言う間に過ぎ去り、遂に1年生にとってのクライマックス「決勝トーナメント」の日がやって来た。
泣いても笑っても、このトーナメントの頂に登り詰めた2人こそが学年最強と言う事になる。
例え優勝した本人が望まなくとも。
―――――6月3日(金)―――――
早朝から、アリーナAの電光掲示板前には多数の生徒が集まっていた。
しかしこれから映し出されるトーナメント表に名前が載っている者は、この中でも極少数だろう。野次馬も含めて、皆唾を飲み込む音を大きく響かせながら予選を勝ち抜いてきた猛者たちの名前を目に焼き付けようとしていた。
そして遂に、最初の対戦カードがトーナメント表の左端に表示される。
・Aブロック 篠ノ之箒&ラウラ・ボーデヴィッヒ
織斑一夏&シャルル・デュノア
いきなりの好カードに、生徒一同は大いに沸き立った。
皆大好き一夏シャルルペアと、クラスから問題児扱いされているラウラが一体どんな試合をするのか楽しみでしょうがないのだ。「箒とラウラ」と言う意外過ぎる組み合わせも、注目を集めている要因の一つだ。
そんな計4カード(8ペア)の発表が終了すると、一夏は笑顔を浮かべたままラウラへと近付く。
「お互い、全力を出し切ろうぜボーデヴィッヒ!」
白々しくもそんな言葉を明るく投げ掛けてくる一夏に対し、ラウラは冷やかな視線を維持したまま答える。
「…いつまで持つか見物だな。その“薄っぺらい仮面”が」
しかし一夏はラウラの冷気に凍える事無く、笑顔を絶やさずに返答する。
「“仮面”?ハハッ!何の事だよボーデヴィッヒ!」
尚もラウラにとって胸糞の悪い笑顔の仮面を向けてくる一夏。
千冬は「人は誰しも居場所に応じた仮面を付けている」と言っていた。しかし少なくともこの男のコレは、そんな奇麗なモノではない。もっと薄汚いもっと低俗な“何か”だと、ラウラは心中で毒づいた。
そんな2人を、昭弘は仲裁に入ろうか迷いながら眺めていた。
別に諍いを起こしている訳ではないが、昭弘から見ても一夏の「あの笑顔」は正直見るに耐えない謎の不気味さがあった。
「こんな時でも他者の心配ですの?」
そう言いながら、セシリアはまるで行く手を遮るかの様に昭弘の眼前へと現れる。
そんな彼女を押し退けるかの様に、昭弘は口調に若干の苛立ちを含みながら言い放つ。
「何の用だ?」
「掲示板を御覧なさいな」
そう返され、昭弘は渋々としながら再び電光掲示板に目を遣る。相も変わらず、4組の対戦カードがA~Dブロックまで左から順に並んでいた。
「アルトランドと谷本さんはCブロック、私と鈴はBブロック。…何を意味するのかお解りでしょう?」
そう言うと、セシリアは右掌を上に向けながら昭弘の発言を促す。
「…オレとお前は、決勝まで行かないと戦えない…か」
トーナメントのセオリー通りとなると、彼と彼女は決勝戦まで進まない限り戦う事すら出来ない。
そして、それを態々本人の口から言わせるという事は。
「宣戦布告…とでも言いたいのか?」
そう言われると、セシリアは正解とも不正解とも取れる様に口角を釣り上げながら答える。
「どの様に捉えようとお前の勝手です事よアルトランド。ですが…これだけはハッキリと言わせて頂きましょうか」
直後彼女の顔から笑みは消え失せ、猛禽類を彷彿とさせる様な無表情かつ鋭い眼光が表に現れる。
「勝たせて頂きますわよ」
それを聞いた昭弘もまた、己が今感じているモノをそのまま言葉として吐き出した。
「勝つのはオレたちだ」
昭弘の返事を聞いたセシリアは先程浮かべていた笑みを顔に引き戻しながら、その場を去って行った。
その際チラリと一夏の方角に瞳を向けるが、彼がそれに気付いてくれる事は無かった。
少しばかり幸先の悪さを感じ取ったセシリアは、俯き気味に視線を戻す。
昭弘とセシリアの間には、賭け事も条件も約束すらも無かった。
ただ「戦いたいから戦う」「勝ちたいから勝つ」と言う欲求だけが、2人を支配していた。
そうして間も無く始まる。
白と黒、己と言う名の全存在を賭けた大勝負が。
次回、遂に一夏対ラウラ、因縁の対決が始まります。毎度の通り、前編後編で別れるかと思われます。
原作とはまるで異なるラストになりますので、ご了承下さい。
後、めっちゃ今更なんですが、作品自体のタイトルを変えようと思います。もう少し分かりやすく、とっつきやすそうなタイトルにします。
いやね、まさかここまで続くとは思わなかったんですよ。だからタイトルも適当に考えた後、ずっとそのまんまで・・・。