IS~筋肉青年の学園奮闘録~   作:いんの

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毎晩夢を見る私は現実に疲れているのでしょうか。
教えてくれオルガ…。


第53話 夢 その③ ~愛~

 上下左右前後360°白い空間は、ベンチとそれに座る自分が地上に居るのか空中に居るのかすら判らず、影も光も無い。

 昭弘がもう何度も見た、居るだけで発狂しそうな程退屈な世界だ。

 

 そんな場所でも、一人じゃなければ、話し相手さえ居れば楽しい空間に変わる。だから昭弘は、何ら苛立ちもせずただジッと待っていた。

 このベンチに座っていれば、その内オルガが現れるからだ。

 

 昭弘はそうなる前提の元、今回は何を話そうかと頭に纏め始める。すると―――

 

「やほっ!昭弘っ!」

 

 オルガではなかった。

 

 最初に耳奥へと届いたのは、女性のそれも高めで柔らかい声。

 髪は長く薄茶色がかった金色、襟足辺りから2本に別れている。大きな目は整った顔を可愛らしく仕立てているが、豊満な乳房に引き締まった腹と更には健康的で丸めの臀部と、身体は大人の女性以上に女性らしかった。

 それで服装がホットパンツにヘソ出しジャケットと来れば、大概の男なら目のやり場に苦闘する事だろう。

 

 肌の露出も本人の顔も見慣れている昭弘には、今の所は下心で動揺する要素など無いが。

 

「…てっきり、オルガの次は三日月辺りだと思ってたぜ、『ラフタ』」

 

 すると、ラフタは意地悪そうな笑みを浮かべる。

 

「けど三日月より先に現れるって事は…ハハーン、そんなにアタシが恋しかったんだー?」

 

「それは…」

 

 昭弘は必死に無愛想を貫こうとするが、それでもつい彼女から目を逸らしてしまう。

 顔に似合わず子供っぽい昭弘の反応が壷だったのか、今度は声に出して笑うラフタ。

 

「アハハハ!なーにマジになってんのよ!」

 

 そう言って爪に鮮やかなマニキュアが塗られている人差指で、昭弘の頭を小突く彼女。そんな事をされればさしもの昭弘だって頬を赤くせざるを得ない。

 

 再会の雰囲気も程々に、ラフタは生脚を組み換えながら早速雑談に入ろうとする。

 

「さぁて昭弘?アタシの前では真面目で堅苦しい話はNGだかんね?それでいて、アタシはIS学園でのアンタを知りたい。…何が言いたいのか分かるっしょ?」

 

 当然だ。抑、夢に現れるタイミングがドンピシャ過ぎる。昨晩の焼肉で、最早会話の殆どを占めていた「あの話」しかないだろう。

 

「言っとくが、意中の相手なんて居ないからな?」

 

「何それー?乙女の園でそりゃないでしょ。名瀬みたいにハーレム作っちゃいなよ」

 

 ラフタが絶対挙げると思っていた名前を聞いて、昭弘はうんざり気味に答える。

 

「勘弁してくれ、容量悪いんだオレは。名瀬の旦那みたいに、平等に抱く事なんてできん」

「それに、オレは此処の皆をどうしても“女”として見れないんだ」

 

「……ラウラくんが可愛すぎてゲイセクシャルにでも目覚めちゃったとか?」

 

「ち・が・う」

 

 真顔で即否定する昭弘に対し、ラフタは子供をあやす様に優しく提案する。

 

「じゃあお互いに理由を考えてみよっか!因みにアタシはもう自分の答えを持ってるけどね!」

 

 ラフタはそう言うが、実は昭弘も8割型理由の輪郭は見えている。ただ、進んで言葉に出したくはない、少なくとも明るくはない理由だ。

 だが、此処は夢の中。どんな事を口走ろうと、聞いているのは自分と隣に居る故人だけだ。

 

「……オレは皆の事を、心の何処かで「別の生き物」と見なしているのかもしれん。姿こそ同じだが、その姿に至った過程はまるで異なると言うか…」

 

 毎日が生き死にへ直結する極限環境で育った昭弘。

 

 彼は以前、IS学園を「天国」と表したが、ではそこに住まう生徒たちはどうだろうか。極端な話、穢れを知らない天使にでも見えたのではないだろうか。

 それは決して飛躍した発想ではない。ヒューマンデブリ、生殺与奪の最前線、それら本当の地獄を彼女たちは知らない。

 故に、別のもっと高位の生き物に思えてしまうのだろう。高嶺の花とか、そう言う次元じゃない。犬と人の間で、恋愛が成立しないのと同じだ。

 

 自分の中身をどんなに詳しく語ろうと、真に理解される日なんて永遠に訪れない。そう、同じ体験を経ない限りは。それこそが、昨晩真耶に語った疎外感の正体でもある。

 そして昭弘自身、それで良いと思っている。何であれ、友達にはなれたのだから。

 

「…過程と言う名の過去を否定しない限り、可憐な天使と交わる事は許されない…って訳ね」

 

「…」

 

 ラフタは肯定も反論もしなかった。ただ優し気な、されどほんのり寂しさを塗した目で、少しの微笑みを残して昭弘を見返した。

 らしくもない反応を長々と継続させてしまったラフタは軽く頭を左右に振り、再びいつもの笑顔に戻る。

 

「じゃあ!今度はアタシの見解ね!」

 

 そう言うと彼女は勿体振る様に昭弘の方向へと身体をスライドさせ、彼の左腕を両腕で絡め取りそのまま密着する。

 

 ラフタの突然な行動による動揺、と言うより何より彼女の大きくて張りのある乳房が左肘辺りを圧迫してきた為、昭弘は心臓の鼓動を早める。

 

「簡単よ♡アタシへの愛が忘れられないってだけ」

 

 ただでさえ腕に抱き着かれて半ば放心状態だった昭弘だが、それを聞いて数拍遅れながらも激しく反論する。

 

「なっ、何言ってやがる!確かにオレはお前を異性として見ていた。けどな…べ、別に好きだったって訳じゃ…」

 

「ウッワ!昭弘心臓バクバク顔真っ赤冷や汗ダラダラ!ハイ確定!」

 

 昭弘は悔しそうに歯を食い縛るが、それだけで何も言い返せなかった。そう、女に抱き着かれれば男なら誰だってそうなると、口に出せなかったのだ。

 それはつまり、先の反応が単なる強がりだと、昭弘自ら認める事になる。

 

「…オレは…お前の事が…好きだったのか?」

 

「“だった”じゃないの、アンタは今も好きなの、アタシの事」

 

「…」

 

 それすらも昭弘は否定出来なかった。

 いつもそうだった。いつだって恋愛話をする時は、決まってラフタが昭弘の脳内に居た。

 

 昭弘にとって「性」の対象は、男としての本能が求める愛の形は、昔も今もラフタただ一人なのだ。

 どうしても忘れられないのだ。あの顔を、声を、日向の様な輝きを、背中を預けられる強さを、惑わされずに道を選べる大人の魅力を。

 

「よっと!」

 

 一声上げると、ラフタは腕組みを解除して今度は昭弘の腰の上に跨り、彼の頬に両手を当てる。乳房と大胸筋が隙間を埋める様に密着し、状況の際どさは倍以上となった。

 

「……アタシの顔を良く見て昭弘」

 

 だが、ラフタのその真剣な面持ちを真正面に捉えてしまえば、聳え立つ興奮なんて容易に抑えてみせる昭弘であった。

 

「…アンタが今も愛しているラフタ・フランクランドは、もうこの世の何処にも居ないの」

 

 だからもう、過ぎた愛に拘るのは止めろ。そんなラフタの意図が、昭弘には手に取る様に解った。

 

 昭弘はただ、静かにそして真っ直ぐに彼女の大きな瞳を見詰め返していた。まるでラフタの瞳と言う名の鏡に映る昭弘自身を、覗き込むかの様に。

 「承知した、お前の事はもう諦める」と、本来なら直ちに返答すべきなのだろう。だが、まだその時ではない様に、昭弘には思えた。

 

 まだ、ラフタの心を見ていない。

 

「…ラフタはどうなんだ?…オレの事、好きだったのか?」

 

 その問い掛けにより、ラフタの表情は不貞腐れる様な甘える様な、そんな表情へと崩れた。

 

「………そんなの、アタシの顔見れば判るでしょ?」

 

 いじらしい声でそう言うラフタの顔は桜の花弁みたいに薄っすらと赤く、瞳はまるで波打つ様に潤んでいた。

 

 これは昭弘の無意識が創り出した夢だ。あの時、ラフタが本当に自身を愛していたのかなんて、こんな事で解る筈がない。

 それでも、仮に全てが幻覚だとしても、ラフタのその余りにも愛らし過ぎる表情を昭弘はつい素直に受け取ってしまった。

 

 昭弘も、ラフタも、互いに互いを愛していた。その前提で、昭弘は話を進めた。

 

「…オレに見つけられるだろうか。お前以上に良い女なんて、お前以上にオレを愛してくれる女なんて」

 

「当然でしょ!このアタシが惚れる程の男なんだから」

 

 再び太陽が霞む程の笑顔でそう言い切った後、ラフタはそのまま昭弘の首に両腕を回し、強く強く抱き締めた。

 

 昭弘もラフタに触発され、優和に微笑みながら彼女の小さな背中を熊の様な両腕で包み込んだ。

 

 そして最後、ラフタは昭弘の耳元で意地悪そうに囁いた。

 

「それに、アンタが本気で愛せそうな子なんてちゃんと居るし。例えば、声も大きなおっぱいもアタシに似ている「あの娘」とか♡」

 

 その言葉を頭の中で整理する間も無く、夢が終わる合図である轟音が昭弘の思考を遮断する。

 

 増大する轟音に反比例する様に、自身を抱き締めている乙女の輪郭が白くぼやけていく。まるで、周囲の景色と同化するみたいに。

 

 

 

―――7月2日(土) 130号室 早朝―――

 

 アラームのけたたましさに苛立ちながらも、白い天井を凝視する事しか出来ない昭弘。どうやら目は覚めても、意識は未だ解放されないらしい。

 

 背中に気を付けながら何度か寝返りを打ち、白い天井以外のものを視界に収める事で意識を強制的に引き戻し、ベッド脇に付いたアラームボタンを平手打ちする。

 起こした裸体の上半身には、青空を斜め上から穿つ日差しのせいか夢のせいか、大粒の汗が朝露の様に付着していた。

 

 寝惚けが完全に取れた所で、昭弘はラフタが最後に放った台詞について考えを巡らす。何度も繰り返し。

 だが、やはりどう見方を変えても昭弘は箒に恋愛感情を抱いてはいなかった。

 と言うより、想像すら出来なかった。仲の良い学友が最愛の人になるなど。

 

 大体、何故ラフタは箒を候補として上げた。

 確かに、声質も女性の鑑とも言える体型もラフタに似てはいる。だがそれだけだ。それら以外、全てが異なる。

 それとも、昭弘自身がラフタ以外の異性を好きになれるとでも、本気で彼女は思っているのだろうか。

 

 いや第一良く考えてみれば、夢の中でのオルガがそうであった様に、ラフタもラフタであって昭弘の一部でもあるのだ。

 即ち、夢の中でラフタがそう言ったのならば、それは紛れもない昭弘の心の声でもあると言う事だ。

 

(…そんな事、天地が引っくり返っても有り得ん)

 

 皆、昭弘にとっては比べようのない大切な友人だ。その中から特別な存在なんて作りたくもないし、作ってはならないだろう。

 心の片隅にどんな劣情を持っていようと、それはどこまでもほんの一部に過ぎず、心全体を飲み込む事はない。

 所詮は夢と言う訳だ。

 

 

 もう気持ちを切り替えよう。今日も朝から簪を手伝わねばならない。

 夢の中でもラフタに言った筈だ。過去に縛られている自分は、彼女たちを異性として好きになんてなれない。

 

 昭弘はそう自分自身に言い聞かせた後、顔を洗い歯を磨き、黒のタンクトップと迷彩柄のカーゴパンツで裸体を覆って部屋を出ようとした。

 

 だが、立ち止まる。最後に言えなかった言葉を、思い出して。

 

 「ラフタ、護れなくてすまなかった」。言いたかった、伝えたかった。

 あの時、無理にでも彼女を引き連れていれば、彼女に告白していれば、一夜を共にしようと一緒に居れば結末は違っていたかもしれない。

 それを防げなかった、自分の気持ちすら解らず先の事を録に考えもしなかった自分自身が、腹立たしくてしょうがなかった。

 

 何とも、自身の浅はかさは滑稽にすら思えてくる。夢の彼女に謝罪した所で、何の意味も無いと言うのに。

 

 愛の囁きも、心からの謝罪も、もうラフタに伝える術は無いのだ。

 

 

 

―――

 

「あ…」

 

「…おう」

 

 廊下に出てエントランスへと向かう途中、EVホールから姿を現した箒とぶつかる様に出会す昭弘。

 

 本来仲良しコンビである2人だが、今回は会うタイミングが悪かったのか互いにバツが悪そうだ。

 昭弘はあの夢を見た後であるし、箒も強さに固執する余りピリピリしている。

 

「…こんな朝早くから機動訓練とは、精が出るな」

 

 取り敢えずは挨拶代わりにそう言う昭弘だが、箒の表情は外の天気と対照的だ。

 

「…1分でも早く、皆に追い付かねばならないからな」

 

 その声質から明確な疲労が見て取れたので、昭弘は警笛音の如き言葉を贈る。

 

「心意気は感心するが、無理だけは厳禁だ。立ち眩みがしたら兎に角寝ろ。次に繋げたければな」

 

「…うむ」

 

 余計なお世話だと、そう言いたそうに箒は目を背ける。昭弘の錯覚だろうか、横から覗き込んだその瞳には益々の弱々しさが浮き出ていた。

 

 そのまま1分程だろうか、2人の間に沈黙が流れた後、再び箒が口を開いた。だがその声は、まるで手の中に閉じ込められて弱り果てた虫の様に、細く震えたものだった。

 

「……解らなくなってきたのだ。何の為に強くなるのか」

「初めは、弱い自分を脱却したい一心だった。だからここ最近は、我武者羅に剣を振るって来た。大好きな剣の道を極めれば…とな。だがだったら、好きでもないISに乗る必要性は無いよな?量産機だの専用機だのIS適性だのと、悩ましい不純物を気にする事は無いよな?」

 

 箒の言いたい事は解る。剣が好きなら剣道剣術だけに没頭すべきで、態々ISに乗っても仕方が無い。

 

「大体、剣の道を極めれば私は本当に「強く」なれるのか。仮に「人間的に強くなった」として、それで好きな人と結ばれるのか?」

「現に私は、今になっても一夏に告白なんて出来ていない」

 

 溜まっていた鬱屈を、惜しげも無く昭弘にぶつけてしまった箒。今迄、一体どれ程不安定な精神状態で打鉄を動かしていたのだろうか。

 

 こと恋愛に関して、昭弘は本音ほどの的確な助言が出来ない。だが、1つだけはっきりと言える事があった。

 

「本当にISが嫌いなら、とっくに投げ出してる筈だ。ちゃんとISも好きなんだよお前は」

 

「…」

 

「自分の剣を最大限活かせる専用機が欲しい…お前はその欲求を「卑怯」と勝手に思い込んでるだけだ」

 

 何もかも見透かされて、箒はただ下を向くしかなかった。

 自分だけ量産機じゃ皆には勝てない、けど専用機を欲するのも剣術家としては卑しい。その二律背反から、箒は逃げ出したかっただけなのだ。

 

「箒よ。別になぁ、一夏の為だけに強くなる必要は無いんだ。剣も好きISも好き、その上で自分はどうしたいのか、何をすべきなのかは自分で考えろ」

「そうすりゃあ、納得の行く「IS道」を貫けるさ」

 

 これ以上は言わせるなよと、昭弘は言いたかった。結局箒は、ISに乗り剣を振り続けるしかないと言う事だ。

 だが、既に箒の瞳から弱々しさは消えていた。

 

 「IS」と「剣道」を組み合わせたであろうIS道。その本質が何なのかは、箒どころか昭弘にも、誰にも解らない。

 それでも彼女は、その言葉をずっと欲していたのかもしれない。

 いつも素直になれず、何に関してもどっち付かずな彼女だからこそ、シンプルに合わせたその言葉は心に響いた。

 

「なぁに、お前は控え目に言って「イイ女」だ。何に関しても「好き」って気持ちを大切にしてれば、一夏なんてイチコロだろう」

 

 瞬間、箒の胸を何かが穿った。

 

―――イイ女。昭弘が、私を…

 

 沸騰する程熱く鋭利なそれは、泥の様な鬱をあっと言う間に蒸発させた。

 

 その内側から焼かれる熱に突き動かされる様に、箒は昭弘につい問い掛けてしまった。

 

「……ど、どう言う所が…イイ女なのだ?」

 

 肘をピンと伸ばしたまま腕を後ろで交差させ、青空を反射する水溜まりの様に潤った眼光を時々昭弘へと向ける箒。

 

「そりゃあ…」

 

 そう言いながら箒と言う存在を異性として思い起こす昭弘。

 モデルの如くスタイルは良いし、黒髪の長いポニーテールは美しく整った顔を大和撫子へと誘っている。鋭い目つきとは相反して、一途で清廉な恋心を抱いておりその相手の事を考えずにはいられない。

 イイ女じゃない訳が無い。

 

―――アンタが本気で愛せそうな子

 

 箒を見ていたら、そんなラフタの言葉が誘惑する様に昭弘の心を撫でた。

 同時に、一つの感情が心全体を飲み込もうと侵食していく。それに従い、心臓の鼓動が早くなる。

 

 これが劣情なのか、これが相手を雌として認識する生物的な本能なのか。

 ではやはり、自分は箒の事が―――

 

(………違う)

 

 だが、最終的にはラフタの存在が勝ってしまった。

 

 駄目なのだ。昭弘の心にぽっかりと空いた空間は、切り取った様にラフタの形を成していた。

 そこを隙間無くはみ出もせず埋められる人間なんて、ラフタしか居ない。

 

「……ま…まだか?昭弘」

 

 箒のその一言で漸く思考を引き戻された昭弘は、意識を切り替える様に少しだけ瞼を閉じた後、出来る限り明るい声質で答えた。

 

「兎に角、お前はイイ女なんだよ。そこに細かい理由なんて要らん」

 

 すると、顔を赤くしたまま箒は軽く憤慨する。

 

「な、何だそれは!?益々気になるだろうが!」

 

「男ってのはそう言う生き物なんだよ。そら、もう出ようぜ」

 

 ニヒルな笑みを浮かべながらそう言う昭弘に、箒は慌てて付いて行った。

 

 そんな昭弘の背中にべっとりと張り付いていた冷気の如き哀愁が何なのか、箒には解らなかった。

 

 

 昭弘が愛に目覚める日は、未だ遠いのかもしれない。




鉄血7話最後のシーンを観た時、ラフタは絶対に三日月の3人目のヒロインになると思ってました。ええ完全に騙されましたとも。

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