もやたすの日常   作:もやたす

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じ、自分はただただもやたすの頭の葉っぱが希少価値あるんじゃね?って事を言いたかっただけなんです....ドウシテコウナッタ



5話 初遭遇 作:fainal

 さて、みんなに質問だ。

この星で「頭から葉っぱ生やしてる人狙撃してきて」と言われて、「はい分かりました」という人は居るだろうか?

 

――某小説投稿サイトの主人公なら言うだろうが、普通は言わないはずだ。

 

 俺もその例に漏れず、戸惑った挙句に上官に様々な事を質問した。

 曰く予想敵戦力でであったり、その対象は人間なのか云々と。

 だが、それらを無視して渡されたのは、一枚の地図とその人物の画像だけ。

 しかし、今の俺には無視した上官の気持ちが分からないでもない。

 

 

 何故なら、実際に葉っぱを生やした人を見たのだったら、それは現実逃避したくなるだろうから。

 

 

 

 

 ....というわけで、狙撃ポイントに無事到着し、現在絶賛照準中な訳だが、どうやらこの町、思った以上に人外が多いらしい。

 頭から葉っぱを生やした人物を始め、完全にどこからどう見ても"鬼"としか言いようがない人物も歩き回っている。

 治安はある程度安定しているようなので、各種族間での調和は取れているのだろう。地球の形態で一番近い物で言えばアメリカ辺りが妥当だろうか?

 だが、治安が安定しているとは言え、一般市民に過ぎない筈の人に暗殺指令が下ったのだから、何かしら裏はあると考えていいだろう。

 そこに深入りしないためにも、早急に目標を片づけるべく、俺は意識を集中する意味も込めて、一時外していた視線を再びスコープの中に戻す。

 

 ――目標、良し。

 

 しっかりとAWPの照準があっている事を確認した俺は、最後に深呼吸をして呼吸を整え....

 銃のトリガーを引いた。

 AWP自体にサプレッサーを内蔵しているので音自体は大した音が出ない。なので、誰にも気づかれずに目標に7.62mmの弾が当たるはずだったのだが、撃った直後に弾道上に火花が散り、弾道がそれたのをのを俺は見逃さなかった。

 通常銃撃戦で乱射等が無い限りは弾道上に火花が散るのは考えにくい。

 とすると、火花が散るという事は何者かが意図的に銃弾を逸らしたと考えていいだろう。

 だが、普通はそんな事が出来るとは考えづらい。

 となると....?

 

 俺はほぼ勘だけを頼りに周囲を見回す。

 そこで45度ほど回転した時に、ふと一人の少女が目に入った。

 三つ編みメガネ,そこから緑髪でバストが強調されている。そこから更にM1ガーランドを抱えているとなれば今の火花を起こさせた張本人に間違いないだろう。

 そして、銃弾を逸らせるような人物は俺の中で一人しか心辺りが無い。

 さらに不幸な事に、俺の知っているその人物の身体的特徴と、視線の先で佇んでいる彼女の身体的特徴は全て一致する。

 俺は内心で上官はこの事を知っていたからこそ全ての質問に無視したのではないだろうかと今更ながらに思いつつ、無線機を取り出してこう告げた。

 

「全作戦は失敗。又、予定外の人物に遭遇。直ちに撤退する」

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