というわけで、今回は響の誕生日回です。
ちょっと短いのと、本編も頑張って書きますので、これからも宜しくお願いします。
それでは、どうぞどうぞ
祝福! 響の誕生日!
午前10時。
大半の所が本格的に稼働し始める中、武瑠は携帯をいじりながら、商店街前で彼女たちが来るのを待っていた。
「おーい、武瑠ぅッ!」
(やっと来たか……)
顔を上げれば、私服姿の響と未来が此方に向かってきているのが見えた。
「ごめんッ! 待たせちゃったかな?」
「あぁ。15分も待ったな」
「武瑠。そういうのは『自分も今来たところだ』って言うところじゃない?」
「そうは言うけどさ……どうせ、響が寝坊したんだろ?」
「うぐッ!? なんで分かったのッ!?」
「いつもそうだから。こう何度もやられると、そういう返しも面倒くさくなるとは思わない?」
「あぁ……納得……」
「申し訳ございません…………」
頭を下げる響に、武瑠と未来は苦笑を浮かべる。
「───さてと……それじゃあ、そろそろ行こうか」
「……───うんッ!」
表情を明るくし、元気良く頷いた響は武瑠と未来の間に立ち、二人と腕を組み、三人は仲良く歩き出した。
さて……そろそろ説明しよう。
何故、珍しく三人だけで出掛けているのか。その理由は今日の日付にあった。
本日9月13日。実は、この日は響の誕生日である。
彼女の誕生日を祝うため、今、大天空寺では誕生日パーティーの準備が進められている。
だが、パーティー開始は午後5時30分。それまでの時間、なにもしないというの何だから、と響の要望で、三人でデート───という名の御出掛け───をすることになったのだ。
「それにしても久しぶりじゃない? こうやってわたしと響、それと武瑠だけで遊ぶのって」
「確かに。最後に出掛けたのって高校生になる前だっけ?」
「今思えば、その後から色々あったよね。
わたしがシンフォギア装者になったり、未来が仮面ライダーになったり、武瑠がお化けになったり……」
街中を歩くなか、三人はこれまでにあった怒濤波乱な日々を思い返す。今の姿を中学の時の自分たちが見ればどう思うだろうか?
「ここの所、忙しかったし、暇が出来てもクリスや調ちゃんたちも一緒だったりで三人だけって日はなかったね」
「今日のデートって、それが理由?」
「うーん……ちょっと違うかな? まあ、時間はまだあるんだし、目一杯楽しもうよッ!」
「あ、おいッ! 急に引っ張るなッ!」
「もう、響ったら……」
文句を言う二人だったが、その顔には笑顔が浮かんでいた。
その後、ゲームセンターで遊んだり、
「二人とも、狙撃上手過ぎないッ!?」
「それはまぁ、幾らでも使う機会あったし」
「わたしは片手銃じゃないから、少し使い難いかな」
ふらわーでお昼を食べたり、
「おばちゃんッ! お代わりくださいッ!」
「まだ食べるの? 夕飯食べれなくなるよ?」
「平気ッ! へっちゃらだよッ! その分動いてカロリーを消費するから」
「その量のカロリーを全部消費するくらい激しい運動をするのか?」
ショッピングやカラオケなどで心行くまで遊ぶ武瑠たちだった。途中、響が武瑠がいるのにランジェリーショップに入って、彼を困らせた事もあったが、有意義な時間を過ごしていた。
そして、午後5時。たっぷり遊んだ武瑠たちは大天空寺の境内に繋がる階段から街を見下ろしていた。
ちょうど、その時間。オレンジ色の夕日が街を照らし、夕映えの景色を見ることが出来た。
「……綺麗だね」
「ああ。相変わらず、な」
「うん。街は色々と変わっちゃったけど、この景色だけは変わらない……」
階段に腰を下ろし、缶ジュースを片手に、夕焼けに染まった街を眺める三人。その景色を見ているなか、響が口を開いた。
「実はさ、今日出掛けたいって言った理由がこれなんだ。デートに行った時、必ずここで夕焼けを見てたでしょ? それが懐かしくなって……ね」
「確かに……ゆっくり見るのは久しぶりだな」
「また、見たいね。こうやって、前みたいに……」
「そのときまでには、武瑠もきっちりと生き返らないと、ね?」
「言われなくても分かってるよ……それじゃあ、そろそろ入ろうよ。みんな待ってる」
「うん。分かっt「その前に、ちょっと待って」……未来、どうしたの?」
響に問いかけられた未来は武瑠に目配せ、それを受け取った武瑠は『そうだった』と言わんばかりに笑みを浮かべ、二人並んで響の前に立った。
「皆とは、一足先に……「───HAPPY BIRTHDAY 響ッ!」」
「───うんッ! これからも宜しくッ! 二人ともッ!」
いやぁ……初めてbirthdayものを書きましたが、結構難しいけど楽しいですね。
まあ、遊んでいる時の描写は省きましたが……
あ、それと……実は結構前に決まっていた事なのですが、この作品、ボルメテウスさんの作品『戦姫絶唱シンフォギア 時の王の兄 コラボSS』とコラボすることになりました。報告が遅れてもうしわけ御座いません。
作品のURLは此方です。
https://syosetu.org/novel/190118/
それでは今回はこれにて。
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