戦士開眼シンフォギアゴースト   作:メンツコアラ

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 てなわけで、後編スタート。そんで、エクステラリンク最高デスッ!。




面会! 互いの秘密! 後編

「ようこそッ! 人類最後の砦、特異災害対策機動部二課へッ!」

 

「「・・・・・・・・・え?」」

 

 舞い散る紙吹雪。響き渡る拍手。漂う御馳走の香り。天井にかけられた垂れ幕には『熱烈歓迎! パーカーを着た亡霊さま☆』の文字。そして、

 

「な、なんで、武瑠と、未来が・・・?」

 

 二人の幼馴染みの姿を見て困惑する響。それを見た武瑠と未来は背を向け、肩を寄せあった。

 

「ねえ、未来。俺の目の前に、最近コスプレにハマっているかもしれない幼馴染みの姿が見えたんだけど」

 

「奇遇だね。私も最近際どいコスプレをしている響の姿が見えるんだ」

 

「二人して酷くないッ!? あれはコスプレじゃないよッ!」

 

「「じゃあ、なに?」」

 

「えッ!? そ、それはその・・・」

 

 言い淀む響。その仕草に武瑠たちは、ここが響が隠している秘密に関係した所なのだと判断した。

 

「・・・って、なんで二人が知ってるのッ!?」

 

「武瑠から聞いたから」

 

「ここ最近よく見るから。俺がノイズを倒したあとによく来るでしょ?」

 

「お、俺がって、まさか───」

 

「そう。俺がパーカーを着た亡霊だよ」

 

 瞬間、パーティー会場に響の驚愕の声が響き渡ったのは言うまでもない。

 

 

 

 

 

⚫⚫⚫⚫⚫⚫⚫⚫⚫

 

 

 

 

 パーティーが一通り終わったあと、武瑠と未来はある一室に案内される。部屋に集まったのは二人の他に弦十郎、了子、響、翼、そして、職員数名。

 

「改めて自己紹介だ。俺は風鳴弦十郎。ここの責任者をしている」

 

「私はもう知ってるからいいわね」

 

「さて、まず確認だ。君がここ一ヶ月、ノイズを倒していた存在で間違いないかね?」

 

「・・・そうです」

 

「証拠は?」

 

 そう言われ、武瑠はその場にいる皆の前で変身する。

 

《レッツゴー! 覚悟! ゴ・ゴ・ゴ・ゴースト!》

 

「・・・本当のようだな。しかし、シンフォギアとは別の力か」

 

「すいません。シンフォギアって・・・?」

 

 未来の質問に弦十郎は翼に視線を送る。翼は胸元にしまっていたペンダントを出した。

 

天羽々斬(あめのはばきり)。翼の持つ第一号聖遺物だ」

 

「聖遺物とは、世界各地の伝承に登場する、現代では製造不可能な異端技術の結晶のこと。多くは遺跡から発掘されるんだけど経年による破損が著しくて、かつての力をそのまま秘めたものは本当に希少なの」

 

「この天羽々斬も刃の欠片のごく一部にすぎない」

 

「そして、その欠片に残った僅かな力を増幅させ解き放つ唯一の鍵が特定振幅の波動なの」

 

「つまりは歌。歌の力によって聖遺物は起動するんだ。響くんもそれを持っている。もっとも、彼女の場合は偶然が重なった結果だがな・・・」

 

「どういうことですか?」

 

「それについては、これを見てちょうだい」

 

 了子はモニターを操作し、一枚のレントゲン写真を見せる。それを見ると、心臓付近に細かい破片のようなものがあるのが分かった。

 

「これは二年前、響ちゃんがライブ会場でおった傷よ」

 

「二年前って───」

 

「そう。ツヴァイウィングのライブがあった日。・・・響ちゃんの纏う聖遺物、『ガングニール』の前装者、天羽奏ちゃんが亡くなった日に負った傷よ。検索の結果、この欠片はそのガングニールであることか分かったの」

 

「・・・・・・ッ」

 

 それを聞いた未来は俯き、唇を噛んだ。

 

(どうしたんだ───って、そうか。二年前のライブって未来が誘ったんだっけ。責任みたいなものを感じているんだろうな・・・)

 

「歌の力で起動させた聖遺物を一度エネルギーに還元し、鎧として再構成したものが翼ちゃんや響ちゃんが纏うアンチノイズプロテクター『シンフォギア』なの」

 

「シンフォギアは唯一分かっている、ノイズへの対抗手段だ。だからこそ教えてほしい。君が使っているその力はなんだ?」

 

 弦十郎の真剣な目付きに、武瑠は答えた。もちろん、響がいるので自分が死んだことは伏せておく。

 

「英雄のアイコン。そして、仮面ライダーゴーストか。・・・そのおっちゃんと連絡はとれるかな?」

 

「いや、それが此方からは出来なくて。あの人、神出鬼没だからいつ現れるかも・・・」

 

「そうか。出来ることなら話してみたかったが。・・・とにかく、君の力については分かった。ゆえに、改めて特異災害対策機動部二課として、ノイズ討伐の協力を要請したい」

 

「分かりました」

 

 武瑠もノイズから人々を守りたい。ゆえに拒否するという選択肢はなかった。

 

「あ、あの、私もお手伝いすることはありますか?」

 

「もちろんだとも。小日向くん、君には校内での響くんのサポートをしてほしい。お願いできるかな?」

 

「はい。いつもやってることですから大丈夫です」

 

「ありがとう。これからよろしく頼んだぞ、二人とも」

 

 こうして、武瑠と未来が二課に所属することが決まった。

 

 話し合いも終わり、帰ろうと廊下を歩いていたとき、響は武瑠と未来を呼び止めた。

 

「二人とも。そ、その・・・今まで黙っててゴメンッ! 私、二人を守りたくて・・・」

 

「響、頭を上げて。別に気にしてないから。弦十郎さんも言ってたじゃん。シンフォギアの存在が知られれば、その周りの人に危害が加えられるかもって。響は意地悪で隠し事をしていた訳じゃないから謝る必要はないよ」

 

「それに俺たちも隠し事をしていたしさ。これでチャラってことで」

 

「二人とも・・・。うん、分かったッ! これからよろしくね」

 

「「うんッ!」」

 

 そう言って、互いにハイタッチをかわす三人だった。

 

 

 

  

 

⚫⚫⚫⚫⚫⚫⚫⚫⚫

 

 

 

 

 

 とある薄暗い部屋。そこに一人の女性がいた。

 

(英雄の眼魂。そして、仮面ライダーゴーストか・・・)

 

 彼女は壁にびっしりと貼り付けられた写真を見つめる。その写真には共通して仮面ライダーゴーストが写っていた。

 

(この私でさえ知らない力。これを使えば、もしかすると・・・)

 

 女性の顔に狂喜的な笑みが浮かぶ。

 

(なんとしても手に入れたい───ッ!)

「───待っていろ、天空寺武瑠。お前も私の物に・・・」

 

 写真をそっと撫でる女性。その眼は獲物を狩る肉食獣のそれだった。

 

 

 




 
今回はかーなーり短めでした。

 ここでは響と未来の喧嘩はなく進みそうです。それでは、次回で会いましょう。



 ・・・それにしても、新しいウルトラマン。なんか面白そうですよね。

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