すいません。とある事情により、一旦削除させてもらいました。
内容はほとんど変わってませんのでご安心を。
唯一変わったのは予告かな?
「・・・ん、んん・・・」
閉じた目を光が刺激する。眼を開けると、白い天井が武瑠の視界に眼に入った。
「こ、ここは・・・」
(いや、それよりも。なんで俺はベッドにねかされているんだ?)
「起きたわね?」
自分の状況に疑問を抱いている武瑠に話しかける者がいた。
「了子さん・・・。ここは」
「自衛隊病院。翼ちゃんが入院している所よ」
「あの、なんで俺はこんなところに・・・?」
「覚えてない? 武瑠くんは暴走した響ちゃんの一撃を止めたのよ」
「あ───」
了子の言葉に武瑠は思い出す。
「武瑠くんのおかげで被害はゼロ。だけど、武瑠くんは目を覚まさなかったから病院に搬送したの」
「響はッ! 響は無事なんですかッ!?」
「ええ。武瑠くんが必死に守ったおかげでね」
了子の言葉に安堵する武瑠。しかし、次の言葉でそれは消えた。
「で、武瑠くん。ここからは個人の話。・・・私たちに何か隠していない?」
「───ッ!」
了子たちにしている隠し事。思い当たるものは一つしかない。
ここでとれる行動は二つ。
一つは正直に話すこと。
もう一つは誤魔化すこと。
武瑠は迷わず後者をとろうとしたが、そこに了子は一つの封筒を渡す。中には黒いフィルムのような物が数枚入っていた。
「実は、念のためにレントゲンを取ったんだけど、それには何も写らなかった。機械の故障と片付けられたけど、これを見た私はそう思えないの」
今度はスマホを取り出し、ある映像を見せる。
それは武瑠がノイズに貫かれる瞬間だった。
「・・・・・・」
「これを見て分かるように、天空寺武瑠はノイズとの接触で死んでいるはず。このことを知っているのは、今のところ私だけよ。正直に話してちょうだい。私たちに隠していることを」
「・・・・・・はい」
武瑠は自分が前に話していなかったことを全て話した。
「16個の眼魂で願いが叶う、ねぇ。けど、まさか今の武瑠くんがゴーストそのものになっちゃったなんて・・・」
「了子さん。今の話、誰にも話さないで貰えますか? 特に響には・・・」
「ええ。もちろん黙っておくわ」
この時、武瑠は扉の向こうで聞き耳をたてている者がいることには気づかなかった。
⚫⚫⚫⚫⚫⚫⚫⚫⚫
町中にある、とあるビルの屋上。そこに立っているのは白いローブを纏った魔術師。
彼は鼻唄を歌いながら、そこ場からの景色を眺めていると、背後から扉の開く音が聞こえた。魔術師は振り返りもせずに扉を開けた人物に声をかける。
「ユルセンを使って私を呼び出すとは、珍しいこともあるものだね。どういった御用かな、───小日向未来ちゃん?」
「・・・・・・・・・」
魔術師は自分をこの場に呼んだ人物、小日向未来を見る。
「おっちゃんさん。貴方に御願いがあります」
「・・・どんな御願いかな?」
魔術師の質問に、未来は答えた。
「私を───」
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武瑠が了子に自分の現状を話した日から数日。無事に退院出来た武瑠は大天空寺に帰っていた。
(御成のやつ、心配しているだろうなぁ)
「ただいまー」
しかし、返事はない。普段なら、すぐ飛び付いてくるのにと疑問に思いながら客間に向かったときだった。懐に入れていたロビンの眼魂から声が発せられる。
『武瑠。気を付けろ』
「ロビン? 急にどうし───」
「───ずいぶんと遅かったじゃねぇか」
「───ッ!?」
客間にいたのは銀髪の少女。少女の姿に見覚えは無かったが、その声には聞き覚えがあった。
そう。あのネフシュタンの鎧を纏っていた少女だ。
「・・・なんで君がここにいるッ! 御成はどうしたッ!」
「ああ。あの坊主のことか? 知りたいんなら、アイコンをよこしな。お前がいつも使っているあれが有れば、何でも願いが叶うんだろ?」
(眼魂のことを知っている。誰かが喋った? ・・・いや、未来も了子さんもそんな人じゃない。なら、なんで・・・)
「だんまりしてねぇで、さっさとよこしなッ!」
少女の体が一瞬にして光に包まれ、ネフシュタンの鎧が纏われる。少女は容赦なく武瑠を攻撃した。
咄嗟によける武瑠。しかし、背後にあった襖が貫かれた。攻撃を続ける少女と、それを避け続ける武瑠。その度に破壊されていく客間。
(さすがにこれ以上はヤバいッ! ・・・と言うわけで───)
「───クモランタンッ!」
「な───ッ!?」
武瑠が投げつけたクモランタンの光に客間が包まれる。突然の光に少女が怯む。その隙に武瑠はその場を離れた。そのまま向かったのは大天空寺の裏手にある雑木林。
「ちッ! 待ちやがれッ!」
鎧の少女は後を追いかける。
武瑠は雑木林の少し奥まで来ると足を止めた。
「なんだ、鬼ごっこは終わりか?」
「───いや」
武瑠は逃げている途中で取り出したオレ眼魂のスイッチを押した。
「させるかッ!」
鞭を振るう少女。武瑠は避けながらベルトを召喚し、オレ眼魂を装填した。
《アーイ! バッチリミナー!》
コールと共に飛び出したオレパーカーゴーストが少女の攻撃を妨害する。
「───変身ッ!」
《カイガン! オレ!
レッツゴー! 覚悟! ゴ・ゴ・ゴ・ゴースト!》
ゴーストとなった武瑠はガンガンセイバーを召喚して、迫る鞭を切り伏せる。しかし、鞭が破壊されず、ほぼ永続的に繰り出される攻撃に切りがないと感じた武瑠は霊体化という手段をとった。
武瑠の体が霞のように消える。
(このまま背後に回り込んで───)
「それは対策済みなんだよッ!」
突如、少女が野球ボール程の大きさの球体を取りだし、地面に叩きつけた。地面の上で割れたその球体から金色の粒子が辺り一面に飛び散る。すると
「な───ッ!?」
「ちょせえッ!」
戸惑う武瑠に容赦なく鞭が叩きつけられる。武瑠の体はいとも簡単にぶっ飛ばされた。
地面を転がった武瑠はすぐに霊体化しようとするが、どうやっても出来ない。
「『不知火』て言ってたか? フィーネは見えなかった奴を見えるように出来るって言ってたが、本当に見えるなんてな。まあ、これでお前のお化けみたいな能力は使えないわけだ」
「なんだよ、そのアイテムッ!? そんな物が作れるのッ!?」
「ほらッ! 驚いてる暇なんてねぇぞッ!」
振るわれ続ける鞭。それらを防ぐが、徐々に押されはじめていた。
(このままだと負ける。霊体化を無効化するなら
しかし、少女の攻撃がそれを許さない。
いったいどうすればと武瑠は悩む。
───その時だった。
「キュイィィィィッ!」
「な───ッ!?」
一匹の鳥のような何かが少女の攻撃を妨害する。よく見ると、それは武瑠が持つゴーストガジェットの一つ、『コンドルデンワー』だった。
「ふぃ・・・。危なかったなぁ」
「ユルセンッ! お前が助けてくれたのか?」
「そう言うのは後々ッ! 今は目の前のことだけに集中しろッ!」
「そうだなッ! でも、サンキューッ!」
そう言った武瑠は懐から緑色の眼魂『ロビンゴースト眼魂』を取り出した。
「ロビンフッドッ!」
「な、しまったッ!?」
武瑠はロビン眼魂のスイッチを押し、ベルトの眼魂と交換した。瞬間、ベルトから飛び出したのは袖や裾が黄色く装飾された緑色のパーカーゴースト『ロビンパーカーゴースト』。
《アーイ! バッチリミナー! バッチリミナー!》
武瑠はベルトのトリガーを押し込んだ。
《カイガン! ロビンフッド!
ハロー! アロー! 森で会おう!》
コールと共にロビンパーカーゴーストが纏われると、頭部に弓矢の模様がついたマスクが被さった。
イギリスのノッティンガムの近く、シャーウッドの森に潜み、悪を裁き、弱者を助けた義賊、ロビンフッド。その英雄の力を身に纏ったゴーストの新たな姿。
その名は『仮面ライダーゴースト ロビン魂』。
武瑠がロビン魂に変身すると、少女の攻撃を邪魔していたコンドルデンワーが武瑠の持っていたガンガンセイバーの元に行き、合体。『ガンガンセイバー アローモード』となって武瑠の手に収まった。
武瑠はすぐさまトリガーを押し込み、ロビン魂の能力を発揮する。
《ダイカイガン! ロビンフッド! オメガドライブ!》
「
武瑠がその名を高らかに言うと、その姿が周りの木々に溶け込んだ。
「はッ! それは対策済みって言ったろうがッ!」
少女は先程と同じように不知火が入ったボールを地面に叩きつける。舞い散る不知火を見て、いつでも攻撃できるように構える。しかし、武瑠が姿を表すことはなかった。
(まさか逃げられた? ・・・いや、いくらアイツの能力が未知数でもそんなすぐには逃げれないはず───)
次の瞬間、少女の腹に衝撃が走った。
(───え?)
突然の出来事に理解が数秒遅れる。しかし、攻撃されたことは分かっても、誰に攻撃されたかが分からなかった。少女は倒れた体を起き上がらせ辺りを見渡す。しかし、誰もいない。
それもそのはず。武瑠はロビン魂の持つ能力『
(すぐに逃げないと次の攻撃が───)
そう身構える少女。しかし、いくら待っても武瑠は攻撃しなかった。それどころか、顔のない王を解除して姿を現したではないか。
「・・・お前、なんで姿を現した? このあたしを、・・・雪音クリスを馬鹿にしてんのかッ!」
「・・・これ以上、俺たちが争う必要はない」
「なんだと・・・」
「君がなんで眼魂を欲しがっているのかは分からない。でも、俺たちは人間だ。言葉を交わすことが出来る」
「・・・・・・」
「これ以上戦っても何の意味があるの? 話し合おうよ」
「・・・・・・るせぇ」
「ちゃんと話し合えば、きっと分かり───」
「───うるせぇんだよッ!!」
そう言って立ち上がる少女、雪音クリス。
「ぶっ飛べッ! アーマーパージだッ!」
クリスの叫びにネフシュタンは砕け、その破片が辺り一帯に飛び散った。それにより、クリスを中心とした周辺は土煙に包まれる。
その中で、武瑠は確かに聞いた。
「Killiter Ichaival tron・・・」
「え───」
(この唄、まさか───ッ!)
突如、土煙が吹き飛ばされる。そこに立っていたのは雪音クリスだが、その身を包んでいたものに武瑠は目を見開いた。
体のラインがハッキリと出たボディスーツ。頭や腰、手足についた赤い装甲。
翼の纏う天羽々斬や響のガングニールではない。しかし、それは間違いなく───
「───シンフォギアだとッ!?」
「・・・唄わせたな。あたしに歌を唄わせたなッ! 教えてやる・・・あたしは歌が大嫌いだッ!」
「えッ・・・・・・」
「見せてやる。───これが『イチイバル』の力だッ!!」
ユルセン「次回、戦士開眼シンフォギアゴーストッ!」
クリス「これが『イチイバル』の力だッ!」
振るわれるイチイバルの力。
翼「否、剣だッ!」
復活する防人。
そして───、
翼「白い、仮面ライダーだとッ・・・!」
《ダイテンガン! ネクロム! オメガウルオウド!》
『参上! 白いライダー!』
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はい。次回出す仮面ライダーをあのライダーからあのライダーに変更しました。
誠に身勝手ですが、すいません。