戦士開眼シンフォギアゴースト   作:メンツコアラ

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 すいません。予定よりも一日半遅れました。
 楽しみにしていた方々。誠に申し訳ありませんでした。
 それではどうぞ。


集結! 五人の戦士!

 朝日が上り、道路に学生やスーツ姿の人が見え始める午前8時。そんな人たちの中に響と未来はいた。

 

「え、武瑠がいなくなった?」

 

「うん。御成さんから連絡があったんだ。クリスの姿もないんだって」

 

「二人同時に? ・・・愛の逃避行?」

 

「そんな訳ないでしょ」

 

「分かってるって。冗談だよ、冗談。でも、心配だね。武瑠ってさ、よくトラブルに自分から突っ込んで行くタイプでしょ? 何か事件に巻き込まれたりして」

 

「それは響もでしょ」

 

「あはは。そうでした」

 

 そのときだった。二人が持つ鞄の中にある通信機が電波を受信した。二人は通信機を取り出す。相手は弦十郎だった。

 

「はい。こちら、立花です」

 

「小日向です」

 

『二人とも、緊急事態だッ! 街に飛行タイプの超大型ノイズが四体出現したッ!』

 

「よ、四体もですかッ!?」

 

『ああ。それらは全てまっすぐ東京スカイタワーに向かっている。そこは俺たち二課が活動時に使用している映像等の電波情報を統括制御する役割も備わっている。なんとしてもスカイタワーを守ってくれッ!』

 

「で、でも、今わたしたちのいる所からスカイタワーまでかなりの距離が───」

 

『そこら辺は問題ないッ!』

 

 そう言う弦十郎の言葉に、響たちが疑問を抱いた時だった。突如、上から突風が吹く。見ると、そこには一機のヘリが降りてきていた。

 

『なんともならないことを、なんとかするのが俺たちの仕事だッ! それに運んでもらえッ!』

 

「りょ、了解ですッ!」

 

「分かりましたッ!」

 

 二人は急いでヘリに乗り込み、スカイタワーへ向かった。

 

 

 

 

 

 数分後。ヘリは街の上空を飛ぶ超大型ノイズの上へ来た。

 

「行くよ、未来ッ!」

 

「うんッ!」

 

 未来はネクロム眼魂のスイッチを押し、腕に装着したメガウルオウダーに装填する。響と未来は共にヘリから飛び降り、響は聖詠を唄い、未来はメガウルオウダーのスイッチを押す。

 

「Balwisyall Nescell gungnir tron・・・」

 

「───変身ッ!」

《テンガン!ネクロム!メガウルオウド!

 クラッシュザインベーダー!》

 

 それぞれの鎧を纏った二人は落下の勢いを利用して必殺の一撃を放ち、超大型ノイズに大穴を開け、撃破した。

 

 道路に着地する二人。そこに翼がバイクで駆けつけた。

 

「Imyuteus amenohabakiri tron・・・」

 

 翼はバイクから飛び降り、シンフォギアを纏う。そして、すぐさま超大型ノイズに向かって『蒼ノ一閃』を放つ。しかし、その斬撃は周りに飛んでいた小型ノイズに拒まれ、超大型ノイズに届くことはなかった。

 

「あと少しだったのに・・・ッ!」

 

「翼さんッ!」

 

「挨拶は後だッ! 今は協力して、敵の数を───二人ともッ! 上だッ!」

 

「「───ッ!」」

 

 翼の言葉に、響たちはすぐさまその場を離れる。すると、先程までいた場所に飛行タイプの小型ノイズが突き刺さった。空を見上げると、同じようなタイプのノイズが大量に飛んでいた。その数は百体以上。

 

 翼と未来が上空のノイズに向かって攻撃する。しかし、その隙に別のノイズが翼に襲いかかった。翼はすぐさまそれを斬り伏せる。

 

「くッ・・・、相手に頭上を取られることが、こうも立ち回りにくいとはッ!」

 

「・・・どうやら、空だけじゃないみたいです」

 

 未来はゴーグル越しに超大型ノイズの一体を見る。その個体は大量の小型が生成していた。それは他の個体も同様。道路はあっという間にノイズに埋め尽くされてしまった。

 

「こんなにたくさん・・・ッ!」

 

「怖じ気づくなッ! 今この場でノイズを倒せるのは私たちのみッ! 私たちが守らずして、誰が人々を守るというのッ!」

 

「翼さんッ・・・はいッ! 分かりましたッ!」

 

 アームドギアの大剣を構える翼。響も拳を握り締め、いつでも戦えるように構える。

 

 そのときだった。そんな二人を見ていた未来の耳がある音を捉える。

 

ドドドドドド・・・

 

(・・・? この音は───)

 

「どうしたの、未来?」

 

「響、翼さん。何か聞こえない?」

 

「え、何かって───」

 

ドドドドドドドドドドドッ!

 

 響と翼もその音を捉える。それは大きな何かが道路を駆け巡っているような音だった。しかも、

 

「これはッ! こっちに近づいてくるッ!?」

 

「え───ッ!?」

 

 翼の言葉に、響と未来は後ろに振り返る。そのとき、彼女が見たものは、

 

「お、大きなトカゲッ!?」

 

「違うッ! あれ、イグアナだよッ!」

 

「なにぃッ!?」

 

 思わず翼も振り返る。彼女の視線の先には、大型車両ほどの大きさを持つ、黒い鎧を纏ったイグアナが走ってきていた。さらにその上には、

 

「ちょっと待てッ!? 天空寺と雪音クリスが乗っているぞッ!」

 

「「ええぇッ!?」」

 

 翼の言う通り、そこには土まみれになった武瑠とイチイバルのシンフォギアを纏ったクリスがいた。

 

 

 

 

 

「お、響たち発見ッ!」

 

「おいッ! 余所見する暇があったら、しっかりと手綱を握りやがれッ!」

 

 そう言いながら、クリスは武瑠の後ろで自分達に向かってくるノイズを撃ち抜く。

 

 武瑠は自分達が乗っているそれの手綱、いや、ハンドルを握り締めた。

 

「さぁ、突撃だッ! イグアナゴーストライカーッ!」

 

「クェアァァッ!」

 

 武瑠たちが乗るイグアナ、『イグアナゴーストライカー』は襲いかかるノイズを物ともせず突撃する。数秒の内に、イグアナゴーストライカーは響たちの元にたどり着いた。

 

「イグアナゴーストライカーッ! 少しの間、頼んだッ!」

 

「クェアッ!」

 

 武瑠たちは響たちの前に降り、イグアナゴーストライカーは地上のノイズの群れに突撃していく。

 

「三人とも、お待たせ。助っ人の登場だぜ」

 

「・・・ま、まぁ、そう言うことだ」

 

 響たちにハンドサインをする武瑠。クリスはその後ろで気まずそうに頭の後ろを掻いていた。そんな彼女に響が抱き付く。

 

「クリスちゃ~んッ! 助けに来てくれたんだねッ!」

 

「なッ、このバカッ! 急に抱き付くなッ! というか、少しは危機感を持ちやがれッ! あたしたちは敵同士だったんだぞッ!」

 

「そんなこと、別に問題なしッ!」

 

「響の言う通り。私たちは気にしないよ」

 

「だな。今からあなたは心強い仲間だ」

 

「お前ら・・・」

 

 簡単に自分を受け入れてくれたことに驚き、自然と目尻が熱くなってきたクリス。そんな彼女の背中を、武瑠は優しく叩いた。

 

「良かったな、クリス」

 

「う、うるせえッ! ・・・とにかくッ! さっさとあいつらを叩くぞッ!」

 

「けど、これだけの数をどうするの? 武瑠とクリスが来たとしても・・・」

 

「問題ないよ。これを使えばね」

 

 そう言って、武瑠は響、未来、翼、クリスに眼魂を一つずつ渡す。

 

「え、武瑠? 未来はともかく、わたしたちは───」

 

「なるほどッ! あれをするのだなッ!」

 

「あ、あれ?」

 

 唯一したことがあったため、翼は武瑠の意図にすぐ理解することができた。

 

「おいッ! あれって何だよッ! 説明しろッ!」

 

「あれって言うのは夢幻召喚だよ」

 

 武瑠の言葉にクリス以外は、『ああ、あれね』と納得する。一方、クリスはより分からなくなっていった。

 

「簡単に説明すると、眼魂を使って、それに宿った英雄自身になるってこと。それなら一気に倒せるはず」

 

「なるほどッ! よ~しッ! じゃあ、早速ッ!」

 

 響と翼が手に持ったハサンと武蔵の眼魂のスイッチを押す。

 

 一方、クリスはまだ戸惑っていた。敵であった自分に使えるのか。自分に力を貸してくれるのかと。

 

 武瑠はそんな彼女の手を取った。

 

「大丈夫。この英雄はクリスに力を貸してくれる。俺が保証する」

 

「武瑠・・・」

 

 改めて、クリスは手に持った緑色の眼魂を見る。そのとき、ふと頭の中に声が聞こえた。

 

『やっぱり、こうなったか』

 

(───ッ!? 頭の中に声がッ!? てか、この声ってあの緑野郎の・・・)

 

『驚くのは結構。そして、改めて。俺の真名はロビンフッド。

 嬢ちゃん。辛辣なことを言うようだけど、あんたの罪は、こんなことをしても決して消えるものじゃない。それでも───』

 

(そんなの、始めッから分かってんだよッ! ・・・でも、武瑠は、コイツらは独りぼっちだったあたしに手を差し伸べてくれた。だから、あたしはコイツらの信頼に全力で答えるッ!)

 

『覚悟はあるようだな。なら問題なし。存分に俺の力を使いな』

 

「───ああッ!」

 

 クリスはそう叫び、ロビンフッド眼魂のスイッチを押した。

 

 

 

 

 

 街に蔓延る大量のノイズ。そんな奴等の前には眼魂を一つずつ持った、五人の戦士。

 

 武瑠と未来は手に持ったピンク色の眼魂『アストルフォゴースト眼魂』とホクサイ眼魂のスイッチを入れ、それぞれの変身アイテムに装填する。

 

 

《アーイ!バッチリミナー!バッチリミナー!》

 

《イエッサー!》

 

 

 音声と共に、武瑠のゴーストドライバーから白いマントを装着した、フードがピンク色に染まった黒いパーカーゴースト『アストルフォパーカーゴースト』が召喚される。

 

 未来のメガウルオウダーからは振袖のようなものが付き、飾りの花が異形に変質した『ホクサイパーカーゴースト』が飛び出す。

 それを確認した二人は最後のトリガーを押した。

 

 武瑠と未来の体にパーカーゴーストが纏わり、頭部に天を駆ける幻獣を模したピンク色の模様が描かれたマスクが被さり、未来にはレンズがブドウ色の円形のゴーグルが装着される。

 

 

《カイガン!アストルフォ!

 触れれば転倒!理性不機能!》

 

 武瑠が纏う英雄。彼はシャルルマーニュ十二勇士の一人。実力こそ他の仲間より劣ってはいたが、底抜けの明るさと高潔な騎士であったがゆえに多くの難事を乗り越えた英雄『アストルフォ』。その魂を纏ったゴーストの新たな姿。

 

 その名は、『仮面ライダーゴースト アストルフォ魂』。

 

 

《テンガン!ホクサイ!メガウルオウド!

 ウキヨエアーティスト!》

 

 その英雄はIFの存在。本来なら眼にすることはないはずの存在、邪神を目の当たりにし、その影響で姿が変わってしまった北斎。その姿を、その力を纏ったネクロムの形態。

 

 その名は、『仮面ライダーネクロム ホクサイ魂』。

 

 

 響、翼、クリスは眼魂を持った手を前に突きだし、詠唱を始める。

 

「───告げるッ!

 汝の身は我にッ! 汝の剣は我が手にッ!

 聖杯のよるべに従い、この意この理に従うのならば答えよッ!」

 

「誓いを此処にッ!

 我は常世総ての善と成る者ッ! 我は常世総ての悪と成る者───ッ!」

 

「汝、三大の言霊を纏う七天ッ!

 抑止の輪より来たれ、天秤の守り手ッ!」

 

「「「───夢幻召喚(インストール)ッ!!」」」

 

 足元に出来た魔法陣から膨大な光が溢れ、三人の体を包み込み、三人の装いを変質させる。

 

 武蔵の眼魂を持っていた翼は、腰に四本の刀を携えた和装。

 

 ハサンの眼魂を持っていた響は胸元、下半身を隠す程度の最低限の装いに髑髏の仮面。右腕は古ぼけた包帯で覆われていた。

 

 ロビンフッドの眼魂を持っていたクリスは緑色の装いに深緑のマント。右腕には弓とガンドレッドが一体化した武器が装備されている。

 

 

 それぞれの英雄を纏った響たちは無数のノイズに並び立った。

 

「さあ、───命、燃やすぜッ!」

 

 

 

 

 

 武瑠の掛け声を皮切りに、戦闘を開始するノイズと響たち。上空のノイズと対峙するのは武瑠だった。

 

「こいッ! 我が呼び声に答えよッ!」

 

「キュアァッ!」

 

 武瑠の呼び声に、少し離れた所でいたイグアナゴーストライカーが光に包まれ、鷲の頭と翼を持った一匹の幻馬に変身し、武瑠の隣に並ぶ。武瑠はヒポグリフに飛び乗り、空へ飛び立った。幻馬がノイズたちのいる高さで止まると、武瑠はナギナタモードにしたガンガンセイバーを向け、声高らかに叫ぶ。

 

「遠からん者は音にも聞けッ! 近くば寄って我を見よッ!

 我こそはシャルルマーニュが十二勇士アストルフォの魂を纏いし者ッ、仮面ライダーゴースト アストルフォ魂なりッ!

 いざ、尋常に───勝負ッ!」

 

「キュィアァァッ!」

 

 ヒポグリフがノイズの群れに突っ込み、それらを武瑠がガンガンセイバーで切り裂く。ノイズたちも負けじと攻撃を仕掛けるが、ヒポグリフの次元回避の能力を使い、それらを瞬間移動のような動きで回避する。

 

 すべての攻撃を避けきった武瑠はガンガンセイバーをしまい、腰に装備された一本の角笛を取り出した。武瑠がそれを前に掲げるとスーザフォンのような形状に巨大化、変形した。

 

恐慌呼び起こせし魔笛(ラ・ブラック・ルナ)ッ!!」

 

 武瑠はその笛の真名を解放し、思いっきり吹いた。

 

ブウウゥゥゥウゥゥゥゥッ!!

 

 音色を聴いた魔鳥が恐怖で逃げ出すと言われる角笛。その音の衝撃波が空中の小型ノイズの大半を吹き飛ばした。

 

 

 

 

 

 一方、地上では残りの四人が奮闘していた。

 

 

 北側では響が戦闘。その動きは普段とは違い、スピードを重視したものになっていた。

 

「フッ───!」

 

 目の前の人型ノイズに一瞬で距離を詰め、手に持ったナイフで切り裂き、すぐさま横にいる別のノイズに投げつける。

 

(次ッ───!)

 

 響は太股のホルダーにしまっていたナイフを取り出し、また別のノイズに突き立てる。

 

 その時間は僅か二秒。圧倒的な速さに、ノイズは為す術もなく撃破されていった。

 

 

 

 

「いざ、参るッ!」

 

 南側。そこでは翼が刀を両手に無双していた。

 

 縦に、横に、縦横無尽に振るわれる二本の刀が狙った獲物を確実に刈り取る。離れた場所にいるノイズも斬撃を飛ばし、容易く両断する。

 

「我が太刀筋、貴様らに切り返せるかッ!」

 

 

 

 

 

「発動───顔のない王(ノーフェイス・メイキング)ッ!

 

 西で戦っていたクリスはフードを被り、宝具『顔のない王』を発動し、姿を消す。

 

 突然姿を消したクリスを探すノイズたち。次の瞬間、その内の一体に矢が突き刺さった。矢に貫かれたノイズは消滅。残ったノイズは矢の飛んできた場所を見るが、そこにクリスの姿はなし。

 

「どこ見てんだよッ!」

 

 クリスの言葉にノイズたちが一斉に上を向く。そこには矢じりの根本に小さな袋をつけた二本の矢をつがえたクリスがいた。

 

「ちょせえッ!」

 

 クリスが矢を放つ。それはノイズを貫くことなく、コンクリートの地面に突き刺さった。

 

「持ってけダブルだッ!」

 

 クリスは地面に着地すると、同時にガンドレッドを装着した左の拳を叩きつける。すると、地面に突き刺さった二本の矢に着いていた小さな袋が閃光を放って爆発する。その周りにいたノイズをすべて撃破した。

 

 

 

 

 

「皆頑張ってるなぁ。私も頑張らなくちゃッ!」

 

 そんなことを言っているのは、東側でノイズを相手にする未来。彼女は襲いかかるノイズを避けながら、ガンガンキャッチャーを振るい、宙に龍の絵を描く。

 

「駆け巡れッ! 富士越龍図(ふじごしりゅうず)ッ!!

 

 未来がガンガンキャッチャーの銃口を向けると、描かれた龍は実態を持ち、ノイズたちに突っ込んでいった。

 

 吹き飛ばされ、消滅するノイズたち。未来が描いた、たった一匹の龍で残りは四分の一になった。

 

「そろそろ決めようかな?」

 

 

 

 

 

「これで終わらせるッ!」

 

 空中で三体の超大型ノイズ、そして、大量の小型ノイズと対峙する武瑠は、ベルトのトリガーを引き、押し込んだ。

 

《ダイカイガン!アストルフォ!オメガドライブ!》

 

「さあ、お前の真の力を見せてみろッ!

  ───この世ならざる幻馬(ヒポグリフ)ッ!!」

 

「キュィアァァァッ!!」

 

 真名を解放された幻馬(ヒポグリフ)は雄叫びをあげ、ノイズの群れに向かって飛び出し、蹴散らしていく。群れを抜け出すと次元を跳躍し、今度は別の方向から突っ込んでいく。また群れを抜け出すと跳躍し、別の方向から。それを繰り返す度にヒポグリフは音を超え、軌跡を残し、天空を駆け巡る。

 

 十秒後。天空のノイズは一匹も残らず消滅した。

 

 

 

 

 

「シャアッ───!」

 

 響がナイフを数本投げつけ、ノイズを消滅させる。

 

 残りは一体。

 

 止めを刺すべく、響は呪われた右腕を解放する。

 

「苦悶を溢せッ!」

 

 包帯の下から現れたのは悪魔を宿した、異形の右腕。響はノイズに飛びかかり、その右腕を突き出す。すると、掌の中にクリスタルのようなものが握られた。それはノイズの核、その鏡面存在。

 

「───妄想心音(ザバーニーヤ)ッ!」

 

 響はそれを容赦なく握り潰した。瞬間、最後のノイズが糸の切れた操り人形のように倒れ、消滅した。

 

 

 

 翼たちも戦いに終止符を打つ。

 

「行くぞ、剣轟抜刀・・・」

 

「毒血、深緑より沸き出るッ!」

 

「いざいざ、御観覧あれッ!」

 

 翼が刀を、クリスが矢を、未来がガンガンキャッチャーを構える。

 

 それぞれが同じタイミングで一斉に宝具を放った。

 

「───伊舎那大天象ッ!!」

 

「牙を研げッ! ───祈りの弓(イー・バウ)ッ!!」

 

「───富嶽三十六景(ふがくさんじゅうろっけい)ッ! 神奈川、異海裏荒びッ!」

 

 南で光の刃が振り下ろされ、西で毒霧が爆発し、東では異海の荒波が起こる。

 

 それら全てが、各々の纏う英雄の必殺の一撃。

 

 ノイズは為す術もなく、全てが消滅した。

 

 

 

 

 

⚫⚫⚫⚫⚫⚫⚫⚫⚫

 

 

 

 

 

 ノイズを全て倒した武瑠たちは変身を解除し、集合する。

 

「皆、お疲れ様ッ! やったねッ! 街を守れたよッ!」

 

「凄いよ。あれだけの数をたったの四人で倒すなんて」

 

「それは武瑠もでしょ? 一人で空にいたノイズを全部倒したんだから」

 

「全くだ。そのうち、貴様自身が英雄になるのではないのか?」

 

「そうかな? クリスはどう思う?」

 

「あたしがそんなこと分かるわけねぇだろ」

 

 五人は戦闘後の平穏を噛み締める。しかし、それはすぐに終わりを告げた。

 

「た、大変だぁ~ッ!」

 

「ユルセン? どうしたんだよ。そんなに慌てて」

 

「リディアンが・・・リディアンがノイズに襲われてるんだよッ!」

 

『───ッ!?』

 

 




ゴースト:オレ眼魂
ムサシ、ビリー、ロビン、レオニダス、ハサン、アストルフォ

ネクロム:ネクロム眼魂
ホクサイ←NEW


─────────

ユルセン「次回、戦士開眼シンフォギア・ゴーストッ!」

 遂に正体を現すフィーネ。

フィーネ「これこそが荷電粒子砲『カ・ディンギル』ッ!」

 起動するカ・ディンギル。それを止めんとする響たち。

 そして───、

???「覚悟はあるか?」

《告げる鐘の音!首を出せ!》

武瑠「今までありがとう。さようなら、皆───」


『晩鐘! 武瑠の覚悟!』
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